私は一連の記事で、アメリカでは、殺処分された犬猫の死体をペットフードなどの工業原料にレンダリング(加工)していることを書きました。日本はアメリカなどから、レンダリングによる工業原料を輸入しています。主な用途はペットフードです。日本のペットフードの安全・表示基準もアメリカと同様に甘いのです。日本の法律でも、ペットに限れば、同種の動物をペットフードの原料として用いることを禁じていません。また表示では、原料の動物種はわかりません。日本で市販されているペットフードは、輸入品はもちろん、日本国内で製造されたものでも、殺処分された犬猫が原料として混入していると考えられます。 日本では、ペットフードに対する安全基準は、平成21年までは皆無でした。平成21年に初めてペットフードに関する安全基準が「
愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(以下、愛玩動物用飼料安全法と記述します)」、および同法5条に基づき、「
基準規格等」が定められました。
愛玩動物用資料安全法、同法基準規格では、アメリカと同様に、ペットフードの原料に、同種の動物を用いてはならない(例えばキャットフードに猫の死体を用いること)という規定はありません。また基準規格は、大変甘く、広く使われているピレスロイド系殺虫剤成分(ノミ取り首輪で使われています)や、犬猫の安楽死に用いられるペントバルビタール等の麻酔薬成分は規制対象ではありません。
しかしピレスロイド殺虫剤成分は、皮膚炎、発疹、脱毛などのアレルギー諸症状、アレルギー性ショックや下痢などの毒性があります。またペントバルビタール等の麻酔薬は、レンダリングによる加熱では分解せず、経口摂取した場合、腎肝臓障害や神経症状などの毒性があります。これらの有毒成分は、安楽死させられた犬猫の死体を用いなければ混入しません。
日本のペットフードの基準規格では、それらの有毒成分の混入を防ぐことはできませんし、含有した商品であっても合法的に販売されます。また日本の法律ではアメリカと同じく、例えば「加水たんぱく質」や「動物性油脂」の原料となった動物まで表示する義務はありません。人の食肉製造ラインから発生した食用牛であっても、殺処分された犬猫であっても「加水たんぱく質」や「動物性油脂」という同じ表示になります。
日本においては、1997年にBSE(狂牛病)発生以降、肉骨粉の輸入と使用を一時的に禁じていましたが、2001年以降はペットフードと肥料原料にすることに限り、輸入と原料に用いることが解除されました。
ペットフード用及び肥料用の肉骨粉等の当面の取扱いについて。
農林水産省は、「肉骨粉(レンダリングにより製造された原料)をペットフードの原料として使用する場合は、人の食用に由来するものに限るとしています。しかしアメリカのレンダリング製造工程の現場では、分別などされず、butcher shops, supermarkets, restaurants, fast-foodchains, poultry processors, slaughterhouses, farms, ranches, feedlots, and animal shelters「肉屋、スーパーマーケット、レストラン、ファーストフード・チェーン、鳥肉加工場、屠殺場、農場、牧場、放牧地から排出された廃棄物や(ペットの)アニマルシェルターで殺処分されたものが混ぜんとなったもの」が原料であることを、EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)が認めています。
巨大利権に操られる猫愛誤たちー3 なお、日本国内で売られているペットフードの危険性に関する書籍の紹介や、個別のペットフードの成分表示の具体的なレポートを、私のブロ友様がされています。
よろしければ、そちらを参考になさってください。ペットフードの危険性に関する記事は、これからも更新されるご予定のようです。また、リンク以外でも、過去記事にも、ペットフードの危険性に関する記事があります。
危険な猫フード 調査編ペットフードの危ない話ー1 ペットフードの危ない話ー2
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人間様じゃないので、取り敢えず腹満たしゃそれで良いレベルの
野良猫の餌ですから・・・。
「肉屋、スーパーマーケット、レストラン、ファーストフード・チェーン、鳥肉加工場、屠殺場、農場、牧場、放牧地から排出された廃棄物や(ペットの)アニマルシェルターで殺処分されたものが混ぜんとなったもの」が原料なんだから、それを次世代の餌の原料の餌とする、或る意味、理想的なリサイクルですね。
