懲りない赤恥大嘘番組「ワンだランド」~東欧諸国のパピーミル生産の激安子犬をインターネットで買うスイス人たち



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(Zusammenfassung)
STS-REPORT
Gemäss der ANIS-Hundedatenbank leben in der Schweiz derzeit 540 000 Hunde in 12 % der Haus-halte und jeder zweite Hund kommt aus dem Ausland.
Seit 2011 gibt es jährlich etwa 50 000 Hunde-Neuregistrierungen, wobei mittlerweile nur mehr knapp die Hälfte aus der Schweiz stammt.
Von den knapp 25 000 aus der Schweiz stammenden Hunden kommen ca. 2000 aus Tierheimen.


 記事、懲りない赤恥大嘘番組「ワンだランド」~「スイスでは犬はティアハイムかブリーダーからしか買えない」という狂った報道、の続きです。
 ABC朝日放送のTV番組、「ペットの王国 ワンだランド」が報じる海外動物愛護情報は、ほぼすべてが嘘、誤り、偏向です。昨年12月に「スイス特集」として3回放送されました。既に第1回放送の、「世界一のペット先進国スイスへ スイス流 秘 しつけ」で報じられた、「スイスでは犬はノーリード(これは和製英語で通じませんが)でも良い」が荒唐無稽の大嘘であることは書きました。第2回放送で報じられた「1、スイスは殺処分ゼロ」、「2、スイスのブリーダーは大変難しい国家資格がいる」、「3、スイスで犬を入手する人はティアハイムとブリーダーからしか買えない」などが全くの嘘、誤り、偏向です。今回は、「3、」に関してですが、スイスで一般的な犬の入手方法は、東欧諸国のパピーミル生産の激安子犬をインターネットで買うことです。



ABC朝日放送 「ペットの王国 ワンだランド」の、「スイス特集~第2回。ペットの王国 ワンだランド スイスが殺処分ゼロを実現できた秘密、ティアハイムへ」(2016年12月18日放送、及び「スイス特集~第3回。【海外の反応】日本のペット生体販売&殺処分に世界がドン引き・・・」(2016年12月25日放送)で述べられた、スイスのティアハイムに関する報道は次のとおりです。
1、スイスのティアハイムでは、「殺処分ゼロ」である。
2、飼い主が飼えなくなった動物をティアハイムが引き取っているために、スイスは「殺処分ゼロ」を実現できた。
3、スイスでは、犬などのペットを入手するのはティアハイムかブリーダーからしか買えない。
4、スイスのブリーダーは、大変難しい国家資格が必要である。

 「1、スイスのティアハイムでは、『殺処分ゼロ』である」ですが、*1、スイスのティアハイムは一定数の殺処分を行っていることを述べました。また*2、スイスは多くの殺処分制度が有り、殺処分の実数では、人口比で日本の数十倍になるとことも述べました。
 今回記事では、「3、スイスでは、犬などのペットは、ティアハイムかブリーダー(本番組ではスイスの優良ブリーダーとしている)からしか買えない」が、まさに狂気の大嘘、誤りであることを述べます。

 「3、」については、前回記事、懲りない赤恥大嘘番組「ワンだランド」~「スイスでは犬はティアハイムかブリーダーからしか買えない」という狂った報道、では、「スイスではティアハイムの犬の販売シェアは3%に満たない」、「スイスで飼育されている犬は、外国産の犬が半数である」ことを、統計資料を元に述べました。つまり、「ペットの王国 ワンだランド スイス編」で報じられた「スイスでは、犬などのペットを入手するのはティアハイムかブリーダーからしか買えない」は、真っ赤な嘘も嘘、全く正反対の狂気の沙汰です。
 スイスにおけるティアハイムの犬販売シェアは、スイスの犬年間登録数に対してわずか1,444頭(リヒテンシュタイン公国の数値を含む)でわずか2%台なのです。この数値は、日本における保健所+保護団体による譲渡の割合6,3%の半分にも満たないのです。「スイスでは犬を買うにはティアハイムという保護施設からが基本で、スイスには生体販売ペットショップはない(スイスでは生体販売ペットショップを禁じていません。犬猫を売っているショップもあります)ペットショップから犬などを買う日本は動物愛護に遅れた国」と言う嘘、誤り、偏向は、まさにこちらは赤面してしまいます。


(画像)

 平成23年度 環境省調べ。日本の犬の入手経路は、「保健所+保護施設」から全体の6.3%です。スイスの「ティアハイムの犬の販売シェア」2.9%は、日本の「保健所+保護施設」の半分にもみたないのです。
 「スイスでは犬を買うときはティアハイムからが基本。日本は生体販売(ペットショップ)から買うのが一般的であり、スイスに比べて保護犬を買うことを選択する飼い主が少ないので動物愛護に遅れている」という、「ペットの王国ワンだランド」の報道は、全く真実とは正反対で、まさに狂気です。
 ○犬猫の入手経路(犬 n=516、猫 n=460) ※環境省調べ(平成 23 年度:一般市民へのアンケート調査結果)

保護犬譲渡 日本


・SCHWEIZER TIERSCHUTZ STS 「スイス 動物保護団体」による2015年の、スイスのティアハイムの統計資料、Tierschutzstatistik 2015 「スイス 動物保護に関する統計 2015年」。
 スイスの年間犬登録数は約5万頭です(さらに無登録犬もあります)。本統計によれば、スイスとリヒテンシュタイン公国の全ティアハイムが販売した犬の数は、わずか1,444頭です。つまりスイスにおける全犬取得割合に占めるティアハイムの販売は、2.9%にはるかに及ばないのです。

Schweizer Tierschutz STS aus der gesamten Schweiz sowie aus dem Fürstentum Liechtenstein.
aufgenommene Tiere
davon Hunde   2015 2628 (vermittelt 1444   zurück an Besitzer 761)
davon Katzen 2015 11145 (vermittelt 7789   zurück an Besitzer 984)
Tiere euthansiert/gestorben   2015   1382   

Schweizer Tierschutz STS 「スイス動物保護団体」による、スイスとリヒテンシュタイン公国の統計(*この統計値、リヒテンシュタイン公国の数値を含む。つまりスイスのみの数値はこれよりも低い)。
引受動物の総数
犬   2015年     2628頭 (うち一般譲渡 1444   飼い主返還 761)
猫   2105年    11145匹(うち一般譲渡 7789   飼い主返還 984)
安楽死(殺処分)および施設内死亡   2015年   1382



 スイスで犬の取得に占める割合で高いのは、外国産の犬です。既にスイス国内で飼育されている犬は、約半数の犬が外国産とされています。それらは多くが東欧産の犬です。スロベニアやハンガリーなどの東欧は、スイスより物価が安く、また動物保護に関する法制度が遅れています。ですから、劣悪飼育で飼育コストが安いパピーミルが数多く存在し、物価が高い西ヨーロッパのドイツやスイスなどに、極めて安い価格で子犬を輸出しています。
 スイスにおいては、それらの東欧のパピーミルで生産された子犬の一部は、小規模なペットショップで販売されています。しかし多くは、インターネットによる非対面販売により販売されています。未申告の違法輸入も少なくありません。スイスでは、そのような犬の販売が激増していることによる、「飼い主が病気の犬を購入してすぐに死んだ」、「狂犬病のリスクが増大」、「動物保護上の懸念」が指摘されています。以下に、その問題のレポートを引用します。STS-REPORT(2016年)では、主に犬ですが、違法なペット取引についての詳細な調査報告を行っています。以下に引用します。


