「インターネットで犬などのペット販売を行っていた日本は動物愛護後進国。他の先進国ではありえない」~と言うNHKの大嘘を暴く(オーストリア編)



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(Zusammenfassung)
Wo kaufe ich meinen Hund?
Internet-Verkauf von Hund in Österreich.
Nach den Bestimmungen des Tierschutzgesetzes ist das Anbieten im Internet nur gemeldeten ZüchterInnen, HändlerInnen und TierheimbetreiberInnen erlaubt.
Aber NHK (Japan staatlichen Rundfunks) wurde berichtet.
Alle Industrieländer haben Internet-Verkauf von Heimtier verboten.


 記事、
「インターネットで犬などのペット販売を行っていた日本は動物愛護後進国。他の先進国ではありえない」~と言うNHKの大嘘を暴く
「インターネットで犬などのペット販売を行っていた日本は動物愛護後進国。他の先進国ではありえない」~と言うNHKの大嘘を暴く(ドイツ編)
「インターネットで犬などのペット販売を行っていた日本は動物愛護後進国。他の先進国ではありえない」~と言うNHKの大嘘を暴く(イギリス編)
の続きです。本記事では、NHKの番組、あいつぐ犬の遺棄 なぜ"命"は捨てられる?(2014年11月22日放送)で、「犬などのペットのインターネット販売が行われていた日本は、世界でも特異なペットの大量生産大量販売を行っている国である」との報道内容が全く正反対の大嘘であることを述べました。今回は、オーストリアの犬などのインターネット販売について述べます。



 オーストリアは、ヨーロッパでは最も動物愛護に先進的な国という認識があります。一時期ではありますが、国の法律(連邦法)で、ペットショップでの展示生体販売を禁じていました。しかし2008年に、その規定は撤回されています。したがって、2008年以降は、欧米先進国においては、ペットショップでのペットの展示生体販売を法律で禁じる国は皆無であると思われます(アメリカ合衆国では、ごく一部の自治体条例で一部の動物種のペットショップでの生体展示販売を禁じています。なお欧米ではありませんが、サウジアラビアでは首都リヤドに限り、犬のみペッショップでの生体展示販売を法律で禁じています。それは動物愛護上の理由ではなく、イスラム教では犬は不浄であり、公共の場に晒すべきではないという宗教上の理由です。
 もし、法律でペットショップでのペットの展示生体販売を禁じている国がありましたならば、その国の法律と該当する条文を原語もしくはその国の公の英文訳をコメントでお知らせ下さい。

 本論の前に、おわびしなければならないことがあります。私はこのブログサイトの記事でしばしば「オーストリアは、ペットショップでの展示生体販売を禁じている例外的な国である」と述べてきました。しかしそれは誤りでした。オーストリアは、2008年の連邦法改正により、ペットショップでの展示生体販売禁止を撤廃しました。現に、オーストリアでは、ペットの生体販売展示生体販売を行っている、大規模ペットショップが存在します。例えばこのようなショップです。MEGAZOO。こちらはオーストリアでも規模が大きい生体販売ペットショップですが、他にもオーストリアには生体販売ペットショップが多数あります。
 次に引用する、オーストリアのマスメディアなどの記事を参考にしてください。


Wo kaufe ich meinen Hund?「私は犬をどこで買うことが出来るでしょうか?」。

Nach den Bestimmungen des Tierschutzgesetzes ist das Anbieten im Internet nur gemeldeten ZüchterInnen, HändlerInnen und TierheimbetreiberInnen erlaubt.
Auch in Tierhandlungen sollten keine Tiere gekauft werden, auch wenn dies seit 2008 in österreichischen Tierhandlungen leider wieder erlaubt ist.

