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猫の捕食被害を受けている希少生物生息地でノーキルポリシーを貫き給餌も完全に禁止していない特異な日本






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Domestic/Inländisch

 記事、野良猫への給餌で日本円換算で最高6千万円超の罰金と懲役4年の併科で処罰されるケイマン諸島 の続きです。
 イエネコ(Felis silvestris catus いわゆる猫。Felis lybica リビアヤマネコを家畜化したもの)は、世界の侵略的外来種ワースト100に含まれる、極めて在来生物にとっては有害な種です。猫の捕食被害を受けている希少種が生息している地域でTNRと生きたまま捕獲して飼猫化してノーキルポリシーを貫いているのはおそらく日本だけではないでしょうか?さらにノネコ野良猫への給餌も完全には禁止していません。オーストラリア、アメリカ、イギリス、ドイツ等は、特に島嶼では在来生物に害を及ぼす猫は殺害処分一択で、給餌が厳しく禁じられています。



 前回記事、野良猫への給餌で日本円換算で最高6千万円超の罰金と懲役4年の併科で処罰されるケイマン諸島 では、イギリス領ケイマン諸島では、野良猫に給餌をすれば最高で50万ケイマンドル(日本円で6,000万円以上。ケイマンドルは1.2米ドルの固定相場制)が懲役4年以下、もしくはその併科という、極めて厳しい罰則規定があることを述べました。またケイマン諸島では飼猫はマイクロチップでの個体識別識別と、室内飼いが義務付けられます。屋外にいる猫は行政が捕獲し、殺処分します。マイクロチップで登録済みの猫ですら、私有地外にいれば捕獲殺処分になります。
 ケイマン諸島以外でも、特に島嶼においてはオーストラリア、アメリカ、ドイツ等においても、生態系保護のための猫に対する厳しい規制があります。これらの地域では野良猫(放飼い猫を含む場合もある)は殺害駆除一択で、手段は銃、わな、毒餌、パルボウイルスの人為的感染により、野良猫を根絶させています。オーストラリアのクリスマス島のように、島内での猫飼育そのものを禁じたところもあります。

 日本は世界遺産登録の奄美群島では、猫によるアマミノクロウサギ等の希少な在来種の捕食被害が深刻です。しかし奄美群島では猫に関してはノーキルポリシーを貫き、今のところ殺処分件数はゼロです。ノネコを減らす手段はTNRとライブトラップで捕獲し、飼猫として譲渡することのみ行われています。
 しかし私は先に述べた通り、オーストラリア、アメリカ、ドイツ、イギリス、メキシコ等の複数ケースを調べましたが、猫により在来生物が捕食被害を受けている地域でTNRを行っているところは1つも確認できませんでした。さらにノネコ野良猫の給餌が行えると解釈できる法令があるところもありませんでした。奄美群島の自治体では、「ノネコ野良猫の給餌もできる」と解釈できる条例の条文があります。さらに仮に合法的な餌やりではないとされても、著しく処罰が軽く、抑止効果はありません。以下に、奄美市の猫条例から引用します。


奄美市 飼猫の適正な飼養及び管理に関する条例

第10条 市内では、飼猫以外の猫に対し、みだりに餌や水を与えてはならない。
第16条 前条第3項の規定により命じられた措置を行わなかったものは、5万円以下の過料に処する。



 つまり奄美市の本条例では「みだりでなければ飼猫以外の猫に給餌給水を行ってもよい」とも解釈できます。さらに驚くことに本条例では飼猫のマイクロチップによる個体識別と登録を義務付けてはいますが、飼猫の放飼いを禁じていません。また飼猫の不妊去勢も義務づけていません。
 奄美本島の他の自治体も、奄美市とほぼ同様の条例があります。奄美群島のノネコ野良猫対策のノーキルポリシーもさることながら、飼猫に対する規制の甘さは私は、猫による希少生物の穂氏億被害を受けている他の国の地域では具体例を知りません。しかしこれほど緩い奄美本島の「飼猫以外の給餌を禁じる」条例を、攻撃しているTNR団体があります。公疫呆人どうぶつ基金です。以下に引用します。


