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イギリスでは犬の咬傷事故が激増し年間2万2,000件になった~その数は日本の人口比で11倍







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(summary)
The number of dog attacks recorded by police in England and Wales has risen by more than a third in the past five years.
Last year, there were nearly 22,000 cases of out-of-control dogs causing injury.


 イギリス(UK イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドからなる連合国家)のうち、イングランドとウェールズでは5年間で犬の咬傷事故が34%も激増し、年間約2万2,000件を記録しました。この数は人口比で日本の11倍です。日本は犬の咬傷事故が国際比較で際立って少ないのです。このことは日本では犬のしつけがよく、飼主のモラルも高いことがうかがえます。日本では「日本は動物愛護後進国。犬のしつけも悪い」との情報が多くありますが正しいとは言えません。日本の愛誤家が動物愛護先進国としているドイツ、スイスはともに犬の咬傷事故は人口比で日本の~10倍程度発生します。「犬のしつけがよい」とは、人や他の動物に危害を及ぼさないことが第一ではないでしょうか?


 サマリーで示した、「イギリス(UK イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドからなる連合国家)のうち、イングランドとウェールズでは5年間で犬の咬傷事故が34%も激増し年間22万件を記録」した件について報じるニュースソースから引用します。


Dog attacks: 34% increase recorded by police in England and Wales 「犬による攻撃:イングランドとウェールズの警察が記録した件数は(5年間で)34%増加しました」 2023年3月8日(イギリスBBC)

The number of dog attacks recorded by police in England and Wales has risen by more than a third in the past five years, a BBC investigation has found.
Last year, there were nearly 22,000 cases of out-of-control dogs causing injury.
In 2018, there were just over 16,000.
The UK's dog population is estimated to have risen by only 15% in that time.
The number of dogs removed from their owners by police has also risen.
Nearly 3,500 dogs were seized in 2022 across 33 force areas - up 36% from 2018 figures.
"It's busier than we've ever known," says Paul Jameson, a specialist dog legislation officer for South Yorkshire Police.
"Some have not been socialised as much as dogs would have been before - in terms of puppy training or training classes. "
"We continue to ask members of the public who know of dangerous dog ownership to contact police on 101 or in an emergency always call 999."

イングランドとウェールズの警察が記録した犬に襲われた事件の数は過去5年間で3割以上増加したことがBBC(マスコミ)の調査で明らかになりました。
昨年には制御不能になった犬が咬傷事故を起こした事例は約2万2,000件ありました。
2018年には16,000件を超えるぐらいでした。
この間にイギリスで飼育されている犬の数はわずか15%しか増えていなかったと推定されています。
警察によって飼主から押収される犬の数も増加しています。
2022年には33の警察の所轄する地域で約3,500頭の犬が押収されましたが(*)、これは2018年の数から36%増加しました。
サウスヨークシャー警察の犬法の専門官であるポール・ジェイムソン氏は「これまでにないほど忙しい」と話しています。
「子犬のしつけや犬の訓練所に通うというと点では、以前のように(行われずに)社会化されていない犬もいます」。
「危険な犬(*1)を飼っている飼主を知っている一般の人々に対処するために、警察の101に連絡するか、緊急時には必ず999に電話するよう引き続きお願いします」。


(*)
 咬傷犬や法律で飼育等が禁止されている犬種の犬は警察が押収します。裁判所の判決があればそれらの犬を警察は殺処分しますが、咬傷犬は多くが殺処分されます。この数は通常の所有者不明犬(野良犬)を行政が捕獲、公的施設に収容した後に殺処分する「公的殺処分」の数には含まれません。

危険な犬の殺害が義務付けられ、年間1,500頭以上犬を殺処分しているイギリスの警察~「先進国の中でも日本は殺処分が多い」という大嘘サイト「ぺトこと」

(*1)
 イギリスではピットブル、土佐犬、ドゴ・アルヘンティーノ、フィラ・ブラジレイロとその雑種犬は飼育等が原則禁止されます。飼育には裁判所の許可が必要であり、非常にハードルが高いです。これらの犬を無許可で飼育等をすれば飼い主は懲役6か月以下と罰金の併科で処罰されます。犬は没収し、殺処分しなければならないと法律で明文化されています。

「イギリスでは犬はノーリード」という偏向記事


 日本の犬による咬傷事故数は年間4,000件台です(3.動物による事故 (1)犬による咬傷事故件数(全国計:昭和49年度~平成25年度) 環境省)。少し古いですが、統計がこれしかありませんでした。平成25年度の、日本の犬による咬傷事故は4,443件です。
 イギリスのイングランドとウェールズの合計人口は5,607万59,000人で年間の犬の咬傷事故発生数は約2万2,000件です。つまりイギリスのイングランドとウェールズの犬の咬傷事故発生数は、人口比で日本より約11倍も多いのです。日本は例えば知り合いの犬であればあまり表ざたにせずに保健所に届けない、小型犬比率が高くて重症事故が起きにくいという特殊事情がありますが、イギリスに比べて格段に犬の咬傷事故が少ないのです。
 愛誤家が「動物愛護先進国」とほめそやし、「犬のしつけが素晴らしい。対して日本は後進国」、としてあげている国はイギリスの他にドイツ、スイスがあります。しかしいずれの国も、犬の咬傷事故は日本より人口比で~10倍も多いのです。

