「フェイク(偽)ニュースを批判するNHKの厚顔無恥~NHKこそフェイクニュースの強大な発信源


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Domestic/Inländisch
NHKが番組、クローズアップ現代+で、フェイク(偽)ニュースの批判をしていました。フェイクニュースの生成~拡散~定着のメカニズムにおいては、「ネットメディアは既存のメディアと違って裏付けが不十分だったり検証を行っていない」とし、ネットメディア(弱小のネットでのみニュースを配信するサイトや個人のブログやSNSでの拡散)が原因であると批判しています。しかし、NHKは驚くべきフェイクニュースをたれながしてきた張本人であり、その規模からすれば、フェイクニュース報道の悪影響は、ネットメディアの比ではありません。
NHKの番組、「クローズアップ現在+」No.39302017年2月7日(火)放送 フェイクニュース特集 あなたは被害者?加害者? フェイクニュース特集 あなたは被害者?加害者?、で報じられた内容の要旨は、次のとおりです。
「ネットで『デマ情』が拡散される。日本でも毎日のように、インターネットでフェイクニュースが発信されている。インターネットの普及により、個人がデマを見抜けずにフェイクニュースを拡散させる。フリーライターがブログサイトで記事を書いているが、広告収入を得るために興味本位で事実の検証をこなわずに記事を書く。インターネット上で仕事を出す『クラウドソーシング』という仕組みを使って、安い単価で、それこそ1記事100円とか500円、そういうような単価で記事を大量に書かせて、検索エンジンの上位に表示させる。ライターは、アクセスを集めることが目的であるので、事実関係の検証をしない」。つまりNHKの本番組では、フェイクニュースの元凶は、全てインターネットにあると断言しています。
しかし私は、繰り返しNHKの海外の動物愛護事情に関する嘘、誤り、偏向報道を指摘して来ました。例えばNHKの、地球でイチバン ペットが幸せな街~ドイツ・ベルリン(2012年11月1日放映)という番組の内容はほぼ全てがあまりにもひどい、嘘、誤り、偏向です。
例えば「ドイツではペットショップではペットは売られていない」ですが、真実はドイツは生体販売を行うペットショップは日本より多いです。また「ドイツ、ベルリンでは市街地でも、犬はノードも首輪も大型犬でさえ必要ない」ですが、ベルリンでは犬のリードと首輪が義務付けられており、違反者には罰金が科されます。また「ドイツは殺処分ゼロである」としてますが、ドイツには各州法で禁止犬種や咬傷犬の押収と強制殺処分を行政が行うことを定めています。それに基づき、公的な犬の殺処分は、ドイツの各州で一定数あります。これらの証拠については、リンクの私の記事に、全てドイツの法規や統計、マスメディアの記事を載せていますのでご参照ください。
(画像)
本番組、「地球イチバン地球でイチバン ペットが幸せな街~ドイツ・ベルリン~」のHPの画像。まさに全てが狂気のフェイク。

「地球イチバン地球でイチバン ペットが幸せな街~ドイツ・ベルリン~」以外の番組でも、NHKは、海外の動物愛護事情ではひどいフェイク報道を行っています。あいつぐ犬の遺棄 なぜ"命"は捨てられる?(2014年11月22日放映)でのスイスの動物愛護に関する報道は、ほぼ全てが嘘、誤り、偏向です。その証拠については、全て私の記事で、関係法規、公的統計、スイスのマスメディアの記事を載せています。NHK 週刊ニュース深読み なぜ命は捨てられる。こちらが動画です。あいつぐ犬の遺棄 なぜ"命"は捨てられる?。
スイスの動物愛護事情に関する本番組の報道は、全てが嘘、誤り、偏向であると述べましたが、あまりにもひどい、荒唐無稽とも言える大嘘報道が、「スイスでは生き物のの「売買を禁じているからできない。だからペットショップもない」です(あいつぐ犬の遺棄 なぜ"命"は捨てられる?26:00~)。
スイスの法規などを示さなくても、そもそも地球上で「生き物の売買を禁じている国」が一国でもありますか。スイスでは、ペットに限っても、ペット販売業者も営利ブリーダーも認めています。
(画像)
スイスの犬雑誌、Hundemagazin-Schweiz(フントマガジンースイス)の記事、Billigwelpen 「格安の子犬」から。東欧からスイスに輸入された格安の子犬がペットショップやインターネットで販売されていることが書かれています。

(画像)
スイスの犬インターネット販売のサイト、TtierInserate。スイスでは、日本と異なり、非対面のインターネットなどによる犬などの通信販売を禁じていません。極めて盛んに行われており、現在では既に東欧などの安い子犬のインターネット販売が、犬入手シェアの半数を占めています。今回は激安子犬は見つかりませんでしたが、時には200スイスフラン(2万円台~)の子犬の出品も見つかります。

(動画)
スイスの巨大生体販売ペットショップのプロモーションビデオ。
証拠がなくても、「スイスでは生き物の売買を禁じている」ことはありえないのは、常識でわかります。ペット、さらには犬猫に限ってもスイスは売買を禁じる法律は存在せず、店舗販売、インターネットによる非対面販売など広く行われています。
