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ドイツのティアハイムの犬の殺処分率は3割近く~ハノーバー獣医科大学の学術調査(2014年)



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(Zusammenfassung)
Tierärztliche Hochschule Hannover Bedeutung der Pflege- und Haltungsbedingungen für Gesundheit und Wohlbefinden von Hunden als Fund- und Abgabetierein Tierheimen des Landes Nordrhein-Westfalen
Euthanasie des Hundes in der Tier-Heim.


 日本で喧伝されている「ドイツのティハイムは殺処分ゼロ」、もしくは「ほとんどゼロ」という情報があります。しかしそれは「嘘」です。2014年に、ハノーバー(ハノーファー)獣医科大学がティアハイムに関する調査報告書を作成し、公表しています。それによれば、ティアハイムの殺処分率は26.2%でした。この数字は、施設内死が含まれていません。施設内死を含めればこの割合がさらに高まります(日本の公的殺処分率の計算においては、施設内死を含める自治体があります)。さらにこの数字は、自治体が押収した犬などを収容飼育の受託を行い、補助金を受けているティアハイムのみの統計です。自治体から受託を行っていないティアハイムは殺処分率の公開義務はありません。


 2014年に、ハノーバー(ハノーファー)獣医科大学が行った、詳細なティアハイムに関する調査報告書から引用します。Tierärztliche Hochschule Hannover Bedeutung der Pflege- und Haltungsbedingungen für Gesundheit und Wohlbefinden von Hunden als Fund- und Abgabetierein Tierheimen des Landes Nordrhein-Westfalen 「ノルトライン=ヴェストファーレン州のティアハイムにおける、行政が拾得した犬の健康と福祉のための世話や飼育環境の調査」。2014年。
 これはタイトルのとおり、ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州のティアハイムに関する収容犬の大規模調査です。これらの対象は、ティアハイムが収容飼育受託した、行政が拾得押収した犬です。殺処分率に関する記述を引用します。


Die vom DEUTSCHEN TIERSCHUTZBUND E. V. (1995) erstellte Tierheimordnung hat klare Kriterien für das Töten von Tieren in Tierheimen festgelegt.
dies ist nur in Ausnah- mefällen zulässig.
Wie im Falle einer massiven Überbelegung,verur- sacht durch Langzeitinsassen, verfahren werden soll.
RUPPERT stellte , dass 26,20% aller aufgenommenen Tiere in Tierheimen euthanasiert wurden.
In 32% dieser Fälle er-folgte die Euthanasie auf Grund unheilbarer Krankheiten, in 68% lag „ein anderer vernünftiger Grund“ wie Bissigkeit, hohes Alter, Ängstlichkeit, langer Aufenthalt oder Platzmangel vor .

ドイツ動物保護連盟E. V.によるティアハイム規則(1995年)は、ティアハイムにおける動物の殺処分のための明確な基準を定めています。
殺処分は、例外的な場合にのみ許可されています。
しかし著しい過剰収容の場合と同様に、動物の長期の収容によってもその基準は徐々に緩和されます。
ルパートは、記録されたすべての動物(犬)のうち、26.20%がティアハイム内で安楽死させられたことを発見しました。
これらの例の32%では、難病が原因で安楽死に処せられました。
別の安楽死の原因の68%は、非人道的な「別の合理的な原因」であり、犬が高齢であること、行動上の問題に不安があること(攻撃性か)、長期の収容期間や収容スペースの不足などが続きます。



 前回記事では、中日新聞が「ドイツのティアハイムは殺処分はほぼゼロである」と報じていたことを述べました。しかし26.2%は、「ほぼゼロ」ではありませんし、ましてや日本のメディアが多く報じている「ゼロ」ではありません。
 さらに、このハノーバー獣医科大学の調査報告書での調査対象となった犬の安楽死は、行政がティアハイムに委託したもののみの数値です。行政が拾得押収した犬などをティアハイムに飼育委託する場合は、ティアハイムは収容した犬などの年次報告書の作成と公表の義務があります。しかしティアハイムが私的に個人の飼い主から犬などを引き受けた場合は、年次報告書の公表義務はありません。それはすなわち、「殺処分を行っていません」と標榜しつつも、実は大量に殺処分をしているという可能性も高いのです。ドイツのティアハイムは民間施設ですから。アメリカでは、PETAが自らのアニマルシェルターを「ノーキル」と標榜しながら、実は多い年で97%もの収容動物を殺処分していました。

 また中日新聞は同じ記事で、「ドイツのティアハイムは重病でない限り収容動物を安楽死させない」とも報じています。しかしそれは「大嘘」です。ティアハイムでは重病以外の理由でも、安楽死を行っています。行政が押収した、咬傷事故を起こした犬や行動が危険と判断された犬はむしろ法律で殺処分をしなければならないとされています。
 次回は、合法非合法を含めて、ドイツのティアハイムが「重病」以外でも、多くの理由で収容動物を殺処分している事例や、ティアハイム・ベルリンの方針~「問題行動がある場合は殺処分する」などを紹介します(続く)。



(画像)

 長年、「殺処分ゼロ」と日本で紹介され続けている、ティアハイム・ベルリンのHP、Tierheim berlin FAQ 「ティアハイム・ベルリンHP よくある質問」の箇所。これには明確に「問題行動(攻撃性など)がある動物は殺処分を行います」と記述されています。その記述の訳文と画像です。


(Q)Werden Tiere eingeschläfert?

(A)
Wenn ein Tier gemäß der Tierheimordnung des Deutschen Tierschutzbundes nicht behebbare, konstante Verhaltensstörungen zeigt, so dass ein Weiterleben entweder nur mit schweren Leiden verbunden wäre oder eine akute Gefährdung der Umwelt vorhanden ist.

(Q)
動物を安楽死させるのはどのような場合ですか?

(A)
ドイツの動物保護連盟のティアハイムのガイドラインによれば、一定の行動障害を示す動物、深刻な傷病のいずれかが致死処分を行えるとされ、または緊急を要する危険性の回避のためであれば可能です。



ティアハイム・ベルリン 安楽死



(画像)

 ドイツに倣う動物保護 多気に大規模施設計画 より。京子アルシャー大先生はティアハイム・ベルリンの運営に関わっておられるとのことですが、当のティアハイムベルリンがHPで公表していることと随分異なることをおっしゃっていますね?背信行為になりませんか?


