近隣の庭にいる飼い猫を射殺したハンターの処罰は600スイスフランの罰金(日本円で約6万8,000円)~スイス



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(Zusammenfassung)
Katze «Wuschel» im Garten erschossen: 600 Franken Busse für Jäger
Die Staatsanwaltschaft hat den Beschuldigten zu einer bedingten Geldstrafe von 20 Tagessätzen und einer Busse von 600 Franken verurteilt.
Weil Katzen mit Wildtieren verwechselt werden, fordern Tierschützer härtere Gesetze für Wildhüter.


 「欧米先進国に比べて日本では動物虐待の罪が軽すぎる」という情報が、野良猫殺害事件の度に拡散されてます。では実際はどうなのでしょうか。例えばドイツでは野良猫(無主物、ないし無主物とみなされる非占有犬猫も含む)の殺害に対する、刑事処罰の規定はありません。非占有の犬猫は狩猟法により通年狩猟対象です(ドイツ16州のうちノルトライン=ヴェストファーレン1州のみ野良猫の殺害を行政罰で処罰する規定があります)。狩猟法に則れば、無主物の野良犬猫の殺害は合法です。スイスも同様に、野良猫(無主物、ないし無主物とみなされる非占有猫)は、悪性外来種としてアライグマなどと同様に、通年狩猟駆除が推奨されています。さらに、飼い猫の殺害においても処罰はこれらの国では概して軽いです。スイスで、近隣の庭にいる飼い猫を射殺したハンターの処罰は、略式の600スイスフランの罰金刑でした。


 スイスで、近隣の庭にいる飼い猫を射殺したハンターの処罰は600スイスフランの罰金が科された、という事件がありました。日本円に換算すると、約6万8,000円です。スイスの物価が日本の約倍ということを考えれば、日本では、3万円台という感覚です。
 その事件を伝えるニュース、Katze «Wuschel» im Garten erschossen: 600 Franken Busse für Jäger 「庭で射殺された『ヴシェル』:ハンターの処罰は600スイスフランの罰金でした」(複数のビデオ有り)。2016年3月14日、から引用します。


Der Strafbefehl gegen den Jäger, der im Oktober eine Katze erschoss, liegt vor.
Die Nachricht hat im Oktober mehr als ein ganzes Dorf schockiert.
In Schupfart erschoss ein Jäger die Katze «Wuschel», als sie sich sonnte – im Garten des Einfamilienhauses der Besitzerfamilie.
Der Jäger hatte die rötliche Katze für einen im Quartier gesuchten Fuchs gehalten und abgedrückt.
Die Staatsanwaltschaft hat den Beschuldigten zu einer bedingten Geldstrafe von 20 Tagessätzen und einer Busse von 600 Franken verurteilt.
Dass er fahrlässig die Würde eines Tiers missachtet und ihm Schaden zugefügt hat (fahrlässige Tierquälerei).
Andererseits, dass er nicht berechtigt ein Haustier ausserhalb des Waldes abgeschossen hat (Widerhandlung gegen das Jagdgesetz).
Fiona Strebel, Mediensprecherin der Staatsanwaltschaft, betont allerdings: «Der Strafbefehl ist nicht rechtskräftig.

10月に猫を射殺したハンターに対する、略式命令が出されています。
そのニュースにより、10月に村全体は大きなショックを受けました。
シュプファルトでは、飼い主の家の庭で飼い猫、ヴシェルが日光浴していたのですが、ハンターが射殺したのです。
ハンターは赤っぽい茶トラの猫を、近くで探していたキツネと思い込んで、銃の引き金を引きました。
検察からは被告のハンターに対して、20日間の保護観察期間と、600スイスフランの略式命令の罰金を求めています。
ハンターは過失により、動物の価値を傷つけ、それを害しました(過失による動物の虐待行為)。
一方では、ハンターは、森林以外(住宅地)で、ペットを射殺することは許されませんでした(狩猟法違反)。
フィオナ・ストレーベル(Fiona Strebel)検察庁広報担当官は、「この略式命令は最終的に決定したものではありません」と強調しています(註 ハンターが控訴すればさらに軽くなる可能性がある)。



 スイスのこの事件では先に書いたとおり、住宅地の、飼い主の所有地の庭にいる飼い猫をハンターが射殺し、そのハンターの処罰が略式命令での罰金600スイスフランでした。この罰金額は、日本円に換算すると約6万8,000円です。しかしスイスの物価が日本の約倍ということを考えれば、日本では、3万円台という感覚です。日本人の感覚としてはいかにも軽いという気がします。仮に猫を撃たなかったとしても、住宅地で庭に銃弾を撃ち込まれるのは危険です。日本ではおそらく同様の事件では、自由刑(懲役、禁錮刑)が科されると思います。
 日本では、野良猫の殺害事件があるたびに、「日本は動物虐待の罪が欧米と比べて軽すぎる」という意見が噴出しますが、私が知る限り、ドイツ文化圏では動物虐待に対する処罰は日本と比べて概して軽いです。自己所有の飼い犬猫の殺害で、数百ユーロ(日本円で数万円)から1,000ユーロ台(数十万円)です。刑事訴追されないことも多いですし、無罪になることもかなりの頻度であります。他者が所有している動物の殺害ではそれよりはやや重く、例えば、リードにつないで散歩していた犬を射殺した事件では、ハンターは4,000ユーロ(約52万円)の罰金が科されました。

