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続・アメリカ最大のTNR推進団体、Alley Cat Allies「野良猫連合」の真実~ワシントンポスト誌は同団体のワシントンDCのTNR活動を完全否定した





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(Summary)
This is the face of free-roaming cat management in Washington DC.
The Washington Humane Society has embarked on an ambitious plan to end cat euthanasia in its two shelters,2004.
But now in 2014, the number of feral cats is not reduced.
In spite of doing TNR budget enormous every year.
First of all, people who have done TNR activity has been negative (decrease of feral cats) effect of TNR.
TNR,it’s like emptying the ocean with a spoon.
It’s not stopping the number of cats outside.


 前回記事、アメリカ最大のTNR推進団体、Alley Cat Allies「野良猫連合」の真実~ワシントンポスト誌は同団体のワシントンDCのTNR活動を完全否定した、の続きです。アメリカの大手メディア、ワシントンポスト誌は、Alley Cat Allies「野良猫連合」が行っているワシントンDCでのTNR活動を本年初に厳しく批判し、かつTNRを完全に否定する記事を掲載しました。その実態は、日本のTNR(地域猫)推進団体が絶賛する内容とは、随分事情が異なるようです。


 違法なTNRで犯罪者を多数だし、アメリカでは狂信的な団体とされているAlley Cat Allies「野良猫連合」ですが、この団体をカルトのように信仰している日本のTNR(地域猫)推進団体は、前回のanimalaの他にも多数あります。それを例示します。『犬猫救済の輪』動物愛護活動ドキュメンタリーより記事、「13日子猫臨時里親会ー大和/海外の動物愛護活動に学ぶ」。2009年9月12日。
 ところでこの団体は、ドイツ動物保護法Tierschutzgesetze、の訳文を以前掲載していましたが、原文のウムラウトä,ö,üとステッツェルß,が欠落、もしくは文字化けしていました。今確認したところ、その記事は削除されていました。そんなレベルの団体です。


TNR 成功例
Alley Cat Allies ワシントン DCの例
2004年春、アリーキャットアライズはワシントンDC公衆衛生省に、TNR設立のための試験プログラムを提案。
TNRがいかに人道的、かつ効果的に猫の数を安定させるか実証し、現在の方針(捕獲し殺処分)が問題解決になっていないことを明らかにすることでした。
このプログラムの大きな成功により、TNRは野良猫の数を安定させるのに効果的な方法である



 本年初に、ワシントンポスト誌は、Alley Cat Allies「野良猫連合」が行っている、ワシントンDCでのTNRを厳しく、かつ完全に否定した記事を書いています。Is it more humane to kill stray cats, or let them fend alone?「それが(TNR)が野良猫を殺すより人道的ならば、それより彼ら(Alley Cat Allies)だけに野良猫を飼育させればいいのでは?」。2014年2月6日。
 前回記事では、ワシントンポスト誌では、このAlley Cat Allies「野良猫連合」が行っているワシントンDCのTNR活動は(TNR活動全般に言えることですが)、次の点で否定されると述べていることを書きました。

1、屋外で猫を飼育するTNRは、猫にとっても反人道的で、安楽死の方が人道的です。
2、TNRは、野生動物に対して被害をもたらします。
3、TNRは、感染症の危険をもたらします。
4、屋外猫の存在は、社会が望んではいません。
5、猫の個体数を減少させ個体数管理を行うことは、野生動物管理の歴史を鑑みれば不可能です。


 今回は、同ワシントンポスト誌の記事で、「5、猫の個体数を減少させ個体数管理を行うことは、野生動物管理の歴史を鑑みれば不可能です」という点。つまりTNRの最も重要な目的、野良猫の個体数を減らす~ゼロ化が不可能であることが学術研究を援用して述べられており、ワシントンDCにおいても失敗に終わっていると結論づけています。
 先に引用した、愛誤団体「犬猫救済の輪」のHPでも紹介しているではないですか。「TNRは野良猫の数を安定させるのに効果的な方法である」と。
 つまり、日本で地域猫(TNR)を行う大義名分=「野良猫とその害を減らし、ゼロ化する(環境省がガイドラインで述べています)」を真っ向から否定しているのです。では、以下にワシントンポスト誌の記事での、TNR活動家自身が「TNRは野良猫の数を減少させる効果はない」との箇所を引用します。


