「イギリスは犬猫の店頭生体販売は禁じる法律があるため皆無である」は大嘘ー1
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(Summary)
Animal charities in England, want legislation barring the sale of dogs in retail premises over welfare and 'impulse buying' concerns.
“Dogs Trust is opposed to the sale of puppies through pet shops and other retail outlets, as they can encourage impulse buying,” they said .
The question is: should it be?
The British Parliament lacks the courage to bring in an out right ban on third party businesses selling puppies in England.
No-one believes it will be easy to stamp out the puppy farm trade.
朝日新聞は狂気の動物愛誤メディア~太田匡彦氏、「朝日新聞デジタル」の論説、朝日新聞は狂気の動物愛誤メディア~太田匡彦氏は「犬や猫の生体販売を行うのは欧米先進国では極めてまれ」の根拠を示せ、の関連記事です。それらの記事では、「イギリスでは店頭での犬猫などの店頭生体販売を禁じる法律があるため、そのようなペットショップは皆無である」との情報が日本で流布されていますが、全くの大嘘であることを述べました。老舗百貨店ハロッズの主力フロアは全面が生体販売も行うペットショップでしたし、イギリス国内には普通に生体販売を行うペットショップが存在します。
「イギリスでは店頭での犬猫などの店頭生体販売を禁じる法律があるため、そのようなペットショップは皆無である」と主張している愛護団体などのブログを例示します。よくここまで無責任で、口から出まかせの嘘を平気で公に垂れ流すことができるものだと感心します。
・ヘルプアニマルズ~ヘルプアニマルズ - ペットショップを考える
「イギリスでは 生体を展示販売する事は虐待とされ、生体を扱うペットショップはない」。
・犬が好き~ 2.動物愛護先進国の現状
「(イギリスでは)生体の展示販売は禁止されています」。
・yahoo!知恵袋ペットショップでの生体展示販売の問題点 、でのベストアンサー
「イギリスのように展示販売を全面禁止にする国もあります」(もう、絶句)。
記事、朝日新聞は狂気の動物愛誤メディア~太田匡彦氏、「朝日新聞デジタル」の論説、朝日新聞は狂気の動物愛誤メディア~太田匡彦氏は「犬や猫の生体販売を行うのは欧米先進国では極めてまれ」の根拠を示せ、では、イギリスでは老舗百貨店ハロッズの主力フロアが生体販売も行うペットショップだったことを述べました。今年閉鎖されましたが、あくまでも経営上の理由です。
では、イギリスの犬猫などの生体販売の状況はどうなのでしょうか。ハロッズのペットショップ以外のマスメディアの、イギリスのペットショップ事情に関する報道を引用します。Daily mirror紙のインターネット版記事から。Is it time for the Government to ban the sale of puppies from pet shop cages?「国がペットショップの、ケージでの仔犬の展示生体販売を禁止する時期に来ているのでしょうか?」。2013年10月24日。
Animal charities want legislation barring the sale of dogs in retail premises over welfare and 'impulse buying' concerns
There’s no suggestion that what follows is illegal.
What you are seeing here are pictures of puppies being kept in glass-fronted cages in a pet shop - something I was surprised to find still happening in this country.
The shop is Jumanji Pets in Kilburn, North London.
Jumanji is not the only shop keeping puppies in-store.
動物愛護団体は、動物愛護上から、「衝動買い」の懸念のある店舗での犬販売を禁止する法律を求めています。
以下は、違法であるとは示されていません。
あなたがここで見ているのは、ペットショップのガラス張りのケージで飼育されている仔犬の写真です - 私はまだこの国でこのようなことが行われていることが驚きです。
その店はロンドン北部のキルバーンの、ジュマンジペットです。
店内で仔犬の生体販売をしている店は、ジュマンジだけではありません。
(画像)
ペットショップ、ジュマンジでの子犬の生体販売。ガラス張りのケージの大きさも、日本の生体販売ペットショップと大差が無いように思えます。

このようなサイトもあります。イギリス国内の、ペットショップによる犬猫の生体販売を禁じることを求めている動物愛護団体のHPです。puppylovecampaigns。以下に引用します。
The British Parliament lacks the courage to bring in an outright ban on third party businesses selling puppies in England.
No-one believes it will be easy to stamp out the puppy farm trade.
But new regulations covering all potential retail sales channels
and placing strong conditions would be another large nail in its coffin.
イギリス議会は、イギリスでの仔犬を販売する第三者の事業を全面禁止にする勇気を欠いています。
誰もが、仔犬農場取引が根絶しやすいだろうとは考えていません。
しかし、すべての潜在的な小売販売ルートをカバーする新たな規制と、厳しい条件を課すことは、それ(犬猫の商業的生産と店頭生体販売)の根絶を早める大きなものになります(nail in its coffin~それの根絶、破滅を早めるものという意味の慣用句)。
以上より、イギリスでは店頭での犬猫等の生体販売が法律で禁じられているわけではなく、また店頭での生体販売を行っている店が普通に存在していることがご理解いただけたと思います。しかしなぜ愛誤は、調べればすぐわかる大嘘を平気で付くのでしょうか。
次回は現在のイギリスのペットショップの生体販売に対する規定を定めた法律、The Pet Animals Actについて解説します。本法では、ペットを店頭で展示販売する際の、最低限のケージの広さなどを規定しています。つまりイギリスでは、基準を満たせばペットの生体店頭販売をしても良いということで、犬猫等のペットの店頭での生体販売を禁じる法律はありません(続く)。
(追記)
イギリスの、店頭生体販売ペットショップの事情については、こちらでも詳しいです。こちらの記事は、よく調べられて真実を書かれています。日本の動物愛護に関する評論の中では、珍しく良質の記事です。
動物虐待防止会 ■ 動物ジャーナル79 2012 秋 先進国って何? (四) 英国篇 その四
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