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フランスの犬猫購入の8割がネット通販~ペットショップの犬猫販売規制はほぼ無意味







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France/Frankreich

 記事、
パリでは今でも子犬が店舗販売されている~フランスのペットショップの生体販売規制強化の法改正とは
有名無実なフランスの「ペットショップの犬猫販売禁止」改正法~現在もフランスのペットショップは犬猫を販売している
の続きです。
 連載記事では、2024年1月1日からフランスでは、ペットショップの犬猫の店舗展示販売の原則禁止の改正法が施行されたにもかかわらず、実効性に乏しいことを書きました。現在もフランスでは、ペットショップで現在も犬猫販売が合法的に行われています。さらにフランスではその法改正以前から犬猫の購入の8割がネット通販であり、ペットショップでの店舗展示の犬猫販売原則禁止はあまり意味はありません。



 2024年1月1日からフランスでは、ペットショップに対する「原則ペットショップでは店舗での店舗販売を禁じる」改正法が施行されました。しかしこれはザル法で、実効性が低いと言わざるを得ません。現在もフランスでは、複数のペットショップが犬猫の販売を継続しています。この法改正を機に、犬猫の販売を取りやめたペットショップがあることは否定しませんが。
 「ペットショップでの店舗での犬猫の展示販売を禁じる」は、例外規定があります。それは「保護犬猫であれば許可する」です。また「自ら繁殖した犬猫を販売する販売施設はペットショップとみなされない」という法律の定義があり、自家繁殖の犬猫であれば外形上は「店舗」であっても、展示販売できます。
 さらに法解釈では「店舗とは不特定多数の者が自由に入場できる、営利販売を目的とした施設」です。例えば事前に予約した客のみの入場を認める施設の場合は「店舗」ではないのです。そのためにフランスでは「ペットショップでの犬猫販売を原則禁止する」という改正法が施錠された後も、合法的に犬猫に販売を継続しているペットショップが複数存在します。

 したがってフランスの、「ペットショップでの犬猫販売を原則禁止する」との法改正は、極めて目の粗いザル法であり、実効性に低いのです。さらに元々フランスでは犬猫販売のシェアは圧倒的にネット通販が高いのです。「ペットショップでの犬猫販売を原則禁じる」という法改正がほぼ機能していないのと共に、ペットショップでの犬猫販売のシェアがきわめて低いことから、この改正法の影響力は日本で報じられているほど大きくはありません
 「フランスの犬猫購入のシェアは8割がネット通販からである」なのです。2割のうちペットショップ以外に、ブリーダーによる対面販売もあるでしょう。もともとペットショップによる犬猫販売のシェアは、フランスでは低いのです。2020年のフランス国会の下院議会での資料を以下に引用します。


Assemblée nationale 「フランス下院議会 法律案」 2020年9月20日

(フランス語 原語)
À ce jour, 80 % des ventes de chiens et de chats se font via des sites et plateformes de vente en ligne non spécialisés, faisant d’Internet la première animalerie française.
Il s’agit par la même occasion de lutter contre le trafic illégal d’animaux domestiques puisque les animaux importés en violation de notre réglementation en la matière sur le territoire national sont souvent vendus via ces plateformes de vente en ligne non spécialisées.
Pourtant, de telles ventes résultent souvent d’achats impulsifs, conduisant à de trop nombreux abandons et n’assurent pas des conditions d’élevages respectueuses de notre cadre législatif en vigueur en faveur du bien‑être animal.
en application desquelles tout individu désirant vendre un animal domestique par petite annonce doit se déclarer auprès de la chambre d’agriculture afin d’obtenir un numéro SIREN, exigé lors du dépôt d’annonce en ligne.
Pourtant et malgré l’existence de cette réglementation, le nombre d’annonces frauduleuses ne diminue pas.
En effet, afin de contourner les exigences légales, les vendeurs utilisent de faux numéros d’immatriculation SIREN.
Ainsi, beaucoup de faux professionnels publient de telles annonces sur tout type de site, et complexifient et entravent les contrôles.

(英語)
To date, 80% of sales of dogs and cats are made via non-specialized online sales sites and platforms, making the Internet the leading French pet store.
At the same time, it is a question of fighting against the illegal trafficking of pets since animals imported in violation of our regulations in this area on national territory are often sold via these non-specialized online sales platforms.
However, such sales often result from impulse purchases, leading to too many abandonments and do not ensure farming conditions that respect our current legislative framework in favor of animal welfare.
under which any individual wishing to sell a domestic animal by classified ad must declare himself to the Chamber of Agriculture in order to obtain a SIREN number, required when filing an online ad.
However, despite the existence of this regulation, the number of fraudulent advertisements does not decrease.
Indeed, in order to circumvent legal requirements, sellers use false SIREN registration numbers.
Thus, many fake professionals publish such ads on any type of site, and complicate and hinder controls.