オーストリア連邦動物保護法においては、登録されたブリーダーおよび、ペット販売商業者やティアハイムの譲渡に限り、インターネットによるペット販売が許可されています。
2008年以降は、残念ながらオーストリアのペットショップでもペット販売は再び許可されましたが、いかなる動物でもペットショップで購入するべきではありません。



Welpen im Zoohandel stammen auch aus Zuchtfarmen, die gar nicht tierlieb sind. Ein Lokalaugenschein in Ungarn.2011年5月12日。

Erst seit 2008 dürfen Zoofachhändler, ganz legal, aber unter strengen Auflagen (siehe Info unten) Hunde-Welpen in ihr Sortiment aufnehmen .
Das Bundestierschutzgesetz (Fassung 2008) legalisiert den Verkauf von Welpen durch den Zoofachhandel.
Damit wollte der Gesetzgeber den illegalen Welpenhandel unterbinden. Betriebe brauchen eine Genehmigung und einen Vertrag mit einem "Betreuungstierarzt", der die Tiere untersuchen muss und betreut.

2008年からショップペットにおいても、完全に合法的に、厳しい条件の下でのみ(下記情報を参照にしてください)、その範囲内では販売の品揃えに仔犬を含めることができます。
連邦動物保護法(2008年)改正で、ペットショップにおいて、仔犬の販売を合法化しました。
このように、議会は違法な仔犬の取引を未然に防止するとしました。
ペットショップは免許証を必要としますし、動物を検査し、ケアをする「ケア獣医」を契約しなければなりません。



 一時期ではあるにせよ、ペットショップでの犬の展示生体販売を禁じていたオーストリアは、ある意味では最も動物愛護に先進的な国だと言えます。しかし2008年には、ペットショップの開業要件や免許の基準はあるものの、再び犬を含めてペットショップでの生体販売を法律で認める法改正をしました。
 その理由はおそらく、EUでは、EU域内では、ヒトモノカネの移動が原則自由となり、検問所が撤廃されたことが大きな原因と思われます。またEU加盟国とほぼ重なりますが、シェンゲン圏の拡大もあります。シェンゲン圏に、新たに2007年にハンガリーやポーランドが新たに加入しました。それらの東ヨーロッパの国々は、貧しい農家が犬の繁殖業を始め、国境を越えてオーストリアなどに安価で販売を始めたからです。現在は、犬の繁殖は貧しい農家の副業ではなく、東ヨーロッパ諸国の一大産業と化していますが。

 そのようなオーストリアですが、インターネット販売は禁じていませんでした。ある面では、「世界でも最も動物愛護に先進的な国」であり、犬などの生体販売の規制が厳しい国であってもです。
 しかしNHKは、あいつぐ犬の遺棄 なぜ"命"は捨てられる?(2014年11月22日放送)では、冒頭でこのように述べています。


・犬などのペットの大量生産大量販売を行っている日本は、世界でも特殊な動物愛護に遅れた国である。日本のペットの大量生産大量販売を支えていたのは、犬などのペットのインターネット販売である。
・犬などのペットの大量生産大量販売、それを支えるインターネット販売が、ペット業者による犬の大量遺棄の一因である。
・動物愛護に先進的な先進国では、犬などのペットのインターネット販売を禁じている。ようやく日本もペットのインターネット販売を禁じが、近年間でインターネットによる犬などの販売が行われていた日本は、動物愛護に遅れた国である。


(画像)

 上記を説明する、TV番組で使用されたパネルです。(上)「日本は世界的に見ても特殊なペットのインターネット販売が許可されており、ペットの大量生産大量販売を行っている」ことを示しています。そのために、大量生産~在庫の発生~犬などの違法な遺棄が起きる」、と説明しています。
 (下)ようやく日本も欧米先進国に倣ってペットのインターネット販売と夜8時以降の店頭販売を禁じるようになった」と説明しています(インターネット販売と夜間のペット販売を禁じているのはおそらく日本だけと思われます。つまりNHKの本番組での説明は正反対の大嘘)。