安全性が云々なら、野良猫の生息する環境の方が遥かに
リスキーでしょうね。そんな場面で餌の安全性なんて少なくとも
餌付け愛誤には関係の無い話だと思いますね。
先日は必殺さんのブログにお返事ありがとうございました。
ご苦労されてますね。人の裏を見ちゃいそう;
うちの周りの大家は何人かの地主で管理は不動産屋に任せてるような感じです。
私が大家業に興味を持ったのは自分で部屋を借りる時に数百万でもマンションや一軒家が買えると知ってからでしょうか。
でも安い物件はオーナーが売るなりの理由はあるでしょうし、それを借りてくれる人はいるか?となると うーん? なんですけど。
中には現在、借りてる人がいて~のオーナーチェンジで利回りがいいのもありますね。
しかし騙しが多い世界なら、よほど気をつけないといけないし
女性一人で、私は車の免許もないので全て自分で管理は難しいか~とも思います。
億単位稼ぎたいとかの野望じゃなくて学歴や手に職がない者でも稼げる道かも?と…。
さんかくたまごさんは大変そうですが普通のOLと比べたら収入は全然いいですね。
女性で一人ではじめて、なかなかそれだけ稼げないですよね。
只野乙三様、コメントありがとうございます。
> 野良猫の餌ですから・・・。
それよりも、野良猫に得さなんかやらなきゃいいんです。
>それを次世代の餌の原料の餌とする、或る意味、理想的なリサイクルですね。
ペットフード業界の儲けのためにはね。
安いペットフード原料の生産のためにペットフードを買ってくれて、せっせと安いペットフードの原料の増産をしてくれて、それを原料にしたペットフードをさらに買ってくれて・・・
まさに無限ループの搾取です。
> 安全性が云々なら、野良猫の生息する環境の方が遥かに
> リスキーでしょうね。
適正飼育者が使うペットフードにも、危険なものが混入していることが問題です。
ペットフードの安全性を高めれば高価になり、野良猫にばらまけなくなるでしょう。
またある程度、適正飼育者しか犬猫を飼育できなくなるのではないですか。
そうなれば殺処分される犬猫も減り、安価で危険なペットフードの原料も自然に減ります。
ところで日本の牛屠殺数は、年160万頭(2008年)です。
アメリカでは現在、年400万頭の犬猫をレンダリングしているという莫大な数の高位推計があります(90年代は7~800万頭)。
殺処分された犬猫は、主要な工業原料と言えるでしょう。
ゆり様、はじめまして。
コメントありがとうございます。
> ご苦労されてますね。
はい、世間様が思っているより大家業は大変です。
> うちの周りの大家は何人かの地主で管理は不動産屋に任せてるような感じです。
そのような方は、ほとんど利益が出ていないと見てよいでしょう。
元元土地をお持ちの方であったとしても。
赤字である可能性も高いです。
> 私が大家業に興味を持ったのは自分で部屋を借りる時に数百万でもマンションや一軒家が買えると知ってからでしょうか。
競売サイトや、大手の不動産情報サイトでご覧になれば、安い物件はいくらでもあります。
> でも安い物件はオーナーが売るなりの理由はあるでしょうし、それを借りてくれる人はいるか?となると うーん? なんですけど。
安いからダメ、というわけではありません。
ちゃんとリフォームしてあるか、立地の良し悪し、市場ニーズにあった物件であるかの方が重要です。
買値が高くても、管理をおろそかにして壊れたまま、汚れたまま、荒れたままにしておけばお客さんはつかなくなります。
> 中には現在、借りてる人がいて~のオーナーチェンジで利回りがいいのもありますね。
おっしゃるとおり、オーナーチェンジはおすすめしません。
表面上、利回りがよくて買いたくなるような物件にはウラがあります。
> 学歴や手に職がない者でも稼げる道かも?と…。
だからこそ大家業は大変なのです。
誰でも参入できるということは、それだけ競争が激しいということです。
それと学歴や手に職がないということと、スキル(技能知識)がないということは別問題です。
不動産は最も複雑で難しい商品です。
また賃貸借契約はモノを現金で売って引き渡して終わりというのではなくて、与信管理など法律問題が必ず生じます。
それらの知識も必要です。
> 普通のOLと比べたら収入は全然いいですね。
私は収入に比例して、苦労が多く、リスクも取らねければならないと思います。
大家業が収入がよくて、楽でリスクがなければだれでもそれを志し、収入が少なく、苦労が多い仕事を選ぶ人はいなくなります。
さんかく様、こんにちは^^
記事内でご紹介頂きまして、本当に本当にありがとうございます!
