フロリダ州の権威ある動物愛護団体は、フロリダ州の「TNRを否定し有害とする」指針を支持しましたーそれに対する全米最大のTNR団体の反論


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(Summary)
HAHF (Hillsborough Animal Health Foundation), they have supported the Florida government policy.
The Trouble With Trap-Neuter-Re (Abandon!)
Florida department of health has issued such guidelines.
Rabies Prevention and Control in Florida, 2012
The Florida department of health in it denied the TNR, and has concluded that harmful.
フロリダ州政府は、2012年に完全かつ明確にTNRを否定し、有害としました。またフロリダ州議会は2013年に事実上、フロリダ州全域でTNRが違法であるとの見解を示しました(猫のリリース=遺棄は、フロリダ州法で違法とされています。TNRに限り、猫のリリースを例外として合法とする法案提出が見送られたからです)。フロリダ州の、獣医師を中心とする権威ある動物愛護団体、HAHF(Hillsborough Animal Health Foundation=ヒルズバラ動物健康財団)は、フロリダ州政府の「TNRを否定し有害とする」指針を支持しました。それに対して全米最大のTNR推進団体である、Alley Cat Allies「野良猫連合」は反論しています。
(関連記事)
・全米最大のTNR推進団体のフロリダ州へのTNR合法化運動は、傘下の自治体のTNR新規認可停止をもたらした~痛いヤブヘビ
・フロリダ州議会は、事実上TNRをフロリダ州法に反する違法行為としました
・フロリダ州政府は、完全かつ明確に猫TNRを否定し、さらに「TNRは有害でしかない」と断言しました
・フロリダ州の権威ある動物愛護団体は、フロリダ州の「TNRを否定し有害とする」指針を支持しましたー1
・フロリダ州の権威ある動物愛護団体は、フロリダ州の「TNRを否定し有害とする」指針を支持しましたー2
・フロリダ州の権威ある動物愛護団体は、フロリダ州の「TNRを否定し有害とする」指針を支持しましたー3
・フロリダ州の権威ある動物愛護団体は、フロリダ州の「TNRを否定し有害とする」指針を支持しましたー4
・フロリダ州の権威ある動物愛護団体は、フロリダ州の「TNRを否定し有害とする」指針を支持しましたー5
・フロリダ州の権威ある動物愛護団体は、フロリダ州の「TNRを否定し有害とする」指針を支持しましたー6
私は上記の一連の記事で、アメリカ、フロリダ州では、・州議会がTNRを事実上違法行為と判断したこと(フロリダ州は、猫の遺棄を州法で禁じています。TNRに限り、当該州法に違反しないとの例外規定を定めた法案提出が破棄されたからです)、・州政府がTNRを公衆衛生上の理由から否定したこと、・獣医師を中心とする、フロリダ州の権威ある動物愛護団体がフロリダ州政府の方針を支持したこと、を述べました。
フロリダ州政府の、TNR否定を支持した動物愛護団体、HAHF(Hillsborough Animal Health Foundation=ヒルズバラ動物健康財団)の当主張に対して、全米最大のTNR擁護団体、Alley Cat Allies「野良猫連合」は反論しています。なおこの団体は、無許可でTNRや野良猫の給餌を行い、何員も逮捕者~有罪判決を出しています。 以下にAlley Cat Allies「野良猫連合」のHPから、Key Scientific Studies on Trap-Neuter-Return「(T)rap-(N)euter-(R)eturnにおけるキーサイエンス研究」を引用します。日本語訳に付けた、( )内の赤字は、私の見解です。
Key Scientific Studies on Trap-Neuter-Return
Outdoor cats in managed colonies even live longer thanks to TNR.
Neutered cats also roam less and do not fight over mates.
One study found that calls to animal control about cats decreased after a TNR program was implemented—even though the human population increased.
One study found a 66% decrease in the populations of managed colonies over 11 years, while another study of a TNR program over a 10-year period documented colony size decreases of 16 to 32%.
Kittens and tame cats were adopted out, and new cats were trapped and neutered.
