三味線の猫革が入手困難になった原因は、ドイツの冬の厳しい寒さだった?!


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(Zusammenfassung)
Katze aus Leder ist schwierig für die Shamisen, in Japan zu erhalten.
Es ist aufgrund der strengen Kälte von Deutschland?
「風が吹けば桶屋が儲かる」。
英語) When the wind blows,basin smiths earn money.
独語) Wenn der Wind weht,Becken Schmiede Geld verdienen.
現在日本では、三味線用の猫皮の入手が非常に困難になっています。かつての主力輸入元の中国で、猫皮生産が縮小しているからです。そのために中国からの猫革輸入が難しくなっています。
「風が吹けば桶屋が儲かる」。こんなことを言っても、英語圏、ドイツ語圏の方にはご理解いただけませんが(笑い)。「風が吹けば砂埃のために目を病む人が多くなり、失明すれば音曲で生計を立てるために三味線を習う人が増え、三味線の胴に張る猫の皮の需要が増える。そのため猫の数が減少し、鼠の数が増える。鼠は桶をかじるから桶がよく売れるようになり、桶屋が儲かる」。つまり、「あることが原因となって、その影響がめぐりめぐって意外なところに及ぶことのたとえ。また、当てにならないことを期待するたとえ」のことわざです。
このことわざの例に挙げれば、日本では、三味線に用いる猫の皮の入手が困難になりました。その原因は、ドイツの冬の底冷えかもしれません。
ドイツをはじめとするドイツ語文化圏では、猫の毛皮がリューマチや神経痛の治療効果があるという根強い信仰があります。EUでは、域内の犬猫の食肉毛皮の流通及び輸出入を2008年から禁じました。2008年に猫毛皮がEU内で禁じられる以前は、ドラッグストアや通信販売で普通にこれらの国では猫の毛皮を入手することができました。猫の毛皮は毛布などに加工されています。
2008年に猫毛皮の流通貿易が禁じられた後も、これらの国では中国からの猫毛皮の密輸入が絶えませんでした。多くは「ウサギの毛皮」と偽って通関されています。犬猫の毛皮の流通及び輸出入がEUで禁じられた後に、このような事件がありました。オーストリアで放し飼いの飼い猫が相次いで行方不明になりました。EUの犬猫の毛皮の輸入が禁じられたために中国などからの輸入がストップしました。しかし「猫毛皮の治療効果」の信仰により未だに猫毛皮毛布をほしがる人が多く、そのためにオーストリア国内で飼い猫を捕獲する闇業者が暗躍しているのだと報じています。
Trotz Verbot: Katzenfelldecken gegen Rheuma 「禁止にもかかわらず:リウマチ治療のための猫毛皮の毛布」。2012年4月15日、から引用します。
Verkauf von Katzenfelldecken gegen Rheuma, trotz Verkaufsverbot und ohne Wirkung gegen Rheuma.
Derzeit verschwinden in Vorarlberg immer mehr Katzen spurlos.
Alleine in den letzten Tagen betrifft dies 15-20 Katzen aus der Region Rheindelta.
Katzen sind Freigänger und es ist.
Katzenfelldecken gegen Rheuma im Verkauf.
Derzeit werden in Online-Anzeigen Katzenfelldecken mit Artikelstandort „Mäder“ als Wundermittel gegen Rheuma angeboten.
Nicht nur das der Verkauf von Katzenfelldecken in Österreich verboten sind, haben diese Decken zudem keinerlei Wirkung in Bezug auf Linderung oder Heilung rheumatischer Beschwerden.
Tierquälerei ist KEINE Lösung.