ドイツ・ベルリン郊外にある「ティアハイム・ベルリン」の運営に関わる在独十九年目の日本人獣医師アルシャー京子さん(47)は、ペットに対する日独の考え方の違いを嘆く。
日本では、かみ癖、ほえ癖など問題がある犬、猫は捨てられ、もらい手もなく殺処分されることも。
しかし、ドイツでの殺処分は重病などに限られる。


中日新聞 ティアハイム


(資料)

 ドイツに倣う動物保護 多気に大規模施設計画 。2016年6月25日。全文。

 アクアイグニス(東京)は、多気町で二〇一九年秋、開園を目指す国内最大級の混在型リゾート施設「アクアイグニス多気(仮称)」に、大規模な動物保護譲渡施設「ティアハイム」を造る。ペットの殺処分がほとんどないドイツの民間施設の日本版だ。年間十万匹を超える犬、猫が殺処分される日本で「小さな命を救う光明に」と期待されている。

 「日本では人に選ばれた命が生きているだけ。ティアハイムでは訓練で共生の道を探る」

 ドイツ・ベルリン郊外にある「ティアハイム・ベルリン」の運営に関わる在独十九年目の日本人獣医師アルシャー京子さん(47)は、ペットに対する日独の考え方の違いを嘆く。

 施設は馬やカエルなど、あらゆるペットが保護される、いわば「動物孤児院」。年間収容数は約一万五千。犬なら最低六平方メートル以上など広い飼育スペースが確保されている。運営費のほとんどは企業や個人の寄付金だ。施設では引き取った犬、猫のかみ癖などを直し、新しい飼い主につなぐ。譲渡率は九割を超える。

 日本ではかみ癖、ほえ癖など問題がある犬、猫は捨てられ、もらい手もなく殺処分されることも。しかし、ドイツでの殺処分は重病などに限られる。

広々としたスペースで飼われている「ティアハイム・ベルリン」の犬=ドイツ・ベルリンで(アクアイグニス提供)
写真
 施設では、トレーナーが原因を探り、訓練する。「原因は飼い主」。アルシャーさんはそう言い切る。例えば、ほえる犬は散歩不足でストレスをためている例が多い。「生活習慣を改善すれば直る」

 アルシャーさんは「ドイツでは犬は古来、猟犬や牧羊犬として繁殖されてきた。使役犬は宝物のように扱われてきた」と語り、愛玩が主の日本とは価値観が異なるという。

 アルシャーさんによると、ティアハイムの大規模施設は、広島にあり、完成すれば国内で二カ所目になる。

 計画では施設の総面積はバレーコート約三十面分に相当する五千平方メートル。千二百平方メートルの木造平屋に、犬、猫二十匹ずつを収容する。犬は一匹ごとに庭付きで、二十二平方メートルの飼育部屋を設ける。猫は八平方メートルにし十部屋を造り、二~三匹ずつ飼う。ドッグランと動物病院も併設する。

 寄付を募り、運営費に充てる。犬猫の正しい飼い方を啓発するなどイベントも開く。アクアイグニスの立花哲也社長(42)は「日本でもペットへの意識を変えたい。少しずつだが殺処分ゼロを目指したい」と意気込んでいる。

 (吉野淳一)



 ティアハイムの殺処分の実例。年次報告書を引用します。Tierheim-Altentreptow Statistik 2014「ティアハイム・アルティントレプトゥ 年次報告書2014年」。


Bestand des Tierheims Ende 2014
8 Hunde (3 in Dauerpflegestellen)
68 Katzen
Rückgaben: 28
Vermittlungen: 60
Euthanasien: 34
verstorben: 15
Pensionstiere: 3

2014年後半のティアハイムの収容動物内訳
8匹の犬(外部への恒久的な飼育移譲3)
68匹の猫
飼い主返還:28
行政からの引受:60
安楽死:34
施設内死亡:15
老犬ホーム預かり:3
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No title

「かみ癖、ほえ癖など問題がある犬、猫」。
京子アルシャー大センセイ、それって「行動障害」そのものじゃあありませんか???

殺処分と言えば

福島先生が面白い事やってますね。

>福島瑞穂、犬猫殺処分ゼロでの人気取りで炎上 〈どこが動物愛護なの?〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160707-00510403-shincho-pol

この人自体はまあどうでもいいんですが面白いのは自称愛猫家だらけ(まあニュースによってコメントする人はまちまちでしょうが)のヤフコメの連中に大バッシングされてます。
ちょっとは福島先生の振りみて我が振り直して欲しいもんです。

Re: 殺処分と言えば

サンジュ様、コメントありがとうございます。

> 福島先生が面白い事やってますね。
> >福島瑞穂、犬猫殺処分ゼロでの人気取りで炎上 〈どこが動物愛護なの?〉

社民党と自身の危機感から藁をも掴見たいのはわかりますが・・・
この方は、以前の「イギリスでは犬猫の売買が禁止されている」という、驚愕発言をやらかしていますし。
自身の落選と社民党の解党も当然の帰結でしょう。


> 面白いのは自称愛猫家だらけ(まあニュースによってコメントする人はまちまちでしょうが)のヤフコメの連中に大バッシングされてます。
> ちょっとは福島先生の振りみて我が振り直して欲しいもんです。

