TNR廃絶を目的とした、特例を認めない野良猫給餌禁止条例制定が相次ぐアメリカ合衆国


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(Summary)
The Antioch City Council voted to approve a ban on feeding feral cats on public property while also requiring permits on pet owners who exceed the number of pets allowed on a property.
Under the new ordinance, it is now unlawful to feed feral cats off one’s own property while it is also unlawful to keep more than 5-cats without a permit.
They do a ban with organizations on TNR Programs.
American feral cat feeding ban ordinance is very strict.
contrast, similar Japanese regulations are not strict.
(本記事のアクセス数は、7232ブログ中16位を獲得しました。2015年11月6日)
近年特例を認めない、野良猫への給餌を禁じるアメリカ合衆国の自治体が増えています。特例を認めないこと、すなわちTNRの禁止です。あからさまにTNRを狙い撃ちにし、今まで黙認されてきたTNRを根絶するのが目的としか思えない野良猫給餌禁止条例も多々あります。罰則規定は懲役刑もありうる、日本とは比べ物にならないほど厳しいものです。2014年に成立施行した条例を例示します。今回取り上げたアメリカにおける、給餌禁止厳格化条例は、ほんの一例です。
日本では、「アメリカなどの海外では、極めてTNRが盛んに行われている。行政による助成も手厚く、一般市民が協力的。野良猫対策としてはTNRがファーストチョイス、もしくは一択であり、殺処分を回避している」との情報が流布されています。しかし真実は正反対です。最もTNRが普及した国の一つにアメリカ合衆国がありますが、そのアメリカ合衆国においても、TNRを公的制度として採用している自治体は、全アメリカ合衆国の自治体に占める割合はわずか0.12%です。つまり最もTNRが普及している国の筆頭であるアメリカ合衆国でも、TNRは極めて例外で希にしか行われていない政策です。
そのわずか0.12%の、公的にTNR制度を認めた自治体でも、行政の厳しい基準を満たして許可されたTNR以外では、野良猫の給餌は厳しく禁じられています。またそのような自治体においても、自治体が積極的に野良猫を捕獲~殺処分しています。日本ほど、野良猫への餌やりに寛容で罰せられることがほぼない、「餌やりパラダイス」な国は、他の先進国では例を見ません。
上記については、私はこのような記事を書いています。
・「米国で定着してきたTNR」という大嘘~全米でTNRを制度化している自治体はわずか0.12%である
・続・「米国で定着してきたTNR」という大嘘~全米でTNRを制度化している自治体はわずか0.12%である
・続々「米国で定着してきたTNR」という大嘘~全米でTNRを制度化している自治体はわずか0.12%である
近年ではアメリカ合衆国においては、野良猫への餌やりを大変厳しい罰則でもって、例外なく禁じる自治体条例の制定が相次いでいます。私有地内であっても野良猫への給餌を禁じ、TNRによる例外を認めません(このような自治体条例を制定する自治体はTNRの公的制度を持ちません)。罰則は、「最高刑が懲役90日までまたは罰金、もしくはその併科」も珍しくありません。実際に野良猫の給餌で有罪になり、刑務所で服役した人も複数います。また懲役刑にまでいたらなくても、逮捕~実名報道(破廉恥な犯罪者として糾弾される)~罰金刑になる事件は多く、私もいくつか記事にしています。
2014年に制定した、私有地でってもTNRであっても、野良猫への給餌は例外なく禁じるという、アメリカ、テネシー州アンティオキア市の条例制定のニュースを引用します。Antioch feral cat feeding ban proves futile「アンティオキアの野良猫への給餌禁止条例は無益であることを証明します(本記事は、TNRを推進する側から書かれたものでこのようなタイトルになっています)」。2014年12月26日。
ANTIOCH
Volunteers from various homeless animal rescue groups have trapped and neutered hundreds of them as a form of population control.
Volunteers have acquired an "outlaw" status themselves, over their refusal to abide by a city ordinance banning feeding of feral cats on public land.
"I guess we're supposed to stop feeding the cats and watch them all die," said Homeless Animal Response Program volunteer Ray Zeeb.
The City Council passed the ban on feeding feral cats back in April.
Cats don't usually form colonies unless they're fed by people.
