続々・動物虐待に対する刑罰は、ドイツは日本より厳しいのか~ドイツでは、明らかに飼い犬と判別できる犬を射殺しても犬が人に占有されていなければ無罪になる


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(Zusammenfassung)
Gerichtsurteil Hund wurde zu Recht erschossen
Der umstrittene Abschuss des Doggen-Mischlings Snatch durch einen Jäger im Sommer 2013 am Rand der Gemeinde Boksee (Kreis Plön) war rechtens.
Das stellte ein Strafrichter am Mittwoch nach fünfstündigem Prozess im Plöner Amtsgericht fest.
Der Schütze (38) und ein wegen Beihilfe mitangeklagter Jagdberechtigter (75) wurden freigesprochen.
記事、
・動物虐待に対する刑罰は、ドイツは日本より厳しいのか、
・続・動物虐待に対する刑罰は、ドイツは日本より厳しいのか~4階から犬を投げ落として殺害した犯人の罰金1,000ユーロ(12万円)に対する論評、
の続きです。前回、前々回の記事では、ドイツの動物保護法と日本の動物愛護管理法を比較しました。その上で、実例を上げて、「判決の比較では、むしろ日本の方が動物虐待に対しては厳格である」ことを述べました。今回は、「ドイツでは人の占有下になければ動物虐待の罰則は適用されない。人の占有下にない犬猫を射殺しても、法的責任は問われない」ことを述べます。
ドイツでは、連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)23条により、犬猫は通年狩猟対象とされています。人の占有下にない犬猫は野生化しているとみなされ、連邦狩猟法の規定により狩猟が合法です。多くの、「飼い主の至近距離で飼い犬がハンターにより射殺されたが、リードをしていなかったためにハンターの法的責任は問われなかった」、「近隣の住民が、飼い猫としりつつその猫を射殺しても、放し飼いであったためにハンターは法的責任を問われなかった」などのケースがあります。
具体例として、ドイツ、シュレースヴィッヒ=ホルシュタイン州の事件を挙げます。本事件では、「首輪をして明らかに飼い犬と判別できる犬を射殺したハンターが、その犬がリードをせずに飼い主から離れていたために無罪となった」のです。なお、この事件では、ハンターは犬の首輪に飼い主の電話番号等が明示されていたにもかかわらず、飼い主に連絡せずに犬の死体を埋めて遺棄しました。Gerichtsurteil Hund wurde zu Recht erschossen 「判決 犬は合法的に射殺されました」。2015年10月28日。
Der umstrittene Abschuss des Doggen-Mischlings Snatch durch einen Jäger im Sommer 2013 am Rand der Gemeinde Boksee (Kreis Plön) war rechtens.
Das stellte ein Strafrichter am Mittwoch nach fünfstündigem Prozess im Plöner Amtsgericht fest.
Der Schütze (38) und ein wegen Beihilfe mitangeklagter Jagdberechtigter (75) wurden freigesprochen.
Auch weil der Jäger den Kadaver umgehend in einem Waldstück vergraben hatte, obwohl das Tier ein Halsband mit der Telefonnummer der Halterin trug.
Das Vorgehen bei der Entsorgung des Kadavers sei aber „völlig normal“.
Auch der Richter ging davon aus, dass der Hund zum Zeitpunkt des Schusses wilderte.
2013年に、ボクゼー村(クライス・プーレン)郊外で、ブルドッグ種の雑種犬スナッチ(犬の名前)が、ハンターによって射殺されたことが合法とされたために物議を醸しました。
これはわずか5時間の審議の後に、ポーレン地方裁判所で水曜日に刑事裁判の判決が言い渡されました。
判決では、発砲した男(38)と共謀して狩猟したと認定された共犯の被告(75)を無罪としました。
犬は、飼い主の電話番号を明示した首輪をしていたにもかかわらず(犬の飼い主に連絡することなく)、ハンターたちはすぐに犬の死体を雑木林に埋めました。
犬の死体の廃棄の手順に問題はありましたが、(ハンターは犬を射殺し、死体を廃棄するのは)「通常の行為」です。
裁判官はまた、犬は射殺された時に、野生動物に被害を与えていたと仮定しました。
日本で喧伝されている、「ドイツでは動物虐待は日本と比べて極めて厳しい。人と動物の命は同等なために処罰も同罪とされる」です。このような方は、公の場にコメントする前に、ドイツの法令や処罰の具体例を調べたほうが良いでしょう。
以下は、川に猫を沈め殺した犯人に厳罰を!Urging a severe punishment of a man who killed a cat by drowning。2014年に起きた、川に猫を水没させた事件に関して、犯人の厳罰を求める署名サイトに寄せられたコメント。
本事件は、人の占有下にない野良猫の虐待事件です。従って、本事件ではドイツでは、まず刑事事件として処罰の対象とは成り得ません。それとこれらのコメントをされている方は、ドイツの動物虐待に対する罪とは、「犬猫」以外のことも含めてとお思いなのでしょうか。ドイツ連邦動物保護法(Tierschutzgesetz)における、動物虐待罪は、脊椎動物(哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類)全般を含みます。ドイツでは、鯛の活け造りを提供したら懲役になるのですかね?(ドイツでは、活け造りはまず見ることがありません。動物保護法に違反する可能性があるとの認識だからです)。
~
堂園美智代 「日本の動物虐待に対する罰は、やはり軽いと思います」。
jyunko minegisi 「ドイツのように実刑にすべきです!!」。
nagawa noami 「日本は刑が軽すぎます」。
節子 庄川 「ドイツのように人間も動物も罪の重さを同罪にするべきです!!」。(このコメントを投稿した人は頭は大丈夫?)
(動画)
ドイツでは、人の占有下にない猫は、飼い猫の可能性があったとしても、日常的に養鶏などの農場主に駆除されています。全く合法な行為です。
ドイツ連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)23条。犬猫は「狩猟のゲーム(獲物)を保護」するために、狩猟対象とされています。
Der Jagdschutz umfaßt nach näherer Bestimmung durch die Länder den Schutz des Wildes insbesondere vor Wilderern, Futter not, Wildseuchen, vor wildernden Hunden und Katzen sowie die Sorge für die Einhaltung der zum Schutz des Wildes und der Jagd erlassenen Vorschriften.
狩猟ゲームの保護は、各州により、特に飢餓、捕食者からの野生生物を保護する具体的な規定に従って構成され、野生動物を捕食する有害な犬猫からの野生動物の保護と法令遵守のために狩猟の規則が設けられています。
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