「イギリスでは超大型犬、コワモテの犬がノーリード」~という大嘘~あまりにも無責任な在外邦人の嘘情報



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(Summary)
Controlling your dog in publicGOV.UK


 イギリス在住者の、「イギリスでは超大型犬やコワモテの犬がノーリード(これは和製英語で通じません。off a lead でしょう。私が「ノーリード」というワードを用いるのは、あまりにも日本で浸透しているからです)でも良い」としているブログがあります。「イギリスでは犬はノーリードが常識である。大型犬であってもコワモテの犬であっても。それが動物愛護先進国、イギリスのあり方だ」とイギリスを絶賛しています。しかし真実は、イギリスでは(イングランドとウェールズ)、犬を公共の場に連れ出すときは、必ずリードか、口輪を使用しなければならないと法律に明記されています。また罰則も、日本とは比べ物にならないぐらい厳しいのです。さらに、コワモテの犬(いわゆる闘犬種ということでしょう)のいくつかは、イギリスでは飼育、繁殖などが禁止され、違反者の犬は強制殺処分され、違反者は最高で懲役6ヶ月などの刑事罰に処せられます。


 問題のブログから引用します。イギリス人と犬。2012年3月20日。ブログタイトルは、「Life in the UK 英国での犬との暮らしやトレーニングについて綴ります」とあり、ブログ管理人はイギリス在住で犬を飼育している人です。
 なお、このブログの誤りに関しては、私はこのような記事も書いています。「イギリスは犬のノーリードが許可されています」という大嘘~あまりにも無責任な在外邦人の嘘情報


イギリスで暮らすようになって、まず驚いたのは犬達のマナーの良さ!
イギリスではノーリードが許されているのでノーリードで散歩している光景が日常なのです。
ノーリードの犬だと全く警戒せず声をかけたり撫でたりするんです。
超大型犬であっても。
躾さえ入っていれば、マスチフのようなコワモテの犬がノーリードでも平気です。



 真実は、イギリス(イングランドとウェールズ)では、公共の場においては、すべての犬にリートを使用しなければなりません違反者は最初の違反で1000ポンド(日本円で14000円。1ポンド=140円)が科されます。累犯や悪質度に応じて裁判所に召喚され、最高で10000ポンド(日本円で14万円)までの罰金が科されます。
 それは私は既に、「イギリスは犬のノーリードが許可されています」という大嘘~あまりにも無責任な在外邦人の嘘情報で書いたとおりです。

 さらに問題のブログの記述、「躾さえ入っていれば、マスチフのようなコワモテの犬がノーリードでも平気です」ですが。「ノーリードが平気」どころか、コワモテの犬(いわゆる闘犬カテゴリーの犬と理解します)は、「ノーリードOK」どころか、無許可で飼育、国内持ち込み、繁殖などしただけで犬は押収され、強制的に殺処分されます。違反した飼い主は最高懲役6ヶ月などで処罰されます。イギリスの禁止犬種に関して定めた法令について引用します。
 イギリス政府のHPから。Controlling your dog in public 「公共の場における犬の管理について」。


2. Banned dogs
In the UK, it’s against the law to own certain types of dog.
These are the:
Pit Bull Terrier
Japanese Tosa
Dogo Argentino
Fila Braziliero
It’s also against the law to:
sell a banned dog
abandon a banned dog
give away a banned dog
breed from a banned dog
Whether your dog is a banned type depends on what it looks like, rather than its breed or name.
If your dog is in:
a public place, the police don’t need a warrant.
a private place, the police must get a warrant.
they can seize your dog.
You can give up ownership of your dog but you can’t be forced to. If you do, your dog could be destroyed without you even going to court.
You can get an unlimited fine or be sent to prison for up to 6 months (or both) for having a banned dog against the law.
Your dog will also be destroyed.
If your dog is banned but the court thinks it’s not a danger to the public, it may put it on the IED and let you keep it.
Your dog must be:
neutered
microchipped
kept on a lead and muzzled at all times when in public
kept in a secure place so it can’t escape


