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「ひき逃げ」ならぬ「犬の噛み逃げ」に怒るドイツ国民



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(Zusammenfassung)
”Hund beißt , Haltertäterin spurlos verschwunden. Polizei sucht nach einer Hundehalterin."
Ich denke, als eine wachsende Zahl von ähnlichen Vorfällen, in Deutschland.
Einer der Gründe, ich denke, dass es eine verbotene Hundearten Bestimmungen.
Unregistriert Hund ist oft, und die Strafen, da zu streng.


 近年、日本では「ひき逃げ」に関する情報提供を呼びかける看板が増えたような気がします。ドイツでは今年になって、「犬の噛み逃げ」のニュースが目立ちます。連れていた飼い犬が人を噛んで大怪我をさせても飼い主が犬を連れて逃げる、犬を置き去りにして逃げる、放し飼いの犬が咬傷事故を起こしても飼い主が名乗り出ない、などという事件です。もちろん警察が捜査を行っていますが、無登録犬の場合は、犯人(犬の飼い主)の逮捕は難航します。


(参考記事)

殺処分を促すための、ドイツの懲罰的な高額犬税
ドイツバイエルン州の犬飼育規定は、犬と飼い主に対する虐待だ(日本人の感覚からすればね!)


 統計上(警察白書)、私は近年日本ではひき逃げが増加傾向です。「ひき逃げ」に関する情報提供を呼びかける看板が目立つようになったとも感じます。おそらく飲酒運転などの厳罰化が背景にあると思います。直近の統計では、ひき逃げの検挙率は約41%で、犯人逮捕にいたらない事件もかなりあります。
 ドイツですが、近年犬の「ひき逃げ」ならぬ「噛み逃げ」に関するニュースが増加しているように思います。今年に入ってからも、多数報道されています。例えば、ヤフー!ジャパンで検索したところ、Hund beißt Halter täter spurlos verschwunden「犬の咬傷事故 加害者の飼い主は消えた」のワードでは、約30,600件がヒットしました。なおヤフードイツでは、ヒット数の概算は表示されません。

 ドイツには飼育を禁止する犬種があり、違反した飼い主への処罰や、禁止犬種に対する法の適用が厳格になったことが背景にあるのではないかと私は想像しています。ドイツにはほぼ全州で(ニーダーザクセン州には州法での規定はありませんが、連邦法での規定が適用されます)、飼育禁止犬種が定められています。ピットブルなどの闘犬種です。それらの犬は、飼育施設や飼い主に対して厳しい資格条件が課せられ、みたなければ行政が犬を押収して強制的に殺処分も行います。
 例外的に飼育をする場合は極めて高額の犬税が課せられます。バイエルン州の自治体では年間2,000ユーロ=27万円のところがありました。さすがに最高裁まで争われて税額は下げられましたが。しかし9,000ユーロ程度の自治体は複数あります。
 さらに無登録の場合は、バイエルン州では罰金1万ユーロ(136万円)が科せられます。犬を押収されて、強制的に殺処分されることもあります。その上、犬税が過去3年までさかのぼって課税されます。

 それらの原則飼育が禁止されているを例外的に飼育するのであれば、犬の気質検査と登録料など、かなりの公的負担がかかります。また犬が咬傷事故を起こした場合に備えて対人賠償保険の加入が必要ですが、これらの犬種は極端に保険料が高くなります。

 そのような理由から、飼育禁止犬種の飼い主は、無登録で飼育していることが多いのです。ベルリン州では、登録犬数の4割が無登録犬と推定されています。

 そのために無登録の犬が咬傷事故を起こした場合、飼い主は咬傷事故を起こした刑事罰の他にも、犬の無登録にかかわる罰金や刑事罰が科せられることを恐れて、逃げてしまうのだと思います。その上無登録の犬であれば、対人賠償保険に未加入ですので、被害者の治療費などの賠償も、すべて自腹で支払わなければなりません。
 具体的に、ドイツにおける禁止犬種の無登録飼育に対する罰則を挙げます。バイエルン州を例にします。バイエルン州HPから引用します。Kampfhunde/Listenhunde nach der Bayerischen Kampfhundeverordnung「闘犬 バイエルンの闘犬規制/犬のリスト」。


Wird ein Kampfhund ohne die erforderliche Genehmigung gehalten, kann ein Bußgeld bis zu einer Höhe von EURO 10.000.- verhängt werden.
Kann eine Wegnahme des Tieres erfolgen.