どっちもどっち。
ところでわたしは、福島議員の政策提言には、一部支持しています。

ティアハイムって・・・

よく愛誤が日本の保健所をアウシュビッツと例えますが、連中の絶賛するティアハイムも似たようなもんじゃないですか・・・

ちなみにさんかくさんのブログを読んでると犬猫あんまり好きじゃないんですが、愛誤の言動があまりに酷すぎて犬猫が哀れになってくるから困るんですよね。

しっかし・・・・アルシャー京子だか何だか知りませんが酷いもんですね、まさに動物愛誤の典型的誤情報発信源。

こいつ等って愉快犯なんですかね?
どう考えても論理破綻してる事を言ってるのに更にバカな支持者がいるのが恐怖ですね。

ほんと犬猫の為にも愛誤動物虐待教が根絶される事を願います。

Re: ティアハイムって・・・

猫ボラ滅びろ!様、コメントありがとうございます。

> よく愛誤が日本の保健所をアウシュビッツと例えますが、連中の絶賛するティアハイムも似たようなもんじゃないですか・・・

日本の保健所は二酸化炭素死か、一部自治体では麻酔注射です。
アメリカ獣医学会の安楽死基準に従っています。
対して感電死は安楽死とはされていません。


> 愛誤の言動があまりに酷すぎて犬猫が哀れになってくるから困るんですよね。

私、愛誤のせいで、日本の犬猫の福祉が遅れていると思います。


> アルシャー京子だか何だか知りませんが酷いもんですね、まさに動物愛誤の典型的誤情報発信源。

このような方の熱狂的信奉者がいるということは、日本の動物愛護に関わる方々にレベルが低い方が多いことを物語っています。


> こいつ等って愉快犯なんですかね?
> どう考えても論理破綻してる事を言ってるのに更にバカな支持者がいるのが恐怖ですね。

なぜこれほどまでに、ドイツの嘘情報を広めたがるのか、理解に苦しみます。
利権が絡んでいるのか。


> ほんと犬猫の為にも愛誤動物虐待教が根絶される事を願います。

それは私も思います。

No title

何かよくわかりませんが、参議院の時期なんで 動物愛護で票集め狙ってるっぽいのをいくつか見かけます…
ほかの政党でも 殺処分ゼロだとか、酷いのになると、自由を奪われた動物はおかしい、人間を繋いどくべきみたいなのも見かけましたけど、まああれはひどすぎる極端な例ですが。

そして、ここ数日はSNSでこんな記事が回ってきます http://www.arcj.org/information/00/id=916
動物や子供をイデオロギーに利用するやつらはあまり好きではないですが、何かその…本来動物愛護とか環境保全とかって、
政治的な考えとか関連法案以外はそこまで関係ないはずなのになんでこう環境団体や愛護団体自身も話題にしたがったり、結びつきたがるんでしょうかね。今回の参院選挙もそこはあまりメインじゃないと思うし。
なんか個人的な繋がりがあるのか?政治家がバックについてる方がブランド力でもあるのか?

立場的に愛護とか環境保護興味ないわけじゃないけど、なんか切り分けてほしいといいますかね、環境団体と愛護団体は政治の専門家とは限らないし、その逆もしかり。
『ここの環境団体の意見はわかることが多いけど、政治的な事は言わないでほしい、賛成できない』とか『この政党の政治的意見は賛成できるけど、動物愛護としてその方針は間違ってるくね?そもそもそれとこれ元々関係なくないか?』とかいうのが入り組んでしまうし。
さんかくさんが以前言っていた、別な話題が入ると支持を失ったり、あらぬところで批判が起きて純粋な議論ができなくなる…ってやつに似ていますね。

>よく愛誤が日本の保健所をアウシュビッツと例えますが、連中の絶賛するティアハイムも似たようなもんじゃないですか

そういや須磨水族館に亀楽園ってありますが、あれは調査目的とはいえ殺処分じゃない道のために持ち込まれた、アカミミガメたちの施設でしたね。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2010/08/20100805142001.html

ちゃんと水族館の人の管理下にありますが、あれはホントに楽園ですかね…ってところに答えが隠れてそうです。
なんでも、元々野外アカミミの調査と駆除兼ねてたのに、殺処分じゃないからって飼ってた亀もちこんだ人も多いとか…ひどい話。
個人的に和製ティアハイム(笑)も実現したってそういう風になるとみています。

Re: No title

THEO様

> 参議院の時期なんで 動物愛護で票集め狙ってるっぽいのをいくつか見かけます…

福島みずほ議員が叩かれていました。
殺処分ゼロ化を訴えるために、銀座に犬猫を連れてきてアピールしようとかなんとか。
炎天下のアスファルトでは、犬猫の虐待とかなんとか非難されていました。


> ほかの政党でも 殺処分ゼロだとか、酷いのになると、自由を奪われた動物はおかしい、人間を繋いどくべきみたいなのも見かけましたけど、まああれはひどすぎる極端な例ですが。

動物愛誤者が、あまりにも声が大きいので、弱小政党はニッチ票を獲得しようという算段でしょうか。
利用された議員さんもお気の毒なところがあります。
福島みずほ議員は、「ドイツは殺処分ゼロ」と国会で発言し「イギリスでは犬猫の売買を禁じている」と公言していました。
政策秘書を使って、自ら調べるべきでしたね。
誤った愛誤発言で支持を落としたということは多少あるのではないでしょうか。


> そして、ここ数日はSNSでこんな記事が回ってきます http://www.arcj.org/information/00/id=916
> 政治的な考えとか関連法案以外はそこまで関係ないはずなのになんでこう環境団体や愛護団体自身も話題にしたがったり、結びつきたがるんでしょうかね。今回の参院選挙もそこはあまりメインじゃないと思うし。

動物愛護は、メインの争点にはなりえないでしょう。
もっと重要な、プライオリティが高いことがいくらでもあります。


> 立場的に愛護とか環境保護興味ないわけじゃないけど、なんか切り分けてほしいといいますかね、環境団体と愛護団体は政治の専門家とは限らないし、その逆もしかり。

政策として政治家が提言するのは反対しません。
しかし政治家は、自分がけして専門家ではないことを自覚し、提言を行う前に調査をすべきです。
嘘の事実を元に、「ドイツは殺処分ゼロである。日本もそうしろ」「イギリスでは犬猫の売買を禁じている。日本でもそうしろ」では、自由経済への政治の不当な干渉です。


> 『ここの環境団体の意見はわかることが多いけど、政治的な事は言わないでほしい、賛成できない』とか『この政党の政治的意見は賛成できるけど、動物愛護としてその方針は間違ってるくね?そもそもそれとこれ元々関係なくないか?』とかいうのが入り組んでしまうし。

まあ、私は福島さんの政策提言には、賛成するところもあるのですよ。
完全に、自分の支持する政策と、候補者が提言する施策が一致するとは限りません。
プライオリティの高い政策分野で評価する以外ないです。


> そういや須磨水族館に亀楽園ってありますが、あれは調査目的とはいえ殺処分じゃない道のために持ち込まれた、アカミミガメたちの施設でしたね。

須磨水族館もお気の毒に。
町内の調整池は、30センチ級のアカミミガメがいます。
イシガメが競合で、絶滅危惧種になりつつあるようですね。


> ちゃんと水族館の人の管理下にありますが、あれはホントに楽園ですかね…ってところに答えが隠れてそうです。

カメは哺乳類と異なり、過密飼育に強いのではないですかね、よく知らないけれど。


> 個人的に和製ティアハイム(笑)も実現したってそういう風になるとみています。

ハードはできるでしょうよ。
しかし運営者の脳内ドイツのティアハイム方式では、必ず破綻します。
過去にも、「ドイツ式(嘘情報の)ティアハイムを日本に作る」という話はたくさんありました。
しかし破綻するか、当初の理念を変更するか、事実上募金詐欺だったかのいずれかです。