NHK 週間ニュース深読み

週間ニュース深読み1


 上記のNHの番組で報じられたことは「大嘘」です。私が確認した限り、インターネットで犬などのペットの生体販売を法律で禁じているのは、おそらく世界中で日本だけです。すでに連載記事で述べた通り、スイス、ドイツ、イギリス、オーストリア(以上は日本では「動物愛護に先進的な国」とされています)では、犬などのペットのインターネットの生体販売は法律で禁じられておらず、たいへん盛んに行われています。アメリカ合衆国も禁じていませんが、それは別の機会に取り上げます。
 次回は、「ヨーロッパでも最も動物愛護に先進的な国」の一つである、オーストリアのインターネットでの犬などのペットの生体販売の現状を紹介します。まったくNHKの報道内容は、真実とは正反対です。NHKのあまりの厚顔無恥な大嘘番組は、見ている私が思わず赤面してしまいます(続く)。


(追記)

 私が今まで「オーストリアでは、西側先進諸国の中では唯一といっていいほど、ペットの生体展示販売(ペットショップでのショーケース売り)を禁じた国である」と記述した根拠は、ドイツ版wikipediaです。それには「ペットショップでの生体展示販売を法律で禁じてるのはオーストリアと、サウジアラビアで、首都リヤドに限ってである」と最近まで記述されていました(なお、アメリカ合衆国では、例外的に条例で禁じている自治体があります)。
 そのwikipediaを確認したところ、Zoohandlungの記述は削除されていました。日本でもウィキペディアの記述は誤りが多いですがね。例えば、今でも日本版ウィキペディアでは、「イギリスではペットショップでの生体販売が禁じられている」との記述があります。なお、ドイツ語で「ペットショップ」は、従来、Tierhandlungと記述されますが、近年躍進している生体展示販売を主にしているペットショップは、Zoohandlung、もしくはZoofachgeschäft、と記述されることが多いです。

 なお、ドイツ版ウィキペディアでは、Zoofachgeschäft「ペットショップ」では、次のような記述があります。


Ein Zoofachgeschäft, das seinen Kunden Heimtiere, beratend bei der Haltung der Tiere zur Seite steht.
Nach § 11 des deutschen Tierschutzgesetzes ist für den Handel mit Heimtieren eine spezielle Genehmigung erforderlich.
In Deutschland gibt es über 4100 Fachhändler, deren Betriebsstrukturen sich mitunter stark unterscheiden: Einzelkaufleute sind im Markt ebenso zu finden wie Filialisten oder Fachabteilungen in Baumärkten und Gartencentern.

(ドイツの)ペットショップにおいてペットの生体が展示販売される場合における、顧客サポートについて。
ドイツの連邦動物保護法の11条によれば、ペット販売において特別な許可が必要とされます。
ペットショップの経営者は、ペット販売市場にあるだけでなく、DIYの店やガーデンセンターに併設または一部門として見出すことができます。
ドイツ国内では、その業態においては大きく異なるとは言え、ペットの生体販売業者は4,100以上あります。



 これでも、「ドイツには生体販売を行うペットショップはない」と断言しますか(大笑い)。かのNHKは、番組内で堂々と「ドイツではペットの展示生体販売が禁止されている。したがってドイツのペットショップには、ペット(の生体)を販売してない」と報じ、番組HPでもそのように記述していますが。
 それとか、私が「世界最大の生体販売ペットショップはドイツにある」ということを記事にすれば、「ドイツには生体販売ペットショップはあります。しかし一軒だけ」とネット上で嘘情報を拡散する人が現れます。本当に愛誤って、狂人集団です。

世界びっくり犬事情~スイスやオーストリアでも、犬が高速道路の本線に迷いでたら即射殺です






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(Zusammenfassung)
Hund auf Autobahn mit zwölf Schuss getötet
Ein streunender Hund sorgte am Donnerstag auf der Westautobahn für Chaos. Die Polizei musste anrücken und ihn mit zwölf Schuss töten.


