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続・イギリスの犬の公的殺処分数は人口比では日本と同程度~民間の殺処分数を加えれば、その数倍~10倍の犬を殺処分している



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(Summary)
Revealed: RSPCA destroys HALF of the animals that it rescues - yet thousands are completely healthy
Shock figures reveal 3,400 animals put down for 'non-medical reasons'
Whistleblower claims she shot healthy dogs 'because there was no room'
Statistics show 10,000 fewer animals were rehomed in 2011
But charity's prosecutions of rogue pet owners leap 20 per cent
Countryside Alliance says charity should lose right to call itself Royal

 前回記事、イギリスの犬の公的殺処分数は人口比では日本と同程度~民間の殺処分数を加えれば、その数倍~10倍の犬を殺処分している、の続きです。前回記事では、イギリスの犬の公的殺処分数が年間7,085頭(2014年)で、人口比で日本とほぼ同数であることを述べました。しかしこの数値を単純に比較しても意味がありません。イギリスと日本の公的殺処分の制度が大きく異なるからです。イギリスの公的殺処分の数値は制度上、実数より著しく低くなるからです。


 まず、イギリスの公的な殺処分制度について説明します。The Mayhew Animal Home & Humane Education Centre: Mayhew International. LEGISLATION AND STATISTICAL INFORMATION REGARDING EUTHANASIA OF STRAY DOGS IN THE UK 「メイヒューインターナショナル イギリスの野良犬の安楽死に関する法律と統計情報」から引用します。


The two main pieces of legislation concerning the collection and disposal of stray dogs are the Dogs Act 1906 and the Environmental Protection Act 1990.
Responsibilities for dealing with stray dogs, originally assigned to the police , now lie with the local authorities.
The law requires that a stray dog must be held for seven days after seizure by the police or local authorities before disposal.
If unclaimed by its owner after seven days, the dog may be (1) sold or given away to a new owner, (2) sold or given away to a welfare organisation or (3) destroyed humanely .
3 The law also authorises euthanasia before the expiry of the seven days where necessary “to avoid suffering”.

法律、犬法(Dogs Act1906年)環境保護法(Environmental Protection Act1990年)に基づき、野良犬は殺処分前に、警察や地方自治体による捕獲の後7日間、保護されなければならないと定められています。
もともと法律では、野良犬の対処する責任は警察が管轄でした。
現在では地方自治体が行なっています。
法律で野良犬は、7日間は殺処分されずに保護されなければなりません。
7日後に犬の飼い主が返還を求めてこなかった場合は、犬は(1)売却または新しい所有者に譲渡し、(2)売却や福祉団体(民間のレスキューシェルター)に引き渡されます。または(3)人道的に殺処分されることがあります。
法律はまた、必要な「苦しみを回避するためならば」7日以内であっても犬を安楽死することを許可しています。



 上記より、イギリスの殺処分制度は次の通りになります。
・イギリスの自治体が捕獲収容する動物種は、「犬」だけであり、しかも浮遊犬(野良犬、捨てられた犬、迷い犬)だけです。
・7日間の収容期間中は原則として殺処分はできません。殺処分が許可されるのは原則重度の傷病犬だけです。
・7日間の収容期間がすぎれば、飼い主が見つからなかった犬は、民間のアニマルシェルターに移譲されるなどします。

 したがって、イギリスが発表している公的殺処分数は「犬」だけです。またイギリスが発表している犬の公的殺処分数は、民間シェルターに移譲した後の数は一切反映されません。民間アニマルシェルターに移譲された後の、殺処分数・殺処分率に関する公的統計はありません。しかし民間シェルターでは、かなりの割合で自ら殺処分を行っています。例えば世界的に権威のある、RSPCA(「英国王立動物虐待防止協会 」The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)は、主に家畜屠殺用拳銃で、約半数の健康な犬猫を殺処分していたことを明らかにしています。ほかの民間シェルターは、さらに殺処分率が高いと思われます。
 Revealed: RSPCA destroys HALF of the animals that it rescues - yet thousands are completely healthy 「RSPCAは、救済という名目で、半数の健康上問題のない数千もの動物を殺します」。(2012年12月29日)より引用します。