 さらに、ドイツ、オーストリア、スイスでは、犬猫(スイスは猫のみ)は人の占有下になければ、動物保護法(Tierschutzgesetz)ではなく、狩猟法(Jagdgesetz)が適用され、通年狩猟対象となります。ドイツ連邦法では、人の占有下にない、野良猫などの殺害そのものを処罰する規定はありません。ドイツの全ての州の内、ノルトライン=ヴェストファーレン州のみが州狩猟法で猫の殺害を禁じていますが、最高で行政罰の過料5,000ユーロ(日本円で約65万円)が課されます。
 したがって、野良猫の殺害事件のたびに繰り返される、「日本は動物虐待に対する処罰が軽すぎる」を根拠とする、犯人に対する厳罰署名はまさに正反対であり、署名発起人の無知をさらけ出したものと言えます。それに同調する賛同者やコメント投稿者しかり。広く世論に呼びかけを行うのであれば、根拠とする情報は正確であること、その責任があると私は思います。


(画像)

 Katze «Wuschel» im Garten erschossen: 600 Franken Busse für Jäger 「庭で射殺された『ヴシェル』:ハンターの処罰は600スイスフランの罰金でした」のビデオかのスクリーンショット。射殺された猫の死体。その他にも、猫の飼い主の家の窓に散弾が当たって割れている様子が写っています。

Jäger in Kritik: Weil Katzen mit Wildtieren verwechselt werden, fordern Tierschützer härtere Gesetze für Wildhüter.

批判にさらされているハンター:猫は野生動物と混同されているので、動物保護活動家は、野生動物を狩猟するハンターに対する厳しい法律を求めています。



スイス 猫 射殺


(画像)

 「ドイツでは野良猫の殺害が懲役10年以上になる」という、抱腹絶倒な情報を拡散しているツイッター。ドイツでは、野良猫(無主物)の殺害が「懲役10年以上になる」どころか、野良猫(無主物)の殺害そのものを刑事処罰する法的根拠がありません。唯一、ノルトライン=ヴェストファーレン州のみが非占有猫(野良猫)の殺害を州狩猟法で禁じていますが、罰則は最高で5,000ユーロ(日本円で約65万円)の行政罰(過料)です。

Bundesjagdgesetz 「ドイツ連邦狩猟法」

ドイツでは、仮にその猫が飼い猫だと認定されたとしても、保護動物の殺害の最高刑は懲役3年までです。
したがって「懲役10年以上」はありえませんし、判例も皆無です。
刑事罰は法定刑が上限だということはどこの国でも普遍的な法理であり、一般常識だと思っていましたが、このツイッターには大変驚きました。

Strafe

Straffestsetzung und Strafmaß
Das Strafmaß(Deutschland: Strafzumessung, Österreich: Strafbemessung) .
Die im Einzelfall schuldangemessene Strafe stellt die absolute Höchstgrenze dar.
Eine Nichtbeachtung der gesetzlichen Vorschriften bei der Strafzumessung kann Revisionsgrund sein.
判決と刑
犯罪と処罰(ドイツおよびオーストリア)。
判決においての処罰可能な刑の上限は、法定刑(=法律で定められた刑)が絶対的な限度です。
刑の判決において、法定が法の要件に違反した場合(=法定刑を超える場合)は、控訴することが可能です。


Bundesjagdgesetz 「ドイツ連邦狩猟法」

23条で、犬猫(非占有)の通年の狩猟駆除を推奨しています。
犬猫の殺害そのものに対する刑事罰は規定されていません。
狩猟免許無資格での犬猫の狩猟(殺害)は、最高で行政罰(過料)5,000ユーロ(日本円で約65万円)。

 猫吐爵さん、分かりましたか。お友達のドイツ人弁護士に、このリンクを教えてあげてくださいね。それにしても根拠のないガセネタ情報を鬼の首を取ったように拡散する愛誤な人たちもどうかと思います。それこそが、日本の動物愛護が世界で最も遅れている証拠でしょう。

猫伯爵

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スイスの世論の72%が猫の狩猟駆除に賛成している



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(Zusammenfassung)
Warum Schweizer Jäger zuhauf Katzen schiessen, aber nicht darüber sprechen
Findest Du es richtig, dass Jäger verwilderte Katzen abschiessen?
Ja    72%
Nein   28%


 スイスでは、野良猫は「生態系に悪影響を与える悪性外来種」とされており、アライグマなどと同じ扱いで、通年狩猟駆除が推奨されています。人口842万人のスイスでの年間の猫狩猟駆除数は、10万匹と推定されています。対して平成28年度の、人口1億2,560万人の日本の猫の公的殺処分数は、45,574匹です。人口比ではスイスは、日本の約33倍もの猫を狩猟駆除で殺処分しています。スイスの世論は、72%が猫の狩猟駆除に賛成しています。


 まず、スイスの猫の狩猟駆除が推奨されている根拠法とその条文を挙げます。日本では、アライグマは特定外来種として、通年駆除が推奨されています。スイスでは、野良猫はアライグマと同じ扱いです。
 Bundesgesetz über die Jagd und den Schutz wildlebender Säugetiere und Vögel 「野生の哺乳類および鳥類の狩猟および保護に関するスイス連邦法」。


