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TNRのあまりにも悲惨な結末~オレンジカウンティーの発疹チフス流行



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(summary)
Orange County Typhus Cases: Symptoms and Treatment
Typhus is characterized by extremely high fevers, rash, nausea and other symptoms. It is spread by lice and fleas.
What is typhus and how do you spot it?
Seeking feral cats to stem typhus spread!
Santa Ana Flea Population Targeted to Stave Off Spread of Typhus
Typhus is primarily transmitted by fleas found on feral and domestic cats.
The cats will be euthanized and their fleas tested for the disease.
Vector control officials set out a dozen "humane traps" Tuesday to corral feral cats living on the campuses of two Santa Ana schools in an effort to reduce the flea population and stave off the spread of typhus, a potentially deadly disease.


 TNRが比較的普及している国にアメリカ合衆国があります。しかしTNRを制度化している自治体は、全アメリカ合衆国の自治体のうちわずか0.12%です。カリフォルニア州オレンジカウンティーは、その数少ない自治体です。しかしTNRの普及とともに発疹チフス感染者数が増加し、2012年以降は患者数が激増しました。オレンジカウンティー当局は、発疹チフス流行の原因を野良猫(に寄生したノミ)とし、強硬な捕獲~殺処分に方針転換しました。一部の発疹チフスの症例では、TNR猫が感染源であることが確定されました。TNRを行っていた団体は、発疹チフスを拡大させたとされ、刑事訴追に直面しています。


 上記の、カリフォルニア州オレンジカウンティーのTNRですが、結局は野良猫の減少や野良猫の被害を軽減する効果とは正反対の、大変深刻な感染症、発疹チフスの流行を地域住民にもたらしました。人口300万人の自治体で、年間30人以上の感染者が発生するのは大変深刻です。オレンジカウンティーは、野良猫の捕獲~殺処分を厳格に行うことに方針転換しました。さらには、2015年には、一部の症例がTNR猫が発疹チフスの感染源であることが確定しました。そのために、TNRを行っていた団体は、刑事訴追に直面しています。
 オレンジカウンティーのTNRは、悲惨な失敗に終わりました。事実上、オレンジカウンティーのTNR活動は停止状態に追い込まれました。オレンジカウンティーのTNRは何一つ利益をもたらすことなく、人命すら危険にさらす「百害あって一利なし」という結果に終わりました。

 さらには、TNRを制度化していない近隣の自治体、アナハイム市にまで発疹チフス流行が拡大し、アナハイム市も対策に追われました。アナハイム市は、2015年から、私有地であっても野良猫に給餌するものは懲役刑も含む刑事罰で処罰するとの条例を施行させました。また、自治体が野良猫を捕獲~殺処分を厳格に行う方針です。
 アナハイム市は、TNR制度はありません。無関係なアナハイム市にまで、オレンジカウンティーのTNRは被害を拡大させました。以下に、オレンジカウンティーにおける、発疹チフス急増時のニュースを引用します。


Orange County Typhus Cases: Symptoms and Treatment「オレンジカウンティーにおける発疹チフスのケース 症状と治療」2012年5月29日。

Typhus is characterized by extremely high fevers, rash, nausea and other symptoms.
It is spread by lice and fleas.
Health officials in Orange County are working hard to stop a single incident of typhus from becoming an outbreak.
But what is typhus and how do you spot it?
Seeking feral cats to stem typhus spread.
A child in Santa Ana was hospitalized with the condition last month.
The county’s animal control specialists are trying to trap feral cats near two schools in the area.
Infections, once rare in Southern California, have been increasing steadily over the past six years.
In 2006 we started seeing an increase, and every year the numbers have gone up.
Typhus infections occur when a person is bitten by the fleas or lice that carry the Rickettsia typhi or Rickettsia prowazeki bacteria.
These pests live on cats.
Typhus is characterized by a very high fevers of 105 to 106 degrees Fahrenheit, which may last as long as two weeks.
The disease can be fatal.

発疹チフスは、非常に高い発熱、発疹、吐き気などの症状が特徴です。
発疹チフスは、シラミとノミで感染が広がります。
オレンジカウンティの保健当局は、チフスの流行以来、この問題を収束させるために努力しています。
しかし、何がチフスの原因であり、どのようにそれを見つけるのですか?
野良猫を探し出すことが、チフスの蔓延を食い止めます。
サンタアナ(オレンジカウンティーの街区)の子供は、先月入院する状態になりました。
オレンジカウンティーのアニマルコントロールの専門家は、エリア内の2つの学校の近くで、野良猫を罠で捕獲しようとしています。
南カリフォルニアでは、かつては珍しいとされた感染症は、過去6年間で着実に増加しています。
発疹チフスは2006年には増加に転じ、毎年発生数は増えてきました。
人はリケッチアチフス菌やリケッチアプロワゼキ菌を運ぶノミやシラミに噛まれたときに、発疹チフス感染が起こります。
これらの害虫は、猫に寄生しています。
発疹チフスは2週間ほど長く続く、105~106度華氏の非常に高い発熱が続くことが特徴です。
発疹チフスは、致命的となる可能性があります。



Santa Ana Flea Population Targeted to Stave Off Spread of Typhus「サンタアナ(オレンジカウンティーの街区)は、チフスの流行を食い止めるために、ノミの増加防止にターゲットを絞りました」。2012年5月29日。

Typhus is primarily transmitted by fleas found on feral and domestic cats.
Santa Ana animal control workers and Orange County vector control officials began trapping cats near two schools Tuesday, May 29. In an effort to stave off a recent typhus outbreak, the cats will be euthanized and their fleas tested for the disease.
They nap everywhere, go anywhere.
The schools sent home notices alerting parents to the potentially infected cats.
City officials advised residents to eliminate places where wild animals can find shelter and food.

