なぜイギリスは猫の大量虐殺事件が多いのか


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(Summary)
"antifreeze - Cat killers "in the UK.
There are many cases of cat massacre in the UK.
前回記事、44匹の猫が不凍液で毒殺されたイギリス、200匹以上の猫が毒殺されたフランス~事件の背景、の続きです。私がインターネットで検索したところ、先進国の中では際立ってイギリスの猫、といっても野良猫や放し飼い猫ですが、虐殺事件が多いと感じます。例えば不凍液(自動車のラジエーター液)で猫を大量殺害(毒殺)する事件は、イギリスでは毎年のように複数の事件が発生しています。また、猫の切断された死体をひと目につくように放置するなどの事件は、アメリカやドイツではイギリスに比べて少ないと感じます。その原因は、私はイギリスの法律や制度に原因があると思います。
まず「猫 殺し屋 不凍液」(cat antifreeze killer)の英語検索の結果は次のとおりです。cat antifreeze killer。英語圏はイギリスの他、アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの先進国がありますが、イギリス以外では、「不凍液で猫を大量虐殺した」という事件はほぼありません。以下に、イギリスで発生した、不凍液による猫虐殺事件のいくつかを例示します。
例示した以外でも、イギリスでは不凍液で猫を殺害する事件が大変多いです。不凍液で殺害する以外でも、最近のロンドン近郊の、「猫の頭部を切断して死体をひと目に晒す」、250匹以上の猫を殺害した、M25キャットキラーを私は取り上げています。
・2011年6月6日記事
Cat killer on the loose in picturesque rural hamlet has poisoned 33 pets with ANTI-FREEZE
「絵のように美しい村の猫殺害者は、33匹のペット(猫)に不凍液を摂取させた」。
・2012年4月27日
Pet owners lock up cats indoors as anti-freeze killer claims 48th victim
「ペット(猫)の飼い主は、不凍液キャットキラー犯罪者が48番目の犠牲者を求めているので(註 既に47匹が不凍液で殺されている)、猫を屋内に閉じ込めます」。
・2014年8月1日記事(猫毒殺で有罪判決を受けたのは2014年ですが、犯行は2013年です)
Pensioner admits lacing tuna with antifreeze after five cats die 「年金受給者の男は5匹の猫が死んだ後に、マグロに不凍液を添加したことを認めています」。
~
79-year-old man pleads guilty after five of his neighbours cats died from suspected poisoning last year.
A pensioner has admitted placing tuna laced with antifreeze in his garden, after five cats belonging to his neighbours died from suspected poisoning.
79歳の男性は、昨年毒殺が疑われる近隣の5匹の猫が死んだ後に、有罪判決を言い渡されました。
年金受給者の男は、近隣が飼っている猫5匹が毒殺の疑いで死んだ後に、庭に不凍液を入れたマグロを置いたことを認めています。
・2014年12月8日
Antifreeze, the killer chemical of pets – don’t let yours be a victim.
「不凍液、ペットの殺す化学物質ーあなたのペットを犠牲にさせないでください」。
~
In fact, a recent news article has highlighted the fact that around 50 cats a month in the UK are killed by antifreeze poisoning.
事実、最近のニュースの記事では、イギリスでは毎月約50匹の猫が不凍液中毒によって毒殺されているという事実が強調されています。
・2015年7月29日
Serial cat killer hunted after 44 felines POISONED to death in two years
「連続猫殺害者は2年間で44匹の猫を毒殺(不凍液)により猫を狩った」。
・2016年6月29日
Serial 'cat killer' at large as SIX pets were poisoned on the same street
「連続猫殺し者による大規模殺戮でおなじ街区で6匹の猫が毒殺(註 おそらく不凍液とされています)された」。
・2017年4月9日
Cat killer may be on the prowl in Croft after pet found dead in suspected antifreeze poisoning
「不凍液中毒でペットの猫が毒殺された疑いの後に、猫の殺人者はクロフト(地名)を徘徊しているかもしれません」。
ドイツ語で同様に、「猫 殺し屋 不凍液」(Katze Murderer Frostschutzmittel)で検索したところ、ヒット数はほぼゼロです。ドイツ語圏は、ドイツ、オーストリア、スイスの大部分ですが、これらの国では、猫を不凍液で大量殺害する事件はほとんどないのだと推測します。
またロンドン近郊で発生している、M25キャットキラー事件(M25 cat killer)のように、猫の頭部を切断して人目に晒すという事件もありません。ただしオーストリアでは、2015年に約50匹の猫を住宅地で男が射殺した事件(*1)はありました。この事件は、「ハンターには違法行為はない。飼い主は泣き寝入り」と報道されました。
なぜイギリスは、猫を不凍液で大量殺害したり、刃物で猫を切断して人目に晒すなどの事件が、他の英語圏、ドイツ語圏の先進国に比べて多いのでしょうか。その理由ですが、私は次のように推測します。以下については、次回以降の記事で根拠(ソース)を挙げて論じたいと思います。
1、他の多くの先進国と異なり、イギリスの法律では、猫の狩猟が禁止されており、私有地内での猫の駆除も禁じられている。
2、イギリスでは、行政が野良猫を捕獲することがない(アメリカでは行政機関のアニマルコントロールが野良猫を捕獲する)。
3、イギリスはTNR活動が盛んで、TNRの普及(他の要因も考えられますが)により野良猫の駆除殺処分を行わないことから、イギリスでは野良猫の数が推計900万匹と、他の先進国に比べて異常なほど多い。
4、そのためにイギリスでは猫被害が深刻である。
5、しかし猫被害者は猫を狩猟駆除することも、行政に引き取ってもらうこともできず、非合法に自力救済するしかない。
以上については、次回以降の記事で根拠(ソース)を挙げて論じたいと思います。
(動画)
Heartbreaking video of cat struggling to walk hours before dying from antifreeze poisoning. 「不凍液中毒で死ぬ数時間前の、歩くのに苦労している猫の胸が痛くなるビデオ」。2016年12月7日。このビデオ撮影の数時間後に猫は死んだということでしょう。最初から室内飼いすればいいのに。
*1
Jäger soll vom Auto aus 50 Katzen erschossen haben
「ハンターは、車中から約50匹の猫を射殺しました」。2015年8月31日。
~
オーストリアの住宅街で猫を約50匹射殺した男性がいましたが、この行為は合法です。したがってこの男性に対する処罰・処分は一切ありません。このニュースも、こちらのサイトで取り上げようと思います。
(画像)
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