TBSの番組、「いっぷく」での狂気の嘘発言~「欧米ではショーケースでペットは売られていない」(ベルギー編)






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(Zusammenfassung)
Das stumme Leid: Süße Welpen zu verkaufen…
Ware Hund – Komm, wir fahr`n nach Lüttich (Belgien)! von Tierheim-Kronach.


 「いっぷく」という、TBS系の情報番組があります。11月26日に放送された「相次ぐ犬の遺棄事件・悪徳ブリーダーの実態」では、TBS解説室長・杉尾秀哉氏が「欧米ではショーケースでペットは売られてない」という、驚愕発言をしています。欧米では、ペット全般が普通にショーケースで売られています。犬はペットの中でも特別な存在とも言えますが、犬でも欧米ではショーケースで普通に展示販売されています。犬の展示販売を禁じているのは私が知る限り欧米では、アメリカの一部の自治体(条例)と、既に2008年に撤廃された、犬に限り禁じる連邦法があるオーストリアだけです。


 日本で喧伝されている誤った情報、「欧米ではペット(この場合は犬もしくは犬猫を指すのでしょうね)をショーケースに入れて展示販売するのは極めてまれ、もしくはない」があります。
 インターネットで情報検索すれば、「ドイツでは、ペットの展示生体販売は法律で禁じられているので(書き手が勝手に、ペット=犬もしくは犬猫のみ、と脳内変換しているのでしょうが)、そのようなペットショップは皆無である」、「イギリスではペット(この場合も犬猫に限ってのことなのでしょう)の、展示生体販売は法律で禁じられているので皆無である」という情報が多数ヒットします。最近も、NHKが、「スイスでは憲法80条で犬の展示生体販売を禁じているので、そのようなペットショップは無い」と報じましたが、大嘘です。

 TBSの番組、「いっぷく」の解説室長、・杉尾秀哉氏の「欧米ではショーケースでペットは売られてない」という発言は大嘘です。その根拠を、順を追って、欧米のペットショップ事情を紹介します。
 今回はベルギーのペットショップが、極めて狭い、劣悪なショーケースで犬の展示販売を行っていることを紹介します。リンクの記事は、ドイツの愛護団体(ティアハイム クローナッハを運営)によるものです。Ware Hund – Komm, wir fahr`n nach Lüttich (Belgien)! 「犬を商品として売っているーさあ、今こそ私たちはルーティヒ(ベルギーの地名。リエージュのドイツ名称)の現状を見に行く」。2007年7月。
 なおこの記事は、2007年のものでやや古いですが、その後もベルギーの、ペットショップに対する法規制は変わりありません。現在も同様に、犬や猫などが、ベルギーではショーケースでの展示販売がされています。


(画像) Ware Hund im Schaukasten 「ショーケースでの犬の販売」。

ショーケース 犬 販売 ベルギー

Heute machen wir uns auf und wollen in Lüttich den bekannten Markt „La Batte“ besuchen.
Plötzlich bleibt unser Blick an einem roten Ladenschild hängen „Chiens“ – Hunde!
Neugierig betreten wir einen kleinen, engen und viel zu dunklen Laden.
Menschenschlangen drängen sich hinein und wieder hinaus – manche mit kleinen Hunden und einen sonderbar verzückten Blick… uns schlägt an der Tür ein penetranter Geruch von Hund und Mensch entgegen, die Luft ist stickig.
Der kleine Laden ist voll mit kleinen Gitterboxen, in welchem Welpen aller Rassen auf Fliesen liegen.

今日は私たちは、ルーティヒ(ベルギーの都市、リエージュのドイツ語名)でよく知られた市場、「ラ・バッテ」を訪れました。
突然、私たちの視線は、シエンスという店の赤い看板のー犬!という文字に釘付けになりました。
好奇心の強い私たちは、小さくて狭い、そして暗すぎる店を覗き込みました。
ひしめく人の行列とー小型犬と奇妙で熱狂した何人かの表情・・・ムッとした空気と犬と人間の刺激臭で、私たちはドキドキしました。
狭い店舗には、小さなメッシュのケージがたくさんあり、すべての品種の仔犬の、ケージの中の床はタイルでした。


(画像 2) verhaltensgestörte Welpen 「子犬に対する問題行動」。

Gerade wird ein Käfig mit einem Golden Retriever Welpen geöffnet.
Eine deutsche Familie steht davor und diskutiert.
der Welpe ist noch viel zu jung, um von der Mutter weggenommen zu werden.

