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1年を通じて制限なく猫を狩猟して良いワイオミング州(アメリカ)



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(Summary)
Pointing out that in other states,including Wyoming, it is legal to hunt cats all year without restriction.
In Wyoming, USA, it is legal to shoot all feral cats, and according to the sheriff in our county does not think it is a problem, even if the cat is belonging to someone.


 アメリカでは州の独立性が高く、犬猫の扱いも州によってかなり異なります。ウィスコンシン州やワイオミング州などのいくつかの州では、1年を通じて制限なく自由に徘徊する猫を狩猟して良いと州法で定めています。特にワイオミング州では猫の狩猟を厳格におこなっています。ワイオミング州では飼い犬猫として届け出て登録を受けることが義務付けられています。この登録を行わなかった犬猫が、もし自由に徘徊して狩猟駆除された場合は、飼い主は、例えば犬猫を射殺したハンターに損害賠償を求めるなどの権利はなにもありません。


 アメリカではサマリーで述べた通り、州の独立性がかなり高い国です。ですから犬猫などのペットの施策においても、ある州を例示して「アメリカでは~です」と断じるのは間違いです。しかし日本では、アメリカの動物保護政策では、むしろ例外をことさら強調して報じるケースが多いです。例えば猫のTNRマネジメントですが、日本では「アメリカ全土で広く採用されており、野良猫の数の抑制策はアメリカではTNRマネジメントが一択である」と誤認させる報道がされています。
 しかしTNRマネジメントは、アメリカ合衆国の野良猫抑制策としてはむしろ例外です(*1、)。州レベルでTNRマネジメントを制度化しているところはありません。対して、浮遊猫犬の狩猟駆除を推し進めている州はいくつもあります。今回紹介するワイオミング州では、猫の狩猟駆除は一年を通じてほぼ制限なく行っても良いのです。さらに、飼い犬猫の登録義務があり、無登録の犬猫は射殺されても、飼い主は何一つ文句を言えません。

 例えば、ワイオミング州の浮遊犬猫の狩猟駆除の厳しさについては、アメリカのマスメディアの報道では、このような記述があります。Kristen Lindsey: 5 Fast Facts You Need to Know。2015年6月25日。Pointing out that in other states,including Wyoming, it is legal to hunt cats all year without restriction. 「ワイオミング州を含む他の複数の州では、1年を通して制限なく、猫を狩猟することが合法です」。
 次にあげるのは、ワイオミング州フレモント郡の地域BBSです。こちらでは、ワイオミング州では、浮遊猫の狩猟駆除がいかに合法的で、一般に行われているかがよくわかります。Fremont County Wyoming Sheriff Shoots Any Cat 「ワイオミング州フレモント郡の保安官(*2、)はどんな猫でも射殺する」。2012年5月25日。


・by Anonymous
(Riverton, Wyoming)
In Wyoming, USA, it is legal to shoot all feral cats, and according to the sheriff in our county does not think it is a problem, even if the cat is belonging to someone.
The owners fault because the cat left the property or house and crossed over to where he could get shot.
Cats fall under the nuisance animals under the Game and Fish legislation of the State of Wyoming.
My neighbor has shot EVERY cat he comes across.
Our sheriff, Fremont County Wyoming personally told me that it was HIS practice to shoot cats all the time,
he didn’t see a problem with it.

・by: Anonymous
The bottom line is that it is perfectly legal to shoot feral cats, whether it is morally responsible is another matter.
I dont regularly shoot cats, however if I had a problem with one, I wouldn’t hesitate to shoot it.

・by: Anonymous
I have owned cats.
I am not a cat hater.
They kill all manner of birds.
While I do not get any pleasure from shooting cats, I do.

cats should get killed
・by: Doug
Im happy these cats get shot!
i like shooting cats yay!

・匿名(リバートン、ワイオミング州)
ワイオミング州では、すべての野良猫を撃つことは合法であり、郡の保安官によれば、たとえその猫がだれかの飼い猫であったとしても問題ではないと考えています。
猫が飼い主の土地や家を出て、撃たれるような場所に出て行ってしまったのは飼い主の落ち度です。
猫はワイオミング州の狩猟鳥獣と魚の法律によれば、有害な動物に分類されています。
私の近所の人は、出会ったすべての猫を撃ちました。
私たちの、ワイオミング州フレモント郡の保安官はいつも猫を撃っていましたが、保安官は私に、猫を撃つことは個人的には練習(射撃の?)だったと私に言いましたし、それには問題は見られませんでした。

・匿名
要するに、野良猫を撃つことは完全に合法であるということですし、それは、道徳的に責任があるかどうかは別の問題です。
私は猫を撃つ習慣はありませんが、もし私が野良猫による問題を抱えていたのならば、私は野良猫を撃つことを躊躇しません。

・匿名
私は猫を飼っています。
私は猫を嫌ってはいません。
猫はありとあらゆる方法で鳥を殺します。
私は猫を射殺することを喜んではしていませんが、私はそうします。

猫は殺されるべきだ
・Doug
私はこれらの猫たちが撃たれることはうれしい!
私は猫を撃つのが大好きさ、イェーィ!