 「犬のしつけが素晴らしい」ですが、犬のしつけで最も重要なのは「人や他の動物に危害を加えないこと」だと思います。国際比較で際立って犬の咬傷事故が少ない日本は「犬のしつけがよい」国と言えるでしょう。また動物愛護に先進的とは、犬猫などのペット動物を適切に管理することと両輪だと思います。
 「犬の咬傷事故が際立って少ない」のは、飼主のモラルが高く、管理も適切に行われていることの証左です。私は動物愛誤家が口汚くののしるほど、日本は動物愛護後進国だとは思いません


(動画)

 Dog attacks: 34% increase recorded by police in England and Wales 「犬による攻撃:イングランドとウェールズの警察の記録では34%の大幅な増加でした」 2023年3月9日

An investigation has uncovered that the number of dog attacks recorded by Police in England and Wales has increased by 34% over the last five years.
Five years ago the reported number of cases was just over 16,000, but last year the number has skyrocketed to 22,000 according to figures revealed by the BBC.

調査の結果、イングランドとウェールズの警察が記録した犬による攻撃の件数が過去5年間で34%も増加したことが判明しました。
BBCが明らかにした数字によると、5年前では報告された犬の咬傷事故被害者数は1万6000人を超える程度でしたが、昨年は2万2000人に急増しました。





(動画)

 Dog attacks: 34% increase recorded by police in England and Wales 「犬による攻撃:イングランドとウェールズの警察の記録では件数は34%も増加した」 2023年3月9日

 犬にかまれて顔に重傷を負った18歳の女性。死亡に至らなくても、イギリスでは犬による咬傷事故は悲惨な重症例が多数発生します。発生件数は人口比で日本の約11倍。




(動画)

 Police share bodycam footage after clip of them putting a dog in a bin was shared. 「警察官が犬をゴミ箱wに押し込む映像が拡散されたので、警察はボディカメラの映像をシェアして弁明しました」 2023年7月9日

 警察官が電気ショック銃で犬を撃った後に(死体?)をゴミ箱に押し込んで処理した、という内容の映像が拡散され、警察が非難されました。警察は弁明のために当時の警察官のボディカメラのビデオと、犬が生きている映像をシェアしました。
 イギリスの警察官の犬の扱いはこんなものです。犬による咬傷事故が多いので、実際に犬が射殺されることもしばしばあります。たまたまこの犬は生きていましたが、電気ショック銃の使用ではかなりの死亡率です。野生動物がわなにかかったときのとどめ刺しでは、電気ショックが多く用いられます。


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Re: 見守りに募集される犬&飼い主達

鍵コメ様、コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、日本の犬の飼育レベルと犬に対する福祉は国際的にかなり良い方です。
咬傷事故が少ない、長寿ですし、飼主は犬を大事にします。
厳しい法律がないにもかかわらず、糞を片付ける人が多数派です。
犬に関しては「日本は最低の後進国」と言っている芸能人愛誤が多いですが、彼らは外国のことを知らないだけです。
日本の犬はほぼ殺処分がありませんし。

ありがとうございます

正直、芸能人の方々には大人しくして欲しいなと思います・・

No title

お元気ですか?

Re: No title

一尺八寸様、コメントありがとうございます。

> お元気ですか?

お久しぶりです。

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Re: タイトルなし

鍵コメ様、コメントありがとうございます。

> 日本の犬は可哀想~
> ↑
> これも良くみる気がします。

> 日本の犬は世界の犬の中でもトップクラスに幸福な部類だと思っています。
>
> 日本下げをする人達はデータ等を無視し、海外を知らない人達だと思って良い感じでしょうか?

その通りだと思います。
ドイツでは、夜鳴きが酷いというだけで行政が犬を飼い主から没収して、第三者への譲渡ができないと判断されれば強制的に殺処分されることすらあります。
重大咬傷事故を起こせば、ほぼ100%強制殺処分です。
対して日本では、飼主の意思に反して行政が犬を強制的に殺処分する法的権限がありません。
八王子で飼主の孫をかみ殺した犬は、そのまま飼われています。
かなり重度の咬傷事故を起こした犬ですら、殺処分されていません。

ありがとうございます

日本は犬の福祉・飼育のレベルも良い方だと思います。

重度の咬傷事故に関すれば日本は認識を改める必要があると思いますが
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
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