Gemäss der ANIS-Hundedatenbank leben in der Schweiz derzeit 540 000 Hunde in 12 % der Haus-halte und jeder zweite Hund kommt aus dem Ausland.
Seit 2011 gibt es jährlich etwa 50 000 Hunde-Neuregistrierungen, wobei mittlerweile nur mehr knapp die Hälfte aus der Schweiz stammt.
Von den knapp 25 000 aus der Schweiz stammenden Hunden kommen ca. 2000 aus Tierheimen,
Die Welpen und Junghunde werden vielfach in Privatautos aus osteuropäischen Ländern, in denen die urbane Tollwut verbreitet ist.
Der unkontrollierte Handel mit solchen Tieren stellt deshalb ein beträchtliches Risiko dar.
Angaben in Dokumenten und Ausweisen, oftmals auch ohne Kennzeichnung (Mikrochip),
sowie ohne Einfuhrsteuer-Entrichtung ins Land geschmuggelt.
Das Veterinäramt Zürich registrierte 2014 pro Woche einen illegalen Import, wovon gut ein Drittel, meist Hunde oder Katzen, eingeschläfert wurde.
200 000 Welpen kommen gemäss Schätzungen jedes Jahr in den deutschsprachigen Raum.
Ein grosser Teil der meist auf Inserateplattformen angebotenen Welpen stammt aus unkontrollier-ten Massenzuchten osteuropäischer Länder, wo-bei Ungarn, die Slowakei, Tschechien, Polen und Rumänien die grössten Welpenproduzenten sind.
Dort werden Hunde aller Rassen oft unter hygienisch unhaltbaren Zuständen in Kellern,Garagen, Scheunen und alten Stallungen produ-ziert und gehalten.
Die Tiere sind meist stark
verdreckt, leiden unter Erbrechen und Durchfall,liegen oder sitzen in ihren Exkrementen.
Die Welpen werden in der Regel viel zu früh von ihren Müttern getrennt, sind bereits geschwächt und häufig krank.

ANISによる犬のデータベースによると、現在スイスでは、540,000頭の犬が12%の世帯で飼われており、常に犬は外国から輸入されています。
2011年以来、毎年約50,000頭の犬の登録がありますが、現在ではスイス生産の犬は半分に過ぎません。
スイス産の犬はほぼ25,000頭ですが、そのうち2,000頭の犬がティアハイムにより譲渡されたものです。
子犬や幼齢の犬は、都市型狂犬病が一般的である東欧諸国から、自家用車で運ばれることが多いです。
したがってこのような犬などの動物の、コントロールされていない商取引は、かなりの(感染症の)リスクを孕んでいます。
多くの場合このような犬の輸入は、通関書類や犬の情報及び個体識別(マイクロチップ)、さらには輸入税の支払いもない密輸です。
チューリッヒの獣医局は2014年には、違法に輸入された主に犬猫ですが、そのうちの3分の1以上を毎週安楽死させた記録があります。
子犬はドイツ語圏の国では、毎年20万頭が輸入されていると推計されています。
インターネット上の広告プラットフォームにより販売される子犬の大部分は、順にハンガリー、スロバキア、チェコ共和国、ポーランド、ルーマニアが最大の子犬産出国で、それらの東欧諸国の子犬の大量繁殖からコントロールされずに(正規の通関手続きを試合、密輸、不正行為)輸入されています。
それらの東欧諸国では、すべての品種の犬を多くの場合、地下室、ガレージ、納屋、古い厩舎を改造した施設で、衛生的に耐え難い条件で飼育を行っています。
犬たちは通常たいへん汚れており、嘔吐、下痢に苦しんでおり、排泄物の上にいます。
子犬は通常、あまりにも早くに母親から離されるので、すでに体が弱って多くの場合、病気にかかっています。



 以上の資料から、スイスにおける犬の入手の現状を要約すれば、次のとおりになります。
・スイスでティアハイムが引き受ける犬の数は、極めて少ない(2600頭台)。また殺処分も相当数行っている。
・従って、スイスのティアハイムで販売される犬は、犬取得全体のわずか3%に満たず、統計上無視できるほど少ない。
・スイスで登録される犬のうち、スイス国内生産の犬は約半数である。
・輸入犬の多くは、劣悪な環境で大量生産を行っている、東欧のパピーミルから来ている。
・それらは主に、インターネットの広告サイトで販売される。


 従って、「ペットの王国 わんだランド」スイス特集で報じられている、次の事柄は、真実とは全く正反対の大嘘です。本番組は、全く事実関係を調べておらず、憶測と編集方針で視聴者の「ウケ」だけを狙った、なんとも恥ずべき番組です。
・スイスではティアハイムが不要となったペットを引き受けるために殺処分ゼロを実現している。
・スイスでは、ティアハイムから保護犬猫を購入することが基本である。
・スイスではティアハイムかブリーダー(番組では、スイス国内の優良ブリーダーとしている)でしか犬を買えない。
・スイスでは、劣悪環境での犬の大量生産、販売はなく動物愛護先進国である。
・犬の大量生産と大量販売(ペットショップ販売)を行っている日本は、スイスに比べて動物愛護に遅れた国である。

 日本では、「動物愛護上問題がある」として、動物愛護管理法により、インターネットなどによる犬猫などのペットの消費者への非対面販売を全面的に禁じています。しかしスイスでは、インターネットなどによるペット全般の非対面通信販売を禁じていません。極めて発達しており、それが主な犬の入手方法です。
 スイスは、ペットショップにおける、犬などのペットのショーケース売も禁じていません。日本では考えられないほどの大規模なペットの生体をショーケース売りするペットショップが普通に存在します。犬猫もショーケース売をしている店があります。犬猫のショーケース売がすくない理由は、日本と異なりインターネットによる非対面販売が犬猫でも合法であり、近隣の東欧諸国から極めて安価に入手できるために、消費者がそこから買う割合が高いからです。


(動画)

 Die Reportage - Welpen zum Schnäppchenpreis. 「ルポタージュー激安価格の子犬」。2014年4月14日公開。これはドイツのTV局が製作した「ポーランドの劣悪パピーミルによる子犬生産とドイツへの密輸」についてのドキュメンタリー番組です。全く同様のことがスイスでも起きています。というか、スイスの方が深刻でしょう。ドイツは、東欧などのパピーミルから輸入された子犬が、全犬取得に占める割合は20%以上とされていますが、スイスは半数です。
 2014年まではスイスでは、スイス国内での東欧諸国から持ち込んだ激安子犬の行商(自家用車に子犬をダンボールなどに詰め込んで高速道路のサービスエリアなどで販売する)すら禁じていませんでした。スイス人が東欧諸国に出向いて行商販売の激安子犬を買うことは今でもよく行われています。それよりもインターネットで買うのがお手軽です。日本では。露天商がダンボールにすし詰めにした犬猫や、インターネットで犬猫を買うなど考えられません。




(画像)

 スイスの犬雑誌、Hundemagazin-Schweiz(フントマガジンースイス)の記事、Billigwelpen 「格安の子犬」から。東欧からスイスに輸入された格安の子犬がペットショップやインターネットで販売されていることが書かれています。
 スイスでは、犬猫などのペットショップでのショーケース売を禁じていませんし、行われています。犬猫のペットショップのショーケース売がスイスで少ないのは、スイスは極めて犬などのインターネットによる非対面販売が発達しており、その比率が高いからです。「スイスでは生体販売ペットショップがない」とは、まさに「ペットの王国 ワンだランド」の報道は狂気。