いろいろ考え、調べるきっかけをくださいまして、本当にありがとうございました。
もう1冊、ペット業界のカラクリについての本も買ったので、今月中には書評をUPしたいと思っております^^
>皮膚炎、発疹、脱毛などのアレルギー諸症状、アレルギー性ショックや下痢などの毒性があります
>腎肝臓障害や神経症状などの毒性があります
あちこちの猫ブログにお邪魔すると、上記のような疾患で苦しんでいる適正飼育飼い主を、よく見かけます。まさか、与えているフードに問題がある可能性なんて、夢にも思っていないだろうと思います。私も、少しずつでも危険性を伝えられるよう、微力ながら動いていこうと思っております。
私も只野さんと同じく、愛誤は、猫の疾患など気にも留めないでしょうから(気に留めるとしたら外飼いはしない筈と私も思いました。あとは、遺伝子疾患と決めつけたり、寄付クレクレのネタにするんでしょう…orz)、安餌を安全性無視で、喜んで買うんだろうと思いましたです。
mmStrayCat様、コメントありがとうございます。
> もう1冊、ペット業界のカラクリについての本も買ったので、今月中には書評をUPしたいと思っております^^
犬猫を大量殺処分した死体をレンダリングしてペットフードの原料にしていることは、日本語でも多くの情報がありました。
日本の野良猫愛誤の人って本当に能天気です。
「欧米では殺処分しません!」てブログで堂々と書いていますから。
愛誤さんが英語が苦手という理由だけで、情報がガラパゴス化しているのではなさそう。
> >皮膚炎、発疹、脱毛などのアレルギー諸症状、アレルギー性ショックや下痢などの毒性があります
> >腎肝臓障害や神経症状などの毒性があります
> あちこちの猫ブログにお邪魔すると、上記のような疾患で苦しんでいる適正飼育飼い主を、よく見かけます。
ノミ取り首輪を使用していれば、皮膚症状は出るでしょうから、フードだけが原因とも言えませんが。
しかし、ドライフードだけ与えていれば、腎障害になりやすいって聞いたことはありませんか?
> 安餌を安全性無視で、喜んで買うんだろうと思いましたです。
問題は、ペットフードの安全基準が甘ければ、高価な餌でも危険なレンダリング原料が混入していても規制できないしわからないということです。
ペットフードの安全基準を厳しくするか、表示を厳格にするかしたほうが良いと思います。
安全なペットフードは高価になりますし、適正飼育者はそれを使うと思います。
では、野良猫用の安価なフード減量表示で「殺処分された犬猫由来の加水たんぱく質・動物性油脂」と表示されたら、野良猫愛誤さんはそれを使うでしょうか。
少し古いけれど、日本語訳された情報もインターネット上に多数あります。
http://www.asyura.com/0311/gm9/msg/133.html
さんかく様、こんばんは。
>犬猫を大量殺処分した死体をレンダリングしてペットフードの原料にしていることは、日本語でも多くの情報がありました。
はい、この度、いろいろ調べた際、私もたくさん拝見しています。
犬の飼い主さんが書いてらっしゃることが多い印象です。
>ノミ取り首輪を使用していれば、皮膚症状は出るでしょうから、フードだけが原因とも言えませんが。
室内飼いの猫については、あまりノミ被害の話は聞いたことがないですね。人間が自宅に持ち込むこともあるそうですが。
また、今はノミ取り首輪よりも、フロントラインというノミ駆除のお薬を使っている人の方が多いと思います。
そして、室内飼いの場合、危険性から首輪をさせていない飼い主も多いです(代わりにマイクロチップ)。
>ドライフードだけ与えていれば、腎障害になりやすいって聞いたことはありませんか?