Shock figures reveal 3,400 animals put down for 'non-medical reasons'
Whistleblower claims she shot healthy dogs 'because there was no room'
The RSPCA destroys nearly half the animals it ‘rescues’ each year, with thousands being put down for non-medical reasons,
The charity insists the vast majority of the animals were put down to end their suffering, but it admits that last year alone 3,400 animals were destroyed for ‘non-medical’ reasons, such as the lack of space in kennels and catteries.

衝撃的な数字(殺処分数・率)は、健康上問題がないのに3,400ものペットをRSPCAが殺処分したことを明らかにしました。
内部告発者は、「収容する余地がなかったので、健康な犬を銃殺した」と証言しています。
RSPCAは、保護した健康上問題のないペットの約半数を殺しています。
RSPCAは、動物の大半は、苦しみを終わらせるために3,400頭もの殺処分したと主張しますが、犬舎と猫舎のスペースの不足など「非医学的」な理由だけで殺処分したことを昨年認めています。



 先に述べた通り、イギリスが公的に収容する犬は、飼い主が不明で町を徘徊している「浮遊犬」だけです。日本の保健所のように、飼い主から飼い犬・飼い猫を引き取ることはありません。飼い主がペットの犬猫が事情により飼えなく場合は、飼い主自ら獣医師に安楽死を依頼するか、民間のアニマルシェルターに手数料を払って引き取ってもらいます。イギリスでは、日本では公的に殺処分するようなケースの多くが、公的殺処分として数字に表れません。
 民間のアニマルシェルターは、公的に収容した「浮遊犬(飼い主不明犬)」が収容期間が満了した後に引き取ります。これらの「飼い主からの引取り(犬猫他)」と「行政からの引取り(浮遊犬。飼い主不明)」を、一例としてRSPCAは、約半数を殺処分しているのです。しかも殺処分方法は家畜屠殺用拳銃でです。

 イギリスの民間のアニマルシェルターの、年間総引き受け数は公の統計はありません。民間の推計値はあります。若干古い推計値ですが、これしか見つかりませんでしたので、この数値を用います。
 Brits Love Their Pets - Or Not 「イギリス人は自分たちのペットを愛しているでしょうかーいいえ、そうではありません」。(2012年4月14日)より引用します。


more than 260,000 dogs and cats were sent to UK rescue shelters in 2009.
From the responses received it was estimated that 131,070 cats and 129,743 dogs entered the care of UK welfare organizations during 2009.

2009年には26万頭以上の犬と猫がイギリスのアニマルシェルターに送られました。
受け取ったアンケートの回答から、2009年に131,070匹の猫と129,743匹の犬がイギリスの福祉団体の世話を受けるようになりました。



 イギリスにおける、民間のアニマルシェルターに収容された犬猫の年間の合計数は約26万頭です。仮にその半数が殺処分されていたとすれば、13万頭が殺処分されていることになります。この「半数」という数値の根拠はRSPCAの殺処分率ですが、私はおそらく、他の民間アニマルシェルターの方が殺処分率は高いと思います。なぜならば、RSPCAはイギリス国内では群を抜いて資金力が豊富で、設備も充実しています。また大変権威がる「王立」施設でもあります。資金力や設備に乏しい、弱小のアニマルシェルターの方が殺処分率が高いと考えて良いのではないでしょうか。
 日本はイギリスの約2倍の人口です。従って人口比で言えば、イギリスの13万頭の犬猫合計殺処分数は、日本では26万頭に相当します。日本の犬猫合計殺処分数は平成27年統計で、82,902頭です(犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(動物愛護管理行政事務提要より作成))。つまりイギリスの民間アニマルシェルターだけで犬猫合計で、日本の公的殺処分数の3,1倍の数を殺処分していることになります。犬に至っては、8,4倍もの数を民間アニマルシェルターで殺処分していることになります(日本の犬の殺処分数 平成27年統計15,811頭)。さらにイギリスでは、70,85頭の犬の公的殺処分もあります。 

