雑種犬は純血種犬より4倍以上も保健所に引き取られる率が高い~あまりにも痛い太田匡彦氏の自爆



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 記事、特定の犬種が流行すれば殺処分が増えるという苦しい「捏造」~太田匡彦氏の噴飯講演、の続きです。前回記事は、動物愛護(誤)ジャーナリストである太田匡彦朝日新聞記者の、「特定の犬種が流行すれば犬の殺処分数が増える」との主張が捏造であることを書きました。特定の犬種の流行が犬の殺処分数の増加に寄与したという事実は、統計上確認できません。一方、太田匡彦氏は、かつて「保健所に届けられた犬の犬種内訳」を、アエラの記事に書いています。それによると、犬が保健所に届けられる比率は、雑種が純血種犬の4倍以上であることがわかりました。ということは「ある犬種(純血種)が流行すれば犬の殺処分増加の原因となる」を否定する内容です。まさに「自ら墓穴を掘る」です。


 前回記事、特定の犬種が流行すれば殺処分が増えるという苦しい「捏造」~太田匡彦氏の噴飯講演、の概要です。昨年3月26日に、東京弁護士会で開催されたシンポジウムで太田匡彦氏が講演を行いました。その概要は、次のとおりです。
1、アイフルのテレビCMでチワワが流行した(件のCMは平成14年から平成18年にかけて放映された)。
2、その結果、チワワを衝動買いする人が増え、チワワの飼育放棄するなどで犬の殺処分数が増加した。
3、太田匡彦氏がそれを裏付けるものとして提示したのは、北海道の殺処分数推移のグラフである。
 しかし前回記事で述べた通り、北海道の犬殺処分数は平成15年度のみ増えていますが、日本全国の犬の殺処分数は一貫して直線的に減っています。日本全国の犬殺処分数統計では、特定の犬種の流行が殺処分に影響を与えた事実は確認できません。

 太田匡彦氏は繰り返し「日本の犬の大量生産大量販売が犬の殺処分の元凶である。だから殺処分を減らすためには犬の大量生産大量消費をなくすこと。そのためにはペットショップをなくさなければならない」と主張しています。それを裏付けるために、上記のシンポジウムでの講演では、つまり「特定の犬種が流行すれば、衝動買いする飼い主が増え、従って飼育放棄される犬が増え殺処分される。まさに犬の大量生産大量販売が犬の殺処分の元凶出ることの証明だ。だから犬の営利生産、販売、その際たるペットショップをなくさなければならない」と主張しています。
 しかし一方で太田匡彦氏は、2008年に朝日新聞系の雑誌、アエラで、その主張に反する記事を書いています。「保健所に届けられた犬の犬種内訳」です。それによれば、保健所に届けられた犬種は雑種が圧倒的に多いのです。飼育数では、純血種が70%を超えるにもかかわらず。以下がその記事です。


(画像)

 アエラの記事。2008年。「2007(平成19)年度(2007年4月から2008年3月)に政令指定都市など28の自治体の保健所に、不要犬として飼い主に持ち込まれた犬の内訳」。この記事では次のように書かれています。
 「朝日新聞が独自に政令指定都市に対して調査した、犬種別 政令指定都市保健所に持ち込まれた犬の犬種別内訳」。それによれば、保健所に届けられた犬の総数が12,141頭。雑種が7,885頭。純血種が4256頭です。以下が、持ち込まれた純血種犬の犬種内訳です。これは政令指定都市の調査ですので、おそらく日本全国より純血種の割合が多いと思われます(それ以前に朝日新聞の調査は正確性に疑問があります。自治体職員が正確に犬種を把握できるのか、判定が微妙など)
 2007年に保健所に持ち込まれた犬のうち、純血種が35.0%、雑種が65%です。一方、2007年の犬飼育においては、純血種の割合は71.2%、雑種が28.8%です。つまり、飼育数に対して、持ち込まれた犬は雑種がより多いのです。また犬種は非常に多く、ある犬種が流行したとしても、それが犬の殺処分数全体を押し上げる程の数には成り得ないと思います。さらに純血種の方が譲渡率は高いと思われますので、殺処分率はさらに低くなると思います。
 前回記事、特定の犬種が流行すれば殺処分が増えるという苦しい「捏造」~太田匡彦氏の噴飯講演、では、太田匡彦氏の2016年における講演会、「チワワの流行でチワワを飼育放棄する人が増え、殺処分数が増加した」とあります。氏の論で言えば、チワワの流行は2006年頃まで続いたということになりますが、2007年のチワワの保健所収容数は随分と少ないですね?(第9位。わずか142頭。それが全頭殺処分されたとしても、全体の殺処分を増加させる数とはなりません)。さらに保険所に収容された犬は、「小型純血種犬」の人気が最も高く、真っ先に譲渡先が見つかります。ですから以下の「保健所に届けられた犬種内訳」のチワワの数142頭は、さらに殺処分では少なくなる可能性が高いのです。