Art. 5 Jagdbare Arten und Schonzeiten
3 Während des ganzen Jahres können gejagt werden:
a.Marderhund, Waschbär und verwilderte Hauskatze;

第5条 狩猟の対象となる種と猟期
1年を通して狩猟して良いもの
a.タヌキ、アライグマ、野良猫



 人口842万人のスイスでは、年間10万匹の野良猫が狩猟駆除されています。対して人口1億2,560万人の日本の猫殺処分数は、平成28年度では45,574匹です(環境省 犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(動物愛護管理行政事務提要より作成) 平成28年度)。つまり人口比では、スイスは日本の公的な猫殺処分の33倍もの猫を狩猟駆除しています。スイスで、猫の狩猟駆除に対する世論調査をスイスの大手メディアが行いましたが、72%が「猫の狩猟駆除に賛成」という結果でした。
 まず、「スイスでは1年間の猫の狩猟駆除数は10万匹である」と報じるニュースソースです。なお、「スイスの年間猫狩猟数は10万」とする資料は多数あります。Bauern sollen keine Katzen töten dürfen 「農家は猫を殺すことは許されません」。2017年9月21日。


Den beiden Volontärinnen der Tierschutzorganisation Network for Animal Protection (Netap) blutete das Herz bei dem Anblick.
Auf einem Bauernhof im Kanton Schwyz fanden sie am Wochenende ein totes Büsi mit blutverschmiertem Kopf.
Der Bauer hat es entweder mit dem Hammer erschlagen oder gegen die Wand geknallt.
Dass Bauern lieber den Jäger holen, anstatt zu kastrieren.
Laut Schätzungen von Netap werden in der Schweiz jährlich rund 100'000 Katzen getötet, weil sie unerwünscht sind.

動物保護団体ネットワーク(Netap)の2人のボランティアは、心臓が凍るような思いをしました。
シュヴィーツ州の農場で、週末に彼らは、頭部が血まみれになって死んだ猫を見つけたからです。
農民が、猫をハンマーで殴ったり、壁にぶつけたりしたのです。
農家は猫を去勢するよりも、むしろハンターになる(狩猟駆除する)ことを好みます。
動物保護団体ネットワーク(Netap)の推定によると、毎年スイスでは約10万匹の猫が殺されています。



 次は、スイスの世論(インターネットによる調査。農家に限っていません)の72%が、猫の狩猟に賛成であるというニュースソースです。
 Warum Schweizer Jäger zuhauf Katzen schiessen, aber nicht darüber sprechen 「なぜスイスのハンターは多くの猫を射殺するのですか?しかしそれについて語られることはありません」。2017年5月5日。


Weil die herrenlosen Tiere sich stark vermehren und das ökologische Gleichgewicht stören, schiessen die Jäger sie ab.
Das Jagdgesetz des Bundes erlaubt ganzjährig den Abschuss verwilderter Hauskatzen im Wald.
Oberstes Ziel des Gesetzes ist der Schutz der Artenvielfalt und der Lebensräume einheimischer Wildtiere.
Ob es sich dabei um verwilderte Katzen oder Hauskatzen auf Ausflügen handelt, lasse sich aber nicht feststellen.
Die Katze sei eines der häufigsten Raubtiere in der Schweiz.

野良猫は増殖し、生態系のバランスを乱すので、ハンターは猫たちを撃ち殺します。
スイス連邦狩猟法は、1年を通じて森林にいる野良猫の射殺を許可しています。
この法律の究極の目的は、生物多様性と在来生物の生息地の保護です。
野良猫と外に出ている飼い猫かを区別することはできません。
猫はスイスで最も一般的な(在来生物に対する)捕食動物の一つです。



(画像)

 Warum Schweizer Jäger zuhauf Katzen schiessen, aber nicht darüber sprechen 「なぜスイスのハンターは多くの猫を射殺するのですか?しかしそれについて語られることはありません」。2017年5月5日、から。
 Findest Du es richtig, dass Jäger verwilderte Katzen abschiessen? 「ハンターが野良猫を殺害するのは正しいと思いますか?」の設問に対し、72%が「はい」と答えています。

スイス 猫 狩猟


(動画)

 日本のペット生体販売&殺処分に世界がドン引き・・・2016/12/25 に公開。「朝日放送 ペットの王国 わんだランド」。
 この「スイス特集」では、狂ったように「スイスは殺処分ゼロ」を繰り返していました。スイスでは、厳格な禁止犬種法があり、禁止犬種や咬傷犬などを、行政が押収して強制的に殺処分する制度があります。スイスにおける犬の公的殺処分数は相当数あります。また、ティアハイムにおいても、犬猫とも殺処分を行っています(統計が公表されています)。本番組は、急遽放送中止になりましたが、欺瞞と偏向に満ちたこの内容では当然だと思います。






 





日本は公的地域猫制度を廃止し、野良猫への給餌を厳罰化すべきだ~地域猫の管理責任を問う(結論)