発疹チフスは、主に野生化した猫と、飼い猫で見つかったノミによって感染が起きます。
サンタアナのアニマルコントロールワークスとオレンジカウンティのヴェクターコントロールオフィシャルは、2つの学校で火曜日に猫の捕獲を開始しました。
5月29日には、最近のチフスの流行を食い止めるための取り組みとして、猫を安楽死させ、猫に寄生したノミは、チフスに感染しているか検査が行われています。
野良猫はどこでも昼寝をし、どこにでも行きます。
学校は生徒の両親に対して、潜在的に猫がチフスに感染しているという警告の通知を発送しました。
市当局は、野生動物(野良猫ももちろん含みます、と言うか野良猫)が、隠れる場所や食べ物を見つけることができる場所を排除するように(つまり猫ハウスや野良猫の給餌はしてはいけないということです)、住民に助言をしました。



 以上の記事により、カリフォルニア州オレンジカウンティーの、野良猫が原因の発疹チフス流行は、大変な問題であることがお分かりただけると思います。以下のグラフは、年間の、オレンジカウンティーの発疹チフス感染者数の推移です。
 2006年頃から急増していますが、発疹チフス感染者数と、オレンジカウンティーにおけるTNRの普及は、ほぼ一致しています。さらに、TNR猫が発疹チフスの感染源であると確定した症例が有ります。それを根拠に、2015年には、TNRを実施していた団体が刑事訴追に直面しています。それは次回以降の記事で詳述します。


(画像)

 オレンジカウンティーにおける、発疹チフス患者の年間発生数推移。約人口300万人の自治体で、年間30名以上の、重大な感染症の感染者が発生するとは大変な問題です。
 なお隣接する自治体の、アナハイム市でも、発疹チフスが多数発生しています。アナハイム市は、以前からTNRも、私有地内も例外なく野良猫への給餌を禁じています。2015年からは、懲役刑で野良猫への給餌を禁じる条例が施行しました。アナハイム市にあるディズニーランドでは、裁判所の中止命令や条例違反にもかかわらず、夜間にこっそりと違法にTNRが続けられています。それを絶賛してるのが、林太郎弁護士です。この方の遵法精神というのは、どうなっているのでしょうね。林太郎

オレンジカウンティ チフス


(お知らせ)

 大規模災害時のペット同行に対するアンケートを行っています。トップページ右のフリーエリアです。投票をお待ちしています。


http://www.ocregister.com/articles/santa-356066-control-typhus.html
http://articles.latimes.com/2012/may/30/local/la-me-typhus-alert-20120530
http://search.yahoo.co.jp/search?p=Orange+County+animal+control+cat+Removal%E3%80%80Typhus&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&x=wrt
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いっそ…

さんかくたまご様 こんにちは。

いっそ狂犬病など発生してしまえばいいとつい思う今日この頃です。

ブルセラ病は怖いですね。以前五反田でレンタル犬なんて商売してた男が可哀想で殺せないとブルセラ犬抱えてどこか田舎に(長野?)ひっこんだ事件を覚えています。バイオテロ愛誤です。彼の前職はせっけんランドのオーナーというオチつきでした。

今日は環境省の職員が「地域猫事業には法律がありますよ、動物愛護法をベースに作られています」と言われました。

地域猫ガイドラインでなく、条例でもなく、独立の法があるそうです(驚)!教えてくれませんでしたがー。

つい最近の厚生労働省職員の賄賂といい、なんか官僚もメチャクチャっぷりがすさまじいですね。警察も事件起こしてばかりだし。

厚生労働省に電話した時は賄賂事件の影響かまぁ繋がりませんでした。電話の向こうで他の職員が問答してましたね。

久しぶりにケンカして疲れましたが、声を上げるしかできることがないのでストレス抱えすぎず細く、長くです。

Re: いっそ…

レリゴー様

> いっそ狂犬病など発生してしまえばいいとつい思う今日この頃です。

それはほかでも何度か聞きました。
狂犬病が猫で発生すれば、狂犬病予防法が猫でも適用されますから。
だから行政が野良猫を捕獲し、殺処分するとか、毒餌による駆除が行なえます。


> ブルセラ病は怖いですね。

私はブルセラ病については詳しくありません。


> 環境省の職員が「地域猫事業には法律がありますよ、動物愛護法をベースに作られています」と言われました。

それは大嘘です。
地域猫を規定した法律は、今のところ皆無です。
下位法の条例でも、今のところひとつもないはずです。
まあ、環境省も愛誤が巣食っていますからね。
愛誤団体のどうぶつ基金が、「欧米では展示生体販売が禁じられているので、生体販売を行うペットショップは皆無である」という大嘘資料を採用していますし、アメリカ連邦法で「アメリカでは8終齢未満未満の犬猫の販売を禁じている」という大嘘資料を作成しています(それは折々記事にします。そのようなきていがあるアメリカ連邦婦はありません)。


> 地域猫ガイドラインでなく、条例でもなく、独立の法があるそうです(驚)!教えてくれませんでしたがー。

必ず法律の正式名称と、該当するのは何条何項か、教えてもらいましょう。


> つい最近の厚生労働省職員の賄賂といい、なんか官僚もメチャクチャっぷりがすさまじいですね。警察も事件起こしてばかりだし。

残念ながら。


> 久しぶりにケンカして疲れましたが、声を上げるしかできることがないのでストレス抱えすぎず細く、長くです。

環境省と、自治体の動物愛護を管轄する部署に言ってください。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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