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アメリカの「殺処分ゼロ」基準を犬で達成したベルギーのブリュッセル首都圏でも殺処分数は人口比で日本の11倍以上







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(summary)
Detailed pet euthanasia statistics for Brussels, Belgium


 記事、
カナダ、ケベック州の年間犬猫殺処分数は人口比で日本の303倍
日本の人口比で数10倍~数百倍の犬猫を殺処分している国が「殺処分ゼロ」というデマ
no-kill 「殺処分ゼロ」を国レベルで達成した国はおそらく日本の犬だけ
「no-kill(殺処分ゼロ)を達成した」とされているアメリカ、デラウェア州の犬猫殺処分数は人口比で日本の10倍以上
の続きです。
 「日本は犬猫の殺処分が世界で最も多い国」という真逆のデマが、繰り返し拡散されています。犬猫の殺処分の実数では、日本は国際比較で最も少ない部類の国です。アメリカの no-kill(殺処分ゼロ)の定義「傷病危険性がある動物の安楽死は10パーセントまで許容できる。保護した動物に飼主の返還譲渡を行う率が90パーセント程度ならば no-kill(殺処分ゼロ)と認める」を国レベルで達成したのは日本の犬だけと思われます。ベルギーはブリュッセル首都地域は犬猫の殺処分数は正確に集計され、犬はほぼアメリカ基準のno-kill(殺処分ゼロ)の基準を達成しています。しかし人口比では犬猫の殺処分の数は日本の11倍以上です。



 連載記事では、アメリカの動物保護団体のno-kill(殺処分ゼロ)の定義について述べました。それは「傷病と危険性がある動物の安楽死は10パーセントまで許容できる。保護した動物に飼主の返還譲渡を行う率が90パーセント程度ならば個別の保護施設と共に、行政単位であっても no-kill(殺処分ゼロ)と認める」です。「日本の犬猫殺処分数は世界一多い」という真逆の、デマが繰り返し拡散されていますがとんでもない話です。おそらくこの、no-kill(殺処分ゼロ)の定義を国でほぼ満たしたのは、日本の犬だけと思われます。

 犬猫の殺処分数を、国土全体でもれなく正確に集計し正確な数値を公表している国はおそらく日本だけと思います。ですから「相当数の公的殺処分がありながら集計、公表を行っていない」ドイツなどは、全くno-kill(殺処分ゼロ)の定義には当てはまりません。日本以外の国では、日本の様に国全体の犬猫の殺処分数を正確にに集計し、公表している国は私が調べた限りありません。
 しかし自治体、州レベルでは、正確な集計と公表を行っている自治体があります。その中に、ベルギーのブリュッセル首都地域があります。同地域では不定期ですが、犬猫殺処分数を正確に集計し公表しています。ブリュッセル首都地域は犬では、アメリカのno-kill(殺処分ゼロ)の基準を満たしていると思われます。しかし犬猫の殺処分の総数では、人口比で日本の11倍以上(註 日本の殺処分の集計基準の「施設内での自然死も殺処分数に含める」を採用した場合)です。

 ベルギー、ブリュッセル首都地域の、2019年の犬猫等のペットの安楽死(殺処分)に関する詳細な資料がこちらです。なおブリュッセル首都地域は自治体が認可したアニマルシェルターが集約して安楽死(殺処分)を行っており、総数で正確な数字を公表しています。その資料から引用します。


STATISTIQUES RELATIVES AUX ANIMAUX DE REFUGES EN RÉGION DE BRUXELLES-CAPITALE EN 2019 「ブリュッセル首都圏の保護動物に関する統計 2019年」(フランス語)

3. Espèces animales
Par ordre décroissant d'importance, il s'agit des chats (65% des animaux) (dont 71% parmi les chats sont adultes et 29% sont des chatons), des chiens (16% des animaux) (dont 90% parmi les chiens sont adultes et 10% sont des chiots).

5. Destination des animaux en 2019
Les quatre principales raisons pour lesquelles les animaux ont quitté les refuges en 2019 sont : adoptés (63% des animaux sortis), euthanasiés (22%), morts naturellement (9%) et rendus au propriétaire (6%) (Figure 3).

ブリュッセル首都地域 犬猫 殺処分統計

Animaux euthanasiés en 2019
Euthanasiés pour cause de maladie 65%
Euthanasiés par manque d'espace 11%
Euthanasiés, car non adoptables à cause de problèmes comportementaux 6%
Euthanasiés pour d'autres raisons18%

Sur le total des animaux passés dans les refuges en 2019 (8369 animaux), 4260 ont été adoptés (51% des animaux passés dans les refuges) et 1453 ont été euthanasiés (17% des animaux passés dans les refuges).
Pour les chats, du total passé dans les refuges (5435 chats), 3132 ont été adoptés (58% des chats passés dans les refuges) et 810 ont été euthanasiés (15% des chats passés dans les refuges).
Pour les chiens, du total des chiens passés dans les refuges (1322 chiens), 844 ont été adoptés (64% des chiens passés dans les refuges) et 89 ont été euthanasiés (7% des chiens passés dans les refuges).