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 記事、
動物愛護管理法の犬猫引取り制限は改悪だったのか~猫被害の増大をもたらした
地域猫活動で野良猫は減少するのか~地域猫の管理責任を問う
続・地域猫活動で野良猫は減少するのか~地域猫の管理責任を問う
「犬猫の殺処分を行う必要がある」が国民の大多数の意見~地域猫の管理責任を問う
地域猫活動家は損害賠償責任を負うのか~地域猫の管理責任を問う
続・地域猫活動家は損害賠償責任を負うのか~地域猫の管理責任を問う
日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
続・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
続々・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
続続々・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
まとめ・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
のまとめです。
 日本の地域猫制度は廃止すべきです。・地域猫活動は野良猫減少効果はありません。・また感染症などの、重大な被害が生じる可能性は否定できません。・さらに費用対効果に劣り、動物福祉にも反します。野良猫対策(野良猫の数を減らす、被害を減らす)は、・野良猫に対する給餌の厳罰化、・所有者不明猫の行政による捕獲と引取り~殺処分、・飼い猫の適正飼育化への規制強化が効果があります。



 連載「地域猫の管理責任を問う」で述べてきたことですが、要点は次のとおりです。

1、地域猫活動は、野良猫の数と野良猫の被害を減少させる効果は実証されているのか。

地域猫活動においては、野良猫を減少させる効果どころか、むしろ野良猫を激増させる。
動物愛護管理法の犬猫引取り制限は改悪だったのか~猫被害の増大をもたらした
地域猫活動で野良猫は減少するのか~地域猫の管理責任を問う
続・地域猫活動で野良猫は減少するのか~地域猫の管理責任を問う

2、地域猫活動は世論の支持を得ているのか。

世論は野良猫への餌やりを禁じることを支持(餌やり禁止に賛成する割合は約8割)している。
さらに、「犬猫殺処分を容認する割合」は過半数であり、反対の倍近くを占める。
つまり地域猫の「殺処分を回避するため」、「野良猫に給餌する」は、いずれも世論に反する。
「犬猫の殺処分を行う必要がある」が国民の大多数の意見~地域猫の管理責任を問う

3、地域猫活動における管理責任について~地域猫活動を原因とする感染症の発生などの重大な被害が生じた場合の法解釈。

学説上(法解釈上)、判例上、地域猫活動において被害が生じた場合、地域猫活動家らの不法行為責任は逃れられない。
重大な感染症などによる深刻な被害も、発生する可能性は否定できない。
地域猫活動家は損害賠償責任を負うのか~地域猫の管理責任を問う
続・地域猫活動家は損害賠償責任を負うのか~地域猫の管理責任を問う

4、海外のTNRマネジメントと日本の地域猫活動の違い~活動家の管理責任(法的責任)の考え方の違い。

アメリカのTNRマネジメントでは、日本の地域猫活動とは異なり、活動家の管理責任を明確にしている(マイクロチップによる管理者と医療情報の登録義務。ワクチン接種義務など)。
また、TNRマネジメントの際の間引き殺処分、徘徊猫の捕獲殺処分、給餌の極めて厳しい禁止など、管理は日本の地域猫制度よりはるかに厳格である。
日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
続・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
続々・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
続続々・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
まとめ・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う

 私は以下の理由から、地域猫は推進すべきではないと考えます。公的制度、ましてや公費助成は廃止すべきであると結論します。
・日本の地域猫制度は管理がずさんで、むしろ野良猫を増やす。
・ワクチン接種などが義務付けられていないため、重大な感染症被害が発生するリスクを内包している。
・世論の支持を得ていない。
 

 むしろ野良猫対策は、従来通り、動物愛護管理法35条3項の、「所有者不明猫」の行政による引取りを確実に行うこと。また、アメリカに倣って、行政が徘徊猫を捕獲~殺処分する法改正を行うことが明らかに有効で、費用対効果に優れています。特に、地域猫活動における「管理責任」を曖昧にしている点は、大いに問題があるでしょう。近年では、SFTSのような、新しい感染症が出現しており、猫が原因となるマダニを拡散させたり、野良猫から人が感染する可能性もあります。例えば、地域猫が原因で感染症での死亡者が出るなどのリスクはゼロではありません。その法的責任は、地域猫を推奨している環境省も、動物愛護団体も想定していません。
 地域猫を推奨するのであれば、まず・世論の支持を得ること、・管理責任を明確にすること、・被害発生のリスクに対しての予防措置、が最低でも必要と思います。その最低限のことすら満たさずに、公的助成までおこなって地域猫は進める施策ではありません。


(参考資料)

 若干古い資料ですが。東京都における犬および猫の飼育実態調査の概要 (平成23年度)。こちらでも、「野良猫への給餌は迷惑である」という割合が過半数を占めています。また、地域猫制度に対する一般の認識は低いです。つまり、地域猫制度は、民意を反映していないということです。

東京都 調査

東京都 調査1


(動画)

 Trap-Neuter-Release—It's Cruelty to Animals 「トラップ・ニューター・リリース。それは動物虐待である」。世界最大の動物愛護団体、PETAが制作した、「反TNRビデオ」。PETAは、一貫してTNRに反対しています。理由は「TNRは動物虐待である」からです。

まとめ・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う



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 記事、
動物愛護管理法の犬猫引取り制限は改悪だったのか~猫被害の増大をもたらした
地域猫活動で野良猫は減少するのか~地域猫の管理責任を問う
続・地域猫活動で野良猫は減少するのか~地域猫の管理責任を問う
「犬猫の殺処分を行う必要がある」が国民の大多数の意見~地域猫の管理責任を問う
地域猫活動家は損害賠償責任を負うのか~地域猫の管理責任を問う
続・地域猫活動家は損害賠償責任を負うのか~地域猫の管理責任を問う
日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
続・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
続々・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
続続々・日本の地域猫制度はアメリカのTNRマネジメントのデッドコピー~地域猫の管理責任を問う
の続きです。
 日本の地域猫制度(行政が認可した地域猫活動)とアメリカのTNRマネジメント(行政が認可したTNRマネジメント活動)は、全く異なるものです。今回は、日本の公的制度としての地域猫第一号として有名な、横浜市磯子区の地域猫制度とアメリカの公的TNRマネジメントを比較します。