 さらにイギリスでは、犬の飼い主であるブリーダーや管理者であるトレーナーが私的に拳銃を用いて殺処分することが合法です。イギリスではドッグレースが盛んですが、ドッグレースのブリーダーやトレーナ、オーナーが1年間に、レースドッグの能力は低い犬、傷病レースドッグ、引退レースドッグなどを1万頭(1万5,000頭という推計値もあります)も拳銃などで殺処分していると推定されています。
 これらの数を合算すれば、犬の殺処分数は人口比で日本の約10倍になります。日本の場合は、殺処分は保健所に集約して行い、民間シェルターやブリーダーが私的に行うことはほとんどありません。ですから、公的統計のみを持って、殺処分数を比較することはナンセンスです。次回は、イギリスのレースドッグなどの民間人が行う犬の殺処分について取り上げます。


(画像)

 画像は、RSPCAがペットの殺処分に用いた家畜屠殺銃です。興味のある方はこちら。Captive bolt pistol。引用は、Revealed: RSPCA destroys HALF of the animals that it rescues - yet thousands are completely healthy

Humane bolt guns, like the one pictured, are often used to kill pets.
In 2009, the RSPCA, which is one of Britain’s biggest charities and receives £120 million a year in donations, stopped accepting stray animals and unwanted pets.

画像のような「人道的(?)ボルト銃」が、しばしばペットの殺害で用いられました。
2009年には、英国最大の慈善団体の一つであるRSPCAは、野良犬猫や不要なペットの受け入れを停止していたにもかかわらず、年間1.2億ポンドの寄付を受け取っていました。


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(参考資料)

世界と比べてみた、犬・猫の殺処分の現状

ドイツは犬・猫の殺処分が、なんと「0」です。
何らかの理由で飼えなくなったペットはティアハムというアニマルシェルターで保護され、その中の約90%が新しい飼い主にもらわれていきます。
また、残りの10%もティアハムで生涯を終えることが出来ます。
そして、もう一つの動物愛護先進国のイギリスでの殺処分は、約7000未満になっています。
イギリスにもアニマルシェルターがあり、年間で約10万頭の犬が
保護されていますが、殆どの子は飼い主がみつかります。
しかし、約7000頭に関しては病気を持っていたり、
性格が矯正できない等で安楽死されてしまう子もいます。
しかし、イギリスの安楽死は本当の意味での安楽死です。
安楽死といいながらも、ガスで窒息死させて殺してしまう日本との違いはここにあります。



 まさに「狂人が妄想を書きなぐった」記事です。このようなライターが一応プロ?として寄稿し、それを間に受ける「アイゴ」が存在することが、日本の動物愛護の後進性を最も証明していると思います。

 ドイツには公的殺処分が厳然と存在します。州が、「禁止犬種、咬傷事故を起こした犬、危険と思われる犬」を法律に基づき飼い主から押収して強制的に殺処分した数を公表しています。日本の自治体では、ドイツの州よりはるかに人口比で少ない殺処分数のところがあります。またドイツ全土では、警察官が犬などを射殺する数が年間約1万2,000頭です。さらに民間人ハンターが狩猟する猫の数は年間40万、犬6万5,000頭という推計値があります。ティアハイムの殺処分と施設内死亡を合わせた数は3割を超えます(ハノーバー獣医科大学調査等による)。

 またこの記事では、「イギリスの殺処分数約7,000頭未満」としていますが、犬猫の合計と著しく誤認させる記述です。さらにイギリス絵は、犬猫の飼い主及び監視者は、拳銃で殺処分しても合法です。このように、日本での海外の動物愛護に関する報道は、必ず「嘘・偏向・誤り」があります。