これも聞いたことがなく…
腎不全は、猫の疾患として多いと聞きますが、処方食にもドライフードがあります。
ウェットばかり食べさせている方が、栄養が偏って、いろいろな疾患の元になるとよく聞きます(腎不全の原因の一つが、高タンパク・高ナトリウムの食事にあるとも読みました)。
獣医師、その他からも、なるべくドライフードを食べさせるように(一緒に必ず、新鮮な水も用意するように)とよく言われます。
>ペットフードの安全基準を厳しくするか、表示を厳格にするかしたほうが良いと思います。
私も、できればそうなってほしいと、本当に、心から思いますが…
レンダリング後の原料について、内容物の検査が非常に難しいと、私が読んだ本の著者の両方共が書いております(私のブログにも記載しております)。それが引っかかります。
もちろん、レンダリング後の材料など、使わないでほしいと思っております。
>野良猫愛誤さんはそれを使うでしょうか。
どうなんでしょうね… 私は使ってほしくないと思いますが。
大半の心ある人は、やめるだろうと思いたいですが…
ただ愛誤が、さんかく様の危惧する通りなら、レンダリングの事実を知った時点で、エサヤリ等をやめてくれる人も出てくるだろうと期待しております。
リンクの英文は、ざっと翻訳を使って目を通しましたが、今晩、じっくり読み解こうと思います。
特に「Rendering Judgments」が非常に気になります。
いつも情報を、本当にありがとうございます。
mmStrayCat様
>今はノミ取り首輪よりも、フロントラインというノミ駆除のお薬を使っている人の方が多いと思います。
フロントラインは大変多く使われています。
有効成分のフェニルピラゾールは、皮膚症状や下痢嘔吐の副作用もあります。
ノミ取り首輪の有効成分、ピレスロイドと共に、日本のペットフード基準規格では、規制物質ではありません。
> 腎不全は、猫の疾患として多いと聞きますが、処方食にもドライフードがあります。
> ウェットばかり食べさせている方が、栄養が偏って、いろいろな疾患の元になるとよく聞きます(腎不全の原因の一つが、高タンパク・高ナトリウムの食事にあるとも読みました)。
その点では、mmStrayCat 様の方がお詳しいでしょう。
私は聞きかじり。
> >ペットフードの安全基準を厳しくするか、表示を厳格にするかしたほうが良いと思います。
> 私も、できればそうなってほしいと、本当に、心から思いますが…
ただそれは、アメリカ国内のことですので難しいです。
レンダリングの実際は、殺処分された犬猫を含め、病死家畜やスーパーや飲食業の廃棄物など一緒くたにして同じ製造ラインで加工されています。
> レンダリング後の原料について、内容物の検査が非常に難しいと、私が読んだ本の著者の両方共が書いております(私のブログにも記載しております)。それが引っかかります。
おそらく「動物性油脂」は、DNA鑑定ができないと思います。
280°でタンパク質と脂肪を分離し、加熱して動物性脂肪と肉骨粉にする。
肉骨粉はDNAで由来となる動物種の特定が可能かもしれません。
それより、麻酔薬成分や、ノミ取りの殺虫剤成分も規制すれば、殺処分犬猫を原料として用いることは防げますし安全性も高まると思います。
> ただ愛誤が、さんかく様の危惧する通りなら、レンダリングの事実を知った時点で、エサヤリ等をやめてくれる人も出てくるだろうと期待しております。
危惧ではないですよ、事実です。
日本の野良猫愛誤が間接的に、アメリカでの犬猫大量殺処分を後押ししているのは紛れもない事実です。
> 特に「Rendering Judgments」が非常に気になります。
アメリカのレンダリング産業の実態からすれば、食肉製造ラインの人の非可食部から出る原料だけを区別して用いることは不可能だと思います。
それと判別ですが、既に書いたとおり、脂肪分はDNA鑑定では由来する動物種を特定することは不可能だと思います。
日本のペットフード安全基準を厳しくし、麻酔薬やノミ取りの農薬成分の含有成分を規制すれば、殺処分犬猫の混入はある程度防止できると思います。
以前からもそうですが、ここ最近の記事や議論を見ていると、かなりの事を掘り下げている動物愛護ブログになっていますね。愛誤と呼ばれる人達からも理解出来る内容だと思います。これらは動物愛護を考えるには避けては通れない問題だと思います。
