fc2ブログ

禁止犬種法だけで人口比で日本の公的殺処分数の1.25倍の犬を殺処分していたドイツ、ヘッセン州






Please send me your comments.  dreieckeier@yahoo.de
Bitte senden Sie mir Ihre Kommentare.   dreieckeier@yahoo.de
メールはこちらへお寄せください。  dreieckeier@yahoo.de

(Zusammenfassung)
In Deutschland gibt das „Hundegesetz“ des Bundeslandes der Regierung die Befugnis, gefährliche Hunde zu töten.
Die Zahl der Hunde, die nach diesem Gesetz zwangsweise getötet werden, ist nicht „außergewöhnlich gering".


 記事、禁止犬種と言うだけでドイツでは法施行後数千頭の犬が強制殺処分された可能性がある の続きです。
 特定の犬種、つまり闘犬種として品種改良された犬を危険とみなし、国内への持込、飼育、繁殖等を禁止する法律がある国は海外ではかなり多くあります。飼育が例外的に認められる国でも犬の気質テストに合格し、飼養施設の厳しい基準、去勢、公の場では口輪の義務、犬税がある国では懲罰的な高額な税(ドイツでは一般犬種の10倍程度の高額の犬税が適法との判決があります)が課されます。そして無許可飼育が発覚した場合は、これらの国では犬の強制殺処分の規定があります。それ以外でも「犬の気質テスト」に合格しなければ、犬は殺処分されます。ドイツ、ヘッセン州ではこの「禁止犬種法」が根拠法の犬の殺処分だけでも、直近の日本の公的殺処分数の人口比で1.25倍の犬を殺処分していました。



 サマリーで述べた通り、ドイツには「禁止犬種法」があります。この法律は闘犬種として品種改良された犬種を危険とみなし、原則飼育、繁殖、国内移動、輸入等を禁止する法律です。未許可でこれらの品種の犬を飼育しておることが発覚すれば、犬の飼主は懲役刑を含む刑事罰で処罰されます。そして犬は多くは強制的に殺処分されます。
 禁止された犬種の犬の飼育は、特別な許可を得られれば認められます。しかし飼主が能力テストで合格することと、犬の気質検査で合格しその犬の安全性が確かめられなくてはなりません。合格しなければ犬は殺処分されます。
 さらに禁止犬種の犬の飼育では、飼養設備に基準がありそれを満たさなければならないことや、懲罰的な高額の犬税が課せられます。自治体によっては、一般の犬種の約10倍もの高額の犬税が課せられるところがあります。

 そのようなドイツにおける「禁止犬種」の殺処分数ですが、2004年にドイツ連邦獣医師会が複数の州に対して情報公開請求を行いました。「禁止犬種法」による犬の強制殺処分は決して例外的に少ないとは言えません。
 州によってばらつきはあるものの、ヘッセン州では人口比で日本の公的犬の殺処分数の、人口比で1.25倍の犬を殺処分していました。以下に、ドイツ連邦獣医師会が2004年に複数の州に対して行った、「禁止犬種法」による犬の殺処分数に関する資料から引用します。


Gedanken / Hinweise zu den Urteilen in Hessen Quelle: www.hundejo.de 8.3.04 「ヘッセン州の禁止犬種法に基づく強制殺処分を不服とする裁判での判決についての解説・注記 出典: www.hundejo.de 8.3.04」 2006年2月21日


Gedanken / Hinweise zu den Urteilen in Hessen
Bereinigung der Statistik: Wieviele Hunde wurden nun nach nicht-bestandenem Wesenstest, und wieviele ohne einen solchen - also ohne Gefahrerforschung gemäß HundeVO - getötet, wieviele davon jeweils auf amtliche Veranlassung, wieviele auf Wunsch oder mit Zustimmung ihres Besitzers?
Oder erklärt sich etwa die hohe Zahl getöteter Hunde dadurch, dass Hundehaltern, die Auflagen nicht erfüllen oder die Wesensteste nicht bezahlen konnten, der Hund beschlagnahmt wurde?
Dem Hund dann der Wesenstest vorenthalten wurde, so dass er weiter als "gefährlicher Hund" galt, der Halter die Kosten für die Unterbringung des beschlagnahmten Hundes nicht zahlen konnte - und letztlich der Euthanasie zustimmte?

