フランスでは、高位推計で年間50万頭もの犬猫を殺処分している~その数は人口比で日本の11.6倍


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(Zusammenfassung)
Tierheime in Frankreich: völlig überfüllt
Tierheime in Frankreich: völlig überfüllt
In Frankreich sind Tierheime schon seit Jahren komplett überlaufen. Und täglich landen neue Tiere in den Auffangstationen. Auffällig viele davon sind Rassetiere.
Nach Ablauf von zehn Tagen dürfen sie vermittelt oder ganz legal getötet werden. Und einige Tierheime machen durchaus davon Gebrauch, denn sonst würden sie aus allen Nähten platzen.
ドイツのマスメディアの報道によれば、フランスでは高位推計で年間50万頭もの犬猫を殺処分しています。対して日本の平成27年度の犬猫の公的殺処分数は、82.902頭です。高位推計を元にすれば、フランスの犬猫の殺処分数は人口比で日本の11.6倍になります。フランスでは、ヨーロッパでは唯一法律で犬猫の8週齡未満の販売を禁じている国です。
まず日本の最新の犬猫殺処分数ですが、犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(動物愛護管理行政事務提要より作成)、に平成27年度の統計があります。この統計によれば、犬猫殺処分数は次の通りです。
・犬 15.811
・猫 67.091
・合計 82.902
以降は、この数値を用います。
一方、フランスの犬猫殺処分数の推定値があります。こちらのドイツのマスメディア(WDR)の報道では、高位推計でフランスでは年間50万頭の犬猫を殺処分しているとしています。
Tierheime in Frankreich: völlig überfüllt 「フランスのアニマルシェルターは過密状態」。2016年8月5日(ドイツ語)、より引用します。
In Frankreich sind Tierheime schon seit Jahren komplett überlaufen.
Und täglich landen neue Tiere in den Auffangstationen.
Auffällig viele davon sind Rassetiere.
In Frankreich ist es gesetzlich erlaubt, Tiere nach Ablauf von zehn Tagen einzuschläfern, wenn sich kein Besitzer findet.
Und die Chance auf eine neue Familie haben die Tiere dort kaum.
Eine gesetzliche Regelung zur Zucht gibt es bislang nicht.
Um zu verhindern, dass Tiere ihrem Schicksal überlassen werden, haben einige Tierheime in Frankreich sogar Tierklappen eingeführt.
Das sind Innenzwinger mit einer per Knopfdruck zu öffnenden Tür, in die Halter ihre Tiere nachts hineinsetzen können.
Diese Tiere landen erst einmal für zehn Tage in der sogenannten .
Das sind die offiziellen Auffang- und Tötungsstationen in Frankreich.
Nach Ablauf der gesetzlichen Frist dürfen die Tiere vermittelt oder getötet werden.
Denn die Kosten für die Unterbringung und Verpflegung werden von der Gemeinde nur für die ersten zehn Tage bezahlt.
Zudem sind die Zwinger und Zimmer fast das ganze Jahr völlig überfüllt, sodass eine Einschläferung einiger Tiere fast unumgänglich ist.
Offizielle Zahlen über die jährlichen Einschläferungen in Frankreich gibt es nicht.
Es wird vermutet, dass es zwischen 50.000 und 500.000 pro Jahr sind.
フランスでは、ティアハイム(動物保護施設)は一年中完全に過剰収容状態です。
動物保護施設では、毎日のように新しい動物が持ち込まれます。
それらで数が目立つのは、純血種の犬です。
フランスでは、飼い主が現れない場合は、10日の収容期間の後、動物を安楽死させることが合法です。
また、動物たちにとっては新しい家族にめぐり合えるチャンスはとんどありません。
フランスでは、犬の繁殖に関わる法的規制は現在ありません。
動物(犬猫)たちが捨てられることを防止するために、フランスにおいても、動物(犬猫)を投入する扉をいくつかの動物保護施設が導入しています。
これはボタンを押すとドアが開き、内部は犬舎になっており、飼い主が夜中に彼らの飼い犬を投入することができます。
これらの動物(犬猫)は、いわば10日間だけで命を終えるのです。
これらは、フランスの公的な不要ペット収容と殺害部門です。
法定期間の満了後は、動物(犬猫)を一般譲渡または殺処分しても良いのです。
最初の10日間は、収容と食餌の費用が自治体によって支払われます。
犬舎は1年のほとんどが過密状態ですので、何頭かの動物(犬猫)の安楽死はほぼ避けられません。
フランスの年間の犬猫の安楽死の公式統計はありません。
その数は、年間5万頭から50万頭のあいだであると推定されています。
上記の「殺処分されるのは5万頭から50万頭の間」の数は、犬猫の数字です。5万頭と50万頭では、10倍もの差があるわけですが、なんとも大雑把でラテン系なんですかね。高位推計では、フランスの犬猫の殺処分数は人口比で日本の11.6倍になります。最も低い推計値でも1.2倍です。夜間の匿名の「犬猫捨て収容フラップ」が動物保護施設に設けられていることも「捨てやすい」一因かもしれません。
ところでフランスは、私は何度も書いていますが、おそらくヨーロッパでは唯一犬猫とも、8週齡未満の販売を法律で禁じる国です(行政指導等の強制力はないものの「8週例未満販売は好ましくないとする」国はあります)。「8週齡未満の犬猫販売禁止が殺処分ゼロの手段である」と声高に主張している団体や政治家がありますが、フランスの事例を鑑みれば随分と怪しいです。
「犬猫殺処分ゼロを実現するためには、犬猫の8週齡販売規制の早期実現が必要」と声高に訴えている意味不明な団体、TOKYOZERPキャンペーン。そして、「動物愛護を10年間勉強してきた」という、自称動物愛護専門家、政治家である東京都議の塩村文夏氏(「ペットショップにおける犬猫販売8週齢規制により殺処分ゼロが実現できる」という、塩村文夏都議の荒唐無稽な政策提言)。ヨーロッパで法律で唯一だと思いますが、8週齡未満の犬猫の販売を禁じているフランスでの、この犬猫の殺処分の多さは、彼らはどう説明するのでしょうか。
(動画)
パリ市内には、一大ペットショップ集積地があります。塩村文夏都議の「日本には欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在している」とのご発言、大丈夫ですかぁ?ドイツは、人口比ではるかに多い生体販売ペットショップがありますし。
ドイツのマスメディア、WDRの本記事は、こちらが出典と思われます。Ärzte für Tiere e.V.Frankreich。ヨーロッパの、ブリュッセル日本部を置く、獣医師の協会のHPです。
このサイトには、フランスでの犬猫殺処分数が5万頭~50万頭であることや、フランスには連邦の動物保護法がないこと、フランスでの野犬の狩猟駆除なども書かれています。次回記事では、それらについて紹介しようと思います。
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