In 2013, WHS performed 1,651 free surgeries, estimated to cost $38,800, or about $24 per cat.
She has been caring for the cats so long, she says, that some of them have reached old age.
Although she hates the idea of euthanasia, she’s not sure that trap, neuter and release is the solution to reducing the population.
But it’s like emptying the ocean with a spoon.
It’s better than nothing, but it’s not stopping the number of cats outside.

2013年には、WHS(ワシントンDCで、野良猫の不妊去勢手術を行う団体)は38,800ドル(日本円で400万円以上)、または猫一匹あたり約24ドルの費用を支払ったと推定され、1,651件の無料の手術を行いました。
猫の世話をしている女性は、長い期間それをしてきました。
そしてその女性は言います「猫の世話をしている人たちの何人かは、既に老人になってしまいました」。
彼女は猫を安楽死させるという考えを嫌っていますが、トラップ、不妊去勢、リリースといういわゆるTNRの手法が野良猫の数を減らすための解決であるとは確認していません。
しかし、それ(TNRで野良猫を減らすこと)はスプーンで海を空にするようなものです。
それ(TNR)は、何もしないよりはましですが、それ(TNR)は屋外の猫の増加を止めることはないです。



 ワシントンDCで条例により、猫TNRが認められて公式に活動を開始したのは2004年です。2013年は活動を開始してから10年目です。それでも年間400万円以上のコストを費やし続けています。ワシントンDCでの、野良猫の減少効果は、活動しているメンバー自身が否定しています。またワシントンポストは、ワシントンDCのTNR活動では、野良猫の個体数の増減の測定が行われていないことも指摘しています(その記述は後の記事で紹介します)。
 TNRの導入時の本来の目的は、「野良猫を人道的に減らすこと」です。アメリカのTNR思想に基づく地域猫も、その目的を「野良猫とその害を減らす~ゼロ化」としています。活動を続けても野良猫の減少効果は見られず、いつの間にかTNRの目的はなし崩し的に、「野良猫の数を安定させること」とすり替えられました。それは「野良猫を減らす」とは、全く正反対のベクトルではないですか。

 当初の目的からすれば、野良猫の数が減らない、その数が安定することは、全くの失敗です。それを開き直って「野良猫の数を安定させた。だから成功だ」と呆れた厚顔無恥ぶりです。
 近年、Alley Cat Allies「野良猫連合」は、自身のHPでも、TNRにより野良猫の数が減少することを否定しています。「TNRは野良猫の数を安定させるのに効果的な方法である」。つまりTNR+Feedingでは、永遠にその地域の野良猫は減らない~野良猫による被害も減少しないということです。常にその地域に限界生息密度の野良猫が存在すれば、ほかの地域から野良猫の流入はないでしょう。「野良猫の数が減らない、安定して野良猫を存続させるのがTNRの目的です」。だとすれば、コストをかけて不妊去勢する意味はありません。不妊去勢しなくても、その地域が野良猫の生息密度が飽和状態であれば、新たに野良猫は流入しません。

 つまりTNRは、屋外で無責任に餌やりをしたい人たちのための詭弁に過ぎません。そのデッドコピーである日本の地域猫も全く同様です。TNR(地域猫)では、野良猫の数は減りません。
 しかし日本での地域猫の正当化の理由は「野良猫を減らす効果がある。野良猫を減らすため」です。地域猫制度を導入する場合は、必ず「野良猫を減らすため」と説明されます。
 地域猫を導入しようとしている地域では必ず、「地域猫は野良猫を減らす活動です」という説明がなされます。もしあなたのお住まいの地域で地域猫導入の話があれば「野良猫を減らす活動です」という文言にはだまされなでください。野良猫の被害に苦しんで、それを減少させたいならば、断固として地域猫に反対してください。地域猫を導入すれば、その地域は、永遠に野良猫が飽和状態になります。