In Hessen werden viele Hunde ungerechtfertigt eingeschläfert - so lautet der Vorwurf der Bundestierärztekammer.
Als Beweis dient eine Statistik des Innenministeriums in Wiesbaden, wonach in der Zeit von August 2000 bis September 2003 insgesamt 456 Hunde auf amtliche Anordnung getötet wurden.
Diese Zahlen wurden Ende Januar vor dem Verwaltungsgerichtshof in Hessen genannt, wo 15 Halter erfolglos gegen die "Gefahrabwehrverordnung über das Halten und Führen von Hunden" geklagt hatten.
In Rheinland-Pfalz seien im gleichen Zeitraum 59 Hunde eingeschläfert worden, in Niedersachsen 19, und Bayern töte keine Hunde - zumindest nicht offiziell.

Hessens Tierschutzbeauftragte Madeleine Martin erinnert daran, dass die Polizei Mitte der 90er Jahre in Marburg ein Nest von für Hundekämpfe gezüchtete Tiere ausgehoben hatte.
Die seien so aggressiv gewesen, dass 50 getötet werden müssten.

ヘッセン州の禁止犬種法に基づく強制殺処分を不服とする裁判での判決についての解説・注記
禁止犬種の殺処分の統計:ヘッセン州で犬の気質検査(*)に不合格で殺処分された犬は何頭で、また気質検査を受けずに、つまりヘッセン州犬規則に基づく危険度検査を行わずに殺された犬は何頭なのでしょうか、行政の公式命令による殺処分によるものは何頭ですか、そして飼主の要請または同意を得て殺処分された犬は何頭ですか?
または殺処分される犬の数がヘッセン州で多いのは飼養条件を満たさなかったり、気質検査の費用(*1)を支払えなかった犬の飼主から犬が没収されたという事実によって説明されるのでしょうか?
その後行政により没収された犬は依然として「危険な犬」とみなされていたため、犬の気質検査は行われなかcつたものの、飼主は没収された犬の収容費を支払うことができず、最終的には安楽死に同意したというのでしょうか?

ヘッセン州では多くの犬が不当に安楽死(殺処分)させられており、これはドイツ連邦獣医師協会による告発です。
証拠はヘッセン州のヴィースバーデン内務省の統計によって提供されており、それによると、2000年8月から2003年9月までに合計 456頭の犬が行政による命令により殺処分れたとされています。
これらの殺処分の数は2004年1月末にヘッセン州の行政裁判所で言及されましたが、そこでは15人の犬の飼主原告が、「犬の飼育と連れ歩くことに関する危険防止規則」を不服とする裁判で敗訴しました。
ラインラント・プファルツ州では同時期に59頭の犬が禁止犬種法で安楽死させられ、ニーダーザクセン州で19頭が殺処分
され、バイエルン州では少なくとも公には犬を殺処分していません。

ヘッセン州の動物保護官マドレーヌ・マーティンさんは、1990年代半ばに警察がマールブルクで闘犬用の犬の繁殖のアジトを捜索したことを思い出します。
それらの闘犬は非常に攻撃的だったので、50頭を殺処分しなければなりませんでした。(*2)


(*)
Gefahrenabwehr und Ordnungsrecht Standards sowie Benennung von Sachverständigen zur Durchführung von Sachkundeprüfungen und Wesensprüfungen gemäß der Gefahrenabwehrverordnung über das Halten und Führen von Hunden 「ヘッセン州 危険の防止及びその取締に関する法律 犬の飼育および連れ歩くことに関する危険防止規則に基づく飼主の能力検査及び犬の気質検査を実施するための専門家の基準及び任命」

 ヘッセン州(の他、ドイツでは他の州においても概ね同様の内容の法律がある)では、法律で飼育等を原則禁止する犬の飼育では飼主の能力テストと犬の気質検査を課し、それに合格することを条件にして認めるという法律の規定があります。そのテストに合格しない、もしくはテストを受けない場合は犬は没収され、行政機関により強制的に殺処分されます。
 内容は犬の検査官がその犬に安全に触れることができること。日常の情況の試験では他の犬、歩行者、車、自転車、スケーター、ジョガー、ベビーカー、子供、さ​​らにはリードにつながれた他の犬に対して攻撃性を示さないこと。高ストレス下の大きな音(シャッター音、衝撃音、クルマのクラクション等)に対して反応しないこと。さらに強制的に抑え込む、殴る行動を示す、逃げる様子を示すなどしても、犬が冷静であり、攻撃的な行動を示さないことが合格するには必要です。