ちょうど、ゴールデンレトリバーの子犬のケージが開かれました。
(購入予定者の)ドイツ人の家族が、話し合っていました。
この仔犬、は母親から引き離されるにはあまりにも幼齢です。


ベルギー ペットショップ2


(画像 3) krank, einsam, nicht sozialisiert 「病気、孤立、社会化しない仔犬」。

ベルギー ペットショップ3


(画像 4) Am Wühltisch – Welpen zum Aussuchen! 「お客さんに選ばせるために取り出される仔犬」。

ベルギー ペットショップ4


(画像 5) Tagein – Tagaus in diesen Kisten bis zum Verkauf 「売れるまで、仔犬はこのような箱で、日々保管されます」。

ベルギー ペットショップ5


(画像 6) Teils leblose Welpen im Hundeshop 「犬の生体販売ショップで、一部の仔犬は死にます」。


ベルギー ペットショップ6


 次回以降の記事では、ドイツにおけるペットショップでの犬猫の生体販売を取り上げます。私はこのブログで、何度か世界最大の展示生体販売ペットショップ、Zoo Zajacを取り上げました。
 この私の記事などを受けて、「ドイツでは、犬なども展示生体販売を行うペットショップは、Zoo Zajac一軒だけだ。だから例外で、ドイツでは犬などの展示生体販売を行うペットショップはないというのは正しい」と、驚くような詭弁をされる方が、プロのジャーナリストでさえいます。私がNHKの番組、「地球イチバン」で、「ドイツではペットショップにはペットは売っていない」との誤りを指摘した時に、NHKからいただいた回答でも同じでした。嘘を嘘で糊塗するのは、いい加減お止めになったほうが良いと思います。恥をかくのはご本人ですから。

 次回以降では、Zoo Zajac以外の、ドイツの小規模ペットショップを取り上げます。ドイツでは、犬または猫の展示生体販売を行うペットショップは、以前からいくつもあります。ドイツでは、法律でペットショップで犬猫などの生体を展示販売することを禁じていません。
 私が今まで取り上げてきた、世界最大の犬猫も含めて展示生体販売を行うZoo Zajac は、販売環境は良いのです。今回取り上げた、ベルギーの犬の展示生体販売を行っているペットショップのような、かなり劣悪な環境での犬猫などの販売も、ドイツでは行われています。
(追記)


早速、BPOに、TBSの番組に対して改善を申し入れました。

BPO

こちらの番組で、犬の遺棄事件が連続したことを取り上げていました。
その中では、解説室長の杉尾という方が「欧米ではショーケースでペットは売られてない」と述べられています。
しかしそれば事実に反します。
ドイツには、世界最大の犬をショーケースに入れて販売するペットショップがあります。
http://eggmeg.blog.fc2.com/blog-entry-360.html
その他にも、多数あります。
http://www.dogforum.de/hundeverkauf-im-zoogeschaft-t127138-90.html(ドイツ、カールシュタットのペットショップ)。

イギリスにも多数あります。
http://eggmeg.blog.fc2.com/blog-entry-389.html
http://eggmeg.blog.fc2.com/blog-entry-390.html

スイス、スペイン、イタリア、ベルギー、ロシア、東欧諸国の多く、アメリカにも多数あります。
したがって、「欧米ではショーケースでペットは売られてない」は明らかに誤りです。


・TBSへの苦情はこちら

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非公開コメント

テレビよりネットの方が集中できるなんて変な世の中になりましたね
飼主の適正飼育もとても大切ですが一部の適当な営業をするブリーダーやショップに関してはどうにかしないといけないですね‥

No title

(メモ)

ドイツ、ヘッセン州での、危険な犬の安楽死統計。
http://www.fr-online.de/rhein-main/hessische-hunde-statistik-die-schlimmsten-beisser,1472796,3344840.html#disqus_jump_target