マキャベリでしたか「天国に行くには地獄への道を熟知することだ」との言葉通り、負の一面や禁忌とすべき事から目を背けていては駄目ですね。
レンダリングにまつわる話は興味深く読ませてもらっています。
きつね様、コメントありがとうございます
> 愛誤と呼ばれる人達からも理解出来る内容だと思います。これらは動物愛護を考えるには避けては通れない問題だと思います。
愛誤と言われる人たちは、自分の妄想に反することは、見えない、聞こえない、知ろうとしないです。
アメリカでは極めて犬猫が大量に殺処分されており、それらの死体がレンダリングされてペットフードをはじめとする工業原料になっていることは、少し調べれば分かることです。
殺処分された猫を、三味線皮革業者に払い下げるのが反動物愛護で倫理に反するのならば、殺処分された犬猫を原料にしたフードを大量にばらまくのは、倫理に反しないのでしょうかね。
彼らのお得意のダブルスタンダードでしょうか。
> レンダリングにまつわる話は興味深く読ませてもらっています。
ありがとうございます。
私は、殺処分された犬猫の死体を工業原料に転用することは必ずしも反対はしません。
それらをすべて廃棄物として処分すれば、大変な行政コストでしょうし、環境にも悪いです。
しかし安全性の問題があります。
人が食べる家畜にペットフードの原料であるレンダリング肉骨粉を家畜に与えれば、懲役3年以下の犯罪です。
ペットフードとは、そんなシロモノですよ。
肥料に転用するとしても、植物が吸収します。
適正飼育化で極力犬猫の殺処分を減らし、ペットフードの大量消費を抑制するのはひとつの選択ではないでしょうか。
ペットの数も、適正飼育化できる人だけに絞り(TNRとか地域猫、野良猫えさやりは不適正飼育です)総数を減らしたほうがいいと思います。
資本の論理(大量消費、利益の極大化)には真っ向から反しますが。
さんかくさんの言うとおり、適正飼育を進めることですね。これは不適正者への規制、罰則を設ける事でもあります。
現状の、安価に餌が買える。特別な許可や免許は無くとも飼育出来る。放し飼いや餌やりをし放題。こうした恩恵を受けておきながら中途半端な動物愛護を掲げて殺処分やブリーダーを攻撃すれば動物愛護だと思っている連中の程度の低さには呆れてしまいますね。今ある問題は自らに厳しい規制を課しコストを受け入れればすぐに解決する問題ばかりです。
動物愛護の上策は飼わないこととより厳しく適正飼育する事です。ちゃんと飼えない人達を排除する事とも言えますが、動物愛護を謳う人達の多くが該当してしまうのが笑えない話ですね。
きつね様
> 適正飼育を進めることですね。これは不適正者への規制、罰則を設ける事でもあります。
例えば日本では、竹富町(西表島)の猫飼育条例は比較的厳しい内容です。
登録とマイクロチップ装着、ワクチン、室内飼い義務、室内飼いで着ない場合は不妊去勢必須、飼育数制限ありです。
天然記念物のイリオモテヤマネコを保護する目的ですが、野良猫とその害もへっているようです。
アメリカでは、猫飼育記性の強化のために条例制定改正をした自治体が近年多いです。
また、ドイツでは、2008年にパーダーボルン市が刑事罰で猫飼育を規制する法律を定めて以降、複数の自治体が続いています。
ベルギーでは法律が制定されました(ベルギーでは野良猫がむちゃくちゃ多く、猟期、地域の制限なく狩猟駆除の対象です。言わば日本で言えばねずみと同じ扱いですかね)。
いずれも野良猫への餌やりは刑事罰の対象です。
それらの自治体の今後を見てゆきたいと思います。
欧米では、猫は適正飼育強化の流れです。
> 現状の、安価に餌が買える。特別な許可や免許は無くとも飼育出来る。放し飼いや餌やりをし放題。こうした恩恵を受けておきながら中途半端な動物愛護を掲げて殺処分やブリーダーを攻撃すれば動物愛護だと思っている連中の程度の低さには呆れてしまいますね。
放し飼いや野良猫餌やりは不適正飼育そのものです(TNRや地域猫であってもです)。
地域猫は適正飼育に反することですので、本来その状況を早期に解消しなければならないのです(ああ、勘違い)。
> ちゃんと飼えない人達を排除する事とも言えますが、動物愛護を謳う人達の多くが該当してしまうのが笑えない話ですね。
日本では、最も声高に動物愛護を叫んでいる人が不適正飼育推進=反動物愛護、の推進者です。