安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~カナダケベック州での犬猫殺処分数は人口比で日本の90倍以上


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(Summary)
Half a million unwanted pets euthanized in Quebec in 2013. By Dr. Wybranowski
500,000 cats and dogs were euthanized because they could not find a home.
記事、安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~カナダの犬殺処分数は人口比で日本の150倍以上、の続きです。前参議院議員、安井美沙子氏はマスメディアにこのように発言しています。「民主党・新緑風会の(前)安井美沙子参院議員は、ハッピーゼロ議連のメンバー。日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い。声なきもの、弱い存在をないがしろにする国は先進国とは言えません」。この安井美沙子氏の発言、「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」が事実と正反対の大嘘であることは、既に私はいくつかの記事で指摘しています。今回は、カナダ、ケベック州の犬猫の殺処分数が人口比で日本の90倍以上という驚くべき多さであることを述べます。
上記の(前)安井美沙子参議院議員の発言は、こちらで報道されています。(東洋経済online「犬猫殺処分ゼロ」実現への高いハードル 超党派の議員連盟が発足、今後の課題とは?より)。
私はこれまでの記事で、上記の安井美沙子前参議院議員の発言が事実の正反対の大嘘であることを書いてきました。多くの先進国では、人口比よりはるかに多くの犬猫を殺処分しています。例えば、以下の記事です。
・安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリアでのアニマルシェルターにおける犬猫殺処分数は人口比で日本の18倍
・安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~ニュージーランド、オークランドの犬殺処分数は人口比で日本の20倍
・アメリカの年間犬猫殺処分数は370万頭~人口比で日本の約18倍
・イギリスの犬の公的殺処分数は人口比では日本と同程度~民間の殺処分数を加えれば、その数倍~10倍の犬を殺処分している
・東京都の6倍もの健康上問題のない、かつ咬傷事故を起こしていない犬を公的殺処分していたドイツ、ヘッセン州
その他では、公的な殺処分やアニマルシェルター(ティアハイム)における殺処分の統計には反映されませんが、犬猫の狩猟が合法(というより「推奨」)で、民間人に犬猫の狩猟駆除を促している国が多数あります。例えばドイツ、オーストリア、、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカの複数の州、フランスの一部、スイス(猫だけ。野犬は警察官や森林管理官に射殺駆除する権限があります)などは極めて多くの犬猫が狩猟されています。
また、ドイツでは警察官が犬などの危険な動物を射殺することを食権限として警察法に定めて有り、犬などを市中で射殺する数は人口比で日本の犬の公的殺処分数より多いのです。これらも含めれば、日本の犬猫の殺処分数は、先進国の中では際立って低いのです。
・ドイツにおける、野良猫駆除に対する世論
・ドイツの警察官が年間約1万2,000もの犬などを射殺する根拠~まとめ
・スイスは日本の約23倍の数の猫を殺処分している!(スイスの狩猟駆除数は年間10万匹で、人口比で日本の公的殺処分の約23倍)
その他にも、多くのニュージーランドやオーストラリアなどの、犬猫狩猟駆除に関する記事を書いています。
さて前回記事、安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~カナダの犬殺処分数は人口比で日本の150倍以上、では、カナダの犬の殺処分数が年間60万頭であり、人口比ではなんと日本の約150倍という驚くべき多さであることを述べました。しかし犬猫の合計のカナダ全体の殺処分の統計値や推計値はありません。カナダの大州、ケベック州のアニマルシェルターに対する調査による、信頼性の高い犬猫殺処分推計値が公表されています。ケベック州の2013年における犬猫の殺処分数は、約50万頭とされています。
Half a million unwanted pets euthanized in Quebec in 2013. By Dr. Wybranowski 「2013年にケベックで安楽死させられた50万頭の人にもらわれないペット。ワィブレノウスキー博士による」。2014年4月28日。より引用します。
500,000 cats and dogs were euthanized because they could not find a home.
Only 5% were adopted from a shelter.
People instead bought them from a recognized breeder .
Take a look, however, at the number of animals that come from other sources.
Unfortunately, many of these animals come from cat and dog farms.
Even pets sold in pet shops that are not accompanied by a pedigree may come from these cat and dog farms.
譲渡先を見つけることができなかったために、ケベック州では(2013年に)50万頭の犬猫が安楽死となりました。
アニマルシェルターから犬の譲渡を受けた人は、わずか5%でした。
犬の飼い主は、アニマルシェルターから入手する代わりに、認可されたブリーダーから犬を買いました。
しかしながら、他の入手方法での犬猫の数を見てください。
残念なことに、これらの犬猫の多くは、猫犬ファーム(パピー・ミル、キトン・ミル)から来ています。
ペットショップが売っている血統書がないペットは、そのような猫犬ファーム(パピー・ミル、キトン・ミル)から来ているかもしれません。
カナダ、ケベック州の2014年の人口は、822万人で、日本の人口はケベック州の約16倍です。日本の平成27年度の犬猫殺処分合計は、8万2,902頭です。つまり年間50万頭の犬猫を安楽死(殺処分)したカナダ、ケベック州は、人口比で日本のなんと90倍以上の犬猫を殺処分したこといなります。前回記事では、カナダ全体の犬殺処分数は日本の150倍であることを書きました。今回記事の内容はケベック州に限る、犬猫の殺処分総数についてですが、その数は人口比で日本の約90倍です。それは、日本が犬よりも猫の殺処分数が多いことの現れです。
いずれにせよ、安井美沙子前参議院議員の発言、「民主党・新緑風会の(前)安井美沙子参院議員は、ハッピーゼロ議連のメンバー。日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い。声なきもの、弱い存在をないがしろにする国は先進国とは言えません」(東洋経済online「犬猫殺処分ゼロ」実現への高いハードル 超党派の議員連盟が発足、今後の課題とは?は、嘘も大嘘、あまりにもひどい正反対の大嘘です。このような発言を公にするとは、正気とは思えません。
(動画)
CATS PROTEST CANADA'S CRUEL GASSING METHODS AND ASK CAT-LOVERS FOR A VOICE 「猫の残酷なガス室による殺処分方法について抗議し、それに賛成する愛猫家の世論を求めます」(英語)。2009/06/28 に公開。動画公開は2009年と古いですが、猫に関してはカナダでは、ガス室による殺処分が今も行われているとのメディアの記述があります。
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