続々・朝日新聞は狂気の動物愛誤メディア~太田匡彦氏の「日本の殺処分施設を、ドイツの『ティアハイム』のような施設に生まれ変わらせるべきである」と言う白痴な主張
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前回記事、続・朝日新聞は狂気の動物愛誤メディア~太田匡彦氏の「日本の殺処分施設を、ドイツの『ティアハイム』のような施設に生まれ変わらせるべきである」と言う白痴な主張、の続きです。朝日新聞デジタルの論説Opinion 太田匡彦の暮らしの中の動愛法2 首都東京は動物愛護先進都市になれるか、での記述「ドイツのティアハイムは殺処分ゼロ」が嘘であることを述べました。前回病気の収容動物は原則安楽死しなければならないとのティアハイムの指針を紹介しました。今回記事では、法律で飼育が禁止されている「闘犬」を行政が押収し、ティアハイムに預託した上で安楽死を行っていることについて述べます。
ドイツ、ハンブルク州のハンブルガーティアハイムとハンブルク獣医局に対して、押収~収容した「闘犬」の安楽死を行っていることに対して、刑事告発をした動物愛護団体があります。犯罪事実は、ドイツ動物保護法(Tierschutzgesetze
)17条の、「合理的な理由のない動物の殺害を禁じる」規定を根拠としています。
以下に、その動物愛護団体のHPを引用します。Tierschutz geht uns Allean「アレインたちの動物愛護」。Weltweit millionenfaches Tierleid - das Resultat menschlicher Arroganz und Profitgier.「世界中で百万の動物たちの苦痛 - 人間の傲慢さと貪欲の結果」。2011年2月11日。
Eine Stimme für die, die keine Stimme haben!
Strafanzeige gegen Hamburger Tierheim und Amtstierärztin wegen eines euthanisierten "Kampfhundes"von Wolodja.
Wenn ein Hund tatsächlich zu einem "Kampfhund" geworden ist, dann doch nur deshalb, weil er von skrupellosen Züchtern und Haltern dazu gemacht wurde.
Über einen erst kürzlich getöteten Kampfhund.
Wurde Mischa am 25.01.2011 vom zuständigen Veterinäramt euthanasiert.
Derartige Morde an unschuldigen Hunden nur wegen ihrer Rasse dürfen nicht länger hingenommen werden und müssen aufhören!
Auch leben in diesem Hamburger Tierheim zur Zeit noch drei weitere sogenannte "Kampfhunde", denen es offenbar auch beschieden ist, demnächst euthanisiert zu werden.
Tierschützer eine Strafanzeige gegen dieses Tierheim in Hamburg und eine Dienstaufsichtsbeschwerde gegen die Amtstierärztin des Veterinäramtes.
全く言葉を持たない者たちのために声を上げる!
そのための、ボロディヤ(動物愛護団体のメンバー)が行った、「闘犬」の安楽死を行ったハンブルガーティアハイムと獣医事務所に対する刑事告発です。
犬は実際に「闘犬」であり安楽死の唯一の理由だったのですが(*ハンブルク州法では「闘犬」カテゴリーの犬は押収して行政が強制的に安楽死して良いとされています)、それは無節操なブリーダーやオーナーによって繁殖させられたからです。
最近殺処分された闘犬について。
ミーシャ(*犬の名前。アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの雑種)は、2011年1月25日に、獣医局によって安楽死させられました。
その犬が闘犬という種という理由だけで無実の犬を殺害することは、もはや許容すべきではないですし、停止する必要があります!
また今すぐにでも、このハンブルガーティアハイムに収容されているほかの3頭のいわゆる「闘犬」は、すぐにでも安楽死させなければならい運命であることが明らかです。
動物愛護活動家は、ハンブルクのこのティアハイムに対して告訴を行い、 そして安楽死を行った獣医官に対して懲戒請求を行いました。
さてハンブルク州ですが、飼育を禁止する「闘犬」カテゴリーの犬に対しては、ハンブルク州犬法、hamburger-hundegesetに定めがあります。
本法では、行政がそれらの犬の押収し、殺処分する権限を明文化しています。以下に該当する条文を引用します。
§ 2 Gefährliche Hunde
(1) Bei den folgenden Gruppen und Rassen von Hunden sowie deren Kreuzungen untereinander oder mit anderen Hunden wird die Eigenschaft als gefährliche Hunde stets vermutet.
1.Pitbull Terrier,
2.American Staffordshire Terrier,
3.Staffordshire Bullterrier,
4.Bullterrier.
§ 23 Anordnungsbefugnisse
(10) Die zuständige Behörde kann die Tötung eines Hundes anordnen.
Die Kosten der Tötung fallen bei sichergestellten Hunden .
Mehrere Verantwortliche, insbesondere auch mehrere Halterinnen oder Halter, haften als Gesamtschuldner.
第2条 危険な犬
(1)次のグループの犬の品種やまたは他の犬との雑種交配されたものの性質は、常に危険な犬であると見なされます。
1、ピットブル・テリア
2、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア
3、スタッフォードシャー・ブルテリア
4、ブルテリア
(以下略)
第23条 行政の規制権限
(10)権限のある当局は、(これらの)犬の殺害を命ずることができる。
押収された犬の殺処分の費用は、犬の管理者、所有者、飼育者が連帯して責任を負う。
ハンブルク州法では、闘犬カテゴリーとその雑種(その他咬傷事故を起こした犬や行動が危険と判断された犬も含みます)を行政が強制的に殺処分する権限を認めています。つまり本件の、ハンブルガーティアハイムと行政当局が行った押収犬の殺処分は正当な事由がありますので、ドイツ連邦保護法(Tierschutzgesetze)には抵触しません。
いずれにしても、朝日新聞記者、太田匡彦が述べている「ドイツティアハイムは殺処分ゼロ」は大嘘です。そもそもドイツティアハイムと日本の保健所の動物保護収容施設は、組織形態も資金源も目的も異なります。それを見倣えというのは論理の飛躍も甚だしいです。太田氏の主張は、何重にも誤りがあります。
(追記)
私がしばしば引用するYahoo!知恵袋ですが、こちらのベストアンサーは良心的でしょうね。動物愛護団体が鬱陶しいです。以前トラブルになったことを未だにねちねちと言って...。
ただしアンサーがドイツ在住時より現在の方がドイツはより以上に犬などの殺処分を容認の姿勢です。昨年の動物保護法(Tierschutzgesetze)、狩猟法(Jagdgesetz)の改正を見ても明らかです。
また、犬猫の狩猟駆除数は一貫して増えています(ドイツではノルトライン=ヴェストファーレン州など3州で、犬猫の公的狩猟駆除統計があります)し、行政による犬の強制殺処分数は増加傾向です。この数値については、折々記事にします。
また、犬猫の生体販売ショップは当時よりはるかに増加しているでしょう。世界最大の犬猫等のデュイスブルクのペットショップ、Zoo Zajacの成功に触発されて、ドイツ国内はもとより(ベルリンで大型の○○Zooという生体販売ペットショップが数年前に開業しています。Zoo Zajacとは関係ない模様)、スイスにも○○Zooというペットショップが開業しています。
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