 私は、サマリーで示した記事で、アメリカの公的TNRマネジメントと日本の公的地域猫制度の違いを述べてきました。それをまとめると次のようになります。

(アメリカの公的TNR制度が日本の地域猫制度と異なる主な特徴)
1、根拠が条例である(地方議会の承認を経ているために、民意は一応反映されている)。
2、個人で参加できる。
3、マイクロチップにより、個体識別とその猫に関する情報を登録しなけrばならない(管理者やワクチン接種歴など)。
4、TNRマネジメントの対象猫は、登録する義務がる。
5、狂犬病ワクチンなどの摂取義務がある。
6、公的TNRマネジメントを行っている地域においても、行政が徘徊猫の捕獲~殺処分を行っている。
7、TNRマネジメントにおいては、幼齢猫、傷病猫、感染症キャリア、狂犬病の恐れがある咬傷猫、老齢猫、などの安楽死(いわゆる「間引き」)を行う。
8、公に認められたTNRマネジメント活動に伴う給餌以外の野良猫への給餌は、厳罰でもって禁じている。

(日本の公的地域猫制度)
1、根拠が首長の専決事項である、「要綱」、「要領」といった行政指導である(民意を反映させているとは言えない)。
2、団体参加を前提とする(この条件を外している自治体も出現してきている)。
3、マイクロチップによる個体識別と情報管理義務は無い(その猫の管理者不明)。
4、行政、もしくは動物保護団体への登録義務はない。
5、狂犬病とはじめとする、感染症予防のワクチン接種義務はない。
6、日本では、徘徊猫を捕獲~殺処分している自治体そのものが極めて例外、少数。
7、日本では、地域猫は「殺処分ゼロ」を実現するための手段という位置づけで有り、いわゆる「間引き」の殺処分は一切行わない。
8、公的地域猫制度がある自治体でも、野良猫への給餌を禁じている自治体はほぼない。例外的に禁じる自治体でも、罰則規定が甘く、抑止効果はほぼゼロである。


 実例として、横浜市磯子区の「地域猫ガイドライン」を引用します。本地域猫制度は、公的制度として「地域猫」を認めた日本初のケースとして、「素晴らしい成功例(?)」としてしばしば取り上げられています。本文書は、緩い行政指導のたぐいで、一切強制力はありません。
 再び後に、アメリカのTNRマネジメントモデルローを引用しますが、・活動家の管理責任を明確にする、・管理の厳格さ、・強制力、においては雲泥の差があります。アメリカのような、厳格なTNRマネジメントにおいても「野良猫が減らない」とされ、効果を否定する論文が相次いで出されています。アメリカ連邦政府機関もいくつもTNRマネジメントの野良猫減少効果を否定しています。例えば、この横浜市磯子区の、地域猫ガイドラインによる運用で、野良猫と野良猫の害が減れば奇跡です。ワクチン接種義務や、感染症キャリア猫の間引きがないから、感染症で大量死する可能性はあるでしょうが(大笑い)。


磯子区猫の飼育ガイドライン

外猫の場合
飼育管理について
外猫の面倒を見ようという人は、できるだけグループや集団で役割分担しながら 活動し、代表者を決める等責任の所在を明らかにして、世話をする人が孤立しない 様に、周辺住民の理解を求めるよう心がけること。
エサ場は、周辺住民の一般生活上支障のない場所を決めて、そこの場所以外では エサを与えないこと。また、エサは決められた時間に食べきれるだけの量を与え、食べ 終るのを待ってから回収、清掃を実施し、常に清潔を心がけること。置きエサは、周辺 住民の迷惑になるので絶対にやめること。
エサや水は健康維持を考えて十分配慮すること。
●(例)牛乳は、軟便につながることが多いようです。ねり製品ばかりをやらない ようにしましょう。
エサ場周辺の排泄しやすい場所に猫用のトイレ若しくはそれに準ずる物あるいは 場所を設置し、そこで排泄するようにしむけ、速やかに始末するように心がけること。
猫用トイレ以外の場所のフンも、エサを与えた結果として片付けるように心がけること。
●猫のフンだけに限らず、周辺環境の美化に努めましょう。
●他人の土地のフンについても、連絡通報があれば快く回収、清掃して、周辺住民 との円満な付き合いができるよう努力 しましょう。
庭や近所の立ち木が傷つけられるのを防ぐために、ジュウタンを裏返しにしたもの やツメとぎ板になるものを用意する よう心がけること。
食物を充分に与えて生ゴミ等を「アサル」ことのないように飼育すること。
健康管理について
外猫の面倒を見ようという人は、今以上に頭数が増えないように必ず不妊去勢 手術を実施し、ピヤスやイヤーカット等の目印を付けて終生世話をすること。
●不妊去勢手術の利点を十分に理解した上で繁殖制限の措置を行いましょう。
手術のために捕まえることが困難な場合は、獣医師、動物愛護団体、福祉保健 センター等に問合せて助言を求めること。
猫が病気や負傷をしている場合は、獣医師若しくは福祉保健センターと相談し、 責任をもって対応すること。
●治癒困難な場合は、安楽死処置もやむを得ません。
伝染病や寄生虫等の予防、健康保持のため必要な措置を行うこと。
その他
猫が侵入するのに好ましくない場所(砂場、芝生等)に関しては、侵入防止等の 方法を試みること。