リウマチのための猫の毛皮の毛布は、販売が禁じられ、そしてリウマチに対する治療効果がないのに販売されています。
現在、フォアアールベルク州(オーストリア)で、痕跡もなく猫が行方不明になっています。
最近の数日間だけで、ライン川デルタ地域から15から20匹の猫のが行方不明になりました。
それは放し飼いの猫で起きています。
リウマチ治療のための猫毛皮の毛布の販売。
現在、猫毛皮毛布はリウマチに治療効果がある万能薬として「マーダー(地名)」で販売します、というオンライン広告があります。
オーストリアでは、猫毛皮の毛布の販売は禁止されているのみならず、これらの毛布は、リウマチ症状の緩和または治療の点でも効果はありません。
動物虐待は問題解決にはなりません。
火星への有人探査が計画されている今日において、猫毛皮にリウマチや神経痛の治療効果があると先進国で信じられているとは驚きです。このような信仰が定着した理由は、ドイツなどの西ヨーロッパの内陸の冬の冷え込みが厳しく、その上湿度が高いことが考えられます。かつては良い防寒具がなかった時代は、ウールなどの織物は湿気を吸ってしまいますが、猫毛皮は毛の弾力があってふんわりとした感触が保たれたのでしょう。
根強い猫毛皮のリウマチなどの治療効果の信仰により、EUが犬猫の毛皮の輸入を禁じた後も、主に、中国などから猫毛皮の輸入は続きました。猫毛皮をウサギの毛皮と偽って通関したのです。そのような状況で、ペタドイツなど、大手の動物愛護団体が頻繁に中国を訪れて、犬猫毛皮の業者を攻撃しました。また政治力も最大限活用しました。これらの動物愛護団体の圧力により、中国の犬猫毛皮産業は衰退しました。
先に紹介した記事では、「オーストリア国内に『猫獲り業者』が存在し、放し飼いの飼い猫を捕獲して猫毛皮毛布に加工して違法に販売しているのだ」と述べています。私は単純に、放し飼い猫に迷惑した人が狩猟駆除したのだと思います。このような憶測が出てくる背景には、中国の犬猫毛皮産業がドイツなどの動物愛護団体の攻撃により衰退し、中国からの犬猫の毛皮輸入が難しくなったことがあると思います。
これを「風が吹けば桶屋が儲かる」の図式に当てはめてみます。
・ドイツなどの西ヨーロッパ内陸は冬の底冷えが厳しい→
・そのために、かつて良い防寒具がない頃に、「猫の毛皮はリウマチ等の治療効果がある」という信仰が生まれた→
・EUで犬猫毛皮の輸入を禁じた後も、中国からの猫毛皮の密輸が絶えなかった→
・ドイツペタなどの動物愛護団体が中国の犬猫毛皮業者を攻撃した→
・そのために中国の犬猫毛皮産業は衰退した→
・猫の原皮の輸入を中国に頼っていた日本の三味線生産者は、猫の原皮の入手が難しくなった。
現在日本では、和楽器のブームで、三味線の生産数が急増しているそうです。公的統計は見つかりませんでしたが、2000年代に太棹三味線が1年で生産数が倍増した年があるとのことです。太棹の場合は犬革ですが。
慢性的な猫(犬もそうですが)皮革不足のために、カンガルー皮革を代用する試みも始まっています。次回以降では、三味線で猫犬の皮革を用いることの反対意見の矛盾などについて述べたいと思います(続く)。
(動画)
和楽器が今、見直されています。ロックバンドで使われたり、「日本文化ブーム」で外国で習う人も増えているようです。EUで三味線を習っている人はかなりいらっしゃいますが、猫革犬革を用いた三味線は、本来輸入は違法になるのでは?シャミロック・神井大治さんが演奏している三味線は津軽三味線(太棹)です。ですから胴革は犬革ですが。
(Referenz deutsch)
Samisen
Der Korpus ist aus Holz und mit Katzen- bzw. Hundehaut bespannt, welche einen brillanteren Ton erzeugt, als die zuvor verwendete Schlangenhaut.
(画像)
リウマチ治療用毛布に加工された猫毛皮(ドイツ)。

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