闘犬カテゴリーの犬は、必要な資格がないまま飼育すれば、最大10,000ユーロ(136万円。1ユーロ=136円)までの高額の罰金が科されます。
(行政は)その犬を殺処分しても良い。



 次回以降の記事では、最近のドイツにおける、「犬の噛み逃げ事件」を具体的にいくつか挙げます。それらの事件では、被害者は大変深刻な怪我を負ったケースもあります(続く)。


(動画)

 Deutscher Hip-Hop界で今、最も人気があるラップ・シンガー、Bushidoさん。ネーミングの由来は「武士道」だそうです。Bushido。アメリカン・ドリームのドイツ版のような方です。
 何かとドイツのメディアを騒がせる方ですが、飼犬をティアハイムに引き取ってもらったことで、愛護団体から叩かれています。有名人の元飼い犬ならば、高く転売できるのでティアハイムは喜んでいるのではないですかね?Bushido gibt seine Hunde im Tierheim ab

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No title

(メモ)

http://www.n24.de/n24/Nachrichten/Panorama/d/3773748/infizierte-katze-beisst-zehn-menschen.html
ほぼ狂犬病が根絶されたと言われているフランスにおいて、2013年には、突如として狂犬病感染猫に人が噛まれた症例が10件発生しました。
このニュースに寄せられたコメントには「テロリストの仕業だろう」というものがります。

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Re: No title

鍵コメ様、コメントありがとうございます。

> 私は逆で、そこらじゅうに自動ナンバー読取装置や監視カメラがあるのでそう簡単に逃げられるとは思えないです。
> 逆に言えば機械を設置したいがために・・・と言う事が無いともいえませんが。

このような資料があります。
https://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/544/

ひき逃げ事件は2000年頃から急増。
全国平均の犯人検挙率は現在は40%前後。
検挙率は、防犯カメラの普及が進んでいなかった1999年以前のほうが高かったです。

ひき逃げの増加は、リンクのメディアは「厳罰化」を一因として挙げています。
私の分析と同じです。

トリコロールの仔猫

 こんにちわ 上記のメモを見て、疑問に思い、ネットサーフィンをしてみました。
 2013年にフランスで10件の狂犬病発生事件とはこれのことかと思います。
https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=fr&tl=ja&u=http%3A%2F%2Fagriculture.gouv.fr%2Fcas-de-rage-animale-dans-le-val-doise-recherche-des-personnes-et-animaux-en-contact&anno=2
(リンク先概略 ※リンクページの下の方に件の三毛猫の死体、ぼやけた写真があります。)
 輸入された三毛の仔猫に狂犬病が発生し、仔猫と接触した5人が検査を受けています。仔猫について情報を持っている人は連絡してください。

 ドイツ語のホームページはわからないですが、フランスで三毛の仔猫に接触した5人が検査を受け、さらに連絡してきた5人?を追加して検査した。計10人ということかと私は推測します。
 他のフランス語のホームページを見るとこの三毛の仔猫で危険に晒された人の数を44人としているページもあり、関係した人の人数は定かではないです。
(44人としているホームページ)
http://www.clinique-veterinaire-stang-zu-quimper.fr/rage.php

 三毛の仔猫は輸入されたものであって、テロというのは流言であると思います。

(追記)
 上記を調べていたら、フランスにおいて2016年1月1日からペットの流通について規制が変わるというページを見つけました。
 内容は私にはむずかしく(辞書で言葉を調べるのに時間がかかりすぎる。)理解できなかったので、リンクと解釈はやめておきます。
 購入者を守る、悪質ブリーダーと遺棄する飼い主をなくすようにつとめるようであります。

