「犬の毒餌ガイド」を掲載した、ドイツのgegen.hund.org「反犬サイト」は正義か?
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(Zusammenfassung)
Täglich werden in ganz Deutschland neue hundgiftköder gefunden.
Die Massenmedien berichtet .
"Es ist der Einfluss der gegenhund.org (= Hund Hass Website)."
Sich anhört wie ein Krimi ist in Deutschland für Hundehalter leider bittere Realität.
Gegen ihren Betreiber gibt es Dutzende Strafanzeigen und sogar eine Online-Petition.
Aber die Staatsanwaltschaft Koblenz hat die Beschwerden gegen die Seite bereits 2010 aufgrund des fehlenden Straftatbestands abschließend zurückgewiesen.
Darüber hinaus ist eine Petition schon deshalb sinnlos, weil der Deutsche Bundestag keinen Einfluss auf diese Seite hat .
und deutsches Recht hier auch nicht angewendet werden kann.
Die Seite gegenhund.org laut Staatsanwaltschaft legal ist !
ドイツ(オーストリア、スイス)では、飼い犬を目的とした毒餌事件が多発しています。殺傷される犬も多数います。ドイツの犬嫌悪者のサイト、gegenhund.org「反犬サイト」には、犬の毒餌の作り方が記述されています。このサイトに対して数十回の刑事告発が行われましたが、ドイツ検察庁は「犯罪事実がない」と結論づけました。さらにドイツ最大手のマスメディア、SPIEGEL TV MAGAZIN「シュピーゲルTVマガジン(マスメディア、シュピーゲル社のTV番組)」は、限定的ですが、gegenhund.org「反犬サイト」に対して支持を表明しました。背景には、ドイツでは法律で義務付けられているにもかかわらず、犬のリード(特定の犬種に対しては口輪)を使用しない飼い主が多く、深刻な犬の咬傷事故があるからです。また犬糞放置と言う社会問題もあります。犬の飼い主に、短いリードや口輪の使用を促すためには、毒餌攻撃という強硬手段も容認できるということでしょう。
(関連記事)
・犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ベルリンでは、1年間に91箇所で毒餌が見つかり、多数の犬が殺傷された
・犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ドイツにおける多くの犬毒餌事件
・続・犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ドイツにおける多くの犬毒餌事件
・ドイツの犬の飼い主を恐怖に陥れた、gegenhund.org 「反犬サイト」の毒餌作成ガイド
・ドイツのgegenhund.org「反犬サイト」の、「犬の毒餌ガイドは合法」と検察庁は決定しました
・ドイツのgegenhund.org「反犬サイト」の、「犬の毒餌ガイドは合法」の根拠
・飼い犬を狙った毒餌事件の多発での、ドイツの犬の飼い主の対抗措置とは
・犬に対する毒餌攻撃に対して、飼い主に厳しい論調のドイツのマスメディア
上記の記事で度々取り上げたドイツの、gegenhund.org「反犬サイト」、GEGENHUND menschenfreund gegen hundehaltung「反犬主義 犬の所有者に対抗する博愛主義者」ですが、冒頭にこのサイトの理念が掲げられています。
以下に、その理念全文を引用します。
Diese Seite richtet sich gegen die private Hundehaltung.
・Gegen die asoziale Einstellung von selbsternannten Tierfreunden, die sich aus rein egoistischen Gründen einenHund halten, dessen Kosten und Folgeschäden jedoch rücksichtslos der Allgemeinheit aufdrücken.
・Gegen falsche Toleranz gegenüber einem sozialen Groß Parasiten.
・Gegen Maulkorb- und Leinenbefreiung eines unkontrollierbaren Zuchttieres, dessen Beiß wut und Blutdurst tagtäglich hunderte von Kindern zum Opfer fallen.
・Gegen den Lobbyismus unverantwortlicher Hundehalter, die sich gegenseitig Gesetze manipulieren und für den eigenen Vorteil wirtschaften, stets zu Lasten der öffentlichen Sicherheit und Gesundheit.
・Für die Gesundheit und Sicherheit unserer Kinder!
このサイトは、民間の犬の飼い主に対抗して向けられたものです。
・純粋に利己的な理由のために犬を飼っている、自称動物愛護(誤)家の反社会的な態度、それが社会的コストと間接的な損害をもたらすことを非情な国民に知らしめ、自称動物愛護(誤)家に対抗します。
・行動の予測がつかない危険な肉食動物(犬)と、私たちの社会での犬の糞の山を容認する、社会の不合理な無知へ対抗します。
・大規模な社会的寄生虫(犬)への、偽りの寛容に対抗します。
・口輪とリードから解放された、制御不可能な動物(犬)が凶暴に殺気立って噛み付き、毎日何百人もの子供たちが犠牲になっていることへ対抗します。
・常に公共の安全と健康を犠牲にして、自分たちだけの利益のために法律と経済を操作するために、政治家を利用する無責任な犬の飼い主に対抗します。
・私たちの子供たちの健康と安全のために!