 日本の地域猫推進派も、TNR(地域猫)が野良猫を減らす効果など、本心では否定しています。なぜならば冒頭に引用した地域猫推進団体、犬猫救済の輪は、「TNRは野良猫の数を安定させるのに効果的な方法である」という、Alley Cat Allies「野良猫連合」の見解を絶賛してHPで紹介しているではありませんか。
 「野良猫の数を安定させる」。つまり地域猫をその地域で導入すれば、未来永劫にわたり野良猫の数は減りません。
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意味のない努力はむしろ害

スプーンで空を海にするという比喩には笑ってしまいました。

そもそも税金で害獣やペットを飼育している人間の中で猫だけ特別に補助を出したりする不平等は行政の公平性に問題があるとしか思えません。

自分で避妊手術さえできない経済状況の人間にペットなど飼育できる素地などあるはずもなく、ペットの飼育ごときで他者に被害を与えるのであれば問答無用で取り上げて処分できるように法改正をするべきなのです。

まぁ他にも我々の血税の無駄遣いをする行政には甚だ呆れる所がありますが、まったく意味がないどころか害にしかならないTNR団体に補助した分は団体責任者に対して詐欺行為として弁済を求める裁判くらい横浜市はおこしてほしいものです。

Re: 意味のない努力はむしろ害

猫ボラ滅びろ!様、コメントありがとうございます。

> スプーンで空を海にするという比喩には笑ってしまいました。

まさにそのとおりでしょう。


> 税金で害獣やペットを飼育している人間の中で猫だけ特別に補助を出したりする不平等は行政の公平性に問題があるとしか思えません。

ワシントンDCのTNRですが、条令で合法化はされているものの、公費補助はないはずです。
多分、アメリカ全土でTNRで公的補助がある制度化されたTNRはなかったと思います。
公的補助まである日本は、狂気の愛誤お猫様国家です。


> 自分で避妊手術さえできない経済状況の人間にペットなど飼育できる素地などあるはずもなく、ペットの飼育ごときで他者に被害を与えるのであれば問答無用で取り上げて処分できるように法改正をするべきなのです。

ワシントンDCのTNRでは、生粋の野良ではなく、TNRをしているから餌も与えてくれるし、ワクチンも接種してくれるので、猫を放し飼いする人が増えています。


>まったく意味がないどころか害にしかならないTNR団体に補助した分は団体責任者に対して詐欺行為として弁済を求める裁判くらい横浜市はおこしてほしいものです。

アメリカはTNRで先行した国ですが、公的補助まであるのは日本くらいです。
これほど野良猫愛誤に手厚い国は、日本以外にはないです。
愛誤さん、わかっているのかな。

初めて投稿します。

comicoという携帯アプリサイトの金曜日欄に猫の保護や里親だけでなく、TNRを独自に行い公園内の猫の活動を行っている人がいます。しかも、それを広めていくために、そのアプリ漫画で毎週記事を更新し、読者に間違った見解を持たせ、猫は去勢してリリースしたり、保護すべき、であるという誤った認識を読者に与えています。そうして、それを購読した読者が作者は優しいとか、頑張って野良猫の活動をしてほしい、などのコメントをうっています。その方は、あまり認識を持たずにしているのか、わかりませんが、あくまでも、一個人のブログではなく、公けの場所でそれを行っているのが、問題です。プロなのか、会社なのか、その漫画のシステムはわかり兼ねますが、ずっと、購読していたのですが、これでは、読者に対して誤った考えをもたせるのではないかと思いました。それで、このサイトで相談しようと思い、コメントしました。猫の活動が誤ったものであるのは、こちらのサイトを拝読させて頂き、わかっているのですが、comicoに問い合わせがあるのですが、私はあまり、猫のことには詳しくはなく、だからといって、あのまま放置すると、comicoの猫活動をしている人を真似て、その読者もまた間違った保護活動をやり始める人もいるかもしれません。それに、その作者自体もよくわからずにやっているのかもしれません。これは、作者にも読者にも、間違った見解を広めると思い、一度、その漫画をみてもらえませんか?私は間違った活動だと思うのですが。それで、問い合わせで、その漫画の認識を変えてもらいたい、のですが、私だと、問い合わせホームにメールしても、詳しくは説明する自信がありません。もし、よろしかったら、メールしてもらえると、有難いのですが、難しいのでしたら、頑張って、問い合わせたいとは思っています。