雑種 7,885
(以下、純血種の犬種内訳)
1位 柴犬 701
2位 ダックスフント 481
3位 シーズー 380
4位 ラブラドールレトリバー 203
5位 ゴールデンレトリバー 175
6位 ビーグル 170
7位 マルチーズ 152
8位 土佐犬 145
9位 チワワ 142
10位 ヨークシャーテリア 135
11位 コーギー 130
12位 秋田犬 121
13位 プードル 109
ポメラニアン99、ハスキー67、パピヨン66、紀州犬63、シェルティ59、イングリッシュセッター56、シュナ53、Gシェパ52、パグ52、Aコッカー37、キャバリエ36、甲斐犬35、ポインター34、ミニピン31、グレートピレニーズ30(以下略)。

殺処分 犬種別


 一方、このような資料があります。2007年の飼育されている犬の雑種と純血種の飼育割合の全国調査です(一般社団法人ペットフード協会調べ)。それによれば、2007年に日本全国で飼われている犬のうち、純血種犬は71.2%、雑種犬は28.8%です。
 対して先のアエラの記事によれば、2007年に保健所に持ち込まれた犬のうち、純血種が35.0%で、雑種が65%です。つまり保健所に収容される犬は、雑種犬の方がその確率が4倍以上も高いのです(捕獲された野犬もあるでしょうが、2007年当時は野犬の捕獲が極めて少なくなっていますので考慮に入れませんでした)。


(画像)

 一般社団法人ペットフード協会による調査。2007年当時の、犬の飼育における、純血種と雑種の割合。

 犬飼育割合


 さらにこのような資料もあります。日本全国の犬の飼育犬種別内訳です。太田匡彦氏が「チワワの流行が殺処分数の増加の原因である」とする2002年~2006年当時のものが欲しかったのですが、最も古いもので2010年のものしかありませんでした。2010年 犬 飼育・給餌実態 ①飼育実態の詳細(一般社団法人 ペットフード協会)。
 飼育犬種のうち、純血種の犬種は実に多くの品種が飼育されています。これだけ飼育犬種にバラつきがあれば、特定の犬種が流行したとしても、日本全体の殺処分数を増加させるには無理があります。それとややタイムラグがありますが、2007年に保健所に持ち込まれた犬種で最も多いのは柴犬です。ダックスフントは2007年当時から流行犬とされていますし、2010年には純血種犬の中では最も飼育数が多い犬種です。しかし飼育数が3位の柴犬が最も保健所に持ち込まれた数が多いのです。ですから、「特定の犬種の流行が殺処分を増加させる」は統計上ありえません。

 以上の統計資料からは、太田匡彦氏が繰り返している主張、「日本の犬の殺処分は、犬の大量生産大量販売が元凶である。犬の殺処分を減らしゼロにするためには、犬の大量生産大量販売、つまりその際たるペットショップをなくさなければならない」は、導くことはできません。さらに2016年3月26日に行った、「特定の犬種が流行すれば殺処分が増える。犬種の流行により衝動買いする飼い主が増え、飼育放棄をするからだ。特定の犬種の流行は犬の大量生産大量販売が殺処分の元凶であることの証明だ」もまさに噴飯ものの捏造です。過去に太田匡彦氏自身が、それに反する記事をアエラで書いています(笑)。

 太田匡彦氏は、このような自爆、「自ら墓穴を掘る」評論を繰り返しています。今年も朝日新聞系のメディア、sippoで、「空前の猫ブームで純血種猫をペットショップで買うという消費行動が増えた(実は統計上は否定されますが)」と書いています。また、ABC朝日放送の番組、「ペットの王国 ワンだランド」でも同様のことを述べています。太田匡彦氏は、「犬猫の殺処分の元凶は、日本の特異なペットの大量生産大量販売(真実は日本はむしろ犬猫の大量生産大量販売に遅れた国ですが)である。殺処分を減らすためには犬猫の大量生産大量販売を止めること、つまりペットショップをなくすことが最も重要であり効果がある」と主張しています。
 それならば、「今の日本は空前の猫ブーム」であり、「ペットショップから純血種の猫を買うという消費行動が増えた」のならば、なぜ猫の殺処分数が増えないのでしょうか。ここ数年来、猫の殺処分数は激減しています。太田匡彦氏が繰り返す「オウンゴール」は、私にとっては、見ていてあまりにも痛いです。
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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