「ドイツは高齢者が施設に入所するので餌やりができず野良猫が消滅した」という東大教授の真逆の大嘘

Please send me your comments. dreieckeier@yahoo.de
Bitte senden Sie mir Ihre Kommentare. dreieckeier@yahoo.de
メールはこちらへお寄せください。 dreieckeier@yahoo.de
記事、
・「イギリスとドイツでは帝国主義の進展により動物愛護の機運が高まり野良猫が消滅した」という東大教授の発狂ぶり(笑)
・「核家族化が進んだ国では野良猫は消滅する」という東大教授の「風が吹けば桶屋が儲かる」漫才理論
の続きです。
小野塚知二東京大学教授の「世界は野良猫がいるいないで二分できる」という研究があります。これが妄論であることを、私はそれぞれの国の信頼性が高い野良猫生息数の資料を基に証明しました。さらに野良猫(イエネコ)と、在来野生動物であるヨーロッパヤマネコとの交雑や、ネコ科動物しか終宿主にならないヒツジのトキソプラズマ感染が教授による「野良猫がいない国」でも進んでいることを挙げて、これらの国にも多くの野良猫が生息していることを証明しました。教授はその他でもとんでもない妄言を繰り返しています。「核家族化が進んだイギリスとドイツでば高齢者の介護は施設入所になり、高齢者が餌やりできなくなるので野良猫が消滅した」もそうです。
サマリーで述べた通り、小野塚知二東京大学狂授が科研から補助金を得て進めている研究があります。それは「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる。イギリス、ドイツ、スイス、オーストリアは野良猫が消滅したためにいない。いるのはスペイン、ポルトガル、イタリア、日本などのアジア諸国である」です。
この小野塚知二狂授の主張が誤りで妄論であることは、サマリーで示した通りです。野良猫は人が生活し、産業があるところでは普遍的にいます。余程離島の狭い範囲で積極的に駆除した場所では例外的に「野良猫ゼロ」と達成したところは、オーストラリア等の離島にはあります。人口数千万人レベルで気候も温帯に属するような国で「野良猫が消滅した。いない」などありえません。
小野塚知二狂授の「イギリス、ドイツ、スイス、オーストリア、北フランスには野良猫はいない。対してスペイン、ポルトガル、イタリア、日本などのアジア諸国には野良猫はいる。世界は野良猫がいるいないではっきりと二分できる」との主張ですが、野良猫がいるいるいないが二分された要因として次を挙げています。
1、帝国主義が進展した国々おいてそれとともに19世紀末から20世紀初頭にかけて動物愛護という思想が生まれ、「飼主がいない動物は不幸」とされた。そのために野良猫の飼猫化が進み、野良猫が消滅~いなくなった。
2、野良猫がいないイギリス、ドイツ、北フランスは野良猫がいる国と異なり、核家族化が進んでいた。
3、核家族化が進んだ国では2度の世界大戦で子供の数が減り、介護を担う者が不足することからこれらの国(イギリス、ドイツ)では、老人介護は施設介護が主になった。施設介護が主になれば独居高齢者は殆ど発生しなくなる。独居高齢者が野良猫に給餌することは野良猫の増加につながるので、独居高齢者が発生しない介護施設型のイギリス、ドイツでは野良猫が消滅した。
小野塚知二狂授の上記の科研から補助金を受けている研究の概要はこちら。
・野良猫の有無と消滅過程に注目した人間・社会の総合的研究方法の開拓 バカ、キチガイ、税金泥棒リスト(笑)
小野塚知二 東京大学, エグゼクティブ・マネジメント・プログラム室, 名誉教授 (40194609)
研究分担者 藤原 辰史 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (00362400)
新原 道信 中央大学, 文学部, 教授 (10228132)
山井 敏章 立命館大学, 経済学部, 教授 (10230301)
北村 陽子 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (10533151)
高橋 一彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (20197130)
芳賀 猛 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20315360)
宮崎 理枝 大月短期大学, 経済科, 教授(移行) (20435283)
渡邉 健太 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (20582208)
鈴木 鉄忠 東洋大学, 国際学部, 准教授 (20726046)
梅垣 千尋 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 教授 (40413059)
長谷川 貴彦 北海道大学, 文学研究院, 教授 (70291226)
石井 香江 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70457901)
西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
井上 直子 城西大学, 経済学部, 准教授 (80727602)
永原 陽子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (90172551)
研究の概要
世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)から、従来はそれぞれ個別に認識されてきた人間・社会の諸特質を総合的に理解する。
小野塚知二東京大学狂授の「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる」との主張ですが、具体的な「野良猫がいない国」と「野良猫がいる国」はこちらです。
「野良猫がいる国」はイギリス、ドイツ、スイス、オーストリア、北フランスとしています。「野良猫がいる国」はイタリア、スペイン、ポルトガル、日本などのアジア諸国です。
(画像)
『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』 2019年1月21日 から。
イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。