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メモ

メモ

トルコ 犬大虐殺
http://shoebat.com/2015/05/18/36-golden-retrievers-rescued-from-inevitable-dog-genocide-in-turkey/

犬猫殺処分ゼロを目指して
安井美沙子元参議院議員
http://blogos.com/article/95314/

イタリア アニマルシェルターでの動物虐待。
http://www.occupyforanimals.net/italy--the-mafia-involved-in-shelter-activities1.html

内容とは、かけ離れますが
11/30つけの放送分のキャストで
神戸の野良猫問題の報道をやって
まして。
かなり、間違えた報道をされてました。
あたかも、地域猫が正しいみたいな
偏向的な目線の報道の仕方でした。

Re: タイトルなし

R,I 様、コメントありがとうございます。

> 内容とは、かけ離れますが
> 11/30つけの放送分のキャストで
> 神戸の野良猫問題の報道をやって
> まして。

情報提供ありがとうございます。


> かなり、間違えた報道をされてました。
> あたかも、地域猫が正しいみたいな
> 偏向的な目線の報道の仕方でした。

youtubeで動画公開されればいいのですけどね。
私も見てみます。
大概、日本の動物愛護に関する報道は、動物愛誤団体の意向が入っています。
否定的な報道はまずありません。

メモ

メモ

猫 ドイツの判例 そのほか
https://www.facebook.com/kazue.tada.7/posts/1155857464503240?comment_id=1156027137819606&reply_comment_id=1156185547803765¬if_t=feed_comment_reply¬if_id=1480579435175270

初めまして。以前よりブログ拝見させて頂いてました。どの記事も興味深く、海外の事例なども参考にさせて頂いております。

今年は特に熊の出没が多く、猟友会でも獣害駆除依頼が多数寄せられました。私も獣害駆除実施隊に所属しておりますので、何度か仕事が休みの時には参加していたのですが、
SNSや愛誤のブログ等で熊が可哀想、殺すなの大合唱…
益々狩猟への風当たりが強くなっており、このままではリスクが多く見返りが少ない狩猟は廃れる一方で、獣害は更に増えるのではと現場にいながら危惧している1人です。

猫や犬の愛誤の方にも共通すると思うのですが、なぜ愛誤の方というのは動物を擬人化し、感情のみでデータを見ないのかと呆れてしまいます。
実際私も狩猟を営む中で、愛誤の方より「命を奪うなんて可哀想、お前は異常者だ」と言葉を浴びせられた事もあります。

さんかく氏は欧州の文化に詳しいのでご存知でしょうが、彼ら愛誤が絶賛する欧州ほど、野生生物の適正管理に力を入れており、よほど人間と動物を分けて考えた上で、適正な管理という文脈で狩猟もまた必須と認識されていると思うのですが…
愛誤の彼(彼女)達はどうも都合の良いソースしか見ないのですね。時には捏造してまでも。

貴方様のブログとは趣旨がズレてしまうかと思うのですが、動物への擬人化が行き過ぎた結果、ヴィーガンやベジタリアンを実践する愛誤の方、多いですよね。
そして彼らはよく狩猟文化を否定します。殺生が絡むわかりやすい趣味嗜好として、叩きやすいのでしょうね。

しかし、現在日本では趣味で狩猟を行う者へほぼボランティアで獣害駆除も依頼している状況です。
獣害駆除で手に入った資源(肉や被毛、牙など)は基本販売しては行けませんし、謝礼も微々たる物です。代わりに規制や風当たりは強いという…
ここに更に愛誤からの批判や嫌がらせがあれば、狩猟人口はさらに現象しますが、
実は獣害駆除で困ってるのって農家の方なんですよね。
私共に依頼が来るのも、ベジタリアンやヴィーガンの方が消費しているであろう野菜、果実を栽培する農家の方が殆どです(しかし日本のメディアではどちらかと言うと都市部へ出没した熊などの住民被害防止の側面しか取り上げられない印象ですね。むしろ農産物被害と農家の方の安全がメインで、熊の駆除などその視点では日常茶飯事なのですが…)