野良猫の殺処分をなくす方法

いろいろと考えて得られた結論です。

野良猫の殺処分をなくし,人間の財産と生物多様性を保全する最も確実,経済効率的な方法は,野良猫を殺処分することです。

心情的にそれができないならば,
「餌を与えない,時が来たときに,殺処分する」
これが正解です。

TNRをするならば,
手術をすることで,殺処分より低コストで総数を減らせるという試算が示されて,費用分担について民主的に合意形成ができていることが条件です。
総数が減るという試算が示せないのであれば,限定された個体のみ手術して,その個体のみに限定して給餌を認めます。

手術をしても,最終的に責任を取る人がいない(賠償する人がいない,虐待されても告訴する人がいない)という点においては,本質的に問題は解決していません。

手術の目的は「そこに猫がいてもいい」と思う人たちを増やすことであって,手術それ自体が目的になってしまっては本末転倒だということです。
手術しないで「そこに猫がいてもいい」という人たちが増えるのであれば,それに越したことはないわけです。


なぜ野良猫が不遇か。
供給過剰で命の価値が暴落し,外部不経済になっているからです。

蛇口を閉めれば命の消耗と社会的費用はなくなりますが,
ネックは,「野良猫は存在してはいけない」という価値観を多くの人間が受け入れられないということです。

私は野良猫が存在してもいいと思います。

Re: 野良猫の殺処分をなくす方法

ななし様

> 野良猫の殺処分をなくし,人間の財産と生物多様性を保全する最も確実,経済効率的な方法は,野良猫を殺処分することです。

一旦は野良猫を根絶し、その後は猫の飼育に厳しい規制をかけることです。
登録、個体識別、室内飼い、不妊去勢を義務とし、違反者は厳罰に処すこと。
遺棄や餌やりも厳罰に処すこと。
それで一旦野良猫をゼロにすれば、新規の野良猫の発生もほぼなくなります。
そして飼い猫は責任を持って飼うこと。
そうすれば、殺処分はゼロに近づきます。


> TNRをするならば,
> 手術をすることで,殺処分より低コストで総数を減らせるという試算が示されて,費用分担について民主的に合意形成ができていることが条件です。

TNRは、殺処分よりはるかにコスろが高いです。
それは周知の事実だと思いますが。


> 総数が減るという試算が示せないのであれば,限定された個体のみ手術して,その個体のみに限定して給餌を認めます。

当たり前じゃないですか。
不妊去勢済み以外の猫にまで給餌するから、野良猫が増えるのです。


> 手術をしても,最終的に責任を取る人がいない(賠償する人がいない,虐待されても告訴する人がいない)という点においては,本質的に問題は解決していません。

同意します。


> 手術の目的は「そこに猫がいてもいい」と思う人たちを増やすことであって,手術それ自体が目的になってしまっては本末転倒だということです。

実際問題そうなっていますね。


> 手術しないで「そこに猫がいてもいい」という人たちが増えるのであれば,それに越したことはないわけです。

そうはならないから問題なのです。
アメリカでは猫が原因で狂犬病に感染した例や、発疹チフスが流行した例もあります。
野良猫は、感染症の原因になりますし、生態系への悪影響を主ぼします。
たとえ過半数が「そこに猫がいていい」という人がいたとしても、野良猫の容認は感染症のリスクにさらされた人や猫アレルギーの人に対する権利侵害となります。


> ネックは,「野良猫は存在してはいけない」という価値観を多くの人間が受け入れられないということです。

統計上は「野良猫への給餌は禁止すべき」であり、それは野良猫の存在を否定する意見ではありませんか。
しかし日本では動物愛護分野では、少数意見が多数意見を封殺しています。


> 私は野良猫が存在してもいいと思います。

程度にもよりますが、野良猫による感染症リスクや生態系破壊など、お知りになることを期待します。

ななしさんのコメントに同意します。

野良猫にとってもその他の野生動物、植物にとっても人間にとっても最も優しく有益な方法は「一斉殺処分」であることは間違いない。
しかし人間は感情の生き物なので理屈では分かっていてもそれが心情的に無理ならば餌を与えず可能な限り室内飼いして迷惑な分は殺処分する、これも方向性として正しいと思います(一斉殺処分に比べ野良猫の受難は増えますが)。
それを阻んでいるのがななしさんがおっしゃる通り
「そこに猫がいてもいい」と思う人たちな訳です。
なので本来はもし本当に不幸な猫を無くしたいと思っている人がいるのであれば「そこに猫がいてもいいと思う人たち」と正しい対立構造を築かなければいけないはずなのに実際は不幸な猫を無くしたいと上っ面でほざきまわるゴキブリ自称愛猫家は野良猫被害や動物愛護について真剣に考えている人たちに矛先をずらし「そこに猫がいてもいいと思う人たち」とは対峙しません。
また「そこに猫がいてもいいと思う人たち」の側も本当の敵である「本当に不幸な猫を無くしたいと思っている人」と敵対することなくこれまた野良猫被害者を目の敵にすることによって「本当に不幸な猫を無くしたいと思っている人」との対立を避けます。
「そこに猫がいてもいいと思う人たち」の中でななしさんの様に野良猫を殺処分し命の過剰供給の蛇口を閉めれば不幸な猫はいなくなることを理解していながらそれでもなお自分のエゴのために「野良猫が存在してもいい」とはっきりと言える人が増えればもう少し対立構造が明確になるとは思うんですが。
実は私の野良猫に対するスタンスもななしさんとほぼ同じなのでこんな本音を言えばさんかくたまごさんはじめ真剣に動物愛護問題について考えてらっしゃる人たちからおしかりを受けそうですが、私は本音を言えば猫なんて昭和の時代みたいにテキトーに飼って迷惑になればテキトーに毒でも撒いて間引きゃーええがな、子猫の方が可愛いんだから成猫になったらテキトーに間引いて代わりに子猫愛でればえーがな位しか思ってませんし大半の「そこに猫がいてもいいと思う人たち」も、あるいは不幸な猫を無くしたいと上っ面でほざきまわるゴキブリ自称愛猫家共も私の考えと似たり寄ったりだと思っています。もちろんそれが動物愛護に適ってない事、時代に合わないこと、ゲスな考えである事は理解しておりますし本音を言う分私やななしさんの方がよほどましだと思っております。
本気で不幸な猫を無くしたいと思っているのならば本当の敵や障害ときちんと向き合うはずなんです、それをしない以上私は自称愛猫家の中で本気で不幸な猫を無くしたいなんて思ってる人などほぼいないと思っています。
長文失礼いたしました。

