近所の飼い猫を射殺した女性獣医師は刑事訴追を受けなかったが~アメリカ



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(Summary)
A grand jury investigated the killing but, in June 2015, found there was “insufficient proof” to charge Lindsey with animal cruelty.
But, a veterinarian (Kristen Lindsey)who used a bow and arrow to kill a feral cat has lost her license for now.
Kristen Lindsey, the Austin veterinarian who bragged on social media after shooting and killing a feral cat with a bow and arrow, has had her license suspended for a year.
She'll also be on a probationary period for four years.


 2015年に、アメリカ、テキサス州で近所の飼い猫を野良猫と誤ってボウガンで射殺した女性獣医師がいます。射殺した猫の写真をFaceBookに投稿し、物議をかもしました。この女性獣医師はテキサス州法の規定により、刑事訴追はうけませんでした。しかし2015年に勤務する獣医診療所を解雇されました。さらに2016年には、1年間の獣医師免許の停止処分を受けました。


 2015年に、近所の飼い猫を野良猫と誤ってボウガンで射殺して、その写真をFaceBookに投稿した獣医師については、私も記事にしています。猫をボウガンで射殺して、FACE BOOKに写真を投稿したアメリカの女性獣医師~世界びっくり猫事件
 2015年には、この女性獣医師、クリステン・リンジー氏は、勤務先の獣医診療所を解雇されました。その後の経緯について、アメリカのマスメディアが報じています。クリスティン・リンジー獣医師はその後、動物虐待の罪で刑事訴追すべきかどうかを大陪審(*1、)が審議しましたが、大陪審は検察への刑事告発を見送りました。そのために、クリスティン・リンジー獣医師は刑事訴追は受けませんでした。しかし2016年に、獣医師免許の1年間の停止という行政処分が決定しました。
 
 まず、クリスティン・リンジー獣医師が、刑事訴追を受けなかったことの関するニュースをいくつか引用します。猫を殺害した、クリスティン・リンジー獣医師は「動物虐待の罪」での刑事訴追を受けなかった理由です。テキサス州では、動物虐待の罪で有罪とするには「その殺害方法がことさら残酷である」ことを、証明しなければなりません。さらに、クリスティン・リンジー獣医師が主張している、「狂犬病の恐れのある猫から、自分のペットを守るため」であれば、徘徊している猫を殺害するのは合法です。アメリカ合衆国では、犬猫に関する狩猟規定が州によりかなり異なります。
 Kristen Lindsey: 5 Fast Facts You Need to Know 「クリスティン・リンジー(猫をボウガンで射殺した女性獣医師) あなたが知る必要がある5つの事実」。2015年6月25日、より引用します。


District Attorney Travis Koehn said
“Lindsey may have acted to protect her pets from a potentially rabid stray cat in Austin County.”
According to Texas law, protecting pets from attack is a defense to an animal cruelty charge.
Pointing out that in other states,including Wyoming, it is legal to hunt cats all year without restriction.
In Texas, the state would have to prove
that a defendant killed a stray cat in a cruel manner or without the owner’s consent for an animal cruelty conviction.

地方検察官トラビス・コーン氏は言います。
「リンジー獣医師は、潜在的に狂犬病の野良猫から彼女のペットを守るために(合法的に)行動した可能性があります」。
テキサスの法律によると、自分のペットを他の動物の攻撃から守こと(殺害すること)は、他の動物への残虐行為の刑事告発に対する正当性の抗弁になります。
ワイオミング州を含む他の州では、1年を通して制限なく、猫を狩猟することが合法です。
テキサス州(の州法では)では、被告の動物の虐待での有罪判決を得るためには、州が被告が殺された猫をことさら残酷な方法で殺したか、所有者の同意なしに殺したことを証明しなければならないでしょう。



 The Animal Legal Defense Fund(ALDF。法制度を通じて動物福祉の向上を目指す非営利団体。アメリカの大手動物愛護団体)のHPの記事では、クリスティン・リンジー獣医師が刑事訴追をまぬがれたことが書かれています。本団体は、クリスティン・リンジー獣医師の厳重な処罰を求めていました。
 ALDF Fights to Bring Kristen Lindsey to Justice 「ALDFは、クリスティン・リンジーに正義の制裁を与えるために戦います」。2016年4月、から引用します。


A grand jury investigated the killing but, in June 2015, found there was “insufficient proof” to charge Lindsey with animal cruelty.
The Austin County District Attorney’s office then closed the case, claiming it could not confirm where the cat was killed, whether the cat had an owner, and whether the cat was killed “in a cruel manner.”