安易な擬人化で命を奪うなと苦情を申し立てる愛誤の方々は、それによる恩恵を受けている面にはあまりに無頓着だなぁと。
話がズレるので程々にしますが、麻酔銃で返せというのには知識不足すぎて頭を抱えてしまいます。そのコストを我々に負担しろというならなぜ愛誤団体自らが麻酔使用の許可と狩猟免許、猟銃の所持許可等を取得し自ら動かないのか…

長々と失礼しました。当方は猫愛誤の害は受けていないので(野良猫などほとんど居ない寒い田舎在住です)話がズレてしまうかと思い今まではコメントを控えていたのですが、
今年の熊大量出没に対するズレた愛誤の意見にウンザリしており、
さんかく様の様な間違った愛誤への反証や野生生物への適正管理等についてソースを明示して啓蒙しておられる方を応援したく思い、拙い文章ですがコメントさせて頂きました。

これからも応援しております。私も勉強した上で、貴方のようになんらかの形で野生生物の適正管理について啓蒙できる様がんばりたいと思っております。

Re: タイトルなし

猟師 様、コメントありがとうございます。

> 以前よりブログ拝見させて頂いてました。どの記事も興味深く、海外の事例なども参考にさせて頂いております。

ありがとうございます。


> 今年は特に熊の出没が多く、猟友会でも獣害駆除依頼が多数寄せられました。

ツキノワグマでしょうね。


> SNSや愛誤のブログ等で熊が可哀想、殺すなの大合唱…
> 益々狩猟への風当たりが強くなっており、このままではリスクが多く見返りが少ない狩猟は廃れる一方で、獣害は更に増えるのではと現場にいながら危惧している1人です。

すでに獣害の増加は、統計にも現れているでしょう。


> なぜ愛誤の方というのは動物を擬人化し、感情のみでデータを見ないのかと呆れてしまいます。

それもお気に入りの動物だけなのです。
お気に入りの動物種だけ人並みに権利があり、どんなに獣害が発生しても限度なく耐えなければならないという考えです。
例えば奄美群島では在来種のアマミノクロウサギが絶滅寸前ですが、捕食しているノネコの駆除は狂ったように妨害します。
対してマングースに対しては全くスルーです。


> 実際私も狩猟を営む中で、愛誤の方より「命を奪うなんて可哀想、お前は異常者だ」と言葉を浴びせられた事もあります。

その時の気分で、たまたま野生動物に目が向いた場合はそうなります。
しかし一貫性がありません。


> 彼ら愛誤が絶賛する欧州ほど、野生生物の適正管理に力を入れており、よほど人間と動物を分けて考えた上で、適正な管理という文脈で狩猟もまた必須と認識されていると思うのですが…

狩猟人口が全く違います。


> 愛誤の彼(彼女)達はどうも都合の良いソースしか見ないのですね。時には捏造してまでも。

かつてえ狩猟についての記事で、自称欧州動物愛護関係者から「動物愛護に進んだヨーロッパでは、日本のようにレジャーハンティングなどしない」とあり、びっくり仰天しました。
ドイツは銃免許30万人台、フランスは100万人くらいいます。


