ハワイ、カウアイ島ではTNRを禁止し、殺処分を行い野良猫を根絶させる方針である


地域猫 ブログランキングへ
Please send me your comments. dreieckeier@yahoo.de
Bitte senden Sie mir Ihre Kommentare. dreieckeier@yahoo.de
メールはこちらへお寄せください。 dreieckeier@yahoo.de
(Summary)
A County of Kauai task force says officials must step up education efforts, strengthen local laws and use various methods to combat Kauai’s growing feral cat problem.
The end game, the nine-member Feral Cat Task Force concluded, is to have “zero feral, abandoned and stray cats on the island by the year 2025,” according to their 113-page final report.
But how the county goes about eliminating feral cats — up to 20,000 estimated to be roaming the island .
Suggestions ranged from stepping up neuter programs to increased euthanization.
私は今まで多くの記事で、アメリカ連邦政府がハワイ州などで野良猫を在来生物保護のために殺処分すべきであるという提言を行っていることや、実際にアメリカ連邦政府がいくつもの島嶼部で野良猫をわな、射殺、毒餌、ウイルス感染などで根絶させてきたことを書きました。またオーストラリアも同様で、いくつもの島嶼部で野良猫を根絶させてきました。最近もフレンチ・アイランド島で連邦政府が野良猫根絶方針を表明したところ、島民の96%が賛成しました。ニュージーランドやミクロネシアなどの太平洋諸国も同様です。国際標準では、島嶼部の野良猫が在来生物に被害を及ぼしている場合は、殺処分~根絶です。しかし日本は「殺処分ゼロ」に固執してTNRを採用します。
私はサマリーで述べた通り、海外の、在来生物に被害を及ぼす野良猫の殺処分~根絶方針について書きました。過去には、野良猫の根絶に成功した地域が多くあります。主にはオセアニア、太平洋の島嶼諸国、アメリカ太平洋地域です。その他にも例があります。また、アメリカ連邦政府は2015年に、在来生物の保護のために、ハワイ州での野良猫の殺処分をすすめることを提言しています。
さらにハワイ、カウアイ島では2014年に、郡政府が2025年までに約2万匹生息していると推測される野良猫を殺処分~根絶する方針を示しています。feral Task force goal: zero feral cats Some say euthansia necessary to reduce population「野良猫 タスクフォースの目標 野良猫ゼロ 何人かは、野良猫の数を減らすためには安楽死が必要と言っています」。2014年6月18日、より引用します。
The goal is to eradicate them.
A County of Kauai task force says officials must step up education efforts, strengthen local laws and use various methods to combat Kauai’s growing feral cat problem.
“zero feral, abandoned and stray cats on the island by the year 2025,” according to their 113-page final report.
But how the county goes about eliminating feral cats — up to 20,000 estimated to be roaming the island .
They include strengthening the county’s cat licensing ordinance,imposing stiff fines for cat abandonment,and broadening the county’s definition of cat owners to include colony caretakers.
Feeding, sheltering or caring for cats on any county-owned or managed properties, under the proposed rules, would also be prohibited unless explicit permission is given.
County officials, should also enforce penalties for owners of stray cats captured away from their own properties.
Those methods are ineffective .
More aggressive measures, including euthanasia, must be considered.
目標は野良猫を根絶することです。
カウアイ島の郡のタスクフォースの職員は行政が(野良猫に対する)教育の取り組みをステップアップし、地元の法律を厳格化し、カウアイ島で増殖している野良猫の問題に対処するために様々な方法を用いなければならないと言います。
113ページの最終報告書によると、「2025年までに島内での捨て猫と野良猫をゼロにする」です。
しかし郡は野良猫を排除するするにはどのようにするのかー島内を自由に徘徊している猫は、2万匹と推定されています。
それには、郡の猫飼育ライセンス条例を強化し、猫の遺棄に対して厳しい罰金を課すこと、そして(TNRの)猫の群れの世話人が猫の飼い主に含まれるように、猫の飼い主の郡の定義を広げて含まれるようにします。
郡が所有するか郡が管理する施設のいずれかでなければ餌やり、猫を保護したりケアすることは、明確な許可が与えられなければ、提案された規則の下では禁止されることになります(つまりTNRの禁止)。
郡当局は、また自分の私有地から離れて拾ってきた浮遊猫の所有者に対する罰則を適用しなければならないでしょう。
これらの方法(TNR)は効果がありません。
安楽死などの、より積極的な対策が考慮されなければならないのです。
以上のように、カウアイ島郡政府は、2025年までに「捨て猫と野良猫をゼロにする」目標を立てました。そのためには、①猫の遺棄の罰則強化、②餌やり禁止の罰則強化、③TNR活動を行っている人を猫の飼い主に含め、事実上TNR活動を制限する、ことを対策の柱としました。
カウアイ島を含むハワイ群島は、在来の野鳥が外来生物である野良猫の捕食被害に遭い、またアザラシなどがトキソプラズマ感染の被害にあっています。在来野生生物を野良猫から守るためには、緊急性を要します。郡はTNRは効果がないとし、猫の安楽死という積極策が必要であるとしています。
島嶼における野良猫から在来生物を保護する方法では殺処分~根絶、が採用されるのは世界標準です。島嶼では面積が狭く、他地域からの新たな野良猫の自然流入がないので、殺処分~根絶、が極めて有効です。ですからオセアニアなどでも、島嶼は野良猫対策は殺処分~根絶方針が一択で採用されて来ました。
しかし島嶼という地勢条件条件であり、なおかつそこに生息する在来生物が極めて深刻な野良猫の被害に遭っていながら、殺処分~根絶、を行わない、世界でも希な国があります。それが日本です。例えばオロロン鳥の日本唯一の繁殖地である、北海道天売島、イリオモテヤマネコが野良猫より感染症が感染するという問題が発生している西表島、オガサワラオオコウモリなどの固有種が野良猫の食害の被害を受けている小笠原諸島、オオミズナギドリの貴重な繁殖地である伊豆諸島の御蔵島、アマミノクロウサギが野良猫の食害に遭い、絶滅が危惧されている徳之島などです。これらの島嶼では、野良猫対策として現在TNRが行われていたり、過去にTNRが大失敗したり、もしくは愛誤団体が強硬にTNRを提案しました。私が懸念しているのは、TNRが行われたアマミノクロウサギの貴重な生息地である徳之島です。
(動画)
Trap, Neuter, and Release Bad for Cats, Disaster for Birds 「トラップ、中性、リリースは猫にとって悪です。そして鳥には災難です」。2013年10月27日公開。TNRによる生態系への悪影響が述べられています。
- 関連記事