 前回記事、世界びっくり犬事情~ドイツでは、犬が高速道路の本線に迷いでたら即射殺です、では、ドイツでは、高速道路にさまよいでた犬は、警察官に即射殺されることを紹介しました(ドイツ各州の警察法では、危険な犬などの動物を警察官が射殺することは公共の場の安全を確保するためであり、責務としています)。ドイツ以外の西ヨーロッパの国々も事情は同じようです。今回はオーストリアの事件を紹介します(オーストリアでも法律で、危険な犬などを警察官が射殺することは、警察官の職務とされています)。対して日本では、高速道路上の犬は保護されます。


 オーストリアの事件を紹介します。Hund auf Autobahn mit zwölf Schuss getötet「12回の射撃は、高速道路上の犬を殺した」。2008年4月4日。
 

Ein streunender Hund sorgte am Donnerstag auf der Westautobahn für Chaos.
Die Polizei musste anrücken und ihn mit zwölf Schuss töten.
Ein herrenloser Hund musste am Donnerstagabend auf der Westautobahn (A1) von einer Polizeipatrouille erschossen werden.
Der schwarze Hund, Rasse unbekannt, machte einen eher ungepflegten, streunenden Eindruck.
Besitzer konnte bisher keiner ausfindig gemacht werden.

野良犬(でも、首輪をしていますよね?)が入ったために、高速道路の西線は木曜日に混乱に陥りました。
警察は高速道路に入り、犬を待ち構えて、12回の射撃で犬を殺害しました。
木曜の夜に高速道路(A1)西線に侵入した野良犬は、警察のパトロールで射殺しなければなりませんでした。
品種不明の黒く汚れた犬は、みすぼらしい野良犬という感じがしました。
この犬には、以前飼っていた飼い主の手がかりはありませんでした。



 スイスでも、高速道路上をさまよっていた犬を、警察官が射殺する事件がありました。残念ながら、ニュースがリンク切れになっていました。しかしこのようなスイスのメディアの記述があります。Schweizer hundemagazin 「スイス 犬マガジン」Streuner auf dem Sofaより引用します。2013年12月10日。


In Europa werden jedes Jahr rund eine Million Strassenhunde vergiftet, überfahren, erschossen, gehängt und zu Tode geprügelt, oder sie verhungern auf der Strasse oder leiden in
Tierheimen, die diesen Namen nicht verdienen.

ヨーロッパでは毎年百万頭以上の野良犬がクルマに轢かれ、射殺され、撲殺、毒殺されています。
そうでなければ路上で餓死するか、その名に値しないティアハイム内で苦しみます(劣悪な飼育環境)。



 次に、日本のケースを挙げます。「犬は一回通った道は絶対憶えているから、来た道を探したらいいよ」。2012年1月16日。
 首都高の中央分離帯で固まっていた状態の犬を一般ドライバーが救出して、飼い主に無事返したそうです。ワンちゃん、日本人は優しくて、お犬様国家でよかったですね。ドイツやオーストリア、スイスでは、警察官に射殺されていましたよ。


迷子になって15日目に、高速を利用した方が(下車して)保護し、保護主さん自身から飼い主さんに直接連絡が入りました。
3車線ある首都高速の中央分離帯で固まって動けなくなっていたそうです。
その首都高へ入るには、トラックなど大型車もたくさん通り、中には飛ばす車もある大きな国道を通るらしいのです。(怖)
よくぞ無事に保護されました。(安堵)
保護時、怖くてワンコさんは吠えましたが、首輪を掴めたのが幸いでした。
大きな国道を、首都高を、15日掛けてさ迷っていたのですね。



(動画)

 毎年ダイムラー・ベンツ社が開催しているホースショーの、2010年のコメディー。2010 Mercedes CSI Show. Hallenstadion Oerlikon Zürich. Das Lustige Pferd Scout . 訳をつけなくても、大体の意味はわかりますよね。コピーを含めれば、300万回以上再生された人気動画。




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ヨーロッパは猫TNRを否定し殺処分を支持した(2010年オーストリア、ヨーロッパ飼育動物会議)ー2





Ich unterstütze die GEGENHUND.