フントマガジン


(画像)

 スイスの犬インターネット販売のサイト、TtierInserate。スイスでは、日本と異なり、非対面のインターネットなどによる犬などの通信販売を禁じていません。極めて盛んに行われており、現在では既に東欧などの安い子犬のインターネット販売が、犬入手シェアの半数を占めています。
 今回は激安子犬は見つかりませんでしたが、時には200スイスフラン(2万円台~)の子犬の出品も見つかります。安い子犬は、多くは東欧産で、多くはスイス人の名義を借りて出品されています。

スイス 犬 インターネット販売


(動画)

 スイスの巨大生体販売ペットショップのプロモーションビデオ。「ペットの王国 ワンだランド」では、「スイスでは生体販売ペットショップはない」と堂々と報じていましたが、まさに狂気です。スイスでは生体販売ペットショップを禁じる法律はありませんし、普通に存在します。




(動画)

 ABC朝日放送「ワンだランド」スイス特集~第2回。ペットの王国 ワンだランド スイスが殺処分ゼロを実現できた秘密、ティアハイムへ 2016年12月18日 。スイスのティアハイムの犬猫の引受数は極めて少ないです。その規模からして、余剰ペットをもれなく吸収出来るとは思えません。また殺処分も行っていますし、犬の入手シェアに占めるティアハイムの譲渡は、統計上無視できるほどごくわずか(3%未満。日本の保健所+保護施設の譲渡の割合の半数にも満たない)です。まさに本番組は、狂った嘘番組。


(動画)

 ABC朝日放送「ワンだランド」スイス特集~第3回。【海外の反応】日本のペット生体販売&殺処分に世界がドン引き・・・。2016/12/25 に公開。
 スイスでは、日本では全面的に禁止されているインターネットなどによる犬などの生体販売が極めて盛んに行われて、それがメジャーな犬の販売方法です。ティアハイムからの購入は、統計上無視できるぐらいの少なさです。また、日本より、スイスの方が犬猫の殺処分に関しては厳格におこなっています。まさに本番組は狂気のヤラセ、見ている方が思わず目を覆いたくなります。




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懲りない赤恥大嘘番組「ワンだランド」~「スイスでは犬はティアハイムかブリーダーからしか買えない」という狂った報道



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(Zusammenfassung)
STS-REPORT
Gemäss der ANIS-Hundedatenbank leben in der Schweiz derzeit 540 000 Hunde in 12 % der Haus-halte und jeder zweite Hund kommt aus dem Ausland.
Seit 2011 gibt es jährlich etwa 50 000 Hunde-Neuregistrierungen, wobei mittlerweile nur mehr knapp die Hälfte aus der Schweiz stammt.
Von den knapp 25 000 aus der Schweiz stammenden Hunden kommen ca. 2000 aus Tierheimen.


 ABC朝日放送のTV番組、「ペットの王国 ワンだランド」が報じる海外動物愛護情報は、ほぼすべてが嘘、誤り、偏向です。昨年12月に「スイス特集」として3回放送されました。既に第1回放送の、「世界一のペット先進国スイスへ スイス流 秘 しつけ」で報じられた、「スイスでは犬はノーリード(これは和製英語で通じませんが)でも良い」が荒唐無稽の大嘘であることは書きました。第2回放送で報じられた「1、スイスは殺処分ゼロ」、「2、スイスのブリーダーは大変難しい国家資格がいる」、「3、スイスで犬を入手する人はティアハイムとブリーダーからしか買えない」なども全くの嘘、誤り、偏向です。今回は、3、に関して、スイスのティアハイムの実情について述べます。


 ABC朝日放送 「ペットの王国 ワンだランド」の、「スイス特集~第2回。ペットの王国 ワンだランド スイスが殺処分ゼロを実現できた秘密、ティアハイムへ」(2016年12月18日放送、及び「スイス特集~第3回。【海外の反応】日本のペット生体販売&殺処分に世界がドン引き・・・」(2016年12月25日放送)で述べられた、スイスのティアハイムに関する報道は次のとおりです。
1、スイスのティアハイムでは、「殺処分ゼロ」である。
2、飼い主が飼えなくなった動物をティアハイムが引き取っているために、スイスは「殺処分ゼロ」を実現できた。
3、スイスでは、犬などのペットを入手するのはティアハイムかブリーダー(本番組ではスイス国内の良質なブリーダーとしている)からしか買えない。
4、スイスのブリーダーは、大変難しい国家資格が必要である。

 「1、スイスのティアハイムでは、『殺処分ゼロ』である」ですが、*1、スイスのティアハイムは一定数の殺処分を行っていることを述べました。また*2、スイスは多くの殺処分制度が有り、殺処分の実数では、人口比で日本の数十倍になるとことも述べました。
 今回記事では、「2、飼い主が飼えなくなった動物をティアハイムが引き取っているために、スイスは『殺処分ゼロ』を実現できた」、と、「3、スイスでは、犬などのペットは、ティアハイムかブリーダー(スイス国の良質なブリーダー)からしか買えない」が、まさに狂気の大嘘、誤りであることを述べます。

 まず「2、飼い主が飼えなくなったペットをティアハイムが引き取っているために、スイスは『殺処分ゼロ』を実現できた」についてです。スイスでは多くの犬猫の殺処分があることは既に記事にしていますから、今回はスイスの殺処分が実数では人口比で日本の数十倍になることは割愛します。今回は、ティアハイムの不要ペット引受数についてみてみます。
 スイスのティアハイムに関しては、動物種別別引受数、一般譲渡数(販売数)、殺処分数などの、詳細な統計資料が発表されています。また、スイスにおける新規の犬登録数は年間約5万頭とされています。それらの資料から引用します。


・スイス動物保護協会(SCHWEIZER TIERSCHUTZ STS)は、詳細な犬猫などのペットに関する調査・統計を発表しています。2016年発表の、STS-REPORTでは、主に犬ですが、違法なペット取引についての詳細な調査報告を行っています。

Gemäss der ANIS-Hundedatenbank leben in der Schweiz derzeit 540 000 Hunde in 12 % der Haus-halte und jeder zweite Hund kommt aus dem Ausland.
Seit 2011 gibt es jährlich etwa 50 000 Hunde-Neuregistrierungen, wobei mittlerweile nur mehr knapp die Hälfte aus der Schweiz stammt.
Von den knapp 25 000 aus der Schweiz stammenden Hunden kommen ca. 2000 aus Tierheimen.
Die Welpen und Junghunde werden vielfach in Privatautos aus osteuropäischen Ländern, in denen die urbane Tollwut verbreitet ist.
Der unkontrollierte Handel mit solchen Tieren stellt deshalb ein beträchtliches Risiko dar.
Angaben in Dokumenten und Ausweisen, oftmals auch ohne Kennzeichnung (Mikrochip),
sowie ohne Einfuhrsteuer-Entrichtung ins Land geschmuggelt.
Das Veterinäramt Zürich registrierte 2014 pro Woche einen illegalen Import, wovon gut ein Drittel, meist Hunde oder Katzen, eingeschläfert wurde.