Re: ななしさんのコメントに同意します。

サンジュ様

> 野良猫にとってもその他の野生動物、植物にとっても人間にとっても最も優しく有益な方法は「一斉殺処分」であることは間違いない。
> しかし人間は感情の生き物なので理屈では分かっていてもそれが心情的に無理ならば餌を与えず可能な限り室内飼いして迷惑な分は殺処分する、これも方向性として正しいと思います(一斉殺処分に比べ野良猫の受難は増えますが)。
> それを阻んでいるのがななしさんがおっしゃる通り
> 「そこに猫がいてもいい」と思う人たちな訳です。

それは私も大変痛感します。
彼らは理屈ではない感情論ですから、説得のしようがないです。


>本来はもし本当に不幸な猫を無くしたいと思っている人がいるのであれば「そこに猫がいてもいいと思う人たち」と正しい対立構造を築かなければいけない。

同感です。
「そこに猫がいてもいいと思う人たち」と、「動物愛護に本気で考えている人たち」が議論すべきだと思います。


>実際は不幸な猫を無くしたいと上っ面でほざきまわるゴキブリ自称愛猫家は野良猫被害や動物愛護について真剣に考えている人たちに矛先をずらし「そこに猫がいてもいいと思う人たち」とは対峙しません。

意識的に論点を外しているのです。


> 「そこに猫がいてもいいと思う人たち」の側も本当の敵である「本当に不幸な猫を無くしたいと思っている人」と敵対することなくこれまた野良猫被害者を目の敵にすることによって「本当に不幸な猫を無くしたいと思っている人」との対立を避けます。

こちらも意図的でしょうね。


> 「そこに猫がいてもいいと思う人たち」の中でななしさんの様に野良猫を殺処分し命の過剰供給の蛇口を閉めれば不幸な猫はいなくなることを理解していながらそれでもなお自分のエゴのために「野良猫が存在してもいい」とはっきりと言える人が増えればもう少し対立構造が明確になるとは思うんですが。

昨日は、クルマの中でFM放送を聞いていました。
昨今の猫ブームは大変な盛り上がりようで、猫島に行った人が雨にたたられて餌やりができなかったとぼやいていました。
この猫島に行く観光客は、まさに「野良猫がいていい人たち」です。
日本の猫島が、動物愛護のありかたについて考えるきっかけになれば良いと思い、批判的な海外メディアの記事を紹介しました。
日本のメディアは、猫島については好意的な報道しかしていません。
青島では、冬に観光客が少なくなる時期や、船の欠航が続いた時に、島の人が猫に給餌している様子を完全に肯定し他報道をしていました。
その上で「猫たちと島民の共生」としていました。
なぜか日本のメディアは、猫を棒で叩く島民や不妊去勢数がわずか10匹なこと、観光客が猫にはふさわしくない食べ物などを無節操に与えている問題などは触れているものは一つもありません。
マスメディアも、先に述べた対立を避けているのだと思います。


>猫なんて昭和の時代みたいにテキトーに飼って迷惑になればテキトーに毒でも撒いて間引きゃーええがな、子猫の方が可愛いんだから成猫になったらテキトーに間引いて代わりに子猫愛でればえーがな。

本音はそう言う人が多いのだと思います。
猫島ブームで、猫島を好意的に捉える人や、NHKの「世界ネコ歩き」が人気番組なのが証拠です。


> 本気で不幸な猫を無くしたいと思っているのならば本当の敵や障害ときちんと向き合うはずなんです、それをしない以上私は自称愛猫家の中で本気で不幸な猫を無くしたいなんて思ってる人などほぼいないと思っています。

いわゆる「野良猫愛誤」は、ほぼ全てがそうなのです。
だから日本では、猫に関しては、動物愛護の進展は期待薄です。

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Re: No title

THEO様

> 私自身はこの党やら政策に関して普段思うことは賛否どちらもありますが、
> この行為に関しては「暑い中動物かわいそうやな」と「あいご団体もこれと変わらんことやってるとこあるだろ、そっちも批判すれば。」としか
> おもいませんね。
> まーでもデマ拡散はいただけないので、ちゃんと考えてますってアピールするならきっちり下調べはしてほしいですね。

私は福島みずほさんの客観的な誤りについては、きっちりとご指摘いたしましたよ。
国会議員の発言は影響力がありますからね。
「イギリスでは犬猫の売買を禁じている」などは、業界への不当な弾圧になりかねません。
事実関係をきちんと調べないのは、国会議員としての資質に欠けるとさえ言えます。
私が福島議員の客観的な誤りを指摘しただけで、私の事を「ネトウヨ」「在特会でマイクを持ってヘイトスピーチをしている奴」とか、鬼の首をとったように拡散する人がいますのでね。
例えば私は福島議員の、「夫婦選択性別姓」は支持します。
そのほかにも支持するところはあるのですが。


> ちょっと神経質な時期なので、政党批判や叩きはしたくないのですが、どこぞの殺処分0主張立候補者の、個人blogがなかなか。
> (さんかくさんの判断で部分でも全部でも公開はしてくださって構いません。)
> http://ameblo.jp/miyake-yohei/entry-12032072084.html

ああ、疲れた。
でも、泡沫候補でしょう。
このような方が仮に当選でもしたら、私は「日本SHINE」といいますわ。


> https://twitter.com/MIYAKE_YOHEI/status/748314007296045056
> 政党として批判じゃなく、なんか個人としてうわぁ、ってやつです。