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(Zusammenfassung)
Nutztierschutztagung Raumberg-Gumpenstein (2010 Österreich)eine Erklärung abgegeben,"Keine Wirkung TNR(katze)".
Der Grund ist wie folgt.
"Dass die Zahl Ausgesetzter und verwilderte Katzen immer größer wird und die Probleme mit unkontrollierten Kolonien von Katzen,vor allem in Städten, zunehmen".



 記事、ヨーロッパは猫TNRを否定し殺処分を支持した(2010年オーストリア飼育動物保護会議)ー1の続きです。オーストリア農林省、環境水資源省、及びオーストリア連邦の農業研究機関が共催した「飼育動物保護会議」では、「野良犬猫は収容保護すべきではなく、殺処分されなければならない」との結論を得ました。さらには、野良猫減少効果はないとTNRを否定しています。


 2010年にオーストリアで、オーストリア連邦農林省、環境水資源省、およびオーストリア連邦の農業研究機関、Forschungsanstalt für Landwirtschaft Raumberg-Gumpenstein 「ラウムベルググンプスタイン農業研究センター」により開催された、「飼育動物保護会議」では、「野良犬猫の収容保護はすべきではなく、殺処分されなければならない」との結論を表明しています。
 さらに、「TNRは、野良猫の減少効果はなく、特に都市部ではむしろ捨て猫と自然増殖で野良猫は増加する」と、TNRの効果を否定しています。

 以下に、本会議議事録を引用します。引用箇所は10ページにあります。Nutztierschutztagung Raumberg-Gumpenstein 2010「ラウムベルググンプスタイン農業研究センター 飼育動物保護会議2010年」。


Nutztierschutztagung Raumberg-Gumpenstein 2010

Peeters (B) diskutiert die Positionen und wissenschaft-lichen Ergebnisse zum Thema „TNR versus Euthanasie bei Streunerkatzen“ vor dem Hintergrund, dass die Zahl Ausgesetzter und verwildeter (verwilderteが正しいと思われる) Katzen immer größer wird und die Probleme mit unkontrollierten Kolonien von Katzen,vor allem in Städten, zunehmen.
EuroFAWC- Empfehlung bezüglich Katzen:
i. Katzen sollen eindeutig identifiziert werden können
ii. Die Anzahl von Streunerkatzen und die Größe/Zahlvon Katzenkolonien, die Belästigungen verursachen,ist zu verringern
iii. Die Population von Streunerkatzen und das dadurchgegebene Problem müssen auf lokaler/regionalerEbene untersucht und bewertet werden.


飼育動物保護会議 Raumberg-Gumpenstein 2010年

ペーテルス(ベルギー)は、「野良猫」のTNRと安楽死に関する位置づけと科学的な結果についての、今日的背景について説明しました。
捨て猫の多さや、野良猫の増加により猫の数が増えているコロニーが問題になっています。
特に都市では、猫の増加が著しいです。
EuroFAWC(*1)が推奨しているのは以下のとおりです。
1、猫は完全に個体識別されるべきである。
2、野良猫の総数を、その野良猫コロニーの大きさに見合う、迷惑にならない数まで減らすことです。
3、野良猫の数は調査を行い、それらの地域ごとに見合った、適正水準にまで引き下げる必要があります。


*1
 EuroFAWCとは、the European Forum for Animal Welfare Councils「ヨーロッパフォーラムアニマルウェルフェアカウンシル」の略。2006年に、ヨーロッパ各国政府に動物福祉に関するアドヴァイスを行うために学識経験者らで設立されました。欧州委員会のオブザーバーとしての地位があります。EuroFAWCの、TNRに関する見解も、折々ご紹介します。EuroFAWC


