続・ドイツの犬の強制殺処分や飼育規制の強化の背景には、深刻な犬による咬傷事故増加がある~ドイツ、ベルリン
Bitte senden Sie mir Ihre Kommentare. eggmeg@hotmail.co.jp
(Zusammenfassung)
”Hundeleine ist in Deutschland nicht erforderlich.Große Hund, auch gefährlichen Hund”,Es ist in Japan so geglaubt.
NHK(Staatlichen Fernsehsender in Japan) wird Berichterstattung solche.
"Also Deutschland ist ein Land mit ausgezeichneten Tierschutz".
Eigentlich ist Hundeleine Verpflichtung von Deutschland schwer.
NHK Berichte sind Menschenrechtsverletzungen,für die Opfer des Hundes.
Unfall nicht eingetreten, wenn die Leine auf den Hund.
NHK(Staatlichen Fernsehsender in Japan) ist Idiotie.
前回記事、ドイツの犬の強制殺処分や飼育規制の強化の背景には、深刻な犬による咬傷事故増加がある~ドイツ、ベルリン、では、ドイツベルリン州での(ドイツ全土に言えることですが)、犬の強制殺処分と犬の飼育規制強化について述べました。その背景には、犬の不適正性飼育者による、犬の咬傷事故の増大があります。
日本で喧伝されている「ドイツでは犬のノーリードが当たり前で法律で認められている。また犬をどこにでも連れて行けることができ、ドイツでは犬猫とも殺処分ゼロ」は全く事実に反する大嘘です。ドイツでは、犬のリードは連邦法で義務づけられて違反者には罰金が科されます。犬種によっては、口輪の装着がなければ公の場に出せません。
また、犬が全面禁止の場所施設は日本よりはるかに多く、児童公園やリゾートビーチは、ドイツ全土でほぼ全てが全面禁止です。そのほかでも多くの公園が犬全面禁止になりつつあり、動物園や墓地などでも多くは犬禁止です。
犬の公的な殺処分も行われています、日本の公的殺処分と異なるのは、日本が「飼い主か自発的に犬猫の処分を行う場合の公的サービス」であるのに対して、ドイツの公的殺処分は飼い主が拒否しても行政が強制的に行う殺処分です。ドイツは動物の殺処分は、原則として麻酔薬による安楽死が法律で義務づけられているために、日本のような二酸化炭素死の施設がないだけです。なおドイツでは、飼い犬飼い猫が不要になった場合は、飼い主が私費で獣医師に安楽死を依頼することが広く行われています。
2000年代以降は、ドイツでは犬の強制殺処分を厳格に行うようになりました。きっかけは、2000年に放し飼いのピットブル種の犬2頭が小学校の校庭に入り込み、6歳の児童を殺害した事件です。多くの児童の目前で、悲惨な事件は起きました。
(画像)
上記のピットブル種の犬による咬傷死亡事故の現場検証と犬。犬は、駆けつけた警察官にその場で射殺されました。

ドイツは、上記の事件を受けて2001年には特定の犬種を危険犬種とし、飼育、国内持ち込み、繁殖を禁止しました。それを受けてドイツ各州は、2000年代半ばまでに州法を制定しました。飼育を禁止する犬種は、例外的に厳しい飼育基準を満たし、極めて高額な犬税と対人賠償保険に加入する場合のみしか飼育が許可されません。それに満たない場合は押収して殺処分も行われます。
法律の制定は同時に、咬傷事故を起こした犬、その危険性がある犬なども行政が押収し、強制的に殺処分できる権限を行政に与えました。事実、強制的に殺処分される犬の数は相当数あります。しかし目立って犬による咬傷事故は減りませんでした。むしろベルリンでは激増しています。
それを裏付ける報道があります。ドイツマスメディア、ベルリナーモルゲンポスト(Berlin-Morgenpost)インターネット版の記事から引用します。
Hunde in Berlin beißen häufiger zu「統計 ベルリンの犬による咬傷事故は激増している」。2011年3月29日。
660 Mal sind Berliner im Jahr 2010 von Hunden angegriffen und gebissen worden, ein Plus von 25 Prozent gegenüber 2009.
Das geht aus einer neuen Statistik des Senats hervor - die überraschend wenige Kampfhunde-Attacken aufführt.
2009 waren es 478 Vorfälle, also ein Plus von 182.