3、動物保護施設に収容された動物種
比率の高い順、猫 (全動物の 65%) (うち猫の71%が成猫、29%が子猫)、犬 (全動物の16%) (うち犬の 90% が成犬、10%が子犬)があります。

5. 2019年の動物たちの処分内訳
2019年に動物が保護施設を離れた4つの主な理由は、新たな飼主への譲渡(動物保護施設を離れた全動物の63%)、安楽死(22%)、自然死(9%)、飼主に返還(6%)でした。(図3)

2019年に安楽死させられた動物のその理由
傷病のために安楽死 65%
施設の収用能力不足による安楽死 11%
問題行動のため譲渡できないために安楽死させられた 6%
その他の理由による安楽死18%

2019年に保護施設に収容された動物の総数(8,369頭)のうち、4,260頭(保護施設に収容された全動物の51%)が引き取られ、1,453頭(保護施設に収容された全動物の17%)が安楽死させられました。
猫の場合は保護施設に収容された総数(5,435匹)のうち、3,132匹が新しい飼主に引き取られ(保護施設に収容された猫の総数の58%)、810匹が安楽死させられました(保護施設に収容された猫の総数の15%)。
犬の場合は、保護施設に収容された総数(1,322頭)のうち、844頭(保護施設の収容された全犬の64%)が新しい飼主に引き取られ、89頭(保護施設に収容された全犬の7%)が安楽死させられました。



 ベルギー、ブリュッセル首都地域の人口は116万人で、日本の人口は約107倍です。日本の直近の2021年度の犬猫殺処分数は14,457頭です(犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(動物愛護管理行政事務提要より作成)
 つまりブリュッセル首都地域の犬猫合計の殺処分数899頭は、人口比で約6.7倍です。しかしブリュッセル首都地域の犬猫安楽死(殺処分)統計は自然死を含んでいません。日本の犬猫殺処分数は、施設内の自然死を含めての数です。犬猫等の個別の動物種の殺処分数では自然死の割合は示されていません。動物保護施設に収容された全動物の自然死の割合9%をそれぞれ当てはめれば、猫の自然死数は489匹、犬の自然死数は119頭になります。ブリュッセル首都地域の自然死も含めた犬猫の殺処分数は1,507頭となり、この数は日本の人口比で11倍以上になります。

 ブリュッセル首都地域は、犬の安楽死(殺処分)率が7%と、アメリカのno-kill(殺処分ゼロ)基準を達成しています。ベルギーは犬猫の飼育においては、特に猫では管理飼育が徹底した国です。例えばブリーディングを目的とした猫以外は不妊去勢が義務付けられ、マイクロチップでの個体識別と登録が義務付けられています。そのようなことからベルギーは、ヨーロッパの中では犬猫の安楽死(殺処分)数・率が低い国です。しかしそのような国でも、人口比では犬猫の殺処分数は、日本の11倍以上あるのです。
 日本で「動物愛護先進国」と称賛されている西ヨーロッパ諸国ですが、概ね人口比では犬猫の殺処分数が10倍前後から数十倍あります。殺処分数を国全土で集計し、公表している国は皆無ですが、民間の推計や政府が公表している数値から推計すれば、日本よりはるかに多くの犬猫を殺処分しています。 
 例えば私はフランスの犬猫殺処分数を民間の動物保護団体等の推計値の、年間50万頭を何度か引用しました。しかしフランス政府が公表している「公的施設に収容した犬猫の数」と「公的施設の犬猫殺処分率」から推計すれば、民間の推計値の年50万頭を超得る可能性もあります。それは次回以降の記事で述べます。


(画像)

 杉尾ひでや 参議院議員 長野県選出のXの投稿から。

 繰り返しこのデマ投稿は拡散されます。「ペットの殺処分数が世界一(多い)」という、真逆のとんでもないデマ以外も、このリストは他でもほぼデマです。「国の借金が世界一」では、対GDPなのか絶対的な金額なのかでも異なってきます。金額では、アメリカが財政赤字額が最も多いです。農薬使用量でも国全体なのか単位面積当たりなのかで異なります。単位面積では中国が世界一です。本当にこの投稿は「ひでーや」w

杉尾ひでや
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No title

失礼します
小野塚教授のイギリスの食糧自給率もそうですし
杉尾ひでや議員も串田誠一議員も含めて、動物関係でデマをとばす人は他の事でもデマを飛ばすので気をつけたほうがいいと思いますね。
例えばこの子どもの少なさが世界一って自分で変だと思えないんですかね。日本における子どもの人口より少ない国って何なんでしょうね。社会保障でも経済政策でも年金でも雇用でも税制、食料自給率でもいいんですが、存在しない脳内妄想を、欧米、海外や先進国、世界、国際という言葉で粉飾しても日本がよくなることは間違いなくないでしょう。

Re: No title

クセル様、コメントありがとうございます

> 小野塚教授のイギリスの食糧自給率もそうですし
> 杉尾ひでや議員も串田誠一議員も含めて、動物関係でデマをとばす人は他の事でもデマを飛ばすので気をつけたほうがいいと思いますね。

同感です。
杉尾ひでや氏はTBS時代に「欧米ではショーケースでペットは売られてない」と発言しています。
この方は欧米に一度も行ったことがないのか、知能が正常に満たないのか?

http://eggmeg.blog.fc2.com/blog-entry-537.html


> 例えばこの子どもの少なさが世界一って自分で変だと思えないんですかね。日本における子どもの人口より少ない国って何なんでしょうね。

絶対数と人口比で結果は異なります。
例えば人口数十万人のミクロネシアの島嶼諸国では、絶対数では世界で最も子供の人口が少ない部類の国ですし、人口比と出生率からすれば韓国は(絶対数でもそうですが)日本よりはるかに子供が少ないです。
https://www.globalnote.jp/post-3767.html


>社会保障でも経済政策でも年金でも雇用でも税制、食料自給率でもいいんですが、存在しない脳内妄想を、欧米、海外や先進国、世界、国際という言葉で粉飾しても日本がよくなることは間違いなくないでしょう。

それは弊害の方が大きいですね。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
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よろしくお願いします。

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