補助金目当てで収容動物を殺処分する経営難のティアハイム



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(Zusammenfassung)
Jedes zweite Tierheim in Bayern von Pleite bedroht
Viele Tierheime stecken in akuter Finanznot, klagen Tierschützer.
"Ich muss in Bayern Tiere töten", sagt einer von ihnen, "dann krieg ich einen Zuschuss. Wenn Sie Tiere retten, kriegen Sie nichts."


 ドイツのティアハイムの経営難は大きな問題です。バイエルン州のティアハイムの関係者の一人は、「動物保護活動家らが、動物のレスキュー活動をするのは困る。ティアハイムの収容動物が増えるからだ。ティアハイムは補助金目当てで、その動物を殺処分するしかない。経営上そうしなければやっていけないからだ」とマスメディアの取材に対して述べています。


 ドイツ、バイエルン州のティアハイムの関係者の一人は、マスメディアの取材に対して、動物保護活動家らにこのように述べています。「動物のレスキューをしてティアハイムに持ってこられても、ティアハイムは補助金目当てでその動物を殺処分する。経営上そうしなければやっていけないからだ」。
 ドイツのティアハイムの多くが経営難であることは、私はしばしばこのブログ記事でも取り上げています。最近数年は、ティアハイムの倒産が相次いでいます。ティアハイムの経営難と倒産については、別の機会に記事にします。

 ティアハイムの経営難の原因は、2008年以降、EU圏が拡大し、極めて安価な純血種の子犬の、東欧諸国からの輸入が激増していることが挙げられます。ポーランドとドイツの国境付近での犬猫の露天市では、純血種の子犬が50ユーロ前後(6000円未満)で売られています。インターネットでは、200ユーロ未満(2万円台)で、純血種の子犬子猫が売られています(ドイツではインターネットでの犬などの生体を非対面で売ることを禁じていません)。またドイツ国内でも、ペットショップが東欧から子犬を比較的安価に輸入して販売しています。ドイツ以外の周辺国のペットショップでも東欧から子犬を輸入して安く提供し、それらのペットショップをドイツ人が利用しています。
 ティアハイムの犬の譲渡価格は比較的高価であり(例えば不人気の雑種の中型犬の成犬で400ユーロ近く=4万円台)、上記のような東欧産の安価な子犬との価格競争力に負けるからです。それによる販売不振の他に、飼育放棄の犬などが増えていること、獣医療が高度化して医療費が高騰していることなどが挙げられます。


 問題の、ドイツのマスメディアの記事から引用します。Jedes zweite Tierheim in Bayern von Pleite bedroht 「毎秒のように、バイエルン州のティアハイムは破産の脅威にさらされています」。2015年3月18日。

Viele Tierheime stecken in akuter Finanznot, klagen Tierschützer.
"Ich muss in Bayern Tiere töten", sagt einer von ihnen, "dann krieg ich einen Zuschuss. Wenn Sie Tiere retten
, kriegen Sie nichts."
Denn beim Geld hört für viele Kommunen die Tierliebe auf.
Viele Heime kämpfen daher ständig ums Überleben.
die Hälfte der Häuser vor der Insolvenz.
"Ich muss in Bayern Tiere töten, dann krieg ich einen Zuschuss. Wenn Sie Tiere retten, kriegen Sie nichts", sagt Brucker.
Er meint damit die Jagdverbände, die vom Freistaat mit rund einer Million Euro im Jahr unterstützt werden.
Für Tierheime dagegen gibt es nichts.
Das Problem vieler Tierheime: Die Kosten steigen stetig.
Geld gäbe es vier Wochen lang.
Dann dürfen Fundtiere vermittelt werden.
Teuer wird es für die Heime,wenn das Tier krank ist und man kein neues Herrchen findet.