猫たちを生贄にした、奄美大島の世界遺産登録を許してはならない 2021年4月3日 — 福岡大学教授 山崎 好裕

かつてドイツのナチス党は、ユダヤ人を大量に殺害しただけでなく、自国民障碍者をも計画的に安楽死させていた。
理由は、彼らが生産的でないだけでなく、財政に大きな負担になっているということであった。
奄美大島「ノネコ」管理計画の前段となった審議会において、アマミノクロウサギの研究者がマングースに続く徹底した駆除の対象にすべきだと強弁した。
猫は世界遺産獲得のための生贄とされたのである。
猫の殺処分を大上段に掲げたままでの認定は、日本の恥であり、現地奄美大島のためにも決してならない。



 私は山崎好裕と言う方は存じませんが、義務教育をちゃんと終了されている方なのでしょうか。あまりの無知無学に驚愕します。「かつてドイツのナチス党は、ユダヤ人を大量に殺害しただけでなく、自国民障碍者をも計画的に安楽死させていた」との記述で、奄美群島の猫駆除(現在に至るまで致死処分は1匹もないはずだが?)をナチスのホロコーストに喩えています。欧州人権裁判所は、ナチスのホロコーストを動物の殺害に喩えることを違法と判決しています。そのためヨーロッパではそれがタブーとされており、常識です。そのような背景を知らずとも、動物の殺害をナチスのホロコーストに比喩するのは、ユダヤ人の人権侵害です。それぐらいのことは正常な知能があれば想像できます。(*)
 またオーストラリア、ドイツで等では、猫が在来野生動物に被害を及ぼしている世界自然遺産の地域では、殺害駆除一択です。オーストラリアではフレーザー島やマッコーリ島では、銃、毒餌、わなを用いて猫を根絶させました。ドイツのボルクム島では動物愛誤団体がTNRを提案しましたがニーダーザクセン州政府等が拒絶し、猫対策は銃、わなによる殺害での狩猟駆除一択です。このようなことは義務教育を修了していれば自動翻訳でも検索できます。少しは学がある人が発起人にならなければ署名も集まりませんね(笑)。


German courts’ injunction against animal rights organisation’s poster campaign evoking the Holocaust was legitimate
ホロコースト(ユダヤ人虐殺)を喚起させるアニマル・ライツ活動団体のポスター・キャンペーンに対するドイツの裁判所の差止命令は合法的であった。 ヨーロッパ人権裁判所判決要旨 2012年11月8日(英文)


(動画)

 Macquarie Island Pest Eradication - Hunting 「オーストラリアの世界遺産、マッコーリー島における有害生物の根絶-狩猟」 2012/07/18 に公開

 探知犬による、ウサギや猫の探査作業。銃、わな。毒餌により根絶に猫の成功したとされながらも、その後も生き残っていないか、再移入していないかを徹底して調べています。それが、ユネスコ世界自然遺産の登録の意義、「顕著な普遍的価値を有する地形や地質、生態系、絶滅のおそれのある動植物の生息・生育地など」であり、「地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきたかけがえのない宝物」を、「世界中の人びとが過去から引継ぎ、未来へと伝えていかなければならない人類共通の遺産」を守るということです。
 奄美群島でノネコ対策がおろそかになり、アマミノクロウサギが仮に絶滅してしまったのならば、それこそユネスコの世界自然遺産登録の理念に反します。正直、「バカも休み休み言え」と言いたくなります。山崎好裕という方はどの様な経歴の方なのでしょうか。頓珍漢な署名の発起人ですが、ユネスコの世界自然遺産の登録意義を読み、自動翻訳で外国の自然遺産の外来種対策のことを事前に調べていればこんな滑稽なことはしないはず。学のない方は黙っていれば恥をかかなくても済むのに(涙)。



Eradication of cats (Felis catus) from subantarctic Macquarie Island 「亜南極マッコーリー島(オーストラリア世界自然遺産)からのネコ(Felis catus)の根絶」 2013年9月 論文


(参考記事)

奄美群島の猫対策はドイツを見倣え~EUとドイツの州による島の猫射殺駆除プロジェクト
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大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
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