自称ドイツ連邦獣医学博士の大嘘を真に受けていますね。
日本で「広大な面積のベルリン、グリューネヴァルト公園は、全域で犬がノーリードOKの公園」って拡散していますね。
私は、かの自称ドイツ連邦獣医学博士さんは、精神状態がおかしいのではないかと思います。
グリューネの森は、大阪の服部緑地の半分よりすこし広いぐらいの面積です。
犬がリードなしで許可される面積は、全体の6%です。
つまり駒沢公園のドッグランと同じようなものなのですよ。
それと日本と異なるのは、犬が全面的に禁止されるエリアの存在です。
かなりの割合があります。
それと日本は、犬の対人賠償保険の義務がありません。
それで無制限ノーリードにして死亡事故でも起きたら、国家賠償ものです。
ドイツでは特定犬種、一定以上の大きさの犬は対人賠償保険加入義務があります。
にもかかわらず、大変厳しい犬のリード規定と違反者への罰則があります。

> こんな考え方あるのかよ、って驚きと、政策ビジョンとして訴えるなら生態系の意味勉強してから使えと思いますね。
> ネコが飛び出したら車が避けるべきとかゼロキャンペーンよりある意味ヤバイ。

このような方は、もう問題外でしょう。


> 亀楽園は、外来種問題のための「観客に見せる」ためのブースですね。ちなみにここ、観客が課金すれば餌を与えることができます。
> でもこの種のカメは共食いもしない訳じゃないし、甲羅干しできず病気なりそうだし…顔をしかめていく人も結構いるとかいないとか。

カメも共食いをしますか。
確かに甲羅干しができないと、真菌性の病気になります。


> ただ、水の処理と逸脱防止策ができていて、維持費の心配しないなら動物福祉的にはともかくノーキル的な意味ではまだいい施設かな?
> 飼えなくなった人は殺さなくてすむわけだし、在来種には負荷を与えませんし、餌やりたいひとはやることができます。

> 犬猫でやりたいなら餌以外の維持費、大変ですかね。 ここだって研究だからできてるだけで。
> 逸脱防止柵を施したこういう施設にノーキルリリース狂と野良たちを収容して、外に出さず、駆除猫をここに持って来るようにすれば完璧。
> 餌やりさんは好きなだけ餌を与えられますし、犬猫は殺されないし。 まあ動物はかわいそうかも。

最近報道された、「引取り屋」に近いかもしれないです。
過密な劣悪飼育。最低限のえさだけは与えてもネグレクト。
そのような現状が見えるようにすれば、ノーキル教は少しは減るかもしれません。

No title

三宅洋平候補を支持する人がいるのに驚き!
「殺処分ゼロ」とさえ言えば、一定数の票が得られるということか。
https://m.facebook.com/koji.kawamura.33/posts/897767477012174?comment_id=897978876991034&ref=m_notif¬if_t=feed_comment_reply¬if_id=1467989082857858

No title

この京子アルシャー氏は実態がつかめません。
というか、経歴がおかしいのです。本当に獣医師または獣医学分野の研究者なのか(医学もですが、研究には必ずしも医師や獣医師資格は必要ありません。現に研究者の中には医師資格を持っていない人もいます)調べてもわかりません。
日本ではドイツ獣医師ですが、本当なのか?
そう言う良くわからない経歴の、香具師の様な人の言う事を信じる訳にはいかないと思うんですけどね・・・

ヨーロッパでもブリーダーは普通に産まれた子犬を処分しているし、繁殖終了犬を処分しています(非常にブリーダー本人の犬種に対する考えが厳しくて、産まれた子犬のうち、スタンダードに合わない子犬は容赦なく処分している方を知っています)日本の終生飼育または譲渡が義務づけられていると言う話をすると「それじゃあドンドン犬が増えるだろう、日本の繁殖者は大変だね」と言われました。

日本のこの状況、ドンドン加速して行くでしょうが、自分で自分の頸を絞めているきがするんですよね。
殺処分は必要、一定の条件を設けて(野猫野良犬は殺処分など)その元に行うのは将来を考えても絶対必要かと思います。

犬猫を集めて終生飼育って、一体誰がその為の金を出すのか、施設を何所につくるのか(騒音や環境を考えたら町中や住宅地には御免被ります)問題だらけだと思いますし、実際無理でしょう。
家族は「いっそ福島の原発の立ち入り制限地域につくれば良いのでは」といいますが、それも問題でしょうし。

ちなみに日本の保健所はアウシュビッツではありません(というかアウシュビッツ自体が実態とはかけ離れた話が横行していますけど)収容された犬達はきちんと綺麗な環境においてもらえるし餌も水も貰えます、ただ引き取り手が無ければ何日か後には殺されるんですけどね。処分方法も薬殺ではありませんが比較的人道的な殺し方だと思います。いい加減日本の愛誤さん達目を覚まして欲しい物です。

Re: No title

昇汞 様、コメントありがとうございます。

> この京子アルシャー氏は実態がつかめません。

日本ではこれほどインターネット上での露出度が高いのに、お住まいのドイツではまったくといっていいほど情報がありません。
獣医師としての勤務や開業を裏付けるものはありません(例えばベルリン市の獣医医院の一覧だとか)。
日本ではかの方は「臨床活動はしていない」と言っているそうです。
それならば基礎研究ということになりましょうが、それならば論文が見つかるはずです。
それも見つかりません。
ペーパー獣医師ということなのでしょうかね。


> (医学もですが、研究には必ずしも医師や獣医師資格は必要ありません。現に研究者の中には医師資格を持っていない人もいます)調べてもわかりません。

基礎医学では、医師免許がない人も従事していますから。
しかし基礎分野ならなおさら、論文検索で名前が上がってくるはずです。


> 日本ではドイツ獣医師ですが、本当なのか?

