懲りない赤恥大嘘番組「ワンだランド」スイス編~懲役刑もあるスイスの犬リード義務を定めた州法


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(Zusammenfassung)
ABC Asahi Broadcasting Corporation (japanische TV-Programm) hatte berichtet, dass "unnötige Leine auf den Hund in der Schweiz."
Aber es ist eine große Lüge.
Hundegesetz
Art. 3 Leinenpflicht
Hunde müssen an der Leine geführt werden.
前回記事、懲りない赤恥大嘘番組「ワンだランド」スイス編~スイスは犬にリードをしなくていい?真実は、スイスには極めて厳しいリード義務の法律がある、の続きです。前回記事では、スイスでは連邦法で犬のリード義務が厳しく規定されており、違反者には最高で罰金5,000スイスフラン(57万円)が科せられることを書きました。つまり、ABC朝日放送の番組で報じられた「スイスでは犬にリードをしなくていい」は正反対の大嘘です。さらに州によっては、それよりも厳しい規定があります。アールガウ州では、犬にリードをせずに野生動物を犬が殺傷したならば、飼い主に最高20,000スイスフラン(228万円)の罰金と懲役1年未満の刑罰が科せられます。
まず、スイス、アールガウ州の極めて厳しい犬のリード規程を定めたアールガウ州法改正に関するニュースを引用します。Hunde-Leinenpflicht in Wäldern: Immer wieder kommt es zu Verstössen 「森林における犬のリード 何度も何度も、それは不正が行われてきました(森の中では犬にリードをつけないことが長年横行してきた)」。2012年6月4日。
Vom 1. April bis zum 31. Juli müssen Hundehalter auch im Wald oder auf Waldwegen ihre Hunde an der Leine führen.
Immer wieder kommt es zu Attacken, weil der Halter seinen Hund nicht unter Kontrolle führt.
Vom 1. April bis zum 31. Juli müssen im Aargau Hundehalter auch im Wald oder auf den Waldwegen ihre Hunde an der Leine führen.
Das hält das Gesetz in der kantonalen Jagdverordnung seit dem 1.1.2010 klar fest.
Hundehalter blüht Freiheitsstrafe.
Diese Leinenpflicht dient den frei lebenden Tieren im Wald zum ungestörten Brüten und Aufziehen ihrer Nachkommen.
Klar ist: Reisst ein Hund im Wald ein Wildtier, blüht dem Halter eine Busse von bis zu 20'000 Franken.
Kontrolle von Förster, Jagdaufseher oder Polizei.
Eine noch höhere Strafe droht einem Hundehalter, wenn er absichtlich zum Wildern mit seinem Hund in den Wald geht.
In diesem Fall kann er mit bis zu einem Jahr Freiheitsstrafe verurteilt werden.
4月1日から7月31日までの期間は、犬の飼い主は森の中に犬連れて入る場合は、犬はリードにつながなくてはなりません。
犬の飼い主がリードをせずに犬を自分のコントロール下にしていなかったために、繰り返し犬により野生動物が攻撃されました。
アールガウ州では、4月1日から7月31日の期間は、犬の飼い主は森の中では犬はリードをしなければ犬を森林に連れて入ってはいけません。
これは明らかに、2010年1月1日以降では、州狩猟規則という法令を守ることとなります。
犬の飼い主は懲役刑になります。
この犬のリード義務規定の目的は、森の中の野生動物が繁殖を妨げられず、子育てすることです。
まず最初の明らかな事実:森の中で野生動物を犬が殺傷した場合は、犬の飼い主は20,000スイスフランまでの罰金が科せられます。
森林、野生動物管理官や警察官による取り締まり。
犬の飼い主が故意に森の中で犬に野生動物を殺傷させた場合は、さらに厳しい刑罰が犬の飼い主を脅かします、この場合は、犬の飼い主は最高1年の懲役刑の判決が与えられる可能性があります。
一方犬に対しては、飼い主がリードを放して自由にさせた、遁走してしまった場合は、その犬に飼い主がいることが分かっていても、警察官に犬を射殺する権限があります。そのほかに森林管理官、野生動物管理官などが野犬などを射殺する権限が有り、家畜や野生動物に被害を及ぼす可能性がある場合は、犬は射殺されます。
次回は、飼い主がある犬が遁走し、警察官が射殺したケースなどの具体例を挙げたいと思います。ABC朝日放送「ワンだランド」のスイス特集番組で報じられている、「スイスでは犬はリードをしなくても良い。犬は日本と違って自由」は、まったく真実とは正反対の、恐るべき大嘘です。まさに狂った番組です。日本で犬が逃げ出して、飼い主が「それは私の犬です。すぐに捕まえますから」と警察や保健所などに伝えているのに、警察官がその犬を射殺することがありますか。スイスは、日本よりはるかに犬の管理に対しては厳しいのです。
(動画)
問題の番組、ABC朝日放送「ワンだランド」スイス編第一回放送。2016年12月12日公開。「世界一のペット先進国スイスへ スイス流 秘 しつけ」。大自然の中、自由奔放に走り回る大型犬と一家の暮らしとは…?
「スイスでは犬はリードを外して自由に散歩できる」。まさに狂気の嘘番組。自然林で犬にリードをせずに放した場合、スイス、アールガウ州では「罰金2万スイスフラン(最高日本円で228万円、飼い主は懲役1年まで科されます)」です。またスイスでは、犬を公共の場に放した場合は、警察官などがその犬を射殺して良い権限があります。
(画像)
私が住んでいる兵庫県西宮市の、「犬糞放置は反則金5万円が科せられます」という、注意を促す看板。ABC朝日放送「ワンだランド」の番組では、スイス国内に「犬のリード義務」の看板があることを放映して、「これがスイスでは犬のノーリード(和製英語で通じませんが)の証明だ。わざわざ『ここでは犬にはリードが必要』ということを示すということは、この場所が例外的に犬のリードが必要だということで、スイスが原則犬にリードをしなくて良いことを証明だ」と報じていました。かつて私がNHKが繰りかえし「ドイツでは犬のノーリードが認められている」という嘘報道をしていたことに対して、私がブログでそれに対する反証として、ドイツ国内の「犬のリードは義務」という看板をあげたことが影響しているかもしれません。
以下の画像が西宮市にあることは、「西宮市においては例外的に犬糞放置を禁じるエリアがあるが、原則犬糞放置をして良い」という証明になりますか。このようなバカ番組の屁理屈を信用する方、ブログなどで「スイスはノーリードで素晴らしい」と本番組について書かれている方も散見されますが、どうかと思います。


スイス、アールガウ州狩猟規則の条文原文
Das Gesetz in Wortlaut in der Jagdverordnung des Kantons Aargau
Gesetz von 1.1.1970 bis 31.12.2009
§6
1. Im Wald müssen Hunde an der Leine geführt werden.2. Ausgenommen sind Hunde auf ausgebauten Waldwegen unter direkter Aufsicht ihres Führers und Jagdhunde beim jagdlichen Einsatz.3. Ausgenommen sind ferner Hunde bei Dressurübungen, denen Gemeinderat und Jagdpächter von Fall zu Fall oder generell zugestimmt haben.
Das neue Gesetz in Kraft seit 1.1.2010
§21
1. Hunde sind im Wald und am Waldrand vom 1. April bis 31. Juli an der Leine zu führen. In der übrigen zeit können Hunde auf Waldstrassen unter direkter Aufsicht ohne Leine geführt werden.2. Für Jagd- und Polizeihunde beim Einsatz und bei der Ausbildung gelten diese Einschränkungen nicht.
スイス連邦犬法
Hundegesetz
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