このあまりにひどいNHKの報道に対して、私は「スイスでは生き物の売買を禁じている」根拠法を具体的な法律名の原文と該当する条文をメールで問い合せました。さらに、NHKの回答をスイス大使館に送り、真偽を問い合せました。以下が、その質問と回答です。
(さんかくたまご 問い合わせ)
本番は、スイスが憲法80条により(番組で提示されたフローチャートを見ての通り、ペットショップに×がつけられ、「憲法80条」と明示されています)、ペットショップでの展示生体販売を禁じていると、強く認識させる内容です。
しかし私が確認したところ、スイス連邦憲法(Bundesverfassung)80条では、ペットショップでの生体販売を禁じる規定は一切ありません。
また下位法である、スイス連邦動物保護(Tierschutzgesetz )でも、そのような規定は一切ありません。
スイスが法律で、ペットショップでの生体販売を禁じているのが真実であるのならば、その具体的な法律名と該当する条文をドイツ語原語で示してください。
(NHKの回答)
番組へのお問い合わせについて、回答させていただきます。
番組のプレゼンテーションでは、前提として、
・憲法で80条で世界で初めて動物保護の精神を盛り込んだ
・憲法に基づいて法律を作り、動物保護の精神を徹底した
・これによっていろんなルールができたとお伝えしました。
その上で、
・結果的にスイスでは生き物そのものを営利で売買することができないと説明しました。
ご指摘のとおり、憲法や法律の条文そのものにペットショップ禁止が記されているわけではないですし、この点、私どもも取材の中で把握しておりましたので、スイスの動物保護の事例として、上記のようにお伝えしました。
(さんかくたまご 問い合わせ)
スイス大使館御中
貴国の法制度についてお聞きしたいことがございます。
ご回答くだされば、大変ありがたく存じます・
あるメディアが、「スイスでは憲法で動物保護を規定しており、憲法に基づいて動物保護を目的とするいろいろな法律ができた。そのためにスイスでは、生き物を営利で販売することができない」という情報を日本で報道しています。
私がスイスの法令などを調べたところ、例えばEidgenossischen Tierschutzverordnung「スイス連邦 動物保護規則」では、州の免許を受ければ、犬猫その他のペットの販売は許可されています。
一定数までは、免許も必要ありません。
また、ペットの展示生体販売を行っているペットショップのHPや動画が多数公開されています。
インターネットでは、犬猫などのペットを販売するサイトが多数あります。
また、家畜の生体は、普通に売買されています。
ですから私は「スイスでは生き物を営利で売買することができない」とは、信じられません。
いかに、そのメディアに対する私の質問に対する、その団体の回答です。
この度は、貴重なご指摘、ご意見、誠にありがとうございました。
番組へのお問い合わせについて、回答させていただきます。
番組のプレゼンテーションでは、前提として、
・憲法で80条で世界で初めて動物保護の精神を盛り込んだ
・憲法に基づいて法律を作り、動物保護の精神を徹底した
・これによっていろんなルールができた
とお伝えしました。
その上で、
・結果的にスイスでは生き物そのものを営利で売買することができない
と説明しました。
ということで、当メディアは、あくまでもスイスでは「生き物の売買をすることができない」としています。
御大使館に質問ですが、上記の「・憲法で80条で世界で初めて動物保護の精神を盛り込んだ。。・憲法に基づいて法律を作り、動物保護の精神を徹底した。・これによっていろんなルールができた。とお伝えしました。その上で、・結果的にスイスでは生き物そのものを営利で売買することができない」につて。
①スイスには、「生き物を営利で売買することができない」のですか。
②その根拠となる「法令(生き物全般の営利売買を禁じる)」はありますか。
③②でもしそのような法令があるのならば、具体的な法令名をドイツ語で教えていただきたく存じます(なお私は、若干ドイツ語がわかります)。
以上、ぜひご回答をよろしくお願い申しあげます。
日本での、外国の正しい情報を伝えるためには必要なことと思いますので。
(原文通り 日本語)
(スイス大使館 回答)
Dear・・・・・・・・・・・・
Our apologies for the delay of our reply.
In Switzerland the trade of animals for commercial purpose is not generally forbidden but subject to authorization. See chapter 2.3 of the law on animal protection (available in German, French, Italian and Rumantsch: https://www.admin.ch/opc/de/classified-compilation/20022103/index.html) as well as chapter 5.2 of the ordinance on animal protection (https://www.admin.ch/opc/de/classified-compilation/20080796/index.html).