「京子アルシャー」でインターネットで検索すれば、私の記事「経歴に疑念」の記事が最初のページでヒットします。
私だったら、本当に獣医師ならば、疑念を払拭するために獣医師番号や資格証明、大学の卒業証書などをブログでアップします。
そのようなものを見たことがあるという人はいませんし、大学院での研究時代の写真などもFBでもブログでも見たことがないと読者さんから指摘を受けています。


> ヨーロッパでもブリーダーは普通に産まれた子犬を処分しているし、繁殖終了犬を処分しています(非常にブリーダー本人の犬種に対する考えが厳しくて、産まれた子犬のうち、スタンダードに合わない子犬は容赦なく処分している方を知っています)。

当たり前の話です。
例えば日本では、白のジャーマンシェパードが売られていますが、ヨーロッパではスタンダードに外れるために子犬の頃に殺処分され、出回りません。
イギリスでは、犬の飼い主であれば射殺による犬の殺処分が合法な国です。
だから公的殺処分の数字に現れないのです。
かのRSPCAも、4割近くを屠殺拳銃で犬猫を射殺していました。
ドイツでは一応動物保護法で、食用屠殺以外の温血動物は麻酔での殺害が原則ですが、ティアハイムの収容犬をティアハイム自身が射殺したり、警察官が射殺したり、屠殺用の電気ショック棒で殺害しているとの報道があります。


>日本の終生飼育または譲渡が義務づけられていると言う話をすると「それじゃあドンドン犬が増えるだろう、日本の繁殖者は大変だね」と言われました。

日本の動物愛護管理法では、犬猫の営利業者は繁殖用や売れ残りを終生飼育する義務があるとしています。
おそらく日本以外の先進国では、営利業者に犬猫の終生飼育を義務付けている国はないでしょう。


> 日本のこの状況、ドンドン加速して行くでしょうが、自分で自分の頸を絞めているきがするんですよね。

「引取り屋」ビジネスが報道されました。
殺処分できない業者が、「引取り屋」に犬猫を引き取ってもらうというビジネスです。
劣悪な飼育環境です。
それが動物愛護に適うのかといえば疑問です。


> 殺処分は必要、一定の条件を設けて(野猫野良犬は殺処分など)その元に行うのは将来を考えても絶対必要かと思います。

同感です。


> 犬猫を集めて終生飼育って、一体誰がその為の金を出すのか、施設を何所につくるのか(騒音や環境を考えたら町中や住宅地には御免被ります)問題だらけだと思いますし、実際無理でしょう。

大概、人里離れた山中です。
そのうち、中国やロシアに殺処分屋が出来るかもしれません。
もしかしたら日本資本の。
処理に困った犬猫をどんどん輸出して、そこでハンマーなどで撲殺します。
終生飼育よりコストが安ければ、当然そうなります。


> 家族は「いっそ福島の原発の立ち入り制限地域につくれば良いのでは」といいますが、それも問題でしょうし。

犬猫より、従業員の健康被害が心配。


> ちなみに日本の保健所はアウシュビッツではありません(というかアウシュビッツ自体が実態とはかけ離れた話が横行していますけど)。

これは海外の人が目に付くところで記述しないで欲しいです。
下手したら、高額な損害賠償を請求されるか、外交問題になりかねません。
すでに欧州人権裁判所で、動物の屠殺をアウシュビッツのホロコーストに例えることは不法行為との判決が確定しています。


>収容された犬達はきちんと綺麗な環境においてもらえるし餌も水も貰えます。処分方法も薬殺ではありませんが比較的人道的な殺し方だと思います。

二酸化炭素死は、安楽死とアメリカの獣医学会が認めています。

いえ、ね、家族曰く「動物を救うためとかで平気で立ち入り禁止区域に入っていた奴らがいるわけだから世話にも行けるだろう」という論法です。
まあそれはそうですけど、ちょっと考えました。

野猫や野良犬は処分してしかるべきだと思います。今の状態は異常ですよ。野良猫が多くて猫被害が出ても何もできないって。
絶対おかしい。
そのうち日本でも伝染病が発生して、たどったら猫だったって言うことになりかねませんよ(ー ー;)
何時だったかも猫に襲われて怪我をしたという子にあいました。手を2針縫うほどの怪我でした。下校途中に公園でやられたらしいです。その公園は餌やりスポットだったようです。
全く、酷いものです。

Re: タイトルなし

昇汞 様

>「動物を救うためとかで平気で立ち入り禁止区域に入っていた奴らがいるわけだから世話にも行けるだろう」という論法です。

場所によっては無許可で入ったら刑事罰を受けるし、許可を受けても時間制限があります。
相馬市に墓がある人がいますが、今年やっと墓参りに行けて、しかも時間制限があるそうです。


> 野猫や野良犬は処分してしかるべきだと思います。

やむを得ないでしょう。
野良猫野良犬まで全て殺処分しないという先進国はないです。
何らかの方法で殺処分しています。
行政が捕獲しなければ、民間人のハンターが狩猟駆除したりなどです。
それとか飼い主であれば犬猫を射殺処分しても良いイギリスなどおりますし。
野良になる前に飼い主が殺処分します。
「どこそこの国は殺処分ゼロ」という嘘情報を広めても、絶対歪が出てきます。


> そのうち日本でも伝染病が発生して、たどったら猫だったって言うことになりかねませんよ(ー ー;)

アメリカでは、カリフォルニア洲で、TNR猫が原因で発疹チフスが流行しました。
日本でもそのような感染症が発生しないとは限らないです。


> 何時だったかも猫に襲われて怪我をしたという子にあいました。手を2針縫うほどの怪我でした。

怪我だけでよかったかもしれませんよ。
いまは子供の破傷風の予防摂取はどうなっていたかな。
一定以上の年齢になると抗体を持っていない人がいます。
結構野良猫は破傷風菌を持っています。
免疫力が低下してれば、死ぬこともある感染症です。
猫が媒介する感染症は、ほかにもたくさんあります。

時期の問題に過ぎない

どこから命とみなし,どこから不要な命とみなすかということです。

不妊手術も本質的には殺処分と同じだと思うのです。
生まれる前に殺しているということですよね。



親猫を開腹して妊娠していたら中絶させるのです。

手術しなければ生まれてこれたはずの子猫を手術するために殺すことが正しいのか,という話です。

No title

子どもの破傷風の予防接種は乳児期から小学生の間に5回の接種ですね。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/guideline/1.html#2
知り合いのお年寄りが破傷風にかかり、かなり大変な目にあいました。意外に今でも身近な病ですね。

たまたまかもしれないのですが、私のSNSでは愛誤と予防接種害悪論者が被っています。お子さん達は大丈夫なんでしょうかね…。

Re: 時期の問題に過ぎない

名無し様、コメントありがとうございます。

> どこから命とみなし,どこから不要な命とみなすかということです。

ヒトの胎児の法律上の命の扱いについては、宗教観、倫理観が背景にありますから、大変難しい問題です。
普遍的な原則はないです。
カトリックでは、受精卵の時点で命としています。
だから中絶はしてはならないという認識です。
それが法律に反映されている国もあります。
日本では、母体から排出されても生存できる週齡以降は中絶を禁じています。
ということは、母体外で生きていける週齡以降の胎児から「命あるもの」とみなされるということですかね。