(*1)
Wesenstest beim Hund – Kosten, Ablauf & Vorbereitung 「犬の気質検査 – 費用、手順、準備」

 犬の法定の気質検査には、~300ユーロ(日本円で約5万円程度)がかかります。又それとは別に、飼主の能力検査の費用もかかります。

(*2)
Gefährlicher Hund

 各州の「禁止犬種法」の立法以前から、他の法律の規定(Gefahrenabwehr 「危険防止法」)を準用して危険な犬の殺処分は行われていた。「禁止犬種法」の立法により、より危険な犬の殺処分の法的根拠が明確化したと言えます。


 このようにドイツでは特にヘッセン州では、原則飼育が禁止されている禁止犬種の飼育許可を得るにはかなりハードルが高いと言えます。そのために3年間で人口624万人のヘッセン州では「禁止犬種法」が根拠の強制殺処分だけで、1年間の平均で152頭を殺処分したことになります。なおドイツでは、他にも野良犬の捕獲殺処分、狂犬病規則による検査殺処分、不適正飼育者のペットを没収して強制的に殺処分する等の制度が法律により規定されており相当数ありますが、この数にはそれらを含みません。ドイツは連邦、州ともに犬猫の殺処分数の公表を行っていません。
 人口624万人のヘッセン州の年間の禁止犬種法による年間の犬の強制殺処分数152頭は、直近の日本の公的犬の殺処分数(*3)の人口比で1.25倍も多いのです。繰り返しますが、この数は「禁止犬種法」に基づく強制殺処分だけです。ドイツでは行政が行う犬の殺処分は先に述べた通り複数の法的根拠があり、相当数行われています。

(*3)
犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(動物愛護管理行政事務提要より作成)

 さらに先に引用した資料の限られた表面化した数値から、ドイツ全土での禁止犬種法による犬の殺処分数を推測します。
・ヘッセン州456頭
・ラインラント・プファルツ州59頭
・ニーダーザクセン州19頭
・バイエルン州0頭
 の4州の禁止犬種法による3年間の犬の殺処分数は合計は534頭です。これを1年の平均にすれば178頭です。上記の州の、合計人口のドイツ全土の人口に占める割合は約37%ですので、ドイツ全土で禁止犬種法による犬の強制殺処分数は概ね年間481頭と推測できます。
 しかし驚くべきデマ情報を環境省が動物愛護団体のアナイスと、環境省が拡散しています。アナイスは環境省の委託を受けて、平成29年に動物愛護に関する訪独調査を行っていますが(*4)、「ドイツでは禁止犬種法が施行されて以来、2017年現在までの(16年間)で同法に基づく犬の殺処分は5頭としています。その調査結果をもとに、環境省も「ドイツでは禁止犬種法成立から今日(2017年)までの16年間で同法で殺処分された犬の数は5頭である」(*5)と、狂ったデマを拡散しています。
 私が今回引用した、ドイツ連邦獣医師会による情報公開請求により推計した数は、禁止犬種法が施行されたから2017年の16年間では、481頭×16年=約7,700頭程度と推測されます。これらの呆れた大嘘デマ資料に関しては、次回記事で詳述します。

(*4)
平成 29 年度 訪独調査結果 平成 29 年 5 月 30 日 特定非営利活動法人アナイス  25ページ

(*5)
最終更新: 2023年10月7日 環境省(動物虐待、殺処分)調査資料 情報公開 から「平 成 29 年度 ド イツ にお ける 動物 保 護の 取組 みに 係る 調 査業 務報 告書 」(特 定非 営利 活動 法 人ア ナイ ス)より 関 係箇 所を 抜粋 2ページ から


(動画)

 Was, wenn der eigene Hund plötzlich zubeißt? | SAT.1 Frühstücksfernsehen 「犬が突然咬んだらどうしますか? TVドキュメント」 2022年2月27日

概要:人に重傷を負わせた犬は公的施設に収容され安楽死させられる。34歳のヴァネッサさんは、公的な犬の気質検査に合格するための犬の矯正を行う、攻撃的な犬の救助のための施設を運営しています。しかしそれは危険です。ヴァネッサさんは顔を咬まれたことがあります。ドイツでは1,100頭の犬が飼われています。年に1名から6名の犬による死亡事故が発生します。この施設に収容されているほとんどの犬にとっては、殺処分の致死注射から逃れるための最後のチャンスです(犬の気質テストに合格しなければ強制的に殺処分されてしまうため)。

関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブロとも一覧

びっくりしたなぁ、もぅ FC2支店

動物にやさしいライフスタイルのススメ♪

遊休地

野良猫駆除協力会本部

野生動物である野良猫、行政対応に思う

迷惑な愛誤達
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR