高齢女性を噛み殺した2頭の犬はその場で警察官に射殺された~ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク


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(Zusammenfassung)
Baden-Württemberg Großer Hund beißt 72-jährige Passantin tot
Die Polizei ermittelt nach einer tödlichen Hundeattacke gegen die Halterin.
Eine 72-jährige Passantin wurde dabei Opfer eines Kangals.
Der Hund wurde getötet.
今年の5月30日のことですが、大変痛ましい事件がドイツ、バーデン=ヴュルテンべルク州で発生しました。72歳の女性を2頭の大型犬が襲い、噛み殺しました。駆けつけた警察官がその場で犬を射殺しました。警察は、本事件を殺人事件として43歳の女性飼い主と、その夫を取り調べると公表しました。ドイツの世論は概ね、犬を拘束していなかった飼い主を非難し、犬を射殺した警察官を擁護しています。
この事件を報じるニュース、Baden-Württemberg Großer Hund beißt 72-jährige Passantin tot 「バーデン=ヴュルテンベルク 大型犬は72歳の女性の歩行者に噛み付きましたー歩行者は死にました」。(2017年5月31日)、から引用します。
Die Polizei ermittelt nach einer tödlichen Hundeattacke gegen die Halterin.
Eine 72-jährige Passantin wurde dabei Opfer eines Kangals.
Der Hund wurde getötet.
Der Hund der Rasse Kangal fügte der Frau am Dienstagabend tödliche Verletzungen an Kopf und Hals zu, wie die Polizei Konstanz und die Staatsanwaltschaft Hechingen am Mittwoch mitteilten.
Der aggressive türkische Herdenschutzhund wurde von Polizeibeamten erschossen.
Gegen die Frau und ihren getrennt lebenden Ehemann ermittelt die Kriminalpolizei nun wegen fahrlässiger Tötung.
Die Staatsanwaltschaft ordnete die Obduktion der getöteten 72-Jährigen an.
Die Hunde sollen seziert werden.
警察は犬による死亡咬傷事故の後に、飼い主を調べています。
72歳の女性が、カンガール(註 犬の品種名)の犠牲者でした。
2頭の犬は警察官により、その場で殺害されました。
バーデン=ヴュルテンベルク州の街で、72歳の歩行者を2頭の犬が攻撃し、歩行者は噛まれて死亡しました。
カンガール種の犬は、火曜日の夜に女性の頭と首に致命的なけがを負わせたと、コンスタンツ警察署とヘッヒンゲン検察庁は急遽公表しました。
攻撃的なトルコ原産の番犬(註 本事件のカンガール種の犬)は、警察官により射殺されました。
飼い主の女性と別居中の夫に対しては、殺人罪としての犯罪捜査が検討されています。
検察官は、72歳の被害者女性の遺体の司法解剖を命じました。
犬も解剖しなければなりません。
(動画)
・Hund beißt 72-Jährige tot 「72歳の女性は犬に噛まれて死にました」(ビデオニュース)。2017年5月31日。
一方、時期を同じくして、アメリカ、ミシガン州では生後3週間女の赤ちゃんが飼い犬の、3頭のピットブル種の犬に噛み殺されました。母親が目を離したわずか5分のあいだでした。2017年5月25日のことです。犬たちは、一旦はアニマルシェルターに収容されました。このニュースは、後ほど記事で取り上げます。Mutter ließ es nur fünf Minuten allein Baby Susannahvon Pitbull zerfleischt 「母親が目を離したのはわずか5分間だけでした 赤ちゃんのスザンナちゃんはピットブルに切り裂かれました」。2017年5月29日(ドイツ語)。
この2つの事件を受けて、ドイツのフォーラムでは、「ドイツの事件で警察官が犬を射殺したのは正当な行為である」としています。対してアメリカの事件を対比させて、「犬を殺処分しないのは不当だ」という意見でした。このフォーラムの意見も取り上げようと思います。
(参考資料)
・ヤンバルクイナ襲う野犬、観光客も被害 沖縄北部「ペット捨てないで」。2017年6月3日(沖縄タイムス)。
~
沖縄県国頭村は飼い犬の野犬化によって、ヤンバルクイナなど貴重な生物が被害に遭うとして、「犬を捨てないで」と呼び掛けている。
被害は観光客にも出ている。
5月15日には辺戸岬を訪れた観光客の女性が野犬に追い掛けられ、祖国復帰闘争碑前で助けを求める「事件」があった。
「殺処分ゼロ」の数字だけを追い求めるあまり、沖縄県では、野犬の捕獲をしない、犬の引取りをしないということが横行しているようです。これは沖縄在住の読者様から情報提供いただいています。
その弊害が出てきているということでしょう、希少生物への被害の他、人への被害が顕在化しつつあるようです。日本は犬の飼育比率では小型犬が多いということもあり、人の咬傷事故数は統計上は国際比較では少ないです。しかし犬による人身事故は、海外では頻繁に起きています。野犬を放置すれば、いずれは重大な咬傷事故が起きるのは必至です。まさしく「ノーキル」の弊害です。沖縄県は、自治体の責務を省みられたい。野犬の放置による人身事故は、作為義務違反として東京高裁で不法行為として認定されています。
(動画)
Hund beißt Rentnerin tot und wird erschossen 「犬は72歳の年金受給者を噛み殺し、射殺されました」。2017年6月3日公開。加害犬の女性飼い主の家からは、20匹の猫も発見されました。この飼い主は、いわゆる「アニマルホーダー」であり、不適正飼育者ということでしょう。家もゴミ屋敷っぽいですし。
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