Re: 初めて投稿します。

ピナ様、はじめまして。
コメントありがとうございます。

> comicoという携帯アプリサイトの金曜日欄に猫の保護や里親だけでなく、TNRを独自に行い公園内の猫の活動を行っている人がいます。しかも、それを広めていくために、そのアプリ漫画で毎週記事を更新し、読者に間違った見解を持たせ、猫は去勢してリリースしたり、保護すべきであるという誤った認識を読者に与えています。

TNR(地域猫)の誤った考え方が広まっており、大変危惧しています。
TNRによる野良猫管理の手法を、日本が輸入した地域猫と思います。
もともとは、一定の範囲の野良猫群の全体を把握し、規律だった不妊去勢、ワクチン、個体管理を行い、野良猫を人道的に減らしていくことを目的とする活動です。
TNRのもともとの目的も、殺処分に代わる、人道的に野良猫を減らすことです。
地域の同意を得て、地域の協力を得て、地域全体で規律に基づいて野良猫を管理しつつ、野良猫を減らしていこうとする手法です。
地域全体がまとまっても野良猫を減らすのは不可能なのに、個人個人が勝手に不妊去勢手術を行ってとしても、野良猫が減るわけがありません。
「近所の人は誰ひとりとして賛成しない。でも一人で地域猫活動を頑張る」というチンケなブログも出てくるわけです。
それはただの迷惑餌やりです。
メリカでしたら逮捕有罪です。
あ、あの人たちは、野良猫が減ることが目的じゃなかったんだ。


>一個人のブログではなく、公けの場所でそれを行っているのが、問題です。これでは、読者に対して誤った考えをもたせるのではないかと思いました。あのまま放置すると、comicoの猫活動をしている人を真似て、その読者もまた間違った保護活動をやり始める人もいるかもしれません。それに、その作者自体もよくわからずにやっているのかもしれません。これは、作者にも読者にも、間違った見解を広めると思い、一度、その漫画をみてもらえませんか?

残念ながら、私はインターネットはほとんど携帯を使わないシーラカンスなのです。
問題だと思われたのならば、あなた自身のご意見をそのまま伝える方がより良いと思います。


>私は間違った活動だと思うのですが。それで、問い合わせで、その漫画の認識を変えてもらいたい、のですが、私だと、問い合わせホームにメールしても、詳しくは説明する自信がありません。

環境省ガイドラインにあるとおり、地域猫は、地域の理解と賛同、協力を得て、地域が足並みを揃えて行うものです。
地域の同意を得ずに、反対を押し切ってまでするのはただの迷惑餌やりです。
アメリカは、条令で認可基準を満たして許可を受けたTNR活動のみしか許されない自治体が多いのです。
個人が無許可で勝手にしているものは、いくら不妊去勢をきちんとしても、野良猫の飼い猫化を進めても、犯罪となるのです。
私のブログ記事でも、そのような活動をして逮捕有罪になったアメリカの例を何例も挙げています。
TNR、地域猫の、誤った思い込みを是正するためにも、私はこのブログを続けています。


>難しいのでしたら、頑張って、問い合わせたいとは思っています。

ご自身の言葉で伝える方が、相手により伝わると思いますよ。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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