アンティオキア
さまざまな野良猫の保護団体からなるボランティア活動家たちは、野良猫の数の抑制策の一つとして、数百匹もの野良猫を捕獲して去勢してきました。
しかし今では、これらのボランティア活動家たちは、公共の土地で野良猫に給餌をすることを禁止する条例に従うことを拒否しているために、彼らは自ら「無法者、違法行為者」になっています。
野良猫対策(無許可TNR活動)を実行している、ボランティア活動家の、レイ・ゼーブ氏が発言しました。
「私は想像します。私たちが餌やりを止めることで、野良猫が全て死んでしまうことを、私たちは見るようになるでしょう」。
市議会は、4月に野良猫への餌やり禁止(条例)を可決していました。
猫は、人によって給餌されている場合を除いて、通常群れを形成しません。
本アンティオキア市の、条例案の要旨は次のとおりです。。Highlights of the proposed Animal ordinance「投票 アンティオキア市における公共の場での野良猫の給餌禁止」。2014年3月24日。
Under the new ordinance, it is now unlawful to feed feral cats off one’s own property while it is also unlawful to keep more than 5-cats without a permit.
They do a ban with organizations on TNR Programs.
Highlights of the proposed Animal ordinance
It’s unlawful to keep more than 5-cats without a permit.
It’s unlawful to feed feral cats off one’s own property
新しい条例の下では、許可なく5匹以上の猫を飼育することが違法であるのみならず、自分の私有地内であっても野良猫に餌をやることが違法となります。
TNRプログラムの組織と禁止を行います。
提案された動物の条例の要旨
許可なく5匹以上の猫を飼育することは違法です。
自分の私有地であっても、野良猫に餌やりすることは違法です。
日本でも、本年京都市で「野良猫への餌やりを禁じる条例」が成立施行しました。また政令市の札幌市も、京都市に続いて「野良猫への餌やりを禁じる条例」の成立施行を目指しています。これらの条例及び案については、日本の野良猫系愛護(誤)団体が激しく批判し、なりふり構わぬ条例の成立妨害行動を起こしました。
私は、このような日本の野良猫系愛護(誤)団体らの行為に疑問を感じます。彼らは常に「日本は動物愛護先進国欧米に遅れた動物愛護後進国である。欧米を見倣うべきだ」と強硬に主張しているからです。私に言わせれば、日本の野良猫給餌禁止条例は、抜け穴だらけのザル法です。餌やり行為を止めさせる強制力があるのか疑問です。また罰則規定もアメリカ合衆国の野良猫給餌禁止条例に比較すれば、罰則は甘すぎると感じます。また実効性も怪しいものです。日米の、野良猫餌やり禁止条例の比較は、改めて記事にします。
(動画)
実際に野良猫に餌を与えた犯罪事実により、刑務所で服役したアメリカ、テキサス州の男性。2015年2月15日公開。
・http://thepetlaw.web.fc2.com/Scan/270207houkoku.pdf#search='%E9%A4%8C%E3%82%84%E3%82%8A%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%9D%A1%E4%BE%8B+%E6%AC%A7%E7%B1%B3'
~
吉田真澄
「京都市の野良猫餌やり禁止条例は、欧米人の感覚からすると、動物に対する無理解・偏見の横行する未文化都市、倫理の成熟度の低い思いやりに欠けると映ることは間違いない」。
なるほど、このような実効性のない、抜け穴だらけで罰則も無いに等しい野良猫餌やり禁止条例は、猫被害者に対して思いやりに欠ける、倫理の成熟度が低いいうことですね!
また、公の場で野良猫に給餌をすることに寛容な日本は、動物愛護や感染症に対する知識も無理解な偏見の横行する未文化都市と、欧米人に映ることは間違いありませんね。
・【害獣】 野良猫への餌やり禁止条例が可決
~
「欧米ではまず通らない条例だな。さすが動物愛護意識皆無なアジアン国家。いまだにペットが物扱いだしな」。
そんなに日本を侮蔑するならば、素晴らしいアメリカにでも行って野良猫餌やりをして刑務所にぶち込まれればいいのに。
・京都市 動物による迷惑の防止に関する条例の制定について
~
「京都市はいよいよこの野蛮な条例を強行させるみたいですね。はっきり言いまして欧米でこんな馬鹿げた条例はありません。先進国で野良猫がいるのは日本だけです。いい加減に動物愛護先進国になって欲しいです。斎藤真理 2015-02-14 22:13:07」。
強靭の取り巻きの制振地帯。
確かに、こんなに実効性に疑問が残るユルユルな条例は馬鹿げています。
アメリカのように、厳格に懲役90日などと厳罰を定めなければ実効性はないでしょう。
次回以降に、餌やりは例外なく禁止(京都市条例のように「迷惑な餌やり」ではなく「例外なく禁止」。TNRにおける給餌も例外なく禁止)し、違反者には懲役90日、または罰金、もしくはその併科という、アメリカの条例の具体例を挙げます。
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