> 動物への擬人化が行き過ぎた結果、ヴィーガンやベジタリアンを実践する愛誤の方、多いですよね。

そのような人もいますが、お気に入りの動物種以外に対しては冷淡な人も多いです。
酒池肉林でバーベキューを頻繁に開く愛誤もいますし。


> そして彼らはよく狩猟文化を否定します。
> しかし、現在日本では趣味で狩猟を行う者へほぼボランティアで獣害駆除も依頼している状況です。

私の父は猟友会員でしたから、狩猟の事情はよく知っています。


> 獣害駆除で手に入った資源(肉や被毛、牙など)は基本販売しては行けませんし、謝礼も微々たる物です。代わりに規制や風当たりは強いという…

よくクマの胆嚢や肉、毛皮売って儲けるなどと書いていますね。
まったく迷信ですが。


>愛誤からの批判や嫌がらせがあれば、狩猟人口はさらに現象しますが、
> 実は獣害駆除で困ってるのって農家の方なんですよね。

農家の方はどれほど大変か。


> 私共に依頼が来るのも、ベジタリアンやヴィーガンの方が消費しているであろう野菜、果実を栽培する農家の方が殆どです。
> 安易な擬人化で命を奪うなと苦情を申し立てる愛誤の方々は、それによる恩恵を受けている面にはあまりに無頓着だなぁと。

害獣駆除に反対するのならば、農作物を食べる資格はないですね。


> 話がズレるので程々にしますが、麻酔銃で返せというのには知識不足すぎて頭を抱えてしまいます。

麻酔銃についても記事にしていたと思います。
麻酔薬は、獣医師などの有資格者でなければ取り扱えません。
さらに命中したとしても、すぐに効くとは限りません。
さらに射程距離が極端に短い。


> 当方は猫愛誤の害は受けていないので(野良猫などほとんど居ない寒い田舎在住です)話がズレてしまうかと思い今まではコメントを控えていたのですが、
> 今年の熊大量出没に対するズレた愛誤の意見にウンザリしており、

うんざりでしょうね、わかります。


> これからも応援しております。私も勉強した上で、貴方のようになんらかの形で野生生物の適正管理について啓蒙できる様がんばりたいと思っております。

ありがとうございます。
野生生物保護に関しても、折々記事にしています。
またコメントください。

ブログ拝見させて頂く中で感じては居ましたが、さんかく様は狩猟にも知識が豊富な様子、一猟友会メンバーとして本当に頭が下がります。お父様が狩猟者だったのですね!あまり大声では言えませんが趣味としての猟も中々な物です。ま、私はまだまだ若手(近隣では最年少です)ですのであまり詳しくはないのですが笑


麻酔銃の記事も拝見致しております。免許取得のコストや麻酔銃を利用する危険性について、現状ボランティア状態で行われている獣害駆除に更に負担を増やしたら、ホントに有志なんて居なくなっちゃいますよ笑

私自身も大学時代、学士論文程度ですが野生生物管理について研究し、麻酔銃について考察した事がありました。
その中で実感したのですが、現状では弾薬のコストも有志の自腹で賄われる獣害駆除で麻酔銃を利用などしたら、さんかく様のご指摘通り麻薬管理者免許の取得、危険性に加え薬剤や弾薬コストの負担増に対し目を向ける人が少ないのですよね。
麻酔銃でねむらせて返せという人はきっとコナン君の様な麻酔銃を想定しているのでしょうが…

実際は散弾、ライフルであろうとクマの獣害は特に命懸けです。そこにコストまで増えるとしたら恐らくタダでさえ少ない獣害駆除従事者はもっと減少するでしょうね。
ドイツを引き合いに出すなら野生生物管理もドイツを見習えばいいのに…と愛誤の方には常々感じております。

私が猟友会に所属するまで、50代の方が最年少でした。タダでさえ高齢化が進む農村地域で、獣害駆除も私は別の仕事もあり積極的には参加できず、平日の獣害はほぼ退職後の高齢者に任せている状況です。
そこに更に「可哀想」だけでコスト負担を更に強いる…

熊のプーさんじゃないんですよねツキノワグマ。
良く臆病だと言いますが、熊は臆病だから怖いと言うのに…

こちらは犬猫愛誤がメインかと思いますので、話がズレてしまい大変申し訳ないです。
私は犬も猫も好きですし、猟犬と愛玩目的で猫を適正飼育しております。しかし、どうしても愛護団体に対しては父も祖父も狩猟を行っていた関係上、あまり関わりたくなく、疎い部分があります。大学時代一人暮らしの際は近隣の地域猫により糞害に悩まされたこともありましたし…

なので、もしそういう団体の方が居れば非常に失礼な物言いになりますが、愛護団体の方で、自ら麻酔銃を利用して獣害駆除に従事する、という方向へ啓蒙されていたり活動してる方は居ないのでしょうか。
私個人としては、そんなに銃殺が可哀想なら可哀想と思う方が麻酔銃を利用できる猟師になれば良いのではと思うのですが…

またしても長々すみません。お返事嬉しかったです。ありがとうございました。

Re: タイトルなし

猟師 様

> お父様が狩猟者だったのですね!