ANISによる犬のデータベースによると、現在スイスでは、540,000頭の犬が12%の世帯で飼われており、常に犬は外国から輸入されています。
2011年以来、毎年約50,000頭の犬の登録がありますが、現在ではスイス生産の犬は半分に過ぎません。
スイス産の犬はほぼ25,000頭ですが、そのうち2,000頭の犬がティアハイムにより譲渡されたものです。
子犬や幼齢の犬は、都市型狂犬病が一般的である東欧諸国から、自家用車で運ばれることが多いです。
したがってこのような犬などの動物の、コントロールされていない商取引は、かなりの(感染症の)リスクを孕んでいます。
多くの場合このような犬の輸入は、通関書類や犬の情報及び個体識別(マイクロチップ)、さらには輸入税の支払いもない密輸です。
チューリッヒの獣医局は2014年には、違法に輸入された主に犬猫ですが、そのうちの3分の1以上を毎週安楽死させた記録があります。



・ SCHWEIZER TIERSCHUTZ STS 「スイス 動物保護団体」による2015年の、スイスのティアハイムの統計資料、STS-REPORT 「スイス 動物保護に関する統計 2015年」。

Schweizer Tierschutz STS aus der gesamten Schweiz sowie aus dem Fürstentum Liechtenstein.
aufgenommene Tiere
davon Hunde   2015 2628 (vermittelt 1444   zurück an Besitzer 761)
davon Katzen 2015 11145 (vermittelt 7789   zurück an Besitzer 984)
Tiere euthansiert/gestorben   2015   1382   

Schweizer Tierschutz STS 「スイス動物保護団体」による、スイスとリヒテンシュタイン公国の統計(*この統計値、リヒテンシュタイン公国の数値を含む。つまりスイスのみの数値はこれよりも低い)。
引受動物の総数
犬   2015年     2628頭 (うち一般譲渡 1444   飼い主返還 761)
猫   2105年    11145匹(うち一般譲渡 7789   飼い主返還 984)
安楽死(殺処分)および施設内死亡   2015年   1382



 つまり上記の資料によれば、スイスの年間犬登録数は約5万頭(さらに未登録犬もある)であり、そのうちティアハイムが販売した犬はたったの2,000頭です(この2,000とうという数字は飼い主返還も含まれています。つまり再譲渡数はそれよりも少ない)。つまり「スイスでティアハイムが販売した犬の割合」は、犬入手全体のわずか4%未満に過ぎません。
 さらに、a href="http://www.tierschutz.com/media/tierschutzstatistik/pdf/01_statistik2015_gesamt.pdf" target="_blank" title="Tierschutzstatistik 2015">Tierschutzstatistik 2015の統計を詳しく見ると、次のことがわかります。スイスとリヒテンシュタイン公告の、ティアハイムにおける犬の「一般譲渡数と飼い主返還数」の合計が2205頭となっています。おそらく、「スイスのみ」における、「一般譲渡数と飼い主返還数」が約2000頭ということだと思います。となれば、スイスにおけるティアハイムの「犬の一般譲渡数」は、1444頭よりさらに少なくなります。スイスの新規の犬登録数が年間約5万頭であるため、スイスにおけるティアハイムから犬を入手した割合は、1444/50000=2.9%となり、スイスでのティアハイムによる犬譲渡の割合は3%未満と極めて低く、統計上無視できる数値です。

 さらに蛇足を言えば、犬を例に上げれば、スイス全土のティアハイム(それにリヒテンシュタイン公国も含む)の総引き受け数は2628頭にしか過ぎません。スイス全土で飼育されている犬の数が54万頭ということを考えれば、「飼えなくなった犬を全てティアハイムが引き取り、一般譲渡している」とは考えにくいのです。54万頭の飼育数に対して、2,628頭(この数はリヒテンシュタイン公国の数を含めるのでスイスだけの数はさらに低い)では、不要となった犬をすべて吸収しているとは到底思えません。
 つまり「スイスでは、飼えなくなったペットを全てティアハイムが引き取るために殺処分ゼロを実現している」が嘘だということにほかなりません。先に述べた通り、スイスでは多くの殺処分制度が有り、実数では人口比で日本の数十倍は殺処分していますし、ティアハイムも殺処分を行っていますが。

 では、犬を例に挙げれば、スイスでの入手方法の割合が高いのは何でしょうか。先に挙げた、「スイス動物保護協会(SCHWEIZER TIERSCHUTZ STS)は、詳細な犬猫などのペットに関する調査・統計」の記述内容を繰り返します。
・現在スイスでは、540,000頭の犬が飼われている。
・スイスでは、常に犬が外国から輸入されており、現在ではスイス生産の犬は半分に過ぎません。
・スイス産の犬はほぼ25,000頭ですが、そのうち2,000頭(わずか4%未満)の犬がティアハイムにより譲渡されたものです。

 スイスでは、犬の販売を例に挙げれば、既に約半数が外国から輸入されたものです。その内訳は、極めて安い東欧産の犬がほとんどです。スイスでは、極めて安い、東欧で劣悪飼育のパピーミルで生産された子犬の輸入が急増しています。それらの犬は、スイスのペットショップでショーケース売りされることもありますが、多くの場合はインターネットによる非対面通信販売により販売されます。スイスは日本と異なり、インターネットなどによる犬などの、非対面通信販売を禁じていません。
 スイスでは近年、このような東欧産の激安子犬の輸入の急増が問題視されています。動物保護に関する法整備が遅れた東欧(スロベニア、ハンガリー、ポーランドなど)の劣悪大量生産ブリーダーによる子犬生産は動物保護上問題があること、その様は子犬は健康上の問題を抱えていることが多いこと、正規の通関手続きを経ていないために狂犬病などの感染症もリスクがあること、などです。次回は、スイスにおける、東欧のパピーミル生産の子犬の輸入激増について記事にします。
 「ペットの王国 ワンだランド」の、「スイスではティアハイムかブリーダーでしか犬を飼うことができない」は、まさに狂気とも言える大嘘です。スイスで購入される犬は、半数が東欧のパピーミル生産の激安子犬で、主にインターネットの非対面販売です。


(画像)

 スイスの犬雑誌、Hundemagazin-Schweiz(フントマガジンースイス)の記事、Billigwelpen 「格安の子犬」から。東欧からスイスに輸入された格安の子犬がペットショップやインターネットで販売されていることが書かれています。
 スイスでは、犬猫などのペットショップでのショーケース売を禁じていませんし、行われています。犬猫のペットショップのショーケース売がスイスで少ないのは、スイスは極めて犬などのインターネットによる非対面販売が発達しており、その比率が高いからです。「スイスではペットショップでの犬猫のショーケース売がない」とは、まさに「ペットの王国 ワンだランド」の報道は狂気。

フントマガジン


(画像)

 スイスの犬インターネット販売のサイト、TtierInserate。スイスでは、日本と異なり、非対面のインターネットなどによる犬などの通信販売を禁じていません。極めて盛んに行われており、現在では既に東欧などの安い子犬のインターネット販売が、犬入手シェアの半数を占めています。
 今回は激安子犬は見つかりませんでしたが、時には200スイスフラン(2万円台~)の子犬の出品も見つかります。安い子犬は、多くは東欧産で、多くはスイス人の名義を借りて出品されています。

スイス 犬 インターネット販売


(動画)

 スイスの巨大生体販売ペットショップのプロモーションビデオ。「ペットの王国 ワンだランド」では、「スイスでは生体販売ペットショップはない」と堂々と報じていましたが、まさに狂気です。スイスでは生体販売ペットショップを禁じる法律はありませんし、普通に存在します。




(動画)

