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イギリスの人畜共通感染症対策での犬猫大量殺処分の歴史







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(summary)
The history of British pet culling as a measure against infectious diseases.


 記事、イギリス政府は新型コロナ感染流行初期に、ペット猫の全てを殺処分することを検討していた の続きです。
 新型コロナ感染症の流行初期2020年に、ペットのシャムネコが感染したことを受けて、イギリス国内のペットの猫をすべて殺処分することを検討していたことが明らかになりました。当時の元保健副大臣が、テレビ番組でその事情を発言しました。そのニュースを受けて、研究者がイギリスでは感染症対策で多数の犬猫が殺処分されてきた歴史に関するコラムを寄稿しています。イギリスは人畜共通感染症のペストや狂犬病対策として、苛烈に犬猫を殺処分してきました。



 サマリーで示した「イギリスにおける感染書対策での犬猫の大量殺処分の歴史」に関するコラムから引用します。これは2023年3月に、2020年当時の保健省副大臣が、イギリス国内のペット猫の新型コロナ感染症の感染を受けて、全てのペットの猫の殺処分を検討していたとの発言を受けて書かれたものです。イギリスでは、過去にはペスト感染や、狂犬病の感染予防のために、苛烈に多数の犬猫を殺処分してきた歴史があります。


The War on Dogs The dog cull of 1760 divided London: were dogs man’s best friend, or plague-ridden pests? 「犬との戦争 1760年の犬の殺処分はロンドンの世論を二分しました。犬は人間の親友だったのでしょうか、それとも疫病の悩の種となる害獣だったのでしょうか?」 2023年6月6日

There was outcry in March 2023 when ex-Deputy Health Minister James Bethell revealed that during the early stages of the Covid pandemic, when it was unclear how easily pets could transmit the virus to humans, the UK government considered ‘that we might have to ask the public to exterminate all the cats in Britain’.
Throughout British history, however, widespread culling was a crucial tool in controlling outbreaks of animal diseases and, of course, culling remains standard practice for many livestock diseases.
During the Great Plague of 1665, the Common Council of the City of London decreed ‘that all dogs and cats should be immediately killed’ to stop the spread of the bubonic plague.
Late in the summer of 1760, London was gripped by reports of mad dogs attacking people in the streets.
On 26 August the Common Council of the City of London met and the Lord Mayor, Sir Thomas Chitty, issued a proclamation declaring that for the next two months, any dogs in the streets of the city should be killed and buried in mass graves.
Similar orders followed in the surrounding areas.
The cullers clubbed pointers standing on their doorsteps and drowned greyhounds going for walks.
A dog leaving the city on a lead was reportedly bludgeoned in the street.
This sort of dog cull was not particularly unusual in itself – Edinburgh saw a cull of street dogs in 1738.
The 1760 cull marked a watershed moment in attitudes towards pets in Britain.
Even though street dogs remained a public health concern into the 19th century, authorities responded by rounding them up and killing them behind closed doors.

Stephanie Howard-Smith has a PhD in the cultural history of the lapdog in 18th-century Britain from Queen Mary University of London.

2023年3月にジェームズ・ベセル元保健副大臣は、新型コロナウイルスのパンデミックの初期段階で、ペットによるこの感染症の感染力がまだ未知の状態の時期に、「イギリス政府は国民に英国中のすべての猫を駆除するよう要請する必要があるかもしれない」と考えていました。
しかしイギリスの歴史上、広範囲にわたる動物の殺処分は動物の感染症の発生を制御するための重要な手段であり、もちろん殺処分は多くの家畜の病気に対して標準的に行われる慣行であり続けています。
1665年のペスト大流行中にロンドン市議会は、腺ペストの蔓延を阻止するために「すべての犬と猫を直ちに殺すべきである」と布告しました。
1760年の夏の終わりには、ロンドンは狂犬が街路で人々を襲うという報告に悩まされていました(註 イギリスでは20世紀初頭まで狂犬病が発生していました)。
8月26日にロンドン市の市議会が開かれ、市長のトーマス・チッティ卿は、今後2か月の間に市内の路上にいる犬を殺して集団墓地に埋葬することを宣言する布告を出しました。
周辺地域でも同様の命令が続きました。
殺処分を行う者たちらは、玄関先に立っているポインターを棍棒で撲殺し、散歩中のグレイハウンドを溺死させました。
リードを付けていても、市内をで外出した犬が路上で殴られたと伝えられています。
この種の犬の殺処分自体は特に珍しいことではなく、エディンバラでも1738年に野良犬の殺処分が行われていました。
1760年の殺処分は、イギリスにおけるペットに対する考え方の転換点となりました。
野良犬は19世紀になっても公衆衛生上の問題であり続け、当局は野良犬を一斉に捕獲し、密室で殺害することで対抗しました。

著者:ステファニー・ハワード・スミス氏は、ロンドンのクイーン・メアリー大学で18世紀のイギリスの愛玩犬の文化史の博士号を取得しています。



 17世紀ごろの腺ペスト流行による犬猫の殺処分による根絶から、狂犬病の恐怖による犬の無差別殺処分まで、イギリスは犬猫のペットを大量殺処分することで人畜共通感染症に対応してきました。ですから2020年の新型コロナ流行当初にペット猫が感染したことを受けて「国内の猫をすべて殺処分する」ことをイギリス政府が検討して、実際に実行の可能性が高かったことは驚きに値しないというニュアンスのコラムです。
 対して同時期には、日本では5代将軍徳川綱吉の治世で、生類憐れみの令の政策が行われていました。犬猫等の殺害が厳しく禁じられ、公費で野良犬が保護されました。日本とヨーロッパにおける、ペット動物の考え方が対照的です。
 なおドイツでも、19世紀にはベルリン市内では市民の安全確保のために犬のリードが義務付けられ、違反して自由に徘徊する犬は私人が自由に殺害してもよいとされました。(*)日本の徳川綱吉時代の生類憐みの令では、犬猫の係留が禁止されました。

(*)
250年以上前からベルリンでは犬はリード義務で、市民による犬の殺害駆除が行われていた


(動画)

 UK cat cull was considered early in Covid crisis, ex-minister says 「イギリスの猫の殺処分は新型コロナウイルス危機の初期に検討されていたと元大臣が語りました」 2023年3月2日

The UK government considered whether it might have to ask people to exterminate all pet cats during the early days of the Covid pandemic, a former health minister said.
“In fact, there was an idea at one moment that we might have to ask the public to exterminate all the cats in Britain.”
In July 2020, at the height of the Covid crisis, cat owners were warned not to kiss their pets after a female Siamese became the first known animal in the UK to catch the disease.

元保健大臣によるとイギリス政府は新型コロナウイルスの流行の初期に、すべてのペットの猫を殺処分するよう国民に要請する必要があるかどうか検討したと言います。
「実際にある時期には、イギリス中のすべての猫を殺処分するよう国民に要請しなければならないかもしれないという考えがありました」。
2020年7月に新型コロナウイルス感染症危機の真っ最中の時に、イギリスで初めて雌のシャム猫が新型コロナウイルス感染症に感染したことが確認された後に、猫の飼い主はペットの猫にキスしないよう警告されました。


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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

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