 本会議でも、TNR(地域猫)の問題は、・捨て猫と・猫の数がむしろ増加することを挙げています。その傾向は都市部で著しいとも記述されています。まさに日本の地域猫が抱えている問題と同じです。
 本会議では、TNRのこれらの問題解決のためには、その地域地域に見合った迷惑にならないTNRコロニー(地域猫)の数の上限を定め、その範囲内を維持するように求めています。このTNRの記述の前には、野良犬猫の殺処分容認が述べられていることから、TNRコロニー(地域猫)の数の上限を維持するためには、節度のある殺処分を行う必要があると理解して良いと思います。私見を述べれば、TNRコロニーの猫の数の上限を定め、それを超える個体数を殺処分するのであれば、わざわざ管理が煩雑なTNRコロニー(地域猫)管理をする意味はないとも思いますが?
 しかし私が海外のTNRの文献を調べたところ、TNRの欧米では、「地域でコントロール可能の範囲内に猫の上限数を抑制するための殺処分は容認、むしろ必要」がTNRの概念であるようです。日本の「殺処分ゼロ」とは異なるようです。

 なお会議に出席した各国の行政担当者及び研究者等の中では、デンマークの代表者は、明確にTNRを否定しています。本会議以外でも、ヨーロッパやEUの複数の機関は相次いでTNRを否定し、殺処分を含む管理飼育の厳格化を支持しています。今回ご紹介したEuroFAWC「ヨーロッパフォーラムアニマルウェルフェアカウンシル」のTNR否定声明も、折々ご紹介したいと思います。
 アメリカのみならず、ヨーロッパも相次いでTNRを否定しました。先進諸国の中で、未だにTNR(地域猫)を推進し(さらに「完全ノーキル」は例外とも言えます)、管理飼育化に逆行しているのは日本だけと断言します。アメリカ、ヨーロッパの先進各国では、犬猫等ペットの飼育は、殺処分の厳格化も辞さずに管理飼育を強化するのが潮流です。

 例えばドイツでは近年、犬飼育規制強化のための公的殺処分の行政の権限強化のための立法が相次ぎました。それによりドイツへの犬入国の規制強化、行政命令による犬強制安楽死も厳格化されています。猫に対しても、飼い猫登録、不妊去勢義務、野良猫への餌やりの禁止など、自治体レベルでの条例化制定が進んでいます。
 経済混乱により捨て犬捨て猫が増加し社会問題になっているギリシャは、犬猫殺処分の基準を緩和し、殺処分を推進する法改正案が今年国会に提出されました。スイスも以前から行政による犬の強制殺処分が行われていますが、犬の飼育規制強化の方針で、行政による強制殺処分強化の立法が行われました(これらについては記事にします。なお、ギリシャ、オランダ、スイスなど「殺処分ゼロ」と紹介している愛誤ブログがありますが、全く根拠のない大嘘です)。
 日本での地域猫(TNR)推進は、管理飼育の厳格化という先進国の潮流とは逆です。


(動画)

 介助馬。現在訓練中。こちらはイギリスの動画。Miniature horse trained to help boy with rare illness

ヨーロッパは猫TNRを否定し殺処分を支持した(2010年オーストリア飼育動物保護会議)ー1





 私は過去記事で、アメリカの複数の政府機関が2009年に、TNRを完全に否定したことを取り上げています。ヨーロッパにおいても、複数の機関でTNRは否定されました。本記事では、2010年にオーストリア連邦農林省及び環境水資源省と、オーストリア農業畜産研究施設、Forschungsanstalt für Landwirtschaft Raumberg-Gumpenstein 「ラウムベルググンプスタイン農業研究センター」共催の、ヨーロッパ各国の行政担当者や研究者等を招へいして行われた「飼育動物保護会議」を紹介します。本会議では殺処分を支持し、猫TNRを否定しました。