私の父はもともと警察官僚で(早く退官して民間企業に行きました)、職業柄銃の扱いはなれていました。
ですから退官後も銃猟免許を取得して、猟を趣味としていました。
廃刊になりましたが、むかし全猟という狩猟雑誌がありまして、そのレギュラー執筆者でした。


> 麻酔銃の記事も拝見致しております。免許取得のコストや麻酔銃を利用する危険性について、現状ボランティア状態で行われている獣害駆除に更に負担を増やしたら、ホントに有志なんて居なくなっちゃいますよ笑

麻酔銃について無知だから言えるのです。
薬の量により動物がショック死したり、逆に効かないというトラブルも発生します。
そんなに簡単なものではありません。


> 現状では弾薬のコストも有志の自腹で賄われる獣害駆除で麻酔銃を利用などしたら、さんかく様のご指摘通り麻薬管理者免許の取得、危険性に加え薬剤や弾薬コストの負担増に対し目を向ける人が少ないのですよね。

有害駆除では、今では知りませんが、2,000円~程度しか出なかったと思います。
交通費や弾丸代も出ません。
私の父は、空港の鳥の駆除には行っています。
バードストライクの防止のためです。


> 実際は散弾、ライフルであろうとクマの獣害は特に命懸けです。そこにコストまで増えるとしたら恐らくタダでさえ少ない獣害駆除従事者はもっと減少するでしょうね。

ツキノワグマでも命懸けですから、ヒグマはもっと大変です。
しかし札幌市に出没したヒグマの射殺でさえ、非難が押し寄せました。


> ドイツを引き合いに出すなら野生生物管理もドイツを見習えばいいのに…と愛誤の方には常々感じております。

正確な情報を入手していません。
私も記事にしていますが、熊森協会という団体が、「ドイツでは50年間定着した外来種は在来生物とみなし、駆除を禁止している」と嘘情報を拡散し、それを元に兵庫県のアライグマ駆除に抗議を呼びかけた人が複数いました。
実際にはドイツはそのような法律はなく、アライグマは年間10万頭を駆除しています。


> タダでさえ高齢化が進む農村地域で、獣害駆除も私は別の仕事もあり積極的には参加できず、平日の獣害はほぼ退職後の高齢者に任せている状況です。
> そこに更に「可哀想」だけでコスト負担を更に強いる…

将来の害獣駆除の担い手不足が心配です。


> 熊のプーさんじゃないんですよねツキノワグマ。
> 良く臆病だと言いますが、熊は臆病だから怖いと言うのに…

実際、人を殺害して食べていた事例もあります。


> どうしても愛護団体に対しては父も祖父も狩猟を行っていた関係上、あまり関わりたくなく、疎い部分があります。大学時代一人暮らしの際は近隣の地域猫により糞害に悩まされたこともありましたし…

愛誤と、適正飼育者とは根本的に異なります。
しかし猫被害は近年本当にひどいし、どこでも聞きますね。


> 愛護団体の方で、自ら麻酔銃を利用して獣害駆除に従事する、という方向へ啓蒙されていたり活動してる方は居ないのでしょうか。
> 私個人としては、そんなに銃殺が可哀想なら可哀想と思う方が麻酔銃を利用できる猟師になれば良いのではと思うのですが…

彼らは好きなことを放言しているだけです。
自分たちが進んで身を削って解決しようとかはありません。
無責任で言うだけ。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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