ドイツの極右テロリストのガードドッグは警察官に射殺された


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(Zusammenfassung)
Am frühen Donnerstagmorgen (11.02.2016) wurden Wohnungen von Rechtsextremisten in Dortmund durchsucht.
Neben Smartphones und Computer wurde eine Schreckschusswaffe beschlagnahmt.
Zusätzlich Polizei erschießt Kampfhund bei Razzia in Dortmund .
Die Polizisten mussten in der Wohnung einen Kampfhund erschießen.
Das bestätigte die Staatsanwaltschaft.
昨年末から今年年初にかけては、ドイツのメディアは、イスラム過激派などによるテロと難民(移民)問題、そしてEU統合の危機に関する報道に明け暮れました(フォルクスワーゲン社の不正問題もトピックスでしたが)。中でも難民(移民)受け入れの賛否は、ドイツ世論の対立が深刻です。ドイツでは、難民受け入れに反対するネオナチなどの極右団体が、難民の収容所を攻撃するなどの事件も度々発生しています。そのようなドイツの極右は、いわゆる闘犬カテゴリーの犬をガードドッグとして用いることを好みます。
ドイツをはじめとする西ヨーロッパ諸国では、多くの国が飼育を禁止する犬種を法律で定めています。それらの犬種はいわゆる「闘犬」カテゴリーの犬です。飼育を禁止するのは、その犬種が咬傷事故を起こす確率が高いこと、咬傷事故を起こした場合は重症化しやすいこと、そのほかにはマフィアの資金源となる闇闘犬を防止する意味もあるでしょう。これらの犬を無許可で飼育すれば押収されて強制的に殺処分されたり、高額の罰金や過去3年までさかのぼって高額の犬税が課されたりします。
法律で飼育を禁じるこれらの犬種の飼育を特例で認めてもらうには、極めて高額な犬税を課されたり(かつて年間2,000ユーロという自治体もあった)、飼育者の能力と飼育環境や、犬の気質がテストされてそれに合格しなければなりません。実際には、かなりの数の、無登録でそれらの犬種を飼育している人たちがいます。多くはネオナチなどの極右メンバーが、ガードドッグにしています。この事実はドイツ人が指摘しているので間違いないでしょう。
西ヨーロッパ先進国では、イスラム過激派のテロが深刻です。対してドイツでは、移民(難民)排斥を求めるネオナチに代表される極右によるテロも、また社会問題になっています。メルケル首相は、難民(移民)の受け入れに積極的です。しかし難民(移民)に対する極右の反発も強く、今年に、難民の収容施設に手榴弾が投げ込まれた事件もありました(幸い不発でした)。そのためにドイツ警察当局は、ネオナチなどの極右テロリスト団体の摘発を強化しています。
警察官が極右テロリストグループのアジトを急襲し、摘発した事件が最近ありました。その極右テロリストグループは、闘犬カテゴリーの犬を数頭飼育していました。警察官が踏み込んだ際に、それらの犬は警察官に射殺されました。以下にその事件の報道を引用します。
Razzia in Dortmund - Rechtsextremistisches Material beschlagnahmt「ドルトムントで警察の急襲~極右過激派の武器を押収した」2016年2月11日。
Am frühen Donnerstagmorgen (11.02.2016) wurden Wohnungen von Rechtsextremisten in Dortmund durchsucht.
Neben Smartphones und Computer wurde eine Schreckschusswaffe beschlagnahmt.
Hier wohnen mehrere Rechtsextreme.
Viele von ihnen sind Mitglieder der Partei "Die Rechte", die personell und ideologisch der seit 2012 verbotenen Neonazi-Organisation "Nationaler Widerstand Dortmund" nahesteht.
Kampfhund erschossen.
木曜日の早朝に(2016年2月11日)、ドルトムントの極右過激派の集合住宅が捜索されました。
スマートフォンやパソコンの他に、銃が押収されました。
ここには多くの極右過激派が住んでいます。
彼らの多くは「権利」党のメンバーですが、2012年以来結党と思想が禁止されているネオナチ団体の、「国民抵抗ドルトムント」に非常に近い組織です。
闘犬の射殺。
特別な使命の行使のために(極右テロリストのアジトがある)集合住宅を(警察が)襲撃し、極右過激派の闘犬を射殺したその光景は正しいのです。
(動画)
ドイツでは、警察官に犬が射殺された事件が報道されると、必ず狂信的な犬愛護(誤)が抗議します。この極右テロリストのアジトの搜索では、ガードドッグの射殺もやむを得ないでしょう。ドルトムント警察もお疲れ様です。2016年2月16日公開。
Erschossen Dortmunder Terrorpolizisten einen unschuldigen Hund in ihrem Wahn politisch Missliebige einschüchtern zu wollen.
罪のない犬を威嚇し、射殺するドルトムントテロリスト警察の狂気は、政治的に望ましくありません。
私はドイツにおける、ネオナチに代表される極右テロ団体と、過激動物愛護団体との親和性が高いことを、記事にしています。例えばこのような記事です。愛誤さん、動物の擬人化は人権侵害ですぞ~日本の犬猫殺処分をアウシュビッツに喩えるのはお止めなさいー2。
その理由は、かつてのナチス政権下で、現在のドイツの動物愛護の原型ができたことがあります。現在のドイツ連邦法である、動物保護法(Tierschutzgesetz)などの動物保護に関する立法は、ナチス政権下に行われました。ナチス政権の動物保護政策は、動物の地位を高めて、相対的に異民族の地位を貶めること、異民族の虐殺を正当化することが目的の一つでした。そのために難民(移民)排除を主張している、ネオナチなどの極右団体と過激動物愛護団体とは、ドイツでは親和性が高いのです。
その点を論じた学術論文もあります。ナチス・ドイツの動物保護法と自然保護法 Tier- und Naturschutzgesetzgebung im Dritten Reich.。大阪教育大学准教授、西村貴祐氏(ドイツ法・環境法。1999年 ケルン大学法学部留学 2008年から大阪教育大学教育学部准教授)。
欧米を拠点とする過激な動物愛護団体は、ドイツを始め、反社会勢力という認識です。しかし日本の動物愛護(誤)団体は、欧米では明らかにテロリスト団体、反社会団体と認定されている動物愛護(誤)団体を、社会に好意的に受け入れられていると勘違いしています。
(画像)
ベルリンの発行部数が多いタブロイド紙、B・Zのトップページ。25歳のネオナチ党員(現在、ドイツ連邦共和国においてはネオナチの結党および活動は非合法とされています)が、自宅マンションの5階の部屋で犬を飼っていました。その男が自分の犬を部屋から投げ捨てたニュースが報じられています。この犬種もドイツ連邦共和国で飼育が禁じられている、スタッフォードシャー・テリアと思われます。

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