イギリスにおける犬のペットショップ+インターネット販売の比率は日本より多い~「ヨーロッパの中にはイギリスやドイツのように犬猫の生体販売(ペットショップ)を禁止している国もあります」との滝川クリステル氏の大嘘


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(Summary)
Buying a puppy? Parvo warning over online sales
The Kennel Club’s research has led it to warn of a crisis in puppy welfare as more owners opt for ‘mail order’ pets.
More and more people are buying puppies from sources, such as the internet, which are often used by puppy farmers
Unwittingly as many as one in three (31%) dog owners may have bought from a puppy farm after sourcing their puppy from the internet, social media, pet shops or newspaper ads - all outlets that are often used by puppy farmers.
記事、
・「ヨーロッパの中にはイギリスやドイツのように犬猫の生体販売(ペットショップ)を禁止している国もあります」との滝川クリステル氏の大嘘、
・イギリスでは法律で犬猫を「ペットショップで販売して良い動物種」と明記しています~「ヨーロッパの中にはイギリスやドイツのように犬猫の生体販売(ペットショップ)を禁止している国もあります」との滝川クリステル氏の大嘘、
・イギリスでは犬のペットショップ販売は一般的です~「ヨーロッパの中にはイギリスやドイツのように犬猫の生体販売(ペットショップ)を禁止している国もあります」との滝川クリステル氏の大嘘、
の続きです。滝川クリステル氏はマスメディアのインタビューで「「ヨーロッパの中にはイギリスやドイツのように犬猫の生体販売(ペットショップ)を禁止している国もあります」と答えています。真実は、イギリスでは法律でペットショップが販売して良い動物種として犬猫を明記しています。また犬猫の生体販売をおこなう大型ペットショップも多数あります。さらにイギリスでは、日本では禁じられているインターネットによる非対面の犬などの販売が合法です。イギリスにおける、ペットショップ+インターネット販売の比率は、日本のペットショップ販売より多いのです。
滝川クリステル氏の問題の発言が収録されたマスメディアのニュースはこちらです。滝川クリステルさんインタビュー 前編 「ペットビジネスの裏にある、動物殺処分の現実を知ってほしい」。2016年4月7日。この中で滝川クリステル氏はこのように述べています。「日本は欧米諸国に比べて、動物保護の観点では遅れています。ヨーロッパの中にはイギリスやドイツのように犬猫の生体販売(ペットショップ)を禁止している国もあります」。
「禁止」とは、当然ながら強制力がある、つまり法による規定が存在するという意味にしか解釈できません。しかし真実は、イギリスでは法律でペットショップが販売して良い動物種を「犬猫」と明記しています。滝川クリステル氏の発言は真っ赤な「嘘」です。
前回記事、イギリスでは犬のペットショップ販売は一般的です~「ヨーロッパの中にはイギリスやドイツのように犬猫の生体販売(ペットショップ)を禁止している国もあります」との滝川クリステル氏の大嘘、では、イギリスにおける犬の入手経路に占めるペットショップの割合は16%であることを述べました。これは日本の約半分で、イギリスでペットショップから犬を購入するのは極めて例外的でほとんどないというわけではありません。さらにイギリスでは日本では全面的に禁じられている、犬などのインターネットなどによる非対面販売が合法です。インターネット販売が極めて盛んであることが(価格も安い)、イギリスが日本のようにペットショップという実店舗での犬の販売が多くはないことの理由であると思います。
では、イギリスにおけるインターネットによる購入の、犬の入手経路に占める割合はどの程度なのでしょうか。イギリスのケネルクラブの調査によれば、イギリスでインターネットにより子犬を購入した人の割合は約3分の1(31%)になります。Buying a puppy? Parvo warning over online sales 「子犬を買いますか?オンライン販売に関するパルボ(犬の感染症)の警告」。2013年9月。
The Kennel Club’s research has led it to warn of a crisis in puppy welfare as more owners opt for ‘mail order’ pets.
More and more people are buying puppies from sources, such as the internet, which are often used by puppy farmers
Unwittingly as many as one in three (31%) dog owners may have bought from a puppy farm after sourcing their puppy from the internet, social media, pet shops or newspaper ads - all outlets that are often used by puppy farmers.
This has increased from one in five last year.
The research also found that the owners of cross and mixed breeds are less likely to see the puppy with the mum and where it was born, with half not seeing the mum and 72 percent not seeing.
イギリス、ケネルクラブの調査によれば、より多くの飼い主が「通信販売」でペットを購入することを選ぶにつれて、子犬の動物愛護上の危機を警告するようになりました。
パピー・ファーマー(=パピー・ミル。劣悪飼育の犬ブリーダーのこと)が用いるインターネットのような情報源によって、ますます多くの人が子犬を買うようになっています。
3頭の犬の飼い主のうちの1人(31%)が、インターネットにより子犬を入手したことにより、パピー・ファーム(パピー・ミル)から子犬を買った可能性があります。
ソーシャルメディア、ペットショップや新聞広告~などのすべての子犬の安売りはパピー・ファーマー(パピー・ミル)がよく使う販売手法です。
これは昨年の5分の1から増加しています。
調査はまた、繁殖された子犬の飼い主が子犬の母犬と一緒にいるところを見る可能性が低く、半数の飼い主は生まれた場所を見ておらず72%は母犬を見ていません。
一方、日本のペットショップとインターネット販売の、犬の入手経路に占める割合は以下のとおりです。○犬猫の入手経路(犬 n=516、猫 n=460) ※環境省調べ(平成 23 年度:一般市民へのアンケート調査結果) による調査結果のグラフが以下の画像です。
(画像)