(日本語)
今日に至るまでフランスでは犬と猫の販売の80%が、ペットの専門外のオンライン販売サイトやインターネット環境を通じて行われており、インターネットはいわばフランスの主要なペットショップになっています。
同時にこのことはペットの違法な売買との闘いの問題になっており、フランスの国内での規制に違反して輸入された動物が、これらのペットの専門外のオンライン販売の環境を媒介して販売されることが多いためです。
しかしそのようなオンライン販売はペットの衝動買いの原因となることが多く、あまりにも多くのペットの遺棄につながり、動物福祉を推進し、それを尊重するフランスの法律による畜産の制度を担保できません。
小さなオンライン広告でも飼育動物の販売を希望する個人は、オンライン広告を出す際には、必要な登録番号を取得するために、農業会議所に申告する必要があります。
しかしこの規制があるにも関わらず、不正広告は減りません。
実際には法的要件を回避するために、販売者は偽の登録番号を使用しています。
その為に多くの偽のペット専門業者がそのような偽広告をあらゆる種類のサイトに掲載し、管理を複雑にして規制を妨げています。



 フランスの犬猫のネット通販は、2024年から施行される改正法により、認可を受けた特定の動物取扱業者のみ行えるようになりました。それまでは一定規模未満の、零細犬猫の繁殖家が犬猫をネットで通信販売することがフランスでは認められていました。
 しかしEU域内ではEU加盟国であれば、外国の通販会社から自由に商品をネットで購入できます。ですからフランスの「犬猫販売は認可を得た特定の動物取扱業でのみに認める」という法改正は、あまり意味がありません。フランス国内の認可動物取扱業が出品する犬猫よりも、東欧などで生産された子犬の方がはるか安価だからです。それらの子犬は、ネットでの犬猫等のペットの通販に全く規制がないドイツや、オランダの通販サイトでも産地が偽装されて売られています。EU域内での子犬子猫の産地偽装とネット通販の問題に関しては、別の機会で取り上げます。


(画像)

 フランスの大手犬ネット通販サイト、paruvendu Chien chiot : annonces から。

フランス 犬 ネット販売 20220213


 さらにフランスの「ペットショップでの犬猫販売は原則禁止する。しかし保護犬猫は店舗での展示販売は許可する」という法改正は、保護団体への補助金支給額の減額の対する保護団体の救済策という面もあります。しかし安価な輸入子犬がネットで買えるので、ペットショップに保護犬猫の店舗での展示販売を認めても効果は限定的でしょう。
 保護犬猫の販売をペットショップに協力させる見返りに、補助金の減額の保護団体の不満のガス抜きという面もあるのです。この点については、日本で報道しているマスコミは一社もありません。フランスのこの法改正は実効性に乏しく、さらに妥協の産物でもあるのです。遠いアジアの島国が「動物福祉に前進した素晴らしい画期的な法改正」という評価とは、少し事情が異なるようです(笑)。


(動画)

 Privé de contrats aidés, ce refuge craint l'euthanasie pour ses animaux 「(フランスで)補助金契約が打ち切られたこの動物保護施設は、動物の安楽死を懸念しています」 2017年12月12日




(動画)

 URGENCE POUR LES REFUGES – Euthanasie massive de chiens et chats 「フランスの動物保護施設の緊急事態 – 犬と猫の集団殺処分」 2017年12月10日

Nous devons absolument trouver une solution à ce risque d’euthanasie massive d’animaux dans les refuges et avons besoin de votre implication.
Avec la fin des contrats aidés financés par le gouvernement français, les associations et refuges n’ont plus assez d’employés à temps partiel ou complet pour s’occuper de tous les animaux rescapés.
Les employés sont débordés et n’ont plus assez de ressources humaines pour alimenter, vacciner et prendre soin des animaux qu’ils ont recueillis.

We absolutely must find a solution to this risk of mass euthanasia of animals in shelters and need your involvement.
With the end of subsidized contracts financed by the French government, associations and shelters no longer have enough part-time or full-time employees to take care of all the rescued animals.
Employees are overwhelmed and no longer have enough human resources to feed, vaccinate and take care of the animals they have collected.

私たちは保護施設内の動物の大量安楽死というこのリスクに対する解決策を絶対に見つけなければならず、皆様の関与を必要としています。
フランス政府が資金提供する補助契約の終了により動物保護協会や保護施設には、保護されたすべての動物の世話をするのに十分なパートタイムまたはフルタイムの従業員がいなくなりました。
従業員は圧迫状態で収容した動物に餌を与え、ワクチン接種をし、世話をするのに十分な人的資源がありません。


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さんかくたまご

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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
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