 現に、横浜市磯子区の公的地域猫活動においては、野良猫の数は減るどころか激増しているのが実態です。横浜市磯子区の、地域猫の実態調査をした大学の研究論文があります。これは記事、学術調査では「地域猫は野良猫を激増させる」という結果となった、でも取り上げました。
 論文、『地域猫』活動の長期的変遷に関する予備的考察 -横浜市磯子区の実践グループ年次活動報告書に対する内容分析より- 加藤 謙介 九州福祉大学(九州保健福祉大学研究紀要  15:51 ~ 58, 2014)、から、図表を以下に示します。
 これによれば、調査対象グループの開始時の猫の総数は299匹だったのが、約10年後には403匹と激増しています。増加率は134.7%です。個別に見れば、グループ29は、10年間活動を続けて当初16匹だった野良猫が、10年後には112匹に激増しています。増加率は700%です。グループ5は、当初11匹だった野良猫は、11年後に39匹と、3.5倍に激増しています。グループ1は、当初10匹だった野良猫が、11年後には30匹と3倍に激増してます。
 中には、野良猫が減少~ゼロ化したグループもありますが、14グループのうち1グループに過ぎません。しかも当初の猫の数が5匹と極めて少なく、期間も10年という長さを要しています。


(画像)

 『地域猫』活動の長期的変遷に関する予備的考察 -横浜市磯子区の実践グループ年次活動報告書に対する内容分析より- 加藤 謙介 九州福祉大学、から。表 2 参加メンバー数、地域猫頭数、及び活動場所数の推移


地域猫 論文
地域猫 論文1
地域猫 論文2


(参考資料)

 Advancing Science Without Harming Animals About NAVS(アメリカの大手動物愛護団体)による、「TN(V)Rモデル条例」。Model Laws Feral Cats: Regulation of free-roaming cats

Sec. 2. TNR
Any individual taking part in TNR activities shall not be deemed to have violated any statute unless they are reckless or negligent in their actions or violate one of the below provisions.
(b) A person who engages in TNR shall have the left ear of the cat tipped, for the purpose of being able to identify whether a cat has been previously altered.
(d) A person engaging in TNR shall not release the feral cat to any location other than where the cat was initially trapped.
(e) A person engaging in TNR shall have the cat altered, given a rabies shot, and microchipped before returning it.

Sec. 3. Feral Cat Colonies
Feral Cat Colony Caretakers shall be registered with a county-sponsored animal welfare or rescue organization and must comply with all aspects of this ordinance.
(a) Any animal welfare or rescue group may become a Feral Cat Colony sponsor by registering with the county and complying with the below provisions:
1 A sponsor must be a registered non-profit with a stated purpose of promoting animal welfare.
5 The sponsor must report annually to the county with records of the size and location of each Feral Cat Colony that is currently being cared for by one of their Caretaker's.They must also include any spay/neuter and microchip records for individual cat's in the colonies.
(b) Any individual may become a Feral Cat Colony Caretaker if they register with a registered sponsor and comply with the below provisions.
2 A Caretaker shall take all reasonable steps to ensure that the colony population is altered, vaccinated, and microchipped.
4 A Caretaker shall keep reasonable records regarding the size and location of the Colony to be reported to the sponsor.
5 A Caretaker shall take all reasonable steps to provide medical attention to any cat in the colony that requires it.

第二章 TNR
TNR活動に参加しているすべての個人は、周辺に対する配慮のない行動、または過失、または以下の条項のいずれかに違反しない限り、法律に違反したとはみなされません。
(b)TNRに従事する者は、猫が既に不妊去勢されているかどうかを確認できるように、猫の左耳に目印をしなければなりません。
(d)TNRに従事する者は、猫が最初に捕獲された場所以外に、野良猫をリリースしてはなりません。
(e)TNRに従事する者は、狂犬病ワクチンの接種猫に受けさせなければならず、その前に、猫にマイクロチップを施術しなければなりません。

第三章 野良猫の一群管理
(TNRされた)野良猫の一群を世話する者は、自治体が支援する動物福祉または動物保護組織に登録され、この条例のすべての面を遵守しなければなりません。
(a)動物福祉または動物保護団体は、自治体にに登録し、以下の条項を遵守することによって、(TNRされた)野良猫の一群の支援者になることができます。
1 支援者は、動物福祉を促進することを明記した目的で登記された非営利団体でなければなりません。
5 支援者は毎年、野良猫の世話人各人が、現在世話をしているそれぞれの野良猫の一群の野良猫数と場所の記録を自治体に報告しなければなりません。また(TNRされた)野良猫の一群の個々の猫のマイクロチップの記録には、任意で行った、不妊去勢の情報を含める必要があります。
(b)何人も、登記された支援団体に登録し、以下の規定を順守している場合は、野良猫の一群の世話人になることができます。
2 世話人は、野良猫の一群の個体数の増加抑制がされ、ワクチン接種され、マイクロチップが施術されることを保証するために、すべての適切な措置を講じなければなりません。
4 世話人は、支援団体に報告されている、野良猫の一群の個体数と場所に関する、適切な記録を保管しなければなりません。
5 世話人は、それを必要とする一群のどんな猫にも医療処置を提供するために、あらゆる適切な措置を講じるものとします。