(T)rap-(N)euter-(R)eturnにおけるキーサイエンス研究
管理された屋外の猫の群れにおいては、TNRの効果で猫はより長寿になります。
(それが猫害の軽減になるのでしょうか。猫が長寿になれば、より長く猫による被害が続くのではないですか。それと猫の長寿化は、猫の個体数増大につながります。一般人がTNRに求めることは、猫の個体数の減少~ゼロ化により、猫による被害をなくすことです。猫の長寿化は、全くTNRの逆効果です。TNRの導入の理由は「(アメリカにおいても)殺処分せずに人道的に猫を減らす」ことではなかったのではないですか)。
去勢した猫は、行動範囲が少なくなり、猫同士の喧嘩が少なくなります。
(一般人は、猫の長寿や怪我の防止を望んでいるのではないのです。あくまでも猫を減少させることにより、猫の被害を軽減させることです。行動範囲が狭くなれば、より猫の高密度化が進み、被害もより顕在化するのではないですか。それはまさに、TNRの逆効果です)。
ある研究によれば、猫の数が増えても、TNRプログラムが実施された後の猫については、アニマルコントロール(動物に関する行政組織)への苦情の電話が減少したことが判明しました。
(One study=ある研究。具体的なソースが挙げられていません。それでは信頼に値しません。「アニマルコントロール(動物に関する行政組織)への苦情の電話が減少した」は、猫が増えて失敗した時の言い訳でしょう。またむしろ猫がTNRにより増えるケースがあることを白状しているではないですか)。
ある研究では、11年以上の期間、管理されたTNR管理された一群の野良猫数は、66%の減少が明らかになりました。
(また、One study=ある研究で、具体的なソースが挙げられていません。さらにTNRでは、効果が現れるまでに11年以上も猫害に苦しめられるのですか。「ある」研究とは何ですか。学術的に耐えられる研究なのですか。その論文を具体的に示していただきたいものです)。
10年の期間にわたるTNRプログラムの研究では、野良猫の一群の、野良猫数が16~32%減少すると実証されました。
(ここでも具体的なソースが挙げられていません。その研究の論文など、なぜ提示しないのでしょうか。仮にその研究が真実であったとしても、10年かけても、平均2割前後しか野良猫が減らないのでは意味がないでしょう。また16%の減少では、明らかに目に見えた猫被害減少効果はないと思います)。
(TNRの研究開始時に)子猫とよくなれた猫は、飼い猫として譲渡されました。
(その研究で猫が減った原因は、飼い猫化したことじゃないですか。TNRの効果ではないでしょう。それでも減った猫の数はたったの2割前後です。まさに「TNRは野良猫を減少させる効果はない」と自ら自白しているようなものです。その他、全てにおいても、「キーサイエンス」とは到底言えない内容です)。
短い文章ですが、以上の、TNR推進団体、Alley Cat Allies「野良猫連合」の主張の問題点を挙げます。まず、TNRで最も問題視されている・野良猫による公衆衛生上のリスク、・野良猫による野生動物の捕食被害、については何一つ述べられていません。これらに対する解決策を示さず、TNR合法化すべきという主張は、根拠が薄弱であると思います。そして根拠となる、Key Scientific Studies「キー・サイエンス研究」ですが、具体的な研究、論文名が何一つ書かれていないのです。それらの研究は、One Study「ある研究」としか記述していません。研究者が誰で、いつどのように行われたのか、何に発表された研究論文なのか、出典は何一つ示されていません。
この、主張の根拠となる具体的なソースを上げないのは、日本の地域猫至上主義者と驚く程共通しています。「ある研究ではこうでした」では、説得力があるでしょうか。
それと、TNRがアメリカで導入された当初は、あくまでも「人道的に野良猫を減らす(~そして猫による環境被害を軽減させ、公衆衛生や野生動物保護に資する」ことが目的でした。しかし最近では、Alley Cat Allies「野良猫連合」は、「TNRはノーキルの実現」「野良猫の数を安定させること」、そして「TNR管理を通じて地域社会に野良猫を受け入れさせること」と、いつの間にか目的をすり替えています。その上で「我々が行っているTNRは素晴らしい成果をあげている。猫の数を安定させ、地域社会に野良猫を受け入れさせることに成功している」とHPで自画自賛しています。つまり「猫の数が安定し、地域社会が受け入れる」とは、そこでTNR活動が行われれば、永遠に猫被害地獄が続くということですよね(大笑い)。TNR推進団体の厚顔無恥ぶりには、あきれ果てます。
ですから上記の、Alley Cat Allies「野良猫連合」のTNR擁護論でも、明確に野良猫がTNRで減ったとは強調していません。また具体的なソースも上げていません。当然です。「TNRにより野良猫が減った~ゼロ化」という意味では、成功例はゼロであると、アメリカ連邦政府が断言しているわけですから。
Alley Cat Allies「野良猫連合」がTNRの成功を、「野良猫の減少~ゼロ化」から、「野良猫の数を安定させ地域社会に野良猫の存在を認めさせる」とすり替えたことは、別の機会に詳細を記事にします。つまりアメリカでは、TNRを推進している団体自らも、「TNRは野良猫の数を減らす~ゼロ化~猫被害をなくす」という意味では成功は自ら否定しています。
日本では、地域猫(TNR)を進めるべきであると主張している野良猫愛誤がいます。念仏のように「地域猫(TNR)は殺処分なしに野良猫の数を減らす方法です」と唱えています。しかし地域猫(TNR)により野良猫が減るという効果は、TNRの発祥の地のアメリでは既に、TNR推進団体さえ否定しつつあるのです。「地域猫で野良猫の数が減る、野良猫の被害が減る」という地域猫至上主義者の戯言にはだまされないでください。
(参考文献)
・publichealth issues
・The Trouble With Trap-Neuter-Re (Abandon!)