Re: タイトルなし

名無し様、コメントありがとうございます。

> テレビよりネットの方が集中できるなんて変な世の中になりましたね

私はそうは思いません。
テレビは広く浅く、ネットは狭く深く伝える媒体だと思います。


> 飼主の適正飼育もとても大切ですが一部の適当な営業をするブリーダーやショップに関してはどうにかしないといけないですね‥

需要側(飼い主)の適正飼育化と供給側(売る側)両方が適正であることが、動物愛護につながり、ひいては殺処分減少になります。
供給側は、ペットショップのみならず、保護団体も含みます。

横でございます。

さんかく様
横でございます。

>テレビは広く浅く、ネットは狭く深く伝える媒体だと思います。

そうですね。
それにネットは「自分の見たい情報だけを見てハマってしまう」危険もあると思います。
だからこそ賛否両論の多面的な情報に触れ何が正しいのか判断するリテラシーを求められると私は思います。

テレビなどのマスコミは「本当はどうなのか?」と調べるリテラシーを持った視聴者に対して嘘を突き通せる時代ではなくなっていることを知るべきだと思います。

杉尾秀哉氏は、自分が取材したわけでもなく、事実を調べたわけでもなく「知ったかぶり」で語ったのかもしれませんが、所詮日本のジャーナリストと言うのはその程度の連中だと言う事がまた発覚したに過ぎません。

テレビの中では嘘や捏造が結構日常茶飯事だと私は思います。


>需要側(飼い主)の適正飼育化と供給側(売る側)両方が適正であることが、動物愛護につながり、ひいては殺処分減少になります。

同感です。
ペットショップという一部のみを攻撃して悦に入っている動物愛護家の姿はブラックユーモアそのものだと思います。

一番動物愛護に叶う方法は愛玩目的の飼育をなくし、一部の高度な資格保持者のみが扱えるようにすることだと思います。

ペットショップだけでなく、不適切な動物愛護団体を強く規制する事も殺処分の減少につながると私は思います。

Re: 横でございます。

猫糞被害者@名古屋様、コメントありがとうございます。

> ネットは「自分の見たい情報だけを見てハマってしまう」危険もあると思います。

対してTVは、一方的に自分の意思で取捨選択することなく情報を与えられ、無定見にその情報が正しいと思う危険性があります。


> だからこそ賛否両論の多面的な情報に触れ何が正しいのか判断するリテラシーを求められると私は思います。

仰るとおりです。
アメリカでは、ネットの情報の正しい情報を取捨選択するスキルを身につける、正式な教育カリキュラムがあるようです。
それは日本も見習ったほうが良いでしょう。
それとディベートです。
こちらにコメントされる、愛誤さんからそう思いました。


> テレビなどのマスコミは「本当はどうなのか?」と調べるリテラシーを持った視聴者に対して嘘を突き通せる時代ではなくなっていることを知るべきだと思います。

ネットと言う、個人がマスに対して、情報発信できる時代です。
旧来のマスメディアは、大衆を騙し通せることが難しくなったことを自覚したほうが良いでしょう。
しかし、個人がマスに対して嘘情報を流布することもできるのです。
まさにネットは諸刃の剣です。
我々は、さらに情報を利用する技術の向上が必要ですね。


> 杉尾秀哉氏は、自分が取材したわけでもなく、事実を調べたわけでもなく「知ったかぶり」で語ったのかもしれませんが、

この番組には、太田匡彦氏がゲスト出演しています。
彼から吹き込まれた情報ではないですか。


> テレビの中では嘘や捏造が結構日常茶飯事だと私は思います。

テレビに限らず、新聞などマスメディア全般においてそうです。
私は個人的に、多少事情を知っていますので。


> ペットショップという一部のみを攻撃して悦に入っている動物愛護家の姿はブラックユーモアそのものだと思います。

需要(飼い主)と供給(売る側)の両方が適正化することが必要です。
供給側には、いわゆる動物愛護団体の譲渡も含まれます。


> 一部の高度な資格保持者のみが扱えるようにすることだと思います。

愛玩目的であっても、世界的な潮流は、飼い主の資格を求めることです。
遅れていた猫の飼育でも、欧米ではそうなりつつあります。


> ペットショップだけでなく、不適切な動物愛護団体を強く規制する事も殺処分の減少につながると私は思います。

ペットショップも、譲渡を行っている動物愛護団体も、おなじ土俵での規制が必要と思います。
ペットショップ性悪論、動物愛護(誤?)団体性善論では、全く事態は改善しません。

No title

(メモ)

スイスの犬生体販売の実情
http://www.susyutzinger.ch/webautor-data/319/20130601_Hundemagazin.pdf

またまたず〜っと考えている、出生日の正確性ですが…

犬猫ともに8週齢規制が法で決められているフランスは、出生日の正確性はどのように担保しているのでしょうね。

確たる手法があるのか?