 一方、日本のメディアや動物愛護活動家らは、「アメリカでは犬猫はいかなる場合でも殺害は重罪である」、つまり「狩猟駆除などはありえない。犬猫の殺害は重罪だからだ」と誤認させる情報を拡散させています。例えば、アメリカの50州全てでは動物虐待は犯罪とされていますが、「犬猫の狩猟による殺害も虐待行為」と誤認している方が多いです。
 例示すれば、このようなメディアやブログ記事です。まず、アメリカにおける動物の法律あれこれ(2011年11月21日)ですが、このように記述しています。「アメリカ全体の概要を見てみますと、全50州のうち全ての州で『動物虐待』に当たる行為が挙げられています。42州で動物虐待を重犯罪として扱う項目を定めています(軽犯罪と重犯罪の違いは、懲役刑が1年を超えるかどうかを目安にするのが一般的です)。日本の動物に関する法律を変えていく際に参考になる点も多いのではないでしょうか」。

 真実は、アメリカのほとんどの州では、動物虐待の懲役の法定刑は1年以下の軽犯罪です。虐待のうち、闘犬を懲役1年を超える法定刑としている州は複数ありますが、闘犬は闇とばくに対する処罰と言う意味があり、動物虐待とはまた異なる概念です。つまりこの記事は、読者を誤認させることを意図した「偏向」記事であり、問題があるといえます。
 全体を通して読めば、浮遊犬猫の厳格な狩猟を規定した州法には一切触れておらず、著しく「アメリカ合衆国では野良犬猫であっても殺害自体重罪である」と誤認させる内容です。この記事で取り上げられているオレゴン州は、犬猫を含む動物の虐待に対する法定刑は1年以下です。日本愛護管理法の2年以下の懲役より法定刑は軽いのです。

 アメリカでの「動物虐待罪」は必要以上に、正当な理由なく動物に苦痛を与える「残酷な殺害」を行ったことが成立要件です。従って通常狩猟で行われる、銃で射殺する行為は「動物虐待」としては犯罪が成立しません。テキサス州などでは、私有地内に侵入する動物が、私有地内の財産に被害を及ぼす、またはその危険がある場合には、防止するためにその動物を殺害することは合法です。
 次回以降は、「1年を通して制限なく、猫を狩猟することが合法」な、ワイオミング州法の条文原文を取り上げます。またワイオミング州では飼犬猫登録がされていなければ、犬猫を放してしまい、その結果ハンターにより射殺されても飼い主は何一つ文句を言えません。


(動画)

 Veterinarian Fired for Shooting Cat with Bow and Arrow 「弓矢で猫を射殺したことにより女性獣医師はインターネットを炎上させた」。2015年4月17日。
 クリスティン・リンジー獣医師は、私有地内に侵入した近所の飼い猫を野良猫と誤認して弓矢で射殺しました。しかしテキサス州法により、クリスティン・リンジー獣医師は刑事訴追はされませんでした。「クリスティン・リンジー獣医師は私有地内の自分のペットと財産を守るために、侵入してきた猫を合法的に射殺した。矢で射ることはことさら残酷とは言えず、動物虐待とは言えない」との州法の解釈によるためです。




(参考資料)

*1、
続・「米国で定着してきたTNR」という大嘘~全米でTNRを制度化している自治体はわずか0.12%である

*2、
保安官 郡保安官

通常は、住民による選挙で選ばれる単独の公選職であるが、これだけでは手が回らないため、指揮下に警察組織を編成して、実業務はこちらに代行させることが多い。
本来的には、郡の一般警察業務を一手に担っていた。
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記事の内容にはあまり関係しません

単語の使われ方について教えてください。
'feral cats'と'cats'について「野生」であるかどうかは、BBSでは書き込み者が曖昧に使っていたり厳格に使っていたりしていると見てよろしいでしょうか?
'feral'を使用するのは個人または地域の問題でしょうか?

Re: Re: 記事の内容にはあまり関係しません

流星 様、コメントありがとうございます。

> 'feral cats'と'cats'について「野生」であるかどうかは、BBSでは書き込み者が曖昧に使っていたり厳格に使っていたりしていると見てよろしいでしょうか?
> 'feral'を使用するのは個人または地域の問題でしょうか?

私が個人的に感じるところを書きます。
野良猫を英語に訳するならば、Stray cat、Feral cat、が一般的です。
また、Alley catもあります。
私が思うには、Feral catがノネコ、stray catが野良猫に近いと思います。
しかし英語の文献を見ても、厳格に区分しているわけではないようです。
次回以降の記事で書きますが、ワイオミング州法では、Stray catを狩猟対象としていますが、法律条文を読めば、かなりノネコにちかいという感じがします。
Alley catはあまり使いませんが、いわゆる餌やりさんの猫で、ほとんど人の給餌に頼っている猫という感じがします。

追記

猫TNRに関する記述でも、feral catは多いです。

http://www.pawschicago.org/our-work/spayneuter/feral-cats-tnr/
Feral Cats (TNR) | PAWS Chicago
こちらの記述では、TNRの対象となる、feral catは、都市部に住む野良猫です。

つまり、feral catとstray catは、アメリカでは厳格に区分されて使われていないようです。
ですから私は両方とも野良猫と訳しています。

オセアニアでは、ほぼferal catしか使わないようです。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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