・Rabies Prevention and Control in Florida, 2012
・Professional, ethical, and legal dilemmas of trap-neuter-release Paul L. Barrows, DVM, PhD, DACVPM 「トラップ、中性化(不妊去勢)、リリースの倫理的、および法的なジレンマの専門的見解」。全米獣医学会に発表された学術論文。その中には、cats and TNR. about the negative impact of free-roaming cats .... number of human deaths reported by the CDC during.「猫とTNR。フリーローミング猫の負の影響について....CDC(アメリカ連邦疾病予防センター)によって報告された(TNRに関連する)人間の死亡者数」。この論文は2004年のもので古いですが、CDCが既にTNRと人への感染症の関連を指摘しています。
・The Burden of Rabies「猫の室内飼いの推奨と、外猫野良猫へ給餌すべきではないとする事実上のCDCのTNR否定」。2012年。
(動画)
2013年の、Alley Cat Allies「野良猫連合」代表者、Becky Robinson「ベッキー・ロビンソン」氏の年頭挨拶。madなアメリカ版猫おばさん。一言も「TNRにより野良猫は減ります」とは言っていません。 help save cats' lives.「猫の命を救います」とは繰り返していますが。未だに「地域猫(TNR)により野良猫は減り、野良猫の被害も減ります」と言う、見え透いた嘘に騙される地域住民がいる日本は、能天気な国家なんでしょうね(笑い。
Florida Laws: FL Statutes - Title XLVI Chapter 828 Animals: Cruelty; Sales; Animal Enterprise Protection(フロリダ州法:FL法規-タイトルXLVI第828章 動物:虐待、販売、動物取扱業者に係る保護)では、以下の規定があります。
828.13 Confinement of animals without sufficient food, water, or exercise; abandonment of animals.
(a)"Abandon" means to forsake an animal entirely or to neglect or refuse to provide or perform the legal obligations for care and support of an animal by its owner.
(b)"Owner" includes any owner, custodian, or other person in charge of an animal.
(c)Abandons to die any animal that is maimed, sick, infirm, or diseased,
is guilty of a misdemeanor of the first degree, punishable as provided in s. 775.082 or by a fine of not more than $5,000, or by both imprisonment and a fine.
828.13 十分な食物、水または運動を行わず動物を監禁すること、及び動物の遺棄。
(a)「動物の遺棄」とは、完全に動物を捨てたり、ネグレクトしたりして、医療行為や治療のサポートを怠るなど、飼い主が法的義務を遂行することを拒否することと定義します。
(b)「飼い主」とは、あらゆる所有者、管理している人、または動物に関わるすべての人が含まれています。
(c)怪我、病気、衰弱、または病気にかかっているあらゆる動物を死ぬために遺棄すること。
それらの行為においては、最初は軽犯罪とし軽微な処罰を受けます。
さらには775.082の規定を超えない範囲の処罰、または5,000ドルまでの罰金、もしくは懲役と罰金の両方の刑罰が科されます。
2012年~2013年にかけて、法曹家らの、「TNRは上記のフロリダ州法に違反する」との意見がありました。それを受けてフロリダ州議員らは、「TNRに限り、動物の遺棄罪には該当しない」との特例法の立法を検討しました。しかし本件立法を審議する委員会は、「TNRに限り、動物の遺棄罪には該当しない」との立法案は議会提出さえされませんでした。よってフロリダ州は、フロリダ州議員ら立法府では、「TNRはフロリダ州法に違反する」との結論に至りました。
この件については、私は過去に記事にしています。アメリカフロリダ州では猫TNR合法化法案が破棄されたことにより、TNRは例外なく違法と認識されました。フロリダ州議会下院の広報HP、the Florida House of Representativesで、この決定を述べています(現在は記述は削除されています)。以下に、引用します。
Community Cats:
Provides that release of community cat by community cat program is not abandonment or unlawful release of cat under specified provisions; provides that counties & municipalities may enact ordinances relating to community cat programs to curtail community cat population growth;
provides immunity for such ordinances; provides exception.
Last Event: Died in Local & Federal Affairs Committee on Friday, May 03, 2013 7:16 PM
地域猫(=コミュニティ猫。まさに直訳すれば「地域猫」です)法案。
地域猫の猫管理プログラムによる、地域猫のリリースが動物の遺棄、または(フロリダ州法の)規定に指定された猫の違法リリースではないことを定め、郡·市町村は、地域猫の個体数減らすために、地域猫に関するプログラムについて定める条例を制定することができると規定します。
本法案は、このような条例のための正当性を追認し、例外を認めます。
最終決定。
2013年5月3日に、地元(フロリダ州)とアメリカ連邦対策委員会で、本法案は破棄されました。
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