続々・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則
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(Zusammenfassung)
Yahoo! Nachrichten Japan berichtet.
”In Berlin,Hunde dürfen außerhalb eines eingefriedeten Besitztums unbeaufsichtigt sein.
Es besteht keine Notwendigkeit der Leine an den Hund,
auch an öffentlichen Orten.”
Das sind alles Lügen.
Ich bin sehr überrascht, \(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!
Reporter lesen Sie dies!
Berliner Hundegesetz
記事、
・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則、
・続・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則、の続きです。これらの記事では、ドイツ、ベルリンのグリューネヴァルトに開業した、犬専用レストランに関するロイターの報道と、それを日本語訳したヤフー!ニュースの報道を取り上げました。ドイツのマスメディアに、この「犬専用レストラン」に関する報道がありました。ロイターの報道、さらにはヤフー!ニュースの報道は、真実とは大分異なるようです。
ヤフー!ニュース、ベルリン 豪華ペットレストランが開店、放し飼い散歩禁止に一役(2015年3月2日。ビデオ冒頭に写っている「サルーキ=犬の品種名」は、どこかで見たことがあるような)の報道は、当該国ドイツのマスメディアにもあります。ドイツのメディアの報道内容と、ロイターの報道内容とそれを日本語訳したヤフー!ニュースの内容とはかなり異なります。つまり「誤り・嘘」です。
ロイターは、長らくイギリスを本拠地とするマスメディアでしたが、数年前にカナダのメスメディアに買収されました。ロイターの編集者は、ドイツの法規などに暗いのかもしれません。
特に看過できない「誤り・嘘」は、以下のとおりです。
①ロイターのビデオニュースの英語ナレーションでの、(英)As Berlin gets set to ban off-leash dogs from several popular sites, 「ベルリンでは、いくつかの人気のある場所では、ノーリードの犬を禁止するように設定されました」。
~
「ベルリン州は、いくつかのエリアでノーリード犬を禁じる予定である」という意味になります。
つまり「現在、ベルリン州では、犬のノーリードが認められている」と解釈できます。
②ヤフー!ニュースでの、本ロイターニュースの英語ナレーションの日本語訳、「リードなしの犬の散歩をベルリン市が禁止しようという折」。
~
それは、「現在ベルリン州では、全面的に犬のノーリードを認めているが、法令でリードなしの犬を禁止しようとしている」という意味になります。
しかし上記は、全くの「誤り・嘘」です。私が複数のドイツのマスメディアの報道を調べたところ、真実は以下のとおりです。
①ベルリン州には、グリューネヴァルトという広大な自然公園があり、その公園内にはごく限られた範囲で、犬のノーリードが許可されている「フリーゾーン」エリアがあります。
②グリューネヴァルトの公園内の人気のある、いくつかのエリアでは、犬を全面禁止としました(犬の持ち込み全面禁止。リードの有無にかかわらず、犬そのものを全面禁止)。
③それに反発した、著名声楽家のヘンリー・デ・ヴィンター氏は、ドイツでおそらく初めての試みとなる、豪華犬レストランを開業しました。
④そのレストランでは、犬の飼い主は自己責任で犬のリードを使用しなくても良いということです(しかしベルリンでは、「ベルリン犬法 州法」Berliner Hundegesetz、で店舗内では犬は1m以内のリードで保持することが義務とされています)。
⑤この店は、熱狂的な愛犬家の支持を受けて、開店当初から大盛況です(しかし、ヴィンター氏の試みは軌道に乗るでしょうか)。
以下に、ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則、続・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則、で取り上げた、ドイツ、ベルリンの、グリューネヴァルトに開業した、犬専用レストランを報じる、ドイツのマスメディアの記事を引用します。
Am Forsthaus Paulsborn eröffnet Berlins erstes Hunderestaurant 「アムフォルスト パウルスボルンで、ベルリン初の犬のレストランがオープンしました」。2015年2月24日。
Das Forsthaus Paulsborn liegt mitten im Hundeauslaufgebiet am Grunewald see.
Durch das Hundeverbot an Schlachten see und Krumme Lanke werden wahrscheinlich noch mehr Hunde kommen.
Jetzt machen wir auch für die Hunde ein Angebot.
In der Diskussion um das Hundeverbot an den Badeseen ging es unter anderem um Angst vor Hunden und fehlende gegenseitige Rücksichtnahme.