つまり、gegenhund.org「反犬サイト」は、あくまでもドイツにおける不適正犬飼育者による犬の被害への対抗を謳っています。実際、ドイツにおいては、犬の咬傷事故による無抵抗な赤ちゃんや幼児の被害は極めて深刻です。悲惨な死亡事故もしばしば起きます。また、犬糞放置による町の汚染や処理費用の公的負担も深刻です。
日本では誤解がありますが、ドイツ全土で市街地では犬のリード使用は義務付けられています。さらには特定の犬種は、口輪をしなければ公共の場に出してはなりません。法律で定めても、守らない飼い主が多いのです。そのために深刻な咬傷事故が多発するのです。毒餌攻撃を恐れて犬の飼い主が短いリードと口輪を使用すれば、結果として法律を遵守させることになり、咬傷事故は防げます。また毒餌を恐れて、犬を外に出さなければ、犬糞公害は発生しません。
ドイツにおける犬の咬傷事故がいかに深刻であるかは、私は過去にも記事にしています。ドイツでは、年間の犬咬傷事故数は3万件あり、ベルリン州は、犬飼育数に対する占める咬傷事故発生率は日本の10倍を超えます。ベビーカーが犬に押し倒されて赤ちゃんが殺害され、赤ちゃんをかばった曾祖母も重傷を負うという、悲惨な事件もあります。
・不適正犬飼育者と犬咬傷事故の激増に苦悩するドイツ~犬咬傷事故発生率はベルリンは日本の約10倍
・不適正犬飼育者と犬咬傷事故の激増に苦悩するドイツ~ベルリン州の犬咬傷事故数はさらに増加(発生率は日本の10倍以上)
さらにドイツにおいては、飼い犬の犬糞放置が深刻な社会問題となっています。ベルリン州では、一日に放置される飼い犬の糞は、55トンと推定されています。ドイツのマスメディア、モルゲンポストは次のように報じています。
VERSCHMUTZTE STRASSEN Berliner Ämter sind machtlos gegen Hundekot「汚い街 ベルリン政府は犬糞に対して無力である」。2014年5月24日。
55 Tonnen Hundekot verschmutzen täglich Berlins Straßen.
Gegen rücksichtslose Halter können die Ordnungsämter - trotz Bußgeld - wenig tun.
犬の廃棄物(糞)55トンは、毎日ベルリンの街を汚染します。
無慈悲な犬の飼い主の対してはー規制当局は、(犬糞放置は)罰金があるにも関わらずーわずかしか摘発しません。
(動画)
Kind von Kampfhund angefallen/zerfleischt
-- / vom 31.01.2012
子供は、適法に飼育許可を受けていた闘犬種に襲われました。
2012年1月31日。
犬による咬傷事故で被害を受けた少年です。闘犬カテゴリーの犬の飼育禁止は、連邦法制定当初は厳格に運用されていました(法律成立前は、闘犬カテゴリーの犬は完全飼育禁止とし、既に飼育されているものはすべて例外なく押収して、強制的に殺処分すべきという世論もありましたが)。しかしなし崩し的に、法の適用が緩和されてきたようです。加害犬は、合法に「例外的措置として」飼育が許可されていたものです。
ところで、1:29~に、ドイツ TIME誌が紹介されています。Merkel als frau Europa gefeiert ...aber in berin hängt der haussegen schief.は、「メルケル首相は、ヨーロッパでは名声を博した女性です・・・しかしベルリンでは、その名誉は間違っているのです」といった意味です。メルケル首相の、ドイツの犬不適正飼育者に対する無為無策により、幼い子供や赤ちゃんが犠牲になっていることの批判です。このTIME誌の記事も、折々紹介したいと思います。
(参考資料)
意識調査現在の総投票数227,047,993票 実施中 野良猫に餌やり「禁止」条例、どう思う?
(参考資料ー2)
野良猫の迷惑餌やりを禁じる条例に関する意識調査
(私が作成したものです。2015年4月9日まで受付)
*せっかく多くのコメントを頂いたのですが、コメント投稿不可とし、頂いたコメントが削除されました。
申し訳ありません。
個人情報の書き込みと、誹謗中傷があったためです(私のことではありません)。
この投稿者は、かつてブログコメントの投稿拒否設定をした方と思われます。
該当するコメントのみを削除することができませんので、このようにさせていただきました。
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