 アメリカの公的TNRマネジメントは、日本で伝えられているよりもはるかに管理が厳格です。しかしアメリカでは、TNRの効果は否定されています。現に「TNRマネジメントを行った地域の野良猫数は、ほとんど変わらないか、減ったとしてもごくわずかである」と、アメリカ連邦政府機関の、魚類野生動物サービス庁(U.S. Fish and Wildlife Service )は明言しています。その上で、「TNRによる成功例はただの一つもなかった」(There was no “success” story)と2009年に完全否定しています。
 ましてや管理の甘い、日本の地域猫制度では、野良猫が減る方が奇跡でしょう。例示した磯子区の公的地域猫制度の学術調査においては、約10年の期間を経て、野良猫の数が増加率134.7%と激増したのはむしろ当然と言えます。日本の公的地域猫制度は、単なる猫の青空飼育という無責任飼育を公に認め、公費まで助成するというものです。そして猫被害を無関係な人に限なく受忍せよという制度です。


(動画)

 無責任なエサやりの現場調査。藤沢市議友田そうや 2014/04/16 に公開。私は、ネット上で「素晴らしい地域猫の成功例」と紹介されている現場をいくつか現地調査しました。まだこの藤沢市のケースはマシです。地面にドライキャットフードを直にまらまき、それが腐敗する、カラスを呼び寄せるなどは序の口です。餌容器などゴミの放置、汚い猫ハウスの大量設置、など悲惨な状況です。しかしネットでは、このような餌やり現場でも、活動家らは「(自称)ボランティア」、「素晴らしい成功例」と自画自賛です。




(画像)

 神戸市の「素晴らしい地域猫活動」の実例。神戸市兵庫区荒田公園。

荒田公園3


犬虐待国のドイツ、犬に寛容な韓国



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(Zusammenfassung)
Ordnete Amtstierarzt Tötung eines unschuldigen Hundes an?
Ein Amtstierarzt soll die Tötung eines unschuldigen Hundes angeregt haben.
Rottweiler bedeutet schuldig. Die Wahrheit ist unwichtig


 人を咬んだ犬の扱いは、国によって異なります。私は今まで度々述べてきたことですが、ドイツでは咬傷犬、行動などから危険と判定された犬、禁止されている犬種は、行政が押収して強制的に殺処分する制度が全州にあります。そのような犬の公的殺処分は相当数あります。ドイツの他、ヨーロッパの多くの国、アメリカ、カナダ、オセアニアなどの先進国に同様の制度ががあります。対して日本は、重大な咬傷事故を起こした犬であっても、行政が強制的に殺処分する制度がありません。韓国も日本と同様です。


 例えば、ドイツの犬の強制的な公的殺処分については、私は以下のような記事を書いています。他にも多くの記事で取り上げています。
「ドイツでは公的殺処分はないが犬猫が狩猟駆除される」は大嘘~ドイツはすべての州で犬の公的殺処分制度があります
東京都の6倍もの健康上問題のない、かつ咬傷事故を起こしていない犬を公的殺処分していたドイツ、ヘッセン州

 対して日本では、重大な咬傷事故を起こした犬(たとえ死亡事故であっても)でも、行政が押収したり、さらに強制的に殺処分する制度はありません。根拠法もありません。韓国も、日本と同じく、咬傷犬の押収や、強制的な殺処分を行う制度は無いようです。
 ニュースソース、「韓流スター愛犬かみつき死亡事故」が韓国で犬の“安楽死”論争にまで発展してしまう背景、にはこのような記述があります。「専門家は“(咬傷犬の)安楽死”には慎重。韓国には人に傷害を与えた動物に対する差し押さえや安楽死などを規定する法律はない。安楽死への抵抗感があるようだ」。

 韓国は日本と同様に、咬傷犬に対しては寛容という感じがします。対してドイツでは、咬傷犬の安楽死(殺処分)は厳格に行われます。また咬傷犬の安楽死(殺処分)は行政罰ですので、司法手続きを経ないで行われます。そのことは、犬の安楽死(殺処分)の決定においては、厳格な検証も行われていないケースもあると考えられます。
 現に、ドイツで「咬傷事故を起こしていない可能性が高い犬が検証も十分にされずに強制的に公的殺処分された」と疑われる事件があります。この事件では、「咬傷犬とされるロットワイラー犬が、1.6mの高さのある、上部に有刺鉄線を張り巡らせたフェンスを飛び越えて飼い主の私有地から脱走し、5歳の女児に重傷を負わせた。犬は、再び同じフェンスを超えて戻った」とされています。しかし犬の身体には、女児の血痕がついていませんでした。このロットワイラーの殺処分決定となった根拠は、5歳の女児の妹の証言です。
 ドイツの犬雑誌、Dog Aktuell Hunde Magazin 「犬の現在 犬マガジン」、の記事から。Rottweiler bedeutet schuldig. Die Wahrheit ist unwichtig 「ロットワイラーという品種(註 危険な品種とされ、ドイツでは飼育を禁じる州があります)であるだけで有罪を意味します。 真実は重要ではないのです」。2017年3月号、から引用します。