 ABC朝日放送「ワンだランド」スイス特集~第2回。ペットの王国 ワンだランド スイスが殺処分ゼロを実現できた秘密、ティアハイムへ 2016年12月18日 。スイスの犬猫の引受数は極めて少ないです。その規模からして、余剰ペットをもれなく吸収出来るとは思えません。また殺処分も行っていますし、犬の入手シェアに占めるティアハイムの譲渡は、統計上無視できるほどごくわずか(3%未満。日本の保健所+保護施設の譲渡の割合の半数にも満たない)です。まさに本番組は、狂った嘘番組。


(動画)

 ABC朝日放送「ワンだランド」スイス特集~第3回。【海外の反応】日本のペット生体販売&殺処分に世界がドン引き・・・。2016/12/25 に公開。
 スイスでは、日本では全面的に禁止されているインターネットなどによる犬などの生体販売が極めて盛んに行われて、それがメジャーな犬の販売方法です。ティアハイムからの購入は、統計上無視できるぐらいの少なさです。また、日本より、スイスの方が犬猫の殺処分に関しては厳格におこなっています。まさに本番組は狂気のヤラセ、見ている方が思わず目を覆いたくなります。




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(Zusammenfassung)
Schweiz: Drei Hunde nach Attacken auf Schafe erschossen


 ABC朝日放送のTV番組、「ペットの王国 ワンだランド」が報じる海外動物愛護情報が、ほぼすべてが嘘、誤り、偏向です。昨年12月に「スイス特集」として3回放送されました。既に第1回放送の、「世界一のペット先進国スイスへ スイス流 秘 しつけ」で報じられた、「スイスでは犬はノーリード(これは和製英語で通じませんが)でも良い」が荒唐無稽の大嘘であることは書きました。第2回放送で報じられた「1、スイスは殺処分ゼロ」、「2、スイスのブリーダーは大変難しい国家資格がいる」、「3、スイスで犬を入手する人はティアハイムからがほとんど」などが全くの嘘、誤り、偏向す。今回は、1、に関して、「スイスには多くの殺処分制度がある」ことを書きます。


 本記事では、ABC朝日放送「ペットの王国 ワンだランド」スイス特集の第2回放送についての、嘘、誤り、偏向を指摘します。まず本放送で報じられた、「スイスは殺処分ゼロである」ことが大嘘であることを述べます。まず前提として、スイスでは、以下について犬猫の殺処分を法律で定めています。「1、」については前回記事で述べました。
1、禁止犬種や咬傷犬は行政が押収して強制的に殺処分する権限がある(一定数の殺処分数があります)。
2、*1、逃走した、または飼い主不明の浮遊犬などは、行政が射殺する権限が有り、一定数あります。
3、スイスに犬猫などを輸入する際に、検疫の不備があれば犬猫などは押収されて強制的に殺処分されます。

 以上は、行政が直接行う「殺処分」です。さらにスイスでは、民間においても、事実上の殺処分がかなりの数で行われています。4、ティアハイムで一定数の殺処分が行われています。
5、*2、猫に関しては、スイス連邦狩猟法で狩猟対象であり、民間人により射殺などされて駆除される猫の数は約10万匹と推定されています(その数は日本の猫の公的殺処分数の約23倍です)。また徘徊犬(飼い犬)や野犬は行政職員が射殺します。

 記事、
懲りない赤恥大嘘番組「ワンだランド」。「スイスは殺処分ゼロ」の大嘘~スイスでは禁止犬種を押収して強制的に殺処分する法律があります
懲りない赤恥大嘘番組「ワンだランド」。「スイスは殺処分ゼロ」の大嘘~スイスでは通関に不備があれば、犬などを殺処分します
懲りない赤恥大嘘番組「ワンだランド」。「スイスは殺処分ゼロ」の大嘘~殺処分を行っているスイスのティアハイム
では、スイスでは、「禁止犬種の強制殺処分制度」、「スイスでは、通関での検疫不備があれば犬などは殺処分される」、「スイスのティアハイムでは一定数の殺処分がある」、ことを書きました。今回は、その他のスイスにおける殺処分制度について述べます。


・スイスでは全州において、咬傷犬を行政が強制的に殺処分する権限があります。一例ですが、リードをしていない飼い犬が、バーベキューを楽しんでいる他家の家族を襲い、4歳の男の子に重傷を負わせた事件では、その犬を行政が押収し、強制的に殺処分しました。 「ペットの王国 ワンだランド」での報道、「スイスでは犬はノーリードでOK。大型犬が自由奔放に大自然の中を走り回り~」とは恐れ入りました(赤面)。
 Rottweiler wird eingeschläfert 「ロットワイラー種の犬は安楽死処分されます」。2012年1月13日、から引用します。

SCHAFFHAUSEN – Der Rottweiler, der am Sonntag in Schaffhausen einen Vierjährigen schwer verletzt hat, wird am Mittwoch in Schaffhausen eingeschläfert.
Die Entscheidung darüber, dass der Rottweiler am Mittwoch getötet wird, bestätigte Kantonstierarzt Urs-Peter Brunner in einem Interview mit dem Lokalradio «Munot».
Der Hund sei zwar im Kanton Aargau registriert, werde aber nicht mehr dorthin zurückgebracht.
Der Hund fiel daraufhin über den Vierjährigen her und verletzte ihn schwer, aber nicht lebensgefährlich am Kopf.
Eigentümer in Mordfall verdächtig.

シャフハウゼン - スイス、シャフハウゼンで日曜日に、4歳の子供に重傷を負わせたロットワイラー種の犬は、シャフハウゼン行政当局により、水曜日に安楽死されました。
ロットワイラー種の犬を水曜日に殺処分するという決定は、地元のラジオ局「ムネット」とのインタビューで、州の行政獣医師、ウルス・ピーター・ブルナー氏により確認しました。
犬はアールガウの州に登録されていたのは事実ですが、もはや飼い主には返還されません。
犬の飼い主は、殺人未遂事件の容疑者です。



・スイスにおいては、自由に徘徊している犬は、自然保護官や警察官が射殺する権限があります。野犬のみならず、飼い犬であっても、人の管理下にない犬は、行政が射殺する権限があります。2016年の、スイス、サンクト・ガレン州で逃げ出した飼い犬を、行政が射殺した事件を私は記事にしています。
 その他にも、野犬が放牧している羊を襲って、野生動物保護官に射殺された事件のニュースを引用します。Schweiz: Drei Hunde nach Attacken auf Schafe erschossen 「スイス 羊を襲った3頭の犬は射殺されました」。2008年9月23日。

Am Sonntag, den 21. September 2008, wurden im Schweizer Binntal (Kanton Wallis) drei Hunde durch den Wildhüter erschossen.
Die Hunde hatten zuvor mehrere Schafe attackiert und getötet.
Im aktuellen Fall wurde die Einsatzzentrale der Kantonspolizei über die streunenden Hunde in dieser Region informiert.
Ein Wildhüter erhielt den Befehl, die Tiere einzufangen oder im schlimmsten Falle zu erschießen.