 私のフランス語は初心者レベルです。私の勘違いなどございましたなら、ご指摘ください。リンクがうまくできなかった場合はご容赦ください。よろしくお願いします。

以上

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Re: トリコロールの仔猫

ケムンパ様、コメントありがとうございます。

> (リンク先概略 ※リンクページの下の方に件の三毛猫の死体、ぼやけた写真があります。)
>  輸入された三毛の仔猫に狂犬病が発生し、仔猫と接触した5人が検査を受けています。仔猫について情報を持っている人は連絡してください。

ドイツのメディアの記事は、ざっと目を通しただけなので、詳細までは辞書でこれからたしかめるところです。
要旨は、「狂犬病に感染した猫に接触したことにより、10人が狂犬病暴露後治療(暴露後ワクチン接種)を受けた」という内容です。
上記の記事以降に、申し出のあった人に狂犬病暴露後治療をしたのかもしれません。


>  他のフランス語のホームページを見るとこの三毛の仔猫で危険に晒された人の数を44人としているページもあり、関係した人の人数は定かではないです。

記事にするときは、英語などのほかのソースも確かめてみます。


>  三毛の仔猫は輸入されたものであって、テロというのは流言であると思います。

「テロだ」というのは、メディアのインターネット記事に対する一般読者の投稿です。
ですから「流言」の部類でしょう。
冗談とは言え、日本のように野良猫が人の生活に入り込んでいる、地域猫などしていては、テロリストが狂犬病感染猫を数匹リリースするだけで社会をパニックに陥れることができます。
せめての救いは、狂犬病の生きたウイルス株の入手が困難であることです。
狂犬病ウイルス株の入手が可能で、今オウム教が存在していたら、ボツリヌス菌より、バイオテロに狂犬病を使うかもしれません。

私はフランス語は全くわかりません。
情報提供ありがとうございます。

Re: No title

鍵コメ様

>検挙率もどの程度事件として扱うか警察の判断です。

私の身内は警察なので、内情は若干知っています。
ひき逃げの検挙率が下がっていると警察庁が問題にすれば、現場の警察(署、官)は、ひき逃げ数(母数)を減らして検挙率を上げることをするでしょう。
つまり軽微な事故であれば、被害者は被害届を出したつもりでも、それを受理扱いにしていないなどです。
厳罰化の傾向は変わらないのに、ひき逃げ数は微減、検挙率は微増というのは、それが強く疑われます。


> 事故とは無関係ですが事件の厳罰化が今後も予定されています。

実は殺人、強盗などの凶悪犯罪は戦後一貫して減っています。
しかし万引きなどの軽微な累犯の実刑判決で、日本全国の刑務所が過剰収容となっている問題があります。
官僚は、マッチポンプで仕事を作り、予算を獲得して権限を広げるのが性です。


> 犬の射殺事件の記事は大変参考になりました。

ありがとうござます。
ペットの不適正飼育とそれによる一般への被害をどう法律などにより防止するかどうかは、大変興味深い議論です。
この問題で先行した、欧米先進国の事例を研究するのは参考になります。
しかし日本の自称動物愛護専門家は、大嘘をつくから、建設的な議論のスタートにもなりません。
曰く「ドイツでは犬には権利があり、リードを用いるのは虐待とされ禁じられている」「ドイツの犬は完全に躾けられており、飼い主のレベルも高いので咬傷事故はありません」とかです。
冷凍庫で一晩頭を冷やしてからものを言え!です。


> 2m以上のリードや伸縮自在のリードを見かけた事ありますが巻き込まれそうで危ないですね。

収縮リードや超ロングリードは、例えば自転車やバイクの転倒事故につながります。
それで大怪我を負わせたとか、死亡させたとなれば、億単位の賠償額もありえます。
日本は、犬に対して対人賠償保険が義務ではありません。
例えば、ドイツでは州により、リードの長さまで法律で決められています。
ベルリン州では、市街地では1m以内です。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
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よろしくお願いします。

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