ペット葬祭事業でも商魂たくましいティアハイム・ベルリン


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(Zusammenfassung)
Tierfriedhof Tierheim Berlin
Um dem jahrelangen Begleiter eine würdige, letzte Ruhestätte zu geben, haben wir am Tierheim einen Tierfriedhof eingerichtet.
Die Bestattung/Einbettung und Pacht eines Einzelgrabs für die ersten drei Jahre kostet je nach Tierart zwischen 150 und 250 Euro, für die Verlängerung um jeweils zwei weitere Jahre berechnen wir pauschal 70 Euro.
Diese Gebühren sind recht teuer.
Aber japanischen Medien, dass "Charity-Free" gemeldet.
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2015年11月15日、朝日放送の番組「ペットの王国ワンだランド」では、ドイツのティアハイム・ベルリンと、ドイツの動物愛護事情を取り上げていました。本番組の内容は、ほぼ全てが「嘘」「捏造」「偏向」です。本番組で報道された内容、「ドイツはペットの殺処分がゼロ、したがってティアハイムも殺処分ゼロである」「ティアハイムは収容動物を終生飼育する(著しく無料と誤認させる)」「ティアハイムの犬などの再譲渡は、極めて安価か無料である(と著しく誤認させる)」は、私はすでに何度も大嘘であることを述べてきました。同じことの蒸し返しになりますので、今回は、ティアハイム・ベルリンの「高額なペット葬祭事業」をとりあげます。
日本のマスメディアは、次のようにドイツのティアハイムを繰り返し報道しています。これらのことは、2015年11月15日、朝日放送の番組「ペットの王国ワンだランド」でも報道されています。本番組の概略は、2015/11/15ペットの王国ワンだランド感想 ペット先進国ドイツで紹介されています。動画はこちらです。ペットの王国 ワンだランド - 15.11.15。
・ドイツは犬猫などのペットは殺処分ゼロである、したがってドイツにあるティアハイムも殺処分ゼロである。
・「ティアハイムは非営利団体で、不要な犬猫などのペットを引取り(つまり野良犬猫も例外なく引き取ると誤認させる)、動物愛護的な見地から面接により厳格なマッチングを行い、新しい飼主に譲渡する(それを著しく無料か無料に近いと誤認させる)。
・「ティアハイムは、新しい飼い主が見つからなかった場合は、引き取った犬猫などのは終生飼育する(それがティアハイムが自主的に行い、無料であると著しく誤認させる)。
しかしそれは「大嘘」です。真実は次のとおりです。これらは、私は過去記事で何度も繰り返し、ソースを挙げて指摘してきました。「続き」でその記事のリンクを列挙しておきます。
・ドイツには、行政が強制的に犬などを殺処分する権限(飼育を禁止している犬種、咬傷事故を起こした犬、行動が危険と判定された犬など)があり、一定数が行政により殺処分されています(公的統計もありますしベルリン州下院議会の議事録にもあります)。
・行政の殺処分以外にも、民間人ハンターが狩猟駆除により、犬猫を年間50万頭程度を殺処分しています(いくつかの州は公的統計を出しています)。飼い主のいる放し飼いの犬、猫も狩猟駆除されます。警察による犬などの射殺は、ドイツ国内で約年間9千頭あります(ドイツ連邦統計にあります)。
・それらの殺処分を合計すれば、ドイツは人口比で日本の約5倍以上の数の犬猫を殺処分しています。
・ティアハイムは完全民営の営利団体です。犬の販売などには付加価値税が課税されますし、法人税も課税されます(非営利団体であれば非課税です)。
・不要ペットの引取りやそれの再販売価格、その他のペット事業(老犬老猫ホームや葬祭事業)の料金はかなり高額です。
・ペットの販売はインターネットも多用しています。
・終生飼育とは、元飼い主が、高額の飼育料を支払い続けることが条件です。
以上のことは何度も根拠を示して指摘しました。また蒸し返しになるますので、今回はティアハイム・ベルリンの、ペット葬祭事業について紹介します。