2008年9月21日の日曜日に、スイス(ヴァレー州)で、3頭の犬が野生動物保護官により射殺されました。
犬たちは以前に羊を襲って何頭かを殺していたのです。
今回のケースでは、州警察のオペレーションセンターは、この地域での野良犬の出没を知らされていました。
野生動物保護官は、犬を捕獲するか、最悪の場合には射殺するように命じられていました。



(画像)

 羊を襲って、野生動物管理官によって射殺された野犬(?)。警察は、犬の飼い主(犬を遺棄した、「元」飼い主?)を一応捜査したようです。もちろん、犬の飼い主(元飼い主?)の犯罪容疑です。

スイス 野犬 射殺


・スイスでは、連邦狩猟法により、猫は野良猫飼い猫問わず屋外を徘徊しているものは通年狩猟対象です。スイスで狩猟駆除により殺害される猫の数は、年間約10万匹と推計されています。その数は、人口比で日本の猫の公的殺処分数の約23倍です。
 100'000 Kätzchen werden jedes Jahr getötet 「スイスでは毎年10万匹の子猫が殺されます」。2014年9月23日、から引用します。

Unkontrolliert kommen jedes Jahr Unmengen Kätzchen zur Welt.
Bauern und Private ersticken, ertränken, erschiessen oder erschlagen dann die überzähligen Tiere.
Insbesondere auf Bauernhöfen kommen jedes Jahr Dutzende Kätzchen auf die Welt,
die niemand will.
Sie töten die Tiere, indem sie sie ertränken, erschlagen, vergasen oder ersticken.
Aber auch Private machen auf wilde Kätzchen Jagd.
Rund 100'000 kleine Kätzchen erleiden.
Sie geht davon aus, dass die über 100'000 streunenden und halb verwilderten Katzen jedes Jahr zwischen 160'000 bis 320'000
Katzenwelpen gebären.
«Ein beträchtlicher Teil davon wird getötet, sonst hätten wir viel mehr Katzen in der Schweiz.»
Beim Schweizer Tierschutz bestätigt man das Problem der Katzentötungen.
In grossem Stil werde dies vor allem noch in ländlichen Gebieten gemacht.

毎年繁殖制限されずに、たくさんの子猫がスイスでは生まれてきました。
農家や一般の民間人は、首を絞め、溺死させ、銃で撃つなどして余った子猫を殺します。
特に農場で毎年生まれる数十匹の子猫は世界中で誰も望んでいません。
農家は、毒ガスや窒息、溺死などにより、子猫を殺します。
しかし一般の民間人も、野生化した子猫の狩猟を行います。
約10万匹の子猫が駆除されます。
10万匹以上の野良猫と半野生化した猫は、毎年16万匹から32万匹の子猫を毎年出産していると推定されています。
「それらの子猫のうちのかなりの部分が殺されている。そうでなければ、スイスではもっと多くの猫がいるはずです」。
スイスの動物保護においては、猫の殺害の問題が確認されています。
大規模に、猫の殺害はまだ、主に農村部で行われます。



 つまり、ABC朝日放送「ペットの王国 ワンだランド」で述べられている「スイスは殺処分ゼロ」は真っ赤な「嘘」です。スイスには、・禁止犬種の行政による強制殺処分、・咬傷犬の行政による強制殺処分、・通関時の検疫不備による行政による殺処分、・狂犬病の疑いのある犬などの、行政による強制殺処分(必ずしも症状がなくても「疑い」があるだけでも強制殺処分される)、・ティアハイムが行う殺処分、・徘徊犬の行政による射殺、・猫の狩猟駆除、など多くの殺処分制度があります。
 それらの殺処分を併せれば、人口比では、スイスは日本の数十倍もの犬猫を殺処分していることになります。猫の狩猟駆除だけでも、人口比で日本の公的な猫の殺処分数の23倍にもなるのですから。「ペットの王国 ワンだランド」のスイス特集、「第2回。ペットの王国 ワンだランド スイスが殺処分ゼロを実現できた秘密、ティアハイムへ 2016年12月18日 は、まさに狂気の嘘番組です。


(動画)

 ABC朝日放送「ワンだランド」スイス特集~第2回。ペットの王国 ワンだランド スイスが殺処分ゼロを実現できた秘密、ティアハイムへ 2016年12月18日 。スイスの犬猫の引受数は極めて少ないです。その規模からして、余剰ペットをもれなく吸収出来るとは思えません。また殺処分も行っていますし、犬の入手シェアに占めるティアハイムの譲渡は、統計上無視できるほどごくわずか(4%未満。東京都の保健所+保護施設の譲渡の割合の半数にも満たない)です。まさに本番組は、狂った嘘番組。


(動画)

 ABC朝日放送「ワンだランド」スイス特集~第3回。【海外の反応】日本のペット生体販売&殺処分に世界がドン引き・・・。2016/12/25 に公開。スイスでは、日本では全面的に禁止されているインターネットなどによる犬などの生体販売が極めて盛んに行われて、それがメジャーな犬の販売方法です。また、日本より、スイスの方が犬猫の殺処分に関しては厳格におこなっています。まさに本番組は事実とは正反対の、狂気の嘘番組。




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(Zusammenfassung)
Tierschutzstatistik 2015


 ABC朝日放送のTV番組、「ペットの王国 ワンだランド」が報じる海外動物愛護情報が、ほぼすべてが嘘、誤り、偏向です。昨年12月に「スイス特集」として3回放送されました。既に第1回放送の、「世界一のペット先進国スイスへ スイス流 秘 しつけ」で報じられた、「スイスでは犬はノーリード(これは和製英語で通じませんが)でも良い」が荒唐無稽の大嘘であることは書きました。今回記事以降では、第2回放送で報じられた「1、スイスは殺処分ゼロ」、「2、スイスのブリーダーは大変難しい国家資格がいる」、「3、スイスで犬を入手する人はティアハイムからがほとんど」などが全くの嘘、誤り、偏向であることを書きます。今回は、1、に関して、「スイスのティアハイムでは殺処分が行われている」ことを書きます。


 本記事では、ABC朝日放送「ペットの王国 ワンだランド」スイス特集の第2回放送についての、嘘、誤り、偏向を指摘します。まず本放送で報じられた、「スイスは殺処分ゼロである」ことが大嘘であることを述べます。まず前提として、スイスでは、以下について犬猫の殺処分を法律で定めています。「1、」については前回記事で述べました。
1、禁止犬種や咬傷犬は行政が押収して強制的に殺処分する権限がある(一定数の殺処分数があります)。
2、*1、逃走した、または飼い主不明の浮遊犬などは、行政が射殺する権限が有り、一定数あります。
3、スイスに犬猫などを輸入する際に、検疫の不備があれば犬猫などは押収されて強制的に殺処分されます。

 以上は、行政が直接行う「殺処分」です。さらにスイスでは、民間においても、事実上の殺処分がかなりの数で行われています。4、ティアハイムで一定数の殺処分が行われています。
5、*2、猫に関しては、スイス連邦狩猟法で狩猟対象であり、民間人により射殺などされて駆除される猫の数は約10万匹と推定されています(その数は日本の猫の公的殺処分数の約23倍です)。また徘徊犬(飼い犬)や野犬は行政職員が射殺します。
 今回は、「4、ティアハイムでは、一定数の殺処分が行われています」について述べます。


 スイスのティアハイムでは、かなりの数の殺処分が行われています。ABC朝日放送「ペットの王国 わんだランド スイス特集第2回」では、「スイスでは殺処分がゼロである。なぜならばティアハイムという殺処分を行わない保護施設が有り、飼えなくなった犬猫などのペットを引取り、再譲渡としているからである。スイスでは、犬などのペットの入手はほとんどがティアハイムからである」は、すべてが真っ赤な嘘です。
 スイスには行政が行う公的殺処分がありますし、徘徊犬は飼い主があることが分かっていても行政により射殺されることがあります。ティアハイム自身もかなりの数の殺処分を行っています。また、スイスにおけるティアハイムから犬を入手した割合はわずか4%未満です。この比率は、東京都の保健所+保護施設による譲渡割合の半分よりはるかに少ないのです。