ベルリンでは、2010年には660件の犬による咬傷事故が発生し、2009年に比べて25%も増加したとされています。
ベルリン州議会上院の新しい統計調査結果では、意外にも(飼育を禁止している危険とされている)リストの闘犬種の咬傷事故は少なかったです。
2009年には478件の咬傷事故が発生し、2010年は182件も増加したことになります。
ドイツでは、2000年に特定の品種の犬を「危険な犬」として飼育を禁止し、飼い主から押収~殺処分も辞さない厳しい措置を行いました。しかし、犬による咬傷事故減少にはいたりませんでした。ドイツが、最近5年ほどの間に、相次いで一般の犬の飼育規制の強化を行ったのは、そのような背景があると思われます。
昨年はドイツは動物保護法(Tierschutzgesetze)の改正年でしたが、新たに、緊急に動物を殺害する措置や害獣駆除(警察官が緊急に犬などを射殺する、ハンターによる野良犬猫などの狩猟駆除を想定したものと思われます)についての緩和条項が、新たに加えられました。その他各州では、警察法の改正でのより犬などの射殺駆除についての緩和、犬のリードや口輪の規制強化、犬全面禁止の施区域の拡大などの法改正、立法措置を行っています。
ドイツベルリン州でも同様で、多くの大規模緑地公園の犬全面禁止や、公共交通機関での犬乗車の場合は、口輪の装着かケージに入れることが条件とされ、違反者には罰金を科すこととなりました(2010年)。
以上の、・飼育が禁止されている犬種や咬傷事故を起こした犬などを、行政が押収して強制的に殺処分する。・リードや口輪の装着義務は厳しく、罰則規定がある。・犬全面禁止の施設区域が多く、さらに増えつつある。これがドイツの、犬の飼育規制の正しい情報です。
ノーリードで、どこにでも犬を連れて行ける(一種の不適正飼育です)状態で、犬の咬傷事故が防止できるわけがありません。また、ドイツにももちろん犬嫌いな人や、犬アレルギーの方もいます。それらに人にとっては、犬のノーリードや犬をどこでも同行できるというのは重大な人権侵害です。それが近代国家であるドイツでありえますか。また犬好きであっても、幼い子供を持つ親は、リードなしで大型犬がどこでもウロウロしている状態を許せるでしょうか。
私は、日本で「ドイツは犬はノーリードでどこにでも連れていけるから愛犬大国で動物愛護先進国」と言われていることが理解できません。繰り返しますが、ドイツでは犬のリードや口輪の装着義務は、日本よりはるかに厳しいのです。守らない犬の飼い主が多いだけです。
法律で決められているのにリードや口輪をしないがために、犬に殺害されたり大怪我を負わせられる子供があとを絶たないのです。そのためにドイツでは、犬のノーリードなどの不適正な犬の飼い主が社会問題となっており、批判も多く、法律でも犬の飼育規制を強化しています。
日本で、「ドイツは犬はノーリードが合法だから動物愛護先進国」と誤った絶賛をすることで、外交問題になるのではないかと危惧しています。それをドイツで犬の咬傷事故により死亡したり大怪我を負った子供の親が目にしたら、どう思うでしょうか。
あきれたNHKの、白痴な赤恥大嘘番組。2012年11月1日の地球イチバン 地球でイチバン ペットが幸せな街~ドイツ・ベルリン~。
これほど酷い大嘘、偏向番組を垂れながして、外交問題にならないか私は心配しています。この番組でも誤りを数十回NHKに問いただしました。
(画像)
問題の、NHKの番組HPの画像です。トップの画像にある、市街地での犬のノーリードは完全に違法な行為です。「街」では、犬のノーリードは許されていません。つまりNHKの記述は大嘘です。 ベルリン州犬法(Berlin Hundegesetz)では、例外なく市街地では、犬は1m以内のリードを用いることが規定されています。違反者には過料が科されます。ベルリンで犬のノーリードが許されるのは、限られた市街地と隔絶された犬専用公園だけです。
berlin.de tourismus Hunde in Berlin 「ベルリン州公式HP 観光で訪れる方へ ベルリンでの犬の扱い」に上記の根拠が全て記載されています(このHPも後に解説します)。それと、電車内で口輪かケージを利用しないのも違法行為です。
多分、写真撮影の時だけリードを外してもらって撮影したヤラセでしょう。そうでなくても、違法行為を行っている様子を「犬の権利が守られている」と絶賛する神経はどうなっているのでしょうね。さらには、仮にベルリンで市街地で犬のノーリードが許されていたとしても、死亡事故を含む犬による重大な咬傷事故が多発している状態で、「犬の権利」?を優先してノーリードを認めている国を褒め称えるのは理解できません。
仮に、銀座のど真ん中で、体重50キロ以上のグレートデンとかドーベルマンがリードもなくウロウロしていたら怖くはないですか。そんなばかげた先進国はないです。正常な知能があれが理解できるでしょう。ましてやドイツベルリンでは、犬の重大咬傷事故が、頻繁に報道されているのです。ドイツは、人権を無視してお犬様の好き勝手を許す馬鹿げた国ではありません。

- 関連記事
-
- 不適正犬飼育者と犬咬傷事故の激増に苦悩するドイツ~警察官の犬射殺駆除で人身事故が発生(ベルリン)
- 警察署に届けられた猫を射殺した女性警察官のその後~ドイツ、ヴッパタール
- NHKの、大嘘誤り偏向番組に対するあきれた弁解「地球イチバン地球でイチバン ペットが幸せな街~ドイツ・ベルリン~」
- 続・ドイツの犬の強制殺処分や飼育規制の強化の背景には、深刻な犬による咬傷事故増加がある~ドイツ、ベルリン
- ドイツの犬の強制殺処分や飼育規制の強化の背景には、深刻な犬による咬傷事故増加がある~ドイツ、ベルリン
- 警察署に届けられた猫を警察官が射殺~ドイツ、ヴッパータール
- ドイツ~警察官が犬を積極的に射殺処分することに対する賛否両論ー2