We hope this information is useful to you.
Best regards,
Embassy of Switzerland in Japan(原文は英語)
(上記の日本語訳)
親愛なる・・・
当大使館からのお返事が遅れましてお詫びします。
スイスでは商業目的のための動物の取引は、通常は禁止されていませんが、許認可の対象です。
動物保護に関する法律(the law on animal protection)第2.3章を参照してください(ドイツ語、フランス語、イタリア語、Rumantschで利用可能:https://www.admin.ch/opc/de/classified-compilation/20022103/index.html)。
同様に、動物の保護に関するスイス連邦規則・令(the ordinance on animal protection )の第5.2章(https://www.admin.ch/opc/de/classified-compilation/20080796/index.html)も参照にしてください。
私たちは、この情報はあなたに有用であると思います。
よろしくお願いします。
在日本スイス大使館
NHKの問題の番組、「クローズアップ現在+」No.39302017年2月7日(火)放送 フェイクニュース特集 あなたは被害者?加害者? フェイクニュース特集 あなたは被害者?加害者?に対しては、読者様からも批判のコメントを頂いています。
懲りない赤恥大嘘番組「ワンだランド」スイス編~スイスは犬にリードをしなくていい?真実は、スイスには極めて厳しいリード義務の法律がある。こちらのサーバント様と流星様のご意見のは全く同意いたします。
フェイクニュース
先日来NHKや民放で米国大統領選挙などを踏まえて「フェイクニュース」の特集
を行っていて、「事実に基づかないニュースを、時に特定の思想の下に、
故意に流す。ネットメディアは既存のメディアと違って裏付けが不十分だったり
検証を行っていなくて危険」というような趣旨のコメントをしています。
さんかくたまごさんがコメントされているような回答をNHKがしたのなら
自身がネットメディアの批判をできないように思います。
2017-02-16(08:29) : サーバント様
そのNHKの番組は、私も見ました。
正直言って、NHKがフェイクニュースを批判する資格があるのかと呆れました。
フェイクニュースのまんえんは、ネットメディアの台頭が原因との論評ですが、海外の動物愛護に関する情報は、既存のマスメディアがフェイクニュースを先導して、個人が無報酬でそれを必死に訂正しているという図式です。
また、NHKをはじめとするマスメディアの海外動物愛護事情、例えば「○国には殺処分がない」「ペットショップがない」と繰り返すのは、明らかに意図的なもの、特定の思想(か利権か)に基づくものとしか判断できません。
> さんかくたまごさんがコメントされているような回答をNHKがしたのなら
> 自身がネットメディアの批判をできないように思います。
NHKのメールによる回答は、一文字も変更していません。
日本の国有メディアが「スイスでは生き物の売買を禁じていると堂々と放映し、その誤りの指摘に対しても「スイスでは営利で生き物そのものを売買することを禁じている」と回答するとは驚きです。
地球上に、生き物の売買を禁じている国は一国でもありますか。
これを大メディアがやってしまう、またこのような番組を真に受ける国民が少なからずいるということは、日本人(というより特定の「愛誤」)の知能の劣化は悲惨な状況だと思います。
2017-02-16(09:55) : さんかくたまご
NHKが何を言うか
フェイクニュースはインターネット開始前からテレビ新聞報道が普通にしてました。ネットメディアがある今こそ一般人がテレビ新聞報道の嘘を見抜けるようになったのですよ。
フセインがどれだけ悪者か報道していたのはテレビ新聞ではないですか?その頃ネットは一部の人間しか使えない状況でした。
「フェイクニュースが!」そのものが既に嘘になってる現状で、テレビ新聞は全てフィクションと考えるべきでしょう。
2017-02-16(16:40) : 流星 様
> フェイクニュースはインターネット開始前からテレビ新聞報道が普通にしてました。ネットメディアがある今こそ一般人がテレビ新
>新聞報道の嘘を見抜けるようになったのですよ。
全く同感です。
従軍慰安婦や南京大虐殺の情報について、「事実と異なる点があるのではないか」「疑義がある」という議論がネット上で行われたことが、朝日新聞などが嘘を糊塗できなくなった一因です。
インターネットによる個人からマスへの情報発信が可能になり現代は、かつてマスに対する情報発信が大手メディアに独占されていた時代とは異なり、ある面では個人が大手メディアの情報操作を監視する機能があるのです。
> 「フェイクニュースが!」そのものが既に嘘になってる現状で、テレビ新聞は全てフィクションと考えるべきでしょう。
ただしネット情報は、マスメディアよりもはるかにレベルの低いものがあるのも事実です。
(しかし先に述べた通り、マスメディアの嘘を指摘し、真実をマスメディア以上に真摯に伝えるものもあります)。
情報の受け手が今後さらに、情報リテラシーの力を身につけなければならないということでしょう。
2017-02-16(18:50) : さんかくたまご
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