 私は過去記事で、複数のアメリカ政府機関が猫のTNRを否定する見解を示していることを記事で取り上げました。例えばこのような記事です。
 アメリカ連邦政府は、明確かつ完全にTNRを否定しました
。アメリカ連邦政府、魚類野生動物サービス庁(U.S. Fish and Wildlife Service )は、2009年に「TNRは『成功例はただの一つもない』(There was no “success” story)」と自らのHPで明確に記述しています。

 一方ヨーロッパにおいても、時期を同じくして複数の機関がTNRを相次いで否定しました。例えば、2010年にオーストリアで、オーストリア連邦農林省、環境水資源省、およびオーストリア連邦の農業研究機関、Forschungsanstalt für Landwirtschaft Raumberg-Gumpenstein 「ラウムベルググンプスタイン農業研究センター」により開催された、「飼育動物保護会議」です。なお、本研究機関「ラウムベルググンプスタイン農業研究センター」は、農業分野では、ヨーロッパで大変権威のある機関です。Raumberg wiki
 以下に、会議議事録を引用します(10ページに引用の記述があります)。Nutztierschutztagung Raumberg-Gumpenstein 2010「ラウムベルググンプスタイン農業研究センター 飼育動物保護会議2010年」。
 まず前提として、「野良化したペット(犬猫)を限られた公的予算を用いて収容保護すべきではないし、殺処分されなければならない」という意見がのべられています。その根拠は、ドイツの研究者とドイツミュンヘン大学の共著による文書です。


Nutztierschutztagung Raumberg-Gumpenstein 2010

Bei aufgegriffenen Heim tieren entsteht ein Konflikt zwisch ender Verpflichtung der öffentlichen Hand zur Sparsamkeit(bei jeweils begrenzten Budgets) und dem Tierschutz.
Aufgegriffene Wildtiere verursachen ungelöste Prob-leme, da die Tierheime für deren Unterbringung nichteingerichtet sind.
Tiere, die nicht unterzubringen sind,müssen getötet werden.
Zusammen mit Herwig Grimm,Uni München, wurde ein ethischer Codex zur Rechtferti-gung der Euthanasie „überflüssiger“ Tiere entwickelt.


飼育動物保護会議 Raumberg-Gumpenstein 2010年

限られた公的予算で、野良化したペットを収容する公的機関の義務は、予算の削減という点から対立を生じさせています。
ティアハイムは、それらのペットを収容する前提では運営されていないので、捕獲した野良化したペットの未解決の問題を引き起こします。
それらの動物は収容保護されるべきではないし、殺処分される必要があります。
ハーウィググリムとミュンヘン大学(ドイツ)は共同で、余剰な動物(野良犬猫)の安楽死の正当化のために倫理的な文書を作成しています。



 同会議では、「野良化したペット(犬猫)は、公的予算の助成でティアハイムに収容するべきではないし、殺処分されなければならない」の、殺処分に代わる方法としてTNRも論じています。しかし同会議では、TNRを否定する結論にいたりました。次回は、同会議でTNRを否定した根拠をご紹介します。(続く)。


(動画)

Panda the Guide Horse Rachael Ray「パンダという名の盲導馬」。

オーストリアの猫だけには生まれ変わりたくない~人口比で日本の5倍猫を殺しているオーストリア人





 著名動物愛護(誤?)活動家のオーストリア人、マルコブルーノ氏の著作に「マルコの東方犬聞録 日本の犬だけには生まれ変わりたくない! (犬と人シリーズ)」があります。氏はその中で「日本は犬虐待国家である。日本はオーストリアに比べ、ペットを「物」としてしか扱わない後進国である」と述べています。しかし氏が母国オーストリアでは、狩猟駆除だけで日本の人口比で猫が5倍、犬が1.4倍も殺されている現状を知らないはずがありません。


 オーストリアでは、ドイツより動物愛護で進んでいるとも言われています。またオーストリアは地理的にも文化的にもドイツに近く、法律制度も似ています。
 私はドイツでは、何度も狩猟により殺害駆除される猫が年間40万匹、犬が6万5千頭もあることを紹介しています。Haustier-Abschuss durch Jäger「ドイツPETAレポート ハンターにより銃殺されるペット」2012年。