ペットの王国 ワンだランド - 15.11.15では、ティアハイム・ベルリンにおける、ペットの埋葬についても放映しています。(22:40~)。放送の中では「ティアハイムが新しい飼い主が見つからなかった動物を終生飼育し、最期に死んだら手厚く墓を作り葬る」としています。つまり「ティアハイムが自費で収容した動物を終生飼育し、ティアハイムが自費でそれらの動物を埋葬している」と報道しています。
真実は、次のとおりです。ティアハイムベルリンに限らず、ティアハイムの主要な事業として「老犬老猫ホーム」事業があります。それは飼い主が理由があってペットの飼育を続けられなくなり、有償で新しい飼主が見つかる見込みのないペットであり、かつ飼主が殺処分を望まない場合に、ティアハイムが有償でそのペットの飼育を受託するという事業です。日本でも近年見られる業態です。
飼育委託費はかなり高額で、中型犬ならばドイツでは概ね、一日当たり10ユーロ(1330円)前後です。それが、「ティアハイムでは新しい飼主が見つからなかった場合は終生飼育する」の真実~カラクリです。それらのペットが死んだ後ですが、飼育委託をしていた飼主が高額の葬祭料を支払えば、手厚く葬ってくれます(外部のペットの葬祭も引き受けています。出張の遺体の引取り料などは高額です)。ティアハイムベルリンですが、ペットの葬祭事業も収益の柱であり、細かく料金設定がされています。以下に、ティアハイム・ベルリンの、ペット葬祭料金表を引用します。
Preisliste Tierfriedhof im Tierheim Berlin
「価格表 ティアハイムベルリンのペット墓地」
1. Erdbestattung:
Bestattung incl.
Einzelgräber auf dem Tierfriedhof im Tierheim Berlin
3 Jahre Liegezeit
100 x 115 cm (große Hunde) €250.00
Verlängerung der Grabstelle um 2 Jahre
Anonymes Grabfeld mit zentralem Gedenkstein auf dem
Tierfriedhof im Tierheim Berlin
Bestattung
anonyme Erdbestattung mittlere und große Hunde 200,00 €
(keine Grabpflege notwendig! Blumen können an einem zentralen Gedenkstein abgelegt werden)
3. zusätzliche Angebote:
Grabpflege inkl. zweimaliger Bepflanzung pro Jahr
1、土葬
葬儀税込価格
ティアハイム・ベルリンでのペットの墓地内の個別埋葬
3年間に限り
100×115センチメートル(大型犬) 250ユーロ(33,250円。1ユーロ133円)
更に2年間延長する場合
ペットの記銘なしで墓地中央の墓石埋葬する場合(日本でいう、集合墓のこと)。
ティアハイム・ベルリンのペット墓地で葬儀を行います
(ヨーロッパでは土葬が一般的です。土葬した後に数年後に遺骨を埋葬しなおすのが人間で一般的に行われます。それと同様のことをするということです)。
大型犬で、集合祭祀の場合(個別祭祀ではなく、合葬で聖職者を呼ぶ) 200ユーロ(26,600円)
(お墓のお手入れは必要ありません!墓地中心にある記念碑にお花をお供えすることができます)
3、追加のサービス提供
墓のメンテナンス込み。年2回の植栽を行う場合の1年当たりの料金 90ユーロ(11,970円)
ペット葬祭を、ティアハイム・ベルリンに依頼すれば、個別の土葬では、大型犬で最初の3年間で33,250円、それが過ぎれば次の2年間で、集合墓への埋葬と葬儀で、26,600円。さらにその後は、墓に花を植えるなどの植栽のサービスをつければ年間11,970円が永遠にかかります(年間50ユーロ=6,650円の安いオプションもあります)。個別墓や個別葬を希望する飼い主さんに対しては、更に高額のプランを応相談ということです。
ここまで「カネ、カネ、カネ」を請求する商魂のたくましさには脱帽します。日本の、人間サマの合葬墓のコストの方が安いでしょう。人間サマの合葬墓の場合は、大概最初の埋葬料が数十万円がかかるだけです。ティアハイムベルリンが、けして非営利団体ではないことが、葬祭料金だけでもご理解いただけるでしょう。