急激な財政悪化から抜け出せない多くのティアハイムは、動物の保護活動家に不満をいいます。
「バイエルン州(のティアハイム)では、収容動物を殺さなければなりません」と、ティアハイムのひとつは述べています。
さらに「我々ティアハイムは、収容動物を殺すことにより補助金を得ることになるでしょう。あなた方(動物の保護活動家。アニマルレスキュー団体)が動物をレスキューしても、何も得ることはないのです(「どうせ殺処分されるだけだ」。つまり動物をレスキューしてティアハイムの収容動物を増やすな、と言うこと)。
多くの自治体で、動物への思いやりの予算の支出を停止して以来は。
そのために多くのティアハイムは、常に生き残るための苦労が絶えません。
倒産のリスクのある家(ティアハイム)は、半数とされています。
「バイエルン州においては、わがティアハイムは、自治体から補助金を受けて収容動物を殺さなければならないのです。あなた方(動物の権利保護活動家ら。アニマルレスキュー団体)は動物を保護しても、あなた方は得ることが何もないのです(「ティアハイムに行政経由で収容を依頼しても、殺処分されるだけだから持ち込むな」という意思表示)」と、(ティアハイムの関係者の一人)ブルッカー氏は述べています。
ブルッカー氏は、州により、狩猟に関しては年間約100万ユーロの助成があると述べています(バイエルン州は、人の占有下になければ、狩猟犬牧羊犬などの例外を抜いて飼い犬猫の狩猟駆除が完全合法)。
対して、ティアハイムには、何も州からの支援もありません。
多くのティアハイムの問題とは、経営コストが絶えず上昇していることです。
(行政からの飼育委託では)*1、4週間分の飼育費(補助金)が支払われます。
その間に、飼育委託を受けている動物が譲渡されることがあります。
動物が病気だった場合は、新しい飼い主を見つけることができませんので、ティアハイムにとっては大変なコスト高になります(つまり早急に殺処分して飼育委託費=補助金を浮かせなければティアハイムの経営はやっていけない。やむを得ないということ)。


*1、行政の要請により、ティアハイムが動物の収容と飼育を受託した場合は、4週間の飼育委託費が支給される。


 引用の記事での、ティアハイムの関係者の発言の趣旨は「行政から飼育委託費を4週間を受けとり、その動物を早く殺処分し、飼育委託費の差額を得る」ということです。この発言はこのメディアの記事以外でも、しばしば見ることができます。「4週間分の飼育委託費を受け取りながら数日で犬を殺処分していた」など。
 私は、行政からの飼育委託費は制度上、飼育日数の実数に応じて支払われると思います。ですから「4週間分の飼育委託費を受け取りながら早期に動物を殺処分して差額を得る」ことは、おそらく違法だと思います。 しかしティアハイム関係者が堂々と実名を公表してそれを述べているのです。飼育委託を行った場合には一律に飼育委託費が支出される可能性は低いと思います。

 つまりティアハイムの経営上から、「実際の飼育期間と飼育委託費の上限日数の差額をティアハイムが得ること」は、暗黙の了解ということでしょうか。背後にティアハイムの経営難があるということで。それとも動物保護活動家に対する牽制でしょうか。
 ティアハイムは、飼育委託費(補助金)を受けている動物に関しては、年次報告書の公表義務があります。となれば、年次報告書を公表しているティアハイムにおいても、その数値は極めて信頼性が低いと言わざるを得ません。例えば年次報告書で「満期収容期間終了時に譲渡した」が、引受直後に殺処分していたということも十分考えられるのです。2014年にハノーバー獣医科大学が行ったティアハイムの学術調査では、殺処分率は26.20%でした(施設内死亡は抜く。日本の統計では含める自治体が多い)。しかしその数値は怪しいと言わざるを得ません。ましてや私的な引受の動物に関しては公表義務がありませんので、全く信頼性は無いに等しいと言えます。ティアハイムの殺処分率などに対する疑念についつては、次回以降の記事で書きます(続く)。


(動画)

 ドイツとの国境付近スロビッツの高速道路のサービスエリアで開かれる、ポーランド人による「子犬の青空市」。売れ残りは極端な場合、純血種の子犬が30ユーロ(3000円台)で投げ売りされます。不人気の、雑種の中型の成犬を400ユーロ近く(4万円台)で販売しているティアハイムが経営難になるのは当たり前です。ドイツのTVドキュメント。2012年。




(動画)

 最近の、スロビッツの高速道路サービスエリア。激安マーケットがドイツ人に人気です。驚く程整備されて綺麗になりました。ドイツの動物愛護活動家が押しかけてくるので、最近は子犬の市は少ないです。かつては、スロビッツのSAは、子犬の露天市の一大集積地でした。今では、ポーランド人がドイツ人に子犬を売りつける主戦場は「インターネット販売」に移行しています。2015年。