法律で禁止する犬種
イギリス(UK)では、特定の犬種の犬を所有することは法律違反です。
これらの犬種は次のとおりです。
ピット・ブル・テリア
日本の土佐犬
ドゴ・アルヘンティーノ
フィラ・ブラジレイロ
以下の行為は法律に違反します。
禁止犬種の販売
禁止犬種を捨てること
禁止犬種を誰かに譲渡すること
禁止犬種の繁殖
犬が禁止されている種類であるかどうかは、犬の品種や品種名よりもむしろ、その犬の外見に依存します。
そのような犬がある場合:
公共の場所では、警察が令状を必要としません。
私的な場所では、警察が令状を取得する必要があります。
警察官は犬を押収することができます。
違反者は犬の所有権を放棄することができますが、強制することはできません。
違反者が犬の所有権を放棄した場合は、違反者は裁判所に召喚されることなく犬は殺処分することができます。
違反者は、*1、金額が不定の罰金を科される可能性があります。
または、法律に違反し禁止犬種を持ったことにより、6ヶ月までの懲役、(あるいは罰金との併科)が科されます。
さらに犬は殺処分されます。
禁止犬種であったとしても、もし裁判所がそれが公衆に対して危険ではないと判断した場合は、IEDの条件を満たせばその犬の飼育が可能です。
その場合にしなければならないこと。
去勢。
マイクロチップの装着。
公共の場においては、常にリードで保持しかつ口輪をすること。
逃げることができないように、安全な場所に保管すること。


*1、法律の条文では、罰金の上限が5000ポンド(70万円。1ポンド=140円)とありますので、その範囲内での罰金。


 欧米などの多くの先進国では、法律で飼育などを禁じる犬種を定めています。その中でもイギリスは特に禁止犬種の無許可飼育などの違反行為に対しては、厳しい罰則規定があります。ドイツは州によって異なりますが、私が知る限り罰金や犬税の過去にさかのぼっての課税と、犬が押収されて、強制的に殺処分される点はイギリスと同じです(それでもかなりの高額で厳しいとは思いますが)。
 しかしイギリスでは、懲役6ヶ月という自由刑が科せられます。しかも罰金との併科もあります。問題のブログの記述、「躾さえ入っていれば、マスチフのようなコワモテの犬がノーリードでも平気です」ですが、イギリスの禁止犬種の中には、「ピット・ブル・テリア、日本の土佐犬、ドゴ・アルヘンティーノ、フィラ・ブラジレイロ」が挙げられていますが、「外見が似ていれば」禁止犬種と判定されるのです。これらの犬種はマスティフの交配により作出されました。つまり禁止犬種と判定される可能性があるのです。

 仮に例外的に、「マスティフのようなコワモテの犬」が裁判所で特別に飼育許可を受けたとしても、公共の場では「リードを付けかつ口輪もしなければならない」のです。「ノーリードでも平気です」とは、知っていならが嘘をついているのか、無知なのか。それにしてもあまりにも無責任で有害な嘘情報の拡散です。
 もしかしたら、このようなブログでも読んだ日本人が真に受けて、イギリスの「禁止犬種」に該当する犬をイギリスに持ち込もうとする人がいるかもしれません。その場合は、自費で送り返さなければ強制的に殺処分されことになるのです。


(動画)

 イギリスで飼育などが禁止される犬種のビデオ。禁止犬種の無許可飼育などでは、犬の強制殺処分や飼い主の最高懲役6ヶ月もしくは罰金、それらの併科という、大変厳しい処罰がある。Banned dogs in the UK。2012/05/19 に公開




(追記)

 イギリスでは愛犬が禁止犬種と判定されたため、強制殺処分となった飼い主が、それを差し止める裁判を起こした例があります。原告飼い主は完全敗訴し、犬は強制殺処分されました。それは折々記事にします。
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ありえない話ですね。
犬種で外出時口輪装着の義務を課しているような国で強面系の犬が引き紐なしで運動可って。
無茶苦茶な嘘情報です。
これ、信じちゃって長期滞在でシェパードとか連れて行って放したらえらいことです。犬連れで英国滞在なんてそうそうないことでしょうが、全くないとは言えませんから。

Re: タイトルなし

昇汞 様、コメントありがとうごあいます。

> ありえない話ですね。
> 犬種で外出時口輪装着の義務を課しているような国で強面系の犬が引き紐なしで運動可って。
> 無茶苦茶な嘘情報です。

特にイギリスは最も早くから禁止犬種を定めた国の一つであり、それらの犬種の例外的飼育に関しても基準が厳しい国です。
罰則も厳しいです。
懲役刑があるのは、イギリスと撤廃したオランダくらいではないでしょうか(デンマークは禁止犬種と認定されれば例外なく殺処分という点では厳しいですが、たしか飼い主の懲役の刑事罰はなかったと記憶しています。
ドイツの情報でも、動物愛護に関しては、実際住んでいるかたが正しい情報提供しているものは1割ありません。
むしろペットを飼っていない方の方が、正確な情報を伝えています。
例えば「ドイツで禁止犬種が連邦法で定められたときは、該当しそうな犬の飼い主は、愛犬が薬殺されるのではないかと戦々恐々だった」とか、「アウトバーンの傍で犬が捨てられる事件が多発した」などとブログで書いている人がいます。
だから、犬連れの人は、わかっていながら嘘をついている人もいると思います。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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