前回記事で述べた通り、イギリスでは日本よりペットショップでの実店舗での犬の購入割合は低いのです(2014年地方自治体及び全英ケネルクラブ調査)。しかしその理由は、犬などのインターネットによる非対面販売がイギリスでは禁じられたおらず、インターネットによる非対面販売が極めて盛んに行われておることが理由と思われます。ペットショップという実店舗による販売よりも、インターネットによる販売の方が動物愛護上問題が多いでしょう。ですから日本では、インターネットによる犬などの非対面販売は、全面的に禁止されています。
イギリスにおける、犬のペットショップ+インターネット販売の、犬の入手経路に占める割合は、16%+31%=47%(2013年、2014年イギリス地方自治体及び全英ケネルクラブ調査)です。対して日本の犬の販売ペットショップ+インターネット販売の、入手経路にしめる割合は33.5%+2.3%=35.8%です(平成23年度環境省調査。現在は日本では、犬などのペットのインターネット販売非対面販売は全面禁止です)。イギリスは、ペットショップ+インターネット販売が犬の入手経路に占める割合は47%で、日本の35.8%よりはるかに高いのです。つまり、イギリスは日本よりペットショップでの販売割合が低いにもかかわらず、それ以上にインターネットによる非対面販売との合計が多いために、けして日本より犬の売り方に関しては、動物愛護に配慮しているとは言えないのです。
(参考資料)
イギリスの犬インターネット販売サイト。この他に、実に多数のペット販売のインターネットサイトがあります。
・freeads.co.uk
・pets4homes.co.uk
・gumtree.com
(画像)
イギリスのインターネットの犬販売サイト、gumtree.comからのスクリーンショット。4月齢のハスキーの純血種が200ポンド(27,600円。1ポンド=138円)。激安投げ売りか?(笑い)。4週齡の子犬まで堂々と出品されています(笑い)。概してイギリスを含めた西ヨーロッパは犬の価格が安いです。
ドイツの物価は日本より2割~は高いと思いますが、私は「ドイツで日本より安いのはビールと高速道路料金(タダ)と犬だ」と言っております。ドイツでもインターネットサイトで、純血種の子犬が時には150ユーロくらいから出品されています。経済原則からすれば、供給>需要であること、生産コストが安いことが低価格の要因です。つまりヨーロッパの営利犬生産においては、価格面で考察すれば、日本よりはるかに大量生産大量消費なのです。日本で喧伝されている「シリアルブリーダーが買い主の資質を見極めて販売する。日本のようにペットの大量生産対象販売は行わない」は正反対の大嘘です。

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