 ティアハイムに関しては、詳細な統計資料が公表されています。スイス全土のティアハイムにおける動物種別の引受数、譲渡数、安楽死(殺処分数)などが、1単位での統計があります。
 SCHWEIZER TIERSCHUTZ STS 「スイス 動物保護団体」による2015年の、スイスのティアハイムの統計資料、Tierschutzstatistik 2015 「スイス 動物保護に関する統計 2015年」から引用します。


Schweizer Tierschutz STS aus der gesamten Schweiz sowie aus dem Fürstentum Liechtenstein.
aufgenommene Tiere
davon Hunde   2015 2628 (vermittelt 1444   zurück an Besitzer 761)
davon Katzen 2015 11145 (vermittelt 7789   zurück an Besitzer 984)
Tiere euthansiert/gestorben   2015   1382   

Schweizer Tierschutz STS 「スイス動物保護団体」による、スイスとリヒテンシュタイン公国の統計(*この統計値、リヒテンシュタイン公国の数値を含む。つまりスイスのみの数値はこれよりも低い)。
引受動物の総数
犬   2015年     2628頭 (うち一般譲渡 1444   飼い主返還 761)
猫   2105年    11145匹(うち一般譲渡 7789   飼い主返還 984)
安楽死(殺処分)および施設内死亡   2015年   1382



 この、スイスのティアハイムにおける安楽死(殺処分)数と施設内死(日本の殺処分統計においては、多くの自治体で施設内死を殺処分数に含めます)が多いか少ないかは、読者様のご判断に委ねます。そもそもスイスにおいては、ティアハイムにおける犬猫の引受数が絶対的に少ないので。日本はスイスの人口の16倍ですので、スイスのティアハイムにおける殺処分数1382頭は、人口比で日本には22,122頭に相当します。スイスではティアハイム以外にも行政による強制殺処分、行政による徘徊犬の射殺、民間人ハンターによる猫の狩猟駆除など多くの殺処分があります。
 しかし明らかに言えることは、「ペットの王国 わんだランド」が報じている、「スイスのティアハイムでは殺処分が行われていない」が嘘であるということです。

 さらに、スイスのティアハイムでは、ティアハイムの判断での殺処分のみならず、行政命令による殺処分も行われます。このような事件があります。ティアハイムの敷地内に、夜間何者かが2頭の子犬を投げ入れて遺棄しました。行政は、「その犬の素性がわからない。狂犬病の可能性があるため、その犬を殺処分せよ」と命じました。
 スイスの場合は、狂犬病に感染している疑いが少しでもあれば、その犬を殺処分することを命じる場合があります。例えば「捨て犬で素性がわからない」という理由でもです。日本のように、一定期間隔離し、経過観察を行うとうことはしません。スイスのマスメディアの記事、Ausgesetzte Welpen wurden eingeschläfert「見捨てられた仔犬は安楽死させられました」。2015年9月4日、より引用します。


Schock für das Winterthurer Tierheim Rosenberg, wo zwei Hunde über den Zaun geworfen worden sind: Das Veterinäramt liess sie wegen Tollwutgefahr einschläfern.
«Diese Entscheidung ist uns überhaupt nicht leicht gefallen – aber es gab leider keine andere Möglichkeit.»
Die die Hunde, die am letzten Wochenende vermutlich über den Zaun des Tierheimes geworfen sind,eindeutig identifizierte.
«Die Tiere tragen das Virus in sich, es geht aber bis zu 120 Tage, bis die Krankheit ausbricht.»
Trotzdem könnten sie in der Zeit vor dem Ausbruch Menschen und andere Tiere damit anstecken.
Die Welpen so lange zu isolieren, ist für die Junghunde zu belastend.
Die Stadtpolizei Winterthur wollte sich noch nicht zur Täterschaft äussern, die die Hunde am letzten Mittwoch über den Zaun des Tierheimes geworfen hatte.
Die Ermittlungen seien am Laufen.
Im vergangenen Jahr registrierte das Zürcher Veterinäramt pro Woche einen illegalen Import.
Gut ein Drittel der Tiere, meist Hunde oder Katzen, musste eingeschläfert werden.


2頭の犬がフェンス越しに投げ捨てられたヴィンタートゥールのティアハイム・ローゼンバーグでの衝撃。
(行政)獣医師は、その犬は狂犬病の危険があるので安楽死することにしました。
 「この決定は、ティアハイムの全員にとって受け入れがたいことですがー他に方法はありませんでした」。
先週末に、ティアハイムにこの犬はフェンス越しに投げ捨てられたことが明らかにされています。
「この犬が狂犬病に感染していたとしたら、症状が出るまでには最長120日もかかります」。
発症前にもかかわらず(もし狂犬病に感染していたら)、その犬たちは、人や他の動物に潜伏期間中に狂犬病を感染させることが可能だからです。
長期間の仔犬の隔離、それは幼齢の犬にとってはあまりにも負担が大きいです。
ヴィンタートゥール市警察は、誰がティアハイムのフェンス越しに、先週の水曜日に犬を投げ捨てた犯人についてはコメントは差し控えました。
捜査は行っていました。
昨年、チューリッヒ獣医局は、毎週動物の違法な輸入を記録しました。
それらの動物のうちの3分の1以上の、主に犬や猫は安楽死させなければなりませんでした。



(画像)

 リンクのスイスのメディアの記事の画像から。ティアハイムの敷地に投げ捨てられて、最終的に安楽死処分された2頭の仔犬。

スイス ティアハイム 犬 安楽死


(動画)

 ABC朝日放送「ワンだランド」スイス特集~第2回。ペットの王国 ワンだランド スイスが殺処分ゼロを実現できた秘密、ティアハイムへ 2016年12月18日 。スイスの犬猫の引受数は極めて少ないです。その規模からして、余剰ペットをもれなく吸収出来るとは思えません。また殺処分も行っていますし、犬の入手シェアに占めるティアハイムの譲渡は、統計上無視できるほどごくわずか(4%未満。東京都の保健所+保護施設の譲渡の割合の半数にも満たない)です。まさに本番組は、狂った嘘番組。


(動画)

 ABC朝日放送「ワンだランド」スイス特集~第3回。【海外の反応】日本のペット生体販売&殺処分に世界がドン引き・・・。2016/12/25 に公開。スイスでは、日本では全面的に禁止されているインターネットなどによる犬などの生体販売が極めて盛んに行われて、それがメジャーな犬の販売方法です。また、日本より、スイスの方が犬猫の殺処分に関しては厳格におこなっています。まさに本番組は狂気の嘘番組。




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(Zusammenfassung)
SCHWEIZER TIERSCHUTZ STS
Illegaler Hundehandel und illegale Hundeimporte
hergehende Seuchenproblematik: «Die Welpen und Junghunde werden vielfach in Privatautos ausosteuropäischen Ländern, in denen die urbane Tollwut verbreitet ist, in die Schweiz gebracht und
der Käuferin/dem Käufer irgendwo, z. B. auf Parkplätzen oder bei den Käufern zu Hause, übergeben.
Das Veterinäramt Zürich registrierte 2014 pro Woche einen illegalen Import, wovon gut ein Drittel, meist Hunde oder Katzen, eingeschläfert wurde.