(その店は)フォレスタス・パウルスボルンの、グリューネ湖でのドッグランエリア(ノーリードが許可されている)に位置しています。
おそらく、(グリューネヴァルトの公園内の)シュラステン湖とクルームランケで、犬が全面禁止(犬同行、持ち込み全面禁止)になったために、この店に犬が来ているのです。
今、私たちは、犬のために提案します。
湖畔での、犬の全面禁止についての議論では、犬との相互尊重が欠如した対処を恐れます。
ドイツのマスメディアの報道では、ベルリン州の犬のリードのことには触れていません。「グリューネヴァルトの公園一部のエリアでは、犬の同行持ち込みを全面的に禁じる」と報じています。Hundeverbot 「犬禁止」は、リードを付けている、いないにかかわらず、犬を全面的に禁じるとしか解釈できません。
ロイターの、ビデオニュースでは、「ベルリンのいくつかのエリアではノーリードの犬を禁じるようになった」とありますが、ドイツのメディアの報道では、そのような内容の報道は一切ありません。ロイターの記者も、事実関係を十分に把握しないままに、記事にしたのでしょうか。もしくは、ベルリン州在住の、日系の愛誤がヤラセビデオニュースを作成し、ロイターに持ち込んだとも考えられます。「ヤラセ」とは、「ベルリン州では現在、犬のノーリードが許可されている。やっと一部のエリアに限って禁じる動きになった」という、嘘プロパガンダを日本で広めるためです。
グリューネヴァルトの自然公園で、私は思い出しました。日本の愛誤界でのカリスマ、自称ドイツ連邦獣医学博士である、京子アルシャー氏がしばしば日本で、「犬のノーリードが全面的に許可されている公園」として紹介しているところです。
例えばこのような資料があります。京都市議団が、ヨーロッパの動物愛護の状況を視察した際に、ドイツでガイドを務めたのが京子アルシャー氏です。京都市議の一人は、京子アルシャー氏の説明を受けて、このようにレポートしています。2013 年度(平成 25 年度)京都市会海外行政調査(動物愛護)報告書(この報告書全体も、かなり偏向がありますが)。
(グリューネヴァルトの森)
「グリューネヴァルトの森」は、ドイツの首都ベルリンの南西部に広がる森林地帯にある。
約40k㎡の広大な面積がある緑豊かな森で、ここでの犬の散歩はノーリードが公認されている森である。
全てノーリードである。
京都市議団のレポートでは、「グリューネヴァルトの自然公園では、広大なエリアのすべてが犬のノーリードが許可されているエリアである」と解釈できる記述をしています。しかしそれは「誤り・嘘」で、犬のノーリードが許可されるエリアは、ごくごく一部の遊歩道沿いのみです(40k㎡のうち、1,000m平方に過ぎません。つまり面積にして40分の1です)。
根拠はこちら。Forstamtsleiter will Hundeauslaufgebiet im Grunewald begrenzenLeinenpflicht am Seeufer。古い記事ですので、現在は「犬のフリーエリア」はこれより削減されているかもしれません。
自称、ドイツ連邦獣医学博士の京子アルシャー氏は、他でもしばしばグリューネヴァルトの自然公園を取り上げています。その上で、「公園内では、すべてで犬のノーリードが許可されている」と著しく誤認させる記述や発言を行っています。
さらには、日本の旅行社の「ドイツ動物愛護視察ツアー」のガイドまで勤めています。日本人客は、マイクロバスでグリューネヴァルトの犬のフリーエリア(ノーリードが許可されている限られた場所)に直行し、その様子を見れば、グリューネヴァルト公園全体、さらにはベルリン州全体、さらにさらにドイツ連邦共和国全体で「犬はノーリードが許可されている」と誤認します。
以上より、ロイターのビデオニュースと、それを日本語訳したヤフー!ニュースは、真実とかけ離れた「誤り・嘘」です。諸般の事柄を鑑みれば、ドイツ在住の日系の愛誤がある意図を持って、ロイターに嘘内容の情報を持ち込んだ可能性があります。
かつて代表者の野上ふさ子氏が健在であった頃の動物愛護団体のALIVEは、自ら著しく偏った、愛誤情報をイギリスのマスメディアに持ち込み、記事にさせるということをしばしば行っています。現在でも、その一部は愛誤団体に好んで引用されています。サンデー・ミラー社の、「日本は動物虐待国家である」という内容の記事は、英文の元記事は、文責がFusako Nogamiです。まあ、私の感覚からすれば、ヨーロッパ人は、日本の動物愛護事情にはさほど興味はないようです。多くのヨーロッパのメディアの記事を私は見ていますが、日本に関するものはほぼ皆無です。
海外のマスメディアの報道であれば、「日本は海外でこのように思われている」という強いアピールになります。また、日本のメディアが「ベルリン州では現在犬のノーリードが許可されている」と報じるより、ヨーロッパのマスメディアの記事を日本語に訳して報道する方がより騙される人が多くなるでしょう。「日本のメディアが直接報じるのではなく、日本人が海外のメディアに嘘情報を持ち込んで、先に海外のメディアに報道させ、それを逆輸入する」。これを私のブロとも様は、「ソースロンダリング」と称しています。素晴らしい造語だと思います。
その国の犬に対する規制は、その国の法律が最も正しいと言えます。ベルリン州では、2016年に現行の「犬法 州法」Berliner Hundegesetzの改正施行を予定しています。主な改正点は、①ごく一部の許可されたエリア以外では、犬は例外なくリードを義務付ける(現在でも例外なく義務と理解できますが)、②犬の散歩時には、犬糞回収バッグの携行を義務付ける、です。次回は、改正ベルリン犬法について紹介します。
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