大陪審(*1、)がクリスティン・リンジー獣医師の猫の殺害について調査しましたが、2015年6月に、それが動物に対する残虐行為であることを証明するには不十分であることが判明しました。
オースティン郡の地方検察庁は、猫がどこで殺されたか、飼い主がいるかどうか、猫が 「残酷な方法で殺された」のかどうかを確認することができないと主張して、事件を終結させました。



 しかし、クリスティン・リンジー獣医師は、2016年に獣医師免許の1年間の停止の行政処分を受けることとなりました。クリスティン・リンジー獣医師の、獣医師免許停止の行政処分には、背景にいくつかの動物愛護団体らの、行政処分を求める署名活動などの過激な運動があったことは否定できません。
 Veterinarian who shot cat with arrow loses license for a year 「弓矢で猫を射殺した獣医師は、1年間獣医師の免許停止となりました」。2016年10月18日、より引用します。


A veterinarian who used a bow and arrow to kill a feral cat has lost her license for now.
Kristen Lindsey, the Austin veterinarian who bragged on social media after shooting and killing a feral cat with a bow and arrow, has had her license suspended for a year.
She'll also be on a probationary period for four years.
Lindsey's attorney issued the following statement:
Dr. Lindsey and I are disappointed that the Board ordered suspension of Dr. Lindsey's license based on an action that had nothing to do with the practice of veterinary medicine.
Dr. Lindsey did what she did to protect her property and her own cat from an animal that was trespassing on her property.
It is also disingenuous - if not absurd - that the individual who now claims she owned the cat didn't care enough about the cat at the time to give it a collar and tag - or any evidence of ownership, or to get the animal vaccinated for rabies (in an area where rabies was pervasive), or to prevent the animal from roaming wild in an environment where it was likely to be eaten by coyotes or otherwise suffer and perish.
- but loud - lynch mob of zealots.
This Board doesn't have the integrity that the District Attorney in Austin County had to stand up to an irrational.
We will be appealing the Board's decision to the District Court and we are confident that common sense and justice will prevail."

野良猫を弓矢で殺した獣医師は、現在、獣医師免許の停止を受けています。
弓矢で野良猫を射殺した後に、ソーシャルメディアでそれを自慢した、オースティンのクリスティン・リンジー獣医師は、獣医師免許の1年間の停止を受けています。
彼女はさらに、4年間の保護観察を受けるでしょう。
クリスティン・リンジー獣医師の弁護士は、次のような声明を公表しました。
リンジー博士(獣医師)と私は、行政聴聞会が獣医学の実践とは何の関係もない行動に基づいて、リンジー博士の獣医師免許を停止するように命じたことに失望しています。
私たちはまた、アニマルレスキューという狂信者たちとの文化戦争の狭間で、彼らの意図と目的のために全てにおいて、一方の側面だけが選ばれたという、行政聴聞会の決定に対して失望しています。
リンジー博士は、自分の私有地に侵入してくる野良猫から自分の財産と自分の猫を守るためにした(猫の殺害)のです。
また、殺害された猫の飼い主だと主張している人は、猫に首輪や名札を付けたり、飼い主の証拠となるものをつけたり、その猫に狂犬病ワクチン接種すること(ここは狂犬病が流行している地域であるにもかかわらず)、あるいは、その猫がコヨーテによって食べられてしまうか、そうでなければ苦しんで死ぬ可能性のある環境で、その猫が野良状態で自由に屋外を徘徊することをを防ぐことができるにもかかわらず、それらに対しては十分に配慮していませんでした。
ーしかしこれは騒がしいー狂信者のリンチの暴動です。
この行政聴聞会は、オースティン郡の地方弁護士(自分のこと)が、非合理的に立ち向かっていかなければならないほど正当性がないということです。
私たちは、行政聴聞会の決定取り消しを地方裁判所に提訴し、そして常識と正義が勝つと確信しています。