 ドイツでの狩猟駆除は、人口比で日本の猫公的殺処分の5倍近く、犬でも2倍以上になります。また私的な安楽死処分(飼い主が獣医師に安楽死を依頼する、ティアハイムでの安楽死処分)は一般的に行われています。さらには、行政当局や警察が、飼育が禁止された危険犬種や咬傷事故を起こした犬、危険と思われる犬の殺処分を飼い主に命じ、飼い主が応じなければ強制的に行う公的殺処分も一定数あります。
 オーストリアの動物愛護に関する制度は、上記ドイツとほぼ同じです。1、つまり法律により野良猫野良犬(と思われるものも含む)の狩猟駆除が推奨されています。2、ティアハイムなどでの安楽死は、政府が容認する見解を示しています。また3、行政当局や警察が飼い主に命令して、犬を安楽死させる制度もあります。
 今回は、野良犬猫(と思われるものも含む)の、オーストリアにおける狩猟駆除についてご紹介します。

 オーストリアでは、狩猟駆除により殺害される猫は年間4万匹、犬は3,000~4,000頭です(2006年推計)。オーストリアの人口は811万人ですので、狩猟駆除される人口1万人あたり約猫49匹、犬は約5頭です。対して日本は平成23年の公的殺処分が人口1万人あたり猫11匹、犬3.5頭です。
 つまりオーストリアでは狩猟駆除にかぎっても、猫を日本の公的殺処分の5倍近くであり、犬も約1.4倍あります。以下の記事を引用します。
 オーストリア狩猟反対のインターネットサイトInitiative zur Abschaffung der Jagd österreich「狩猟廃止のためのイニシアティヴ」から。Von Jägern erschossene oder verletzte Haustiere 2006年。


Über die Zahl der offiziell jagdbaren Tiere werden genaue Statistiken geführt.
Die Schätzungen gehen von jährlich 40.000 Katzen und 3.000 bis 4.000 Hunden aus, die jedes Jahr in Österreich von Jägern erschossen werden.
und ist vermutlich nur die Spitze des Eisbergs.

狩猟動物の数は、公的で正確な統計数があります。
1年間で4万匹の猫と、3千から4千頭の犬が推定で、オーストリアではハンターによって殺害されます。
そしてその数値は氷山の一角であると思われます。



 私はもし殺されるとすれば、銃殺より二酸化炭素死の方を選びます。まだ二酸化炭素死の方が麻酔効果があって安楽死と認められていますからね。「さんかくたまごの西方見聞録 オーストリアの猫だけには生まれ変わりたくない!」。
 マルコブルーノさんはオーストリア人で母国語がドイツ語です。ですからドイツやオーストリアの犬猫狩猟駆除について知らないわけがないと思います(その他ルクセンブルグやベルギーのドイツ語圏でも、犬猫はドイツルールに準じて狩猟駆除されています)。またそれらの国では、犬猫の狩猟駆除に対して反対運動が盛んです。なおさら知らないわけがありません。氏は遠い東アジアの島国まで出向いて動物愛護運動をするより、母国でされたほうが良いのではないでしょうか。
 折々今回紹介した記事、Initiative zur Abschaffung der Jagd österreich「狩猟廃止のためのイニシアティヴ」の、オーストリアにおける犬猫の狩猟駆除の実際についてご紹介します。


(画像)

・混雑した電車内では社会迷惑です。ドイツなどの動物愛護を知る者にとっては見ていて痛い。自分の無知ぶりを世間に晒しているわけですから。

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・ヨーロッパでの犬猫狩猟駆除を批判した本。

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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数4332
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・カテゴリー(猫)別最高順位7682ブログ中17位
・カテゴリー(ペット)別最高順位41358ブログ中37位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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