ティアハイム・ベルリンは、不要の犬などのペットの引取は必ずどのようなペットの種類であったも料金がかかります。しかも再販売の見込みのあるもので、引取りにも条件があります。また、引き取ったペットの再販売価格は、マイクロチップとワクチン接種のみの場合で犬は250ユーロ~です。不妊去勢などを行っている場合は、さらに販売価格が上乗せされ400ユーロ程度です。またティアハイムは、インターネットでの非対面販売も広く行っています。
ティアハイム・ベルリンは、かなり高額の手数料で不要ペットを引取り(「仕入れ」です。つまり再販売の見込みのないものは引き取りません)、それをかなりの高額で再販売することが収益の柱です。ティアハイムに引き取られなかった犬猫などの不要ペットは飼い主により安楽死させられるか、捨てられて野良になり、ハンターや警察官に射殺されます。
また高額の葬祭事業や、高額の老犬老猫ホーム事業も収益の大きな柱です。これらは、ティアハイムベルリンのHPに記述されています。つまりティアハイム・ベルリンに限ったことではありませんが、ティアハイムとは、民間の営利総合ペット産業です。
さらに蛇足ですが、ティアハイムベルリンのHPには、健康上問題のない犬などのペットを一定数安楽死(殺)処分してることをはっきりと記述しています。これらについては、次回以降の記事で紹介します。
(画像)
ティアハイム・ベルリンのペットの個別墓。集合墓ではなく、個別墓で、名前まで墓石に銘記するのならば、日本での人間サマのお墓より高くなるかもしれませんね。さすが、動物愛護大国、ドイツ!このような需要もあるのですから。
日本のペット葬祭が阿漕だという批判もありますが、大概、日本のペット葬祭は最初の費用だけでしょう。

(動画)
「ペットの王国 ワンだランド ペットの先進国ドイツ 前編」
本記事で記述したことのソースです。
・ドイツにおいては、一定数行政が犬の殺処分を行っていることや、民間人による犬猫の狩猟駆除が年間50万頭近く行われていること、ドイツ連邦警察統計では、ドイツでは年間約9千頭の犬などが職務で警察官に射殺されていることなどについての記事カテゴリーです。
記事中には、ドイツの法令、政府機関のHP、州議会議事録、統計、マスメディアの記事、など、上記を裏付けるソースをつけています。なお、ティアハイムも一定数殺処分を行っています。ティアハイムベルリンも例外ではありません(マスメディアの記事があります)。
~
ドイツ 殺処分
・ドイツやスイス、オーストリアなどのティアハイムの実情についての記事です。ティアハイムは営利性の高い民間団体です。収益の柱は、不要の犬などのペットを高額の手数料で引取り、それを高額で再販売することです。
そのほかに、老犬老猫ホームの経営なども行っています。老犬老猫ホームでは、かなりの高額の飼育委託料を飼主が支払い続ければ死ぬまで飼育してくれます。それが「ティアハイムの終生飼育」のカラクリです。
~
ドイツ ティアハイム
以下は、ティアハイム・ベルリンのHPのリンクです。ティアハイムベルリンが高額の不要ペットの引取り料が必要であり、引き取ったペットをかなり高額で再販売していることが記述されています。また、「健康に問題がない犬などの引取りペットの安楽死」を行っていることを、HPで回答しています。
それらについては、次回以降記事で、折々紹介します。
・ティアハイム・ベルリンが収容した犬は、マイクロチップ+ワクチン接種で250ユーロ(33250円)の価格であることが明記されています。不妊去勢を行うなどすれば、更に高価になります。
~
Die Stadt der Hunde
・ティアハイムベルリンにおける、犬などの不要ペットの引取り料金。犬60ユーロ~115ユーロ(7980円~15295円)。 おそらくワクチン接種は事前に済ませていることが必要です。その費用を再販売の際に、新しい飼い主に請求するのですから恐れ入ります。犬60ユーロ~115ユーロ(7980円~15295円)。
~
Tierabgabe
・ティアハイム・ベルリンのHP、FAQから。ティアハイム・ベルリンは、自ら健康上問題のない犬なども、一定数安楽死させていることを認めています。ティアハイム・ベルリンのこれらのHPの記述は、別の機会に記事にします。
~
FAQ
wäre es nicht besser, sie einzuschläfern, wenn sie keiner mehr will?
「動物たちが必要としている場合は、安楽死させた方が良いのではないでしょうか?」。
Werden Tiere eingeschläfert?
「動物たちを安楽死させるケースは?」。
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