 クリスティン・リンジー獣医師と代理人弁護士は、獣医師免許の1年間の停止処分を不服として、その取り消しを求める訴訟を提起する意思のようです。まさに、猫を射殺した女性獣医師の厳罰を求める動物愛護(誤)派と、獣医師の権利擁護を主張する弁護士との泥仕合という様相です。
 私見を述べれば、私は獣医師の代理人弁護士の声明に同意できるところがあります。射殺された猫の飼い主は、飼い猫を分かるように首輪をしたり名札をつけていませんでした。狂犬病流行地であるにもかかわらず、狂犬病ワクチンも接種していませんでした。アメリカ、テキサス州では、猫も狂犬病ワクチンが義務です。その上、猫の放し飼いが常態化していました。
 
 狂犬病ワクチン未接種~狂犬病を広める可能性がある~他人やほかの人がかっている動物に危険が及びます。また、猫の放し飼いは、他人の私有地で糞尿をしたりして財産に被害を及ぼします。
 さらに猫の放し飼いは、猫がコヨーテなどに殺されたり、車に轢かれたりして死ぬ可能性も高いです。たまたま女性獣医師が野良猫と間違えて射殺したからといって、飼い主が権利を声高に主張するのは権利の濫用と言う気がします。まず射殺された猫の飼い主が、猫をきちんと管理し、室内飼いに徹すれば、女性獣医師に射殺されることはありませんでした。室内で飼育するのは、猫のためでもあるのです。
 また、射殺された猫の飼い主の他にも、いわゆる動物愛護(誤)な人たちが、女性獣医師の処罰を求めてヒステリックになるのも日本と似ています。刑事訴追がされなかったにもかかわらず、女性獣医師の解雇や獣医師の免許停止が決定されたことは、私には不合理に思えます。「猫の不適正飼育者には甘く、被害者には厳しく不公平」と思います。


(動画)

 Texas vet cat killer: Bow & arrow using Kristen Lindsey fights to keep license - TomoNews 「テキサス州の猫殺し獣医:弓矢を用いたクリスティン・リンジー獣医師は、獣医師免許を守るために戦う」。2016年5月2日。
 クリスティン・リンジー獣医師の、獣医師免許の処分に関する行政聴聞会。アニマル・レスキュー団体らは、行政に対してクリスティン・リンジー獣医師の獣医師免許取り消しを求めていました。結果は、1年の免許停止でした。




(参考資料)

*1
大陪審

大陪審(だいばいしん、英: grand jury)は、一般市民から選ばれた陪審員で構成される、犯罪を起訴するか否かを決定する機関をいう。
起訴陪審(きそばいしん)ともいう。
大陪審は、アメリカ合衆国において、権力分立(チェック・アンド・バランス)の仕組みの一貫と考えられており、検察官の処分だけで事件が裁判(トライアル)に付されるのを防ぐという意図がある。
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https://www.animallaw.info/statutes/us/wyoming
ワイオミング州
狩猟に関する法律

https://www.animallaw.info/statute/wy-dog-consolidated-dog-laws
ワイオミング州
「無登録の犬猫の飼い主は、それが殺されたとしても権利を主張できない」。

http://pictures-of-cats.org/fremont-county-wyoming-sheriff-shoots-any-cat.html
ワイオミング州では、いかなる野良猫でも狩猟が合法である。

http://www.backyardchickens.com/t/821047/best-way-to-kill-cats-yeah-i-think-the-cats-could-have-done-it/20
ワイオミング州では、すべての野良猫を射殺することは合法であり、郡の保安官によれば、たとえ猫がの飼い猫であってもそれは問題ではないと考えています。

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さんかくたまご

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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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