性善説なのか?

ペットショップのが猫ボラよりマシです。

猫ボラは餌撒いて野良を増やすだけで申し訳程度に金をとってアレコレ理由をつけて雑種をドヤ顔で売りつけます。
近親交配もあたりまえの野良ですし、寄生虫や猫特有の伝染病や内臓に奇形があってとんでもない維持費がかかっても猫ボラは知ったこっちゃないので返却しても金は返ってきませんし返却すら受け付けない場合も多いかと。

ペットショップは血統種という犬猫マニアが付加価値をつけた犬猫を金銭を介して売却します、その際に無闇に繁殖させたりしませんが規格から外れたものは処分され野に放たれて糞尿被害を出したりしません。
無論ですが猫ボラと違って即死ぬようなものは保証されますね。

犬猫にとってはどっちもロクな目にあう訳ではないので大差ないでしょうが、どちらが近隣住民にとって良いかは一目瞭然ですね。

Re: タイトルなし

もるせが様、コメントありがとうございます。

> 犬猫ともに8週齢規制が法で決められているフランスは、出生日の正確性はどのように担保しているのでしょうね。

私はフランス語が全くわかりませんので、推測です。
多分、ブリーダーの生産台帳の備え付けが義務付けられており、不備や虚偽記載に対しては厳しい処罰があるのではないでしょうか。
イギリスでは、犬は8週齡販売規制がありますので、折々調べてみます。


> 性善説なのか?

法律で謳っていても、実際は摘発はほとんどされない形骸化しているとも考えられます。
ドイツの、「母犬と8週齡未満で離してはならない」も、形骸化した法律でしょう。
摘発例は、母犬以外の犬と共に、仔犬を輸入しようとした例があるぐらいです。
これは、8週齡未満規制の摘発というより、狂犬病多発国(ウクライナなど)からの、犬の輸入を阻止したい当局の目的だと思います。

Re: ペットショップのが猫ボラよりマシです。

猫ボラ滅びろ!様

> 猫ボラは餌撒いて野良を増やすだけで申し訳程度に金をとってアレコレ理由をつけて雑種をドヤ顔で売りつけます。
> 近親交配もあたりまえの野良ですし、寄生虫や猫特有の伝染病や内臓に奇形があってとんでもない維持費がかかっても猫ボラは知ったこっちゃないので返却しても金は返ってきませんし返却すら受け付けない場合も多いかと。

ちなみに、このベルギーのペットショップは返品を受け付けます。
ドイツの巨大ペットショップ、Zoo ZAjacも、2週間の健康保証付きで、もし病気があれば返金保証付きだったと思います。
猫ボラは、返品、健康保証付きどころか、悪性の疾患もちでも、譲渡先に限なくお金を使って治療することを強要します。
犯罪ですよ。


> ペットショップは血統種という犬猫マニアが付加価値をつけた犬猫を金銭を介して売却します、その際に無闇に繁殖させたりしませんが規格から外れたものは処分され野に放たれて糞尿被害を出したりしません。

野に放つぐらいならば、自家殺処分する方がマシです。
イギリスのブリーダーは、拳銃で殺処分します。
それが合法なイギリスですから。


> 犬猫にとってはどっちもロクな目にあう訳ではないので大差ないでしょうが、どちらが近隣住民にとって良いかは一目瞭然ですね。

無関係な人に迷惑をかけないという点では、ペットショップの方が、自称猫ボラよりはるかにマシです。
それとちゃんと開業届けをして税金を払っているところもね。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数4332
・1日の最高純アクセス数1324
・カテゴリー(猫)別最高順位7724ブログ中17位
・カテゴリー(ペット)別最高順位41358ブログ中37位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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