Ordnete Amtstierarzt Tötung eines unschuldigen Hundes an?
Ein Amtstierarzt soll die Tötung eines unschuldigen Hundes angeregt haben.
Am Mittwochabend den 23. März 2016 soll der Rottweiler von Heiko R. der 5-jährigen Tochter des Nachbarn so ins Gesicht gebissen haben, dass das Mädchen mit dem Rettungshubschrauber in die Klinik nach Hannover geflogen, und dort drei Stunden notoperiert werden musste.
Der Rottweiler soll, laut Aussage der Schwester des verletzten Mädchens, eine 1,60 Meter hohe Bretterwand, die im oberen Bereich mit zwei Reihen Stacheldraht gesichert ist, übersprungen haben.
Die sofort alarmierte Polizei traf wenige Minuten später ein und fragte den Halter des beschuldigten Rottweiler, ob dieser nicht einen Hund vermisse.
Dies verneinte er und öffnete die Tür zum Wohnzimmer, um die beiden Rottweiler vorzuführen.
Der Beschuldigte Rottweiler kam auch sogleich aus dem Wohnzimmer.
Der Beißangriff ins Gesicht, bei dem auch ein Ohr schwer verletzt wurde, ist eine extrem blutige Angelegenheit.
Das Fell des Hundes hätte noch deutliche Blutspuren aufweisen müssen.
Bei einem Sprung über einen 1,60 Meter hohen Bretterzaun, der mit zwei Reihen Stacheldraht zusätzlich gesichert, und somit weit höher als 1,60 Meter ist, hätte sich der Hund sichtbare Verletzungen zuziehen müssen.
Der Rottweiler, der angeblich ein 5-jähriges Mädchen gebissenen haben soll, wurde inzwischen eingeschläfert.
Damit nicht genug fanden keine Untersuchung, keine Begutachtung und keine offizielle Befragung statt.

行政獣医師が無実の犬を殺したのでしょうか?
行政獣医師が無実の犬の殺害をしたのかもしれません。
ハイコ・R氏のロットワイラー種の犬は、2016年3月23日水曜日に、5歳の女児を咬んだとされています。
女児は、ハノーバーの病院へ救急ヘリコプターで搬送され、3時間の緊急手術を受けなければなりませんでした。
負傷した女児の妹の証言によると、そのロットワイラー犬は、1.60メートルの高さで上部に2列の有刺鉄線が固定されている木製のフェンスを飛び越えたとしています。
すぐに警察官が数分後に到着し、犯行に及んだとされるロットワイラー犬の飼い主のハイコ・R氏に、そのロットワイラーを遁走させたのではないかと尋ねました。
ハイコ・R氏はそれを否定し、2頭のロットワイラー犬を警察官に見せるためにリビングルームのドアを開けました。
咬んだとされるロットワイラーも、すぐにリビングルームから出てきました。
一方、耳にまで及ぶ重傷の顔の咬傷は、非常に多くの出血を伴う事件です。
犬の体毛には、明らかな血痕が認められたければならないでしょう、しかしそうではありませんでした。
1.60メートルをはるかに上回る高さで、2列の有刺鉄線が固定された1.60メートルの高さの木の板のフェンスを飛び越えたのならば、そのロットワイラー犬は、目に見える傷を負わなければならなかったでしょう、しかしそうではありませんでした(註 犬のハイジャンプの世界記録は172.7cmで、有刺鉄線の高さを加えれば、フェンスの高さはそれをはるかに超える)。
5歳の少女を咬んだと言われているロットワイラー種の犬は、今では既に安楽死されました。
この件については、調査も、検証も、公式には十分に行われていませんでした。



 引用したニュースソースは、愛犬家向けの雑誌の記事です。ですから犬と犬の飼い主を擁護する傾向であることは否めません。しかしざっとこのニュースソースを読めば、その他にも、このロットワイラーが、女児を咬んだことに対しての疑念は明らかです。近隣の証言や、被害女児がそのロットワイラーを以前から怖がっていたこと、当初の警察官の対応などです。
 ドイツにおける、咬傷犬などの押収と強制殺処分は行政罰ですので、司法手続きという、厳格な検証がなくとも行われます。本事件以外にも、疑念がある犬の強制殺処分の行政処分は、ドイツでは他にもあるのかもしれません。一面を持って「ドイツは愛犬大国で犬に優しい」、「韓国は犬虐待国家である」とステレオタイプ化するのはリスキーだと思います。


(画像)

 ドイツの犬雑誌、Dog Aktuell Hunde Magazin 「犬の現在 犬マガジン」、の記事から。Rottweiler bedeutet schuldig. Die Wahrheit ist unwichtig 「ロットワイラーという品種(註 危険な品種とされ、ドイツでは飼育を禁じる州があります)であるだけで有罪を意味します。 真実は重要ではないのです」。2017年3月号、から。

犬 安楽死 フントマガジン


 同じニュースサイトから。安楽死されたロットワイラー犬。この犬は無実の罪で殺されたのかもしれません。

無実 ロットワイラー
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数4332
・1日の最高純アクセス数1324
・カテゴリー(猫)別最高順位7267ブログ中15位
・カテゴリー(ペット)別最高順位41358ブログ中37位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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