> 不妊手術も本質的には殺処分と同じだと思うのです。
> 生まれる前に殺しているということですよね。

それは拡大解釈だと思います。
不妊手術をすれば、受精卵ができません。
カトリックの教義に従えば、受精卵を着床させない事後ピルも禁止ということになりましょうが。


> 親猫を開腹して妊娠していたら中絶させるのです。

ほとんどのTNR活動においては、不妊手術の際に妊娠していたら、胎児ごと子宮を切除します。
それは殺処分と変わらないと私も思います。

Re: No title

めろんぱん様、コメントありがとうございます。

> 子どもの破傷風の予防接種は乳児期から小学生の間に5回の接種ですね。

教えていただき、ありがとうございます。


> 知り合いのお年寄りが破傷風にかかり、かなり大変な目にあいました。意外に今でも身近な病ですね。

破傷風菌はごく普通に存在する菌です。
それとワクチンによる抗体が、高齢者である方がほとんどないそうです。
また高齢者の方はそもそも免疫力が低下していますので、破傷風は危険です。


> 私のSNSでは愛誤と予防接種害悪論者が被っています。お子さん達は大丈夫なんでしょうかね…。

それは初めて聞きました。
例えば地域猫は、色々な感染症の原因になります。
それなのに予防接種が反対なのですね。
人類が滅亡すればいいとでも思っているのでしょう。

本質は抽象的な命と人間の権利の衝突と調和

理性的ではない選択をすることにどこまでその社会全体として価値を見出すか,それこそが逆説的ですが「人間らしさ」を図る尺度だということです。

何かを救うために何かを犠牲にすること,
犠牲の総量を最小にするために目の前の命を犠牲にすることが,
許されるのか,という話です。

あえて不作為でいるのもまた偽善者です。


Re: 本質は抽象的な命と人間の権利の衝突と調和

ななし様、コメントありがとうございます。

> 犠牲の総量を最小にするために目の前の命を犠牲にすることが,
> 許されるのか,という話です。

私は動物愛護に関しては、それを支持します。

価値は見いだせない

人は理性的ではない行動に価値を見いだし、
理屈のおかしな大義の熱情に浮かされて
テロや戦争に突入してきました。
理性ではなく、独自の価値観や情緒で
行動することは、当人にすればどこまで
も正しく、人間らしいことでしょう。
私はそのような、他者に被害を与えるような
理性的では無い行動である「人間らしさ」
は、何千年かけても克服を目指すべきこと
として全く正当化も支持もできません。

不作為をどう評価しようとも、作為行為によ
る他者への侵害の方が、悪質です。
何もしないよりもまし、という行動が、
独善に至り、「何もしない方がまし」
とならないよう、自己批判と他者の権利
に敏感であろことを望みます。

Re: 価値は見いだせない

サーバント様、コメントありがとうございます。

私はサーバント様のご意見に同意します。


> 人は理性的ではない行動に価値を見いだし、
> 理屈のおかしな大義の熱情に浮かされて
> テロや戦争に突入してきました。

ヨーロッパではイスラム原理教主義者によるテロが相次ぎ、アメリカでは人種差別に抗議するテロが頻発しています。
テロリストたちは、彼らにとってはテロをすることが正義です。
しかし普天的な価値観では、彼らの正義は否定されます。


> 理性ではなく、独自の価値観や情緒で
> 行動することは、当人にすればどこまで
> も正しく、人間らしいことでしょう。

ななしさんのコメントは抽象的でわかりにくいですが、私は例えば「野良猫が飢えているのがかわいそうだという良心により餌を与えることは否定すべきではない。結果として野良猫の自然繁殖が増えて逆に動物愛護に反することになろうとも、他人の権利侵害(餌やりにより野良猫が集まる、増えるなどによる被害)、餌を与えることがその人の良心から発するのであれば許されるべきだ」と理解します。


> 私はそのような、他者に被害を与えるような
> 理性的では無い行動である「人間らしさ」
> は、何千年かけても克服を目指すべきこと
> として全く正当化も支持もできません。

しかしその人の主観的な「良心」は、必ずしも普遍的に社会に受け入れられるものではありませんし、他者にたいして権利侵害を行って良いというわけではありません。
人社会において、個々人の行動を律するのは、民主的に制定された「法」です。
それは最大公約数とも言える社会規範です。
「個人の良心に基づくのであれば、いかなる行為も許される」のであり、それが野良猫の餌やりがそうであれば、自宅で捕まえたゴキブリを「殺すのがかわいそうだから、餌がたくさんあるスーパーにリリースする」ことも、許されるべきです。
ゴキブリをスーパーに放した女は、「悪気はなかった。ゴキブリがかわいそうだった」と供述しています。
野良猫に餌をやるのが「良心」にも続くから許容されるべきであれば、ゴキブリをスーパーに放した女も許されるべきですが、この女は、偽計業務妨害罪で逮捕されました。


> 不作為をどう評価しようとも、作為行為によ
> る他者への侵害の方が、悪質です。
> 何もしないよりもまし、という行動が、
> 独善に至り、「何もしない方がまし」
> とならないよう、自己批判と他者の権利
> に敏感であろことを望みます。

全く同感です。
既に民事では、野良猫への餌やりは、他者への権利侵害行為であり、不法行為責任を認めています。
刑事事件としての立件はまだのようですが、例えば飲食店や医療機関のすぐ近くで執拗に野良猫に給餌し、それが原因で業務に支障をきたしたとなれば、偽計業務妨害罪は十分成立すると思います。

トロッコ問題

有名な話ですが,

トロッコ電車が猛スピードで突き進んでいて,放置していたらその先にいる5人がひき殺される,
進路を変えるスイッチを押せば,5人は助かるが,曲がった先にいる一人は助かる,

多くの人は不作為を選ぶという話があります。

人工知能による自動車のプログラムにおいてもこれは大きな問題となっています。

「より多くの人が助かる設計をするべきだが,自分が犠牲になるのであれば,その車には乗りたくない」
という調査結果があります。

誰かのため,何かのために,他の誰かを利用するべきではない,というのが公約数として受け入れられる結論だと思いますが,
自分が手を汚したくないという理由で不作為でいるのも,
犠牲にされる人からしたら「偽善」でしかないのです。

Re: トロッコ問題

ななし様

こちらではなく、法律論のスレッドがふさわしのではないですか。



プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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