 ABC朝日放送のTV番組、「ペットの王国 ワンだランド」が報じる海外動物愛護情報が、ほぼすべてが嘘、誤り、偏向です。昨年12月に「スイス特集」として3回放送されました。既に第1回放送の、「世界一のペット先進国スイスへ スイス流 秘 しつけ」で報じられた、「スイスでは犬はノーリード(これは和製英語で通じませんが)でも良い」が荒唐無稽の大嘘であることは書きました。今回記事以降では、第2回放送で報じられた「1、スイスは殺処分ゼロ」、「2、スイスのブリーダーは大変難しい国家資格がいる」、「3、スイスで犬を入手する人はティアハイムからがほとんど」などが全くの嘘、誤り、偏向であることを書きます。今回は、1、に関して、「スイスにおける通関の不備による犬猫などの殺処分」について書きます。


 本記事では、ABC朝日放送「ペットの王国 ワンだランド」スイス特集の第2回放送についての、嘘、誤り、偏向を指摘します。まず本放送で報じられた、「スイスは殺処分ゼロである」ことが大嘘であることを述べます。まず前提として、スイスでは、以下について犬猫の殺処分を法律で定めています。「1、」については前回記事で述べました。
1、禁止犬種や咬傷犬は行政が押収して強制的に殺処分する権限がある(一定数の殺処分数があります)。
2、*1、逃走した、または飼い主不明の浮遊犬などは、行政が射殺する権限が有り、一定数あります。
3、スイスに犬猫などを輸入する際に、検疫の不備があれば犬猫などは押収されて強制的に殺処分されます。

 以上は、行政が直接行う「殺処分」です。さらにスイスでは、民間においても、事実上の殺処分がかなりの数で行われています。4、ティアハイムで一定数の殺処分が行われています。
5、*2、猫に関しては、スイス連邦狩猟法で狩猟対象であり、民間人により射殺などされて駆除される猫の数は約10万匹と推定されています(その数は日本の猫の公的殺処分数の約23倍です)。
 今回は、「3、スイスに犬猫などを輸入する際に、検疫の不備があれば犬猫などは押収されて強制的に殺処分されます」について述べます。


 スイスの大手動物保護団体、スイス動物保護協会(SCHWEIZER TIERSCHUTZ STS)は、詳細な犬猫などのペットに関する調査・統計を発表しています。2016年発表の、STS-REPORTでは、主に犬ですが、違法なペット取引についての詳細な調査報告を行っています。


Gemäss der ANIS-Hundedatenbank leben in der Schweiz derzeit 540 000 Hunde in 12 % der Haus-halte und jeder zweite Hund kommt aus dem Ausland.
Seit 2011 gibt es jährlich etwa 50 000 Hunde-Neuregistrierungen, wobei mittlerweile nur mehr knapp die Hälfte aus der Schweiz stammt.
Von den knapp 25 000 aus der Schweiz stammenden Hunden kommen ca. 2000 aus Tierheimen,
Die Welpen und Junghunde werden vielfach in Privatautos aus osteuropäischen Ländern, in denen die urbane Tollwut verbreitet ist.
Der unkontrollierte Handel mit solchen Tieren stellt deshalb ein beträchtliches Risiko dar.
Angaben in Dokumenten und Ausweisen, oftmals auch ohne Kennzeichnung (Mikrochip),
sowie ohne Einfuhrsteuer-Entrichtung ins Land geschmuggelt.
Das Veterinäramt Zürich registrierte 2014 pro Woche einen illegalen Import, wovon gut ein Drittel, meist Hunde oder Katzen, eingeschläfert wurde.

ANISによる犬のデータベースによると、現在スイスでは、540,000頭の犬が12%の世帯で飼われており、常に犬は外国から輸入されています。
2011年以来、毎年約50,000頭の犬の登録がありますが、現在ではスイス生産の犬は半分に過ぎません。
*1、スイス産の犬はほぼ25,000頭ですが、そのうち2,000頭の犬がティアハイムにより譲渡されたものです。
子犬や幼齢の犬は、都市型狂犬病が一般的である東欧諸国から、自家用車で運ばれることが多いです。
したがってこのような犬などの動物の、コントロールされていない商取引は、かなりの(感染症の)リスクを孕んでいます。
多くの場合このような犬の輸入は、通関書類や犬の情報及び個体識別(マイクロチップ)、さらには輸入税の支払いもない密輸です。
チューリッヒの獣医局は2014年には、違法に輸入された主に犬猫ですが、そのうちの3分の1以上を毎週安楽死させた記録があります。



 スイスは、輸入した犬猫が検疫不備や不正が発覚すれば、既に新しい飼い主の手にわたっていても、強制的に行政が安楽死させることができます。他のヨーロッパ諸国やオセアニアなどの先進国も、検疫不備の犬猫などは同様に強制的に殺処分する法律の規定があります。しかし日本は、犬猫などのペットの輸入に関して、検疫不備があった場合でも通関当局が強制的にそれらの犬猫などを殺処分する法的根拠はありません。先進国では極めて例外です。
 日本の場合は、検疫に不備がある場合でも、検疫所に180日間係留し、観察の後に狂犬病等の感染症が確認できなければ入国を許可します。動物の輸入届出制度について(1)(厚生労働省資料)より、引用します。


指定地域(狂犬病の発生のない国・地域)から連れてくるときは、マイクロチップによる個体識別などの必要事項が記載された輸出国政府機関発行の証明書があれば、12時間以内の係留期間となります。
輸出国政府機関発行の証明書で輸出国においてマイクロチップによる個体識別、狂犬病予防注射と狂犬病の抗体価の確認、輸出国での180日間の待機を行ったことが確認できる場合は、12時間以内の係留期間となります。
それ以外の場合は180日間の係留期間となります。



 つまり犬猫などの、輸入検疫の不備においては、スイスは厳格に安楽死(殺処分)を行っており、その根拠となる法整備もされています。対して日本は、犬猫などの輸入検疫の不備に対しては行政当局が強制的に犬猫などの殺処分を行う法的根拠もなく、行われていません。輸入検疫に関しては、スイス(や大多数の先進国)とは異なり、「ノーキル」です。
 ABC朝日放送「ペットの王国ワンだランド」スイス編第2回(ペットの王国 ワンだランド スイスが殺処分ゼロを実現できた秘密、ティアハイムへ 2016年12月18日 )で述べられている、「スイスは殺処分ゼロ。対して日本は犬猫を殺処分している遅れた国」は正反対の大嘘です。まあ、一概に殺処分をしていることが遅れているとは思いませんが。


(動画)

 ABC朝日放送「ワンだランド」スイス特集~第2回。ペットの王国 ワンだランド スイスが殺処分ゼロを実現できた秘密、ティアハイムへ 2016年12月18日


(動画)

 ABC朝日放送「ワンだランド」スイス特集~第3回。【海外の反応】日本のペット生体販売&殺処分に世界がドン引き・・・。2016/12/25 に公開。日本より、スイスの方が犬猫の殺処分に関しては厳格におこなっています。まさに本番組は狂気の嘘番組。




*1、何度かこちらのブログ記事で取り上げましたが、「NHK週刊ニュース深読み」では、「スイスでは生き物の売買を禁じているので、犬を入手する場合はティアハイムで譲渡を受けるしかない」。そして後ほど述べますが、ABC朝日放送の本番組でも同様のことが述べられています。
 スイスにおける、ティアハイムの犬の譲渡実績は年間わずか2,000頭。スイスの新規犬登録数は約50,000頭です(さらに無登録犬もあります)。つまり、スイスで「ティアハイムから犬を入手した」割合は、4パーセント未満です。4%未満が「全て=100%」なのですか。まさに、NHKも朝日放送も、狂気の大嘘報道を行っています。なお、東京都の保健所+保護施設からに布入手割合は9.3%で、スイスの倍以上です。


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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,227ブログ中6位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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