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非公開コメント

結局こうなるんですよね

EU域内でのヒト、モノ、カネの移動を自由化している以上一国だけの規制では限界がありますよね。おまけにティアハイムの生体譲渡には手間とカネがかかるとなれば経済の流れからいってもいずれ淘汰されてしまう。

テレ朝の朝の番組で地域猫の特集やってましたが、あれだって相当カネがかかっているんですよね。殺処分ゼロは理想ですけど、それなら住民の側もどこまでも費用が嵩んでもいいのか、あるいは動物を飼う自由や餌やりの自由が規制されてもいいのか、覚悟が必要なのではないでしょうか。綺麗事しか報道されないうえにただただカワイイだけを垂れ流すテレビには本当に絶望します。

Re: 結局こうなるんですよね

野性動物への餌やり反対 様、コメントありがとうございます。

> EU域内でのヒト、モノ、カネの移動を自由化している以上一国だけの規制では限界がありますよね。

「ドイツではペットショップで犬などを生体販売をしていないから、ティアハイムでしか入手できない」という大嘘をつく人は、ヨーロッパのことを全然わかっていません。
ドイツとフランスの国境にはライン川がありますが、はしの真ん中に小さなプレートがあり、それが国境を示すものです。
車も人も犬も自転車も、検問もなにもなく、兵庫県と大阪府を行き来するように往来しています。
ただし、昨年のフランスの大規模テロ以降は、臨時の検問所が出来ています。


>おまけにティアハイムの生体譲渡には手間とカネがかかるとなれば経済の流れからいってもいずれ淘汰されてしまう。

それも大嘘ですよ。
ティアハイムは、インターネットで非対面で犬などを売っています。
ティアハイム専用の、インターネットペット販売サイトがあるぐらいです。
ドイツではありませんが、オーストリアでは、インターネットで犬などのペット販売ができる業者は、事前に登録を受けたティアハイムとペット業者です。
ドイツは(昨年私が調べたかぎり)インターネットでのペット販売は規制がありません。
ティアハイムが飼い主(買主)を厳しくチェックして、譲渡するペットとのマッチングをするというのは、日本で作られた神話です。
中にはそのようなティアハイムもあるでしょうが、ティアハイム専用の犬インターネット販売サイトがあり、相当数の登録商品(保護犬)があるということが、すべてを物語っています。


> テレ朝の朝の番組で地域猫の特集やってましたが、

番組名を教えてくれればいいのに。
後で調べますが(多分録画が公開される)。


>あれだって相当カネがかかっているんですよね。

私が取材した、神戸市垂水区の塩屋きた自治会の地域猫は、5年で30数万円不妊去勢費用をかけました。
しかしカネが続かなくなったのと、効果が現れなかったことで、5年後には打ち切られました。
その後は、地域猫活動を始める以前より野良猫が増えて、地域住民の深刻な対立も生じました。


>綺麗事しか報道されないうえにただただカワイイだけを垂れ流すテレビには本当に絶望します。

動物愛護に関するTV番組では、日本は本当に一億総白痴化番組だけです。
海外のTV番組は良いものがあります。
私もイギリスBBCのパピーミル問題や、ドイツのTVドキュメンタリーの、劣悪なブリーダーのドキュメンタリーを訳しています。

>番組名
ペットの王国ワンだランド です
私はあまり好きな番組じゃないんですが、家族がよく見ています
京都市のNPOを特集してました

Re: タイトルなし

野性動物への餌やり反対 様

> ペットの王国ワンだランド です
> 京都市のNPOを特集してました

情報提供ありがとうございます。
また「ワンだランド」ですか。
私は過去にも、ティアハイムベルリンに関するこの番組を記事にしたことがあります。
相変わらずの「殺処分ゼロ」「寄付金で運営されていて(著しく誤認させる)、無料か無料で動物の保護をし、譲渡する」「無料?で終生飼育をし、無料?で墓まで作って手厚く葬る(ティアハイムベルリンのペット葬祭は極めて高価)という内容。
それと日本のTVの女性レポーターの甲高い声はなんとかなりませんか。
耳障りで仕方がない。
私は海外のTVニュースやドキュメンタリー(英語とドイツ語のみ)をよく見ますが、日本の女性レポーターの声は一オクターブ高いです。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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