東京大学教授が唱えたとは思えない、まさかの「風が吹けば桶屋が儲かる」論です(笑)。しかも「1」「2」「3」は、いずれも正しくありません。「1」、「2」の誤りについては、連載記事で述べた通りです。
今回は「3、核家族化が進んだ国では老人介護は施設介護が主になった。施設介護が主になれば独居高齢者は殆ど発生しなくなる。独居高齢者が野良猫に給餌することは野良猫の増加につながるので、独居高齢者が発生しない介護施設型のイギリス、ドイツでは野良猫が消滅した」が妄論であることを述べます。まずドイツを取り上げます。結論から言えば、ドイツは高齢者の介護では施設の入所率は日本よりはるかに低く、介護は家族に依存する率も高いのです。
(画像)
『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』 から
(野良猫が消滅して野良猫がいない国の)イギリス、ドイツに共通しているのは核家族であったということです。
(核家族が進んだ)イギリス、ドイツでは⽼⼈ホームに⼊ることが基本的な⽼後の暮らし⽅になっていくのです。
これが 3 つ⽬の介護形態との関係になります。
このような社会に独居⾼齢者はほとんど発⽣しません。
近所の野良猫に過剰に餌やりをするような⾼齢者の存在そのものがないわけです。
したがって、過剰な餌やりの結果猫が増えてしまうという状況が、これらの国では20 世紀中葉以降には発⽣しなくなっています

(画像)
人の資本主義 から

・人の資本主義 中島 隆博 編東京大学出版会
小野塚 イタリア、スペインというのは、介護に関していうと、家族介護型の社会なのです。
ドイツも、施設介護なのです。
(イギリスとドイツの)施設介護型の社会では野良猫がいなくなるのです。
逆に、在宅介護型の社会では野良猫が発生する。
なぜかというと、独居高齢者がいて、猫に餌をやるから、野良猫が増えるのです。
上記の小野塚知二狂授の「ドイツでは施設介護型社会で、高齢社は施設に入所するので野良猫に餌やりができなくなる。そのために野良猫が消滅したため野良猫はいない」主張が、全くの妄論であることを、ドイツの介護に関する統計資料を挙げます。
(画像)
Pflegebedürftige nach Versorgungsart 2021 「介護の種類別の要介護者数 2021年」 出典:ドイツ連邦共和国統計局 2023年 から
介護を受けた高齢者500万人のうち、
・Pflegebedürftige zu Hause versorgt (überwiegend durch Angehörige) 「要介護者を自宅で介護(主に親族が担う)」 63%(赤)
・Pflegebedürftige zu Hause versorgt (ambulante Pflege- / Betreuungsdienste) 「在宅で要介護者の介護を行う(通所介護・支援サービスを利用) 21%(ピンク)
・Pflegebedürftige vollstationär in Heimen 「介護施設に完全に入所して介護が必要」 16%(青)

次に全く同様の内容の、日本の厚生労働省による資料から引用います。
(画像)
介護分野をめぐる状況について 令和2年3月16日 厚生労働省 から
介護を受けた高齢者490万4,000人のうち、
・居宅サービス 307万人(62.6%)
・地域密着型サービス 87.7万人(17.9%)
・施設サービス 95.7万人(19.5%)

上記の統計は全く同時期ではありませんが、以下のことがわかります。
1、ドイツ、日本とも要介護高齢者の施設介護の比率は低く10%台である。
2、日本はドイツより約18%も施設介護を受ける高齢者の割合が高い。
3、ドイツ、日本とも要介護の高齢者は自宅で介護を受ける割合が80%で自宅介護が主と言える。しかも家族が主な介護の担い手である。
つまり小野塚知二教授の主張、「ドイツは施設介護型の国で高齢者は介護施設に入所するので独居高齢者が発生しない。野良猫の増加の原因は独居高齢者が過剰に餌やりすることなので、介護施設型のドイツでは野良猫が消滅した(真実は高位推計で300万もの野良猫がいる)。対して日本は在宅介護型の国なので野良猫がいる」は、まさに真実とは真逆も真逆、狂人の妄想に等しいです。
その国が「施設介護型」なのか、「在宅介護型」なのかは複数の文献が公開されています。なぜそのような資料を事前に調べることを小野塚狂授はしなかったのか、はなはだ疑問です。しかも妄想を年々にもわたりべらべらと講演会や対談でしゃべりまくり、この方は治療が必要なレベルなのではないかと推測します。またこのような愚行の研究に補助金の支給を決定した科研の不正すら疑います。
次回は小野塚知二狂授が「野良猫がいない国」の筆頭に挙げている、イギリスを取り上げます。狂授は多方面にわたり、「施設介護型のイギリスは高齢者が施設に入所し、野良猫に餌やりができなくなったので野良猫が消滅した(真実はイギリスは国際比較でも非常に野良猫が多い国)」と書き、喋りまくっています。結論を先に述べれば、イギリスは今回挙げた日本より施設介護の比率が低いのです。
- 関連記事
-
- ドイツ動物保護連盟は野良猫の給餌を否定。ドイツでは多くの自治体条例で野良猫の給餌を禁止している
- 続・ドイツ動物保護連盟による野良猫調査~保護した野良猫の99%が傷病で20%を安楽死させた
- ドイツ動物保護連盟による野良猫調査~保護した野良猫の99%が傷病で20%を安楽死させた
- 「ドイツは高齢者が施設に入所するので餌やりができず野良猫が消滅した」という東大教授の真逆の大嘘
- 小野塚知二東大教授らの「ドイツには野良猫がいない」の典拠は自作自演?ドイツには~300万匹の野良猫がいる
- 野良猫の増加に悩むニーダーザクセン州は猫の狩猟を緩和する法改正を行った~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無学
- 「ドイツには野良猫が~300万匹いる」とのドイツの資料は多数ある~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の狂気