ドイツでは公共イベントでの犬の同行は禁止されている~大阪万博でペットの同行を認める大阪市の愚策

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(Zusammenfassung)
In vielen deutschen Kommunen sind Hunde bei Großveranstaltungen verboten.
Verstöße gegen das Gesetz können hohe Bußgelder nach sich ziehen.
2025年に開催予定の大阪・関西万博では、会場内へのペットの同伴を許可する方針です。これは松井市長の発案で「大阪をペットフレンドリーな観光地としてアピールする」ことを目的としています。しかし例えば日本でペット先進国と喧伝されているドイツでは、公共イベントでの犬の同行はほぼ法律で禁止されているか自粛が求められています。その理由は犬が人に危害や迷惑を及ぼす可能性があることと、犬が地面に落ちている有毒な食べ物を食べる、騒音などによる犬のストレスが動物福祉に反するという理由です。松井市長は無知で、動物福祉をはき違えています。万博で犬猫を同行する来場者が押しかけている光景を目にすれば、外国人は日本は動物虐待国家と評価するかもしれません。
まず大阪市が松井市長の発案により、「2025年に開催予定の大阪・関西万博での犬猫の同伴を許可する方針」という、ニュースソースから引用します。
・万博、ペット同伴の入場認める方向で調整 課題はアレルギー、フン… 2023年2月17日 朝日新聞デジタル
2025年大阪・関西万博で、運営主体の日本国際博覧会協会は、会場内にペットと同伴での入場を許可する方向で調整に入った。
協会などは、小型の犬や猫に限り、会場内の屋外の通路などで同伴を認める方向で調整しており、近く有識者の検討会を設置して実施方法を協議する予定だ。
きっかけは、猫2匹を飼う愛猫家の松井一郎・大阪市長の発案。
大阪の観光界からも、万博を機に「ペットフレンドリー」な観光地として大阪を打ち出したいとの期待の声が上がったという。
協会などは、最大9億円の経費を見込んでいる。
しかし海外のペット先進国といわれる国では、むしろ多くの人が集まる公共イベントでは犬等の同伴を法律で禁じているのです。ドイツでは、条例により公共イベントへの犬の同伴を禁じている自治体があり、違反者には高額の罰金が科せられます。その実例を挙げます。
・HUNDEVERBOT BEI VERANSTALTUNGEN 「イベントでの犬の禁止」 2017年5月18日
Hundeverbot auf Wochen- und Jahrmärkten, Volks- und Stadt(-teil)festen.
Nach dem ‚Blütenfest‘ in Geestemünde ist jedoch mehrfach Beschwerde bei der Polizei über Hunde im Veranstaltungsbereich geführt worden.
Das gefällt längst nicht allen.
Außerdem ist es nach dem Bremerhavener Ortsgesetz unzulässig.
Gemäß §4 Ortsgesetz über die öffentliche Ordnung in der Stadt Bremerhaven gibt ein eindeutiges Hundeverbot.
Dabei wird nicht zwischen großen oder kleinen Tieren unterschieden.
Und das hat seinen Grund.
Eine Ausnahme gibt es nur für blinde Menschen, die einen Blindenhund benötigen.
Für die Verfolgung und Ahndung der Ordnungswidrigkeiten ist die Ortspolizeibehörde Bremerhaven zuständig.
Die Ordnungswidrigkeit kann mit einer Geldbuße bis zu 2.500 Euro geahndet werden.
Menschenmassen und Gedränge sind kein Vergnügen für den Vierbeiner.
Auf dem Boden liegendes Essen, verdreckte Brot-, Wurst- oder Schokoladenstücke essen Hunde rasch auf, ohne dass ihre Halter das im Gedränge bemerken.
Erkrankungen können die Folge sein.
Der Lärm ist selbst für Menschenohren anstrengend.
Wie schlimm muss es für empfindliche Hundeohren sein, die 20 bis 40 Mal besser hören?
Wie überwältigend sind wohl all die Gerüche?
Während der öffentlichen Veranstaltung bleiben die Tiere deshalb besser zu Hause.
毎週および毎年の市場、民俗祭り、市(地区)の祭りでは、犬は禁止されています。
しかしゲーステミュンデでの「花まつり」の後に、イベント会場に犬がいたという苦情が警察に寄せられました。
誰もが犬に好意的ではありません。
さらにブレーマーハーフェン市の条例ではイベントや祭りでの犬の同行は許可されていません。
ブレーマーハーフェン市の治安に関する条例の4条によれば、このような場所では犬は明確に禁止されています。
犬が大きいか小さいかは関係ありません。
そしてそれには理由があります。
例外は1つだけあり、盲導犬を必要とする目の不自由な人には許可されています。
ブレーマーハーフェン市の警察当局は、(イベント会場への犬同行禁止の)行政違反の起訴と処罰を担当しています。
行政違反は最高2,500ユーロ(35万5,000円 1ユーロ=142円)の罰金で処罰される可能性があります。
群衆での混雑は、4本足の友人(犬)にとって快適ではありません。
犬は地面に落ちている食べ物、例えば汚れたパン、ソーセージ、チョコレートなどを飼主が気が付かないうちにあっという間に食べてしまいます。
犬に病気が発生する可能性があります。
イベント会場は、人間の耳でも疲れる騒音があります。
20倍から40倍もよく聞こえる、優れた聴力の犬の耳にとっては、それはどれほど悪いことでしょうか?
イベント会場の臭気は、どれほど犬にとっては大きな影響がありますか?
ですから公のイベントが行われている時は、犬は家にいる方がよいでしょう。
この松井大阪市長の「大阪関西万博では犬猫の入場を許可する方針」ですが、犬猫の生理に関しては専門家といえる獣医師が反対しています。そのFaceBookの投稿から引用します。
・Koji Kawamura 2023年2月21日
今度の大阪万博にペット動物の入場を許可する方針のようである。
ペットを万博に入場させてもトラブルの元。
意味がわからない。
何よりもアニマルウエルフェアに背くのではないか。
万博期間は大阪の真夏もある。
短頭種など熱中症が怖い。
私は正気だと思えないです。
同じくKoji Kawamura獣医師の、関西大阪万博の「ペット入場許可」の関する投稿ですが、多くのソーシャルメディアの友人がKoji Kawamura獣医師の意見に賛成しています。
・Koji Kawamura 2023年2月17日
犬猫の生理を考えれば、ドイツが大きなイベント会場に犬を同伴させることを法令で禁じているのは妥当であると思います。それなのになぜ松井大阪市長がそれに反する、このようなおかしな提言をしているのでしょうか。思い当たることは、常に荒唐無稽な、聞くものが悶絶死しかねない海外、特にドイツの動物愛護に関する真逆のデマを得意になって超上から目線でしゃべるまくっている元ポルノ女優の杉本彩氏の影響です。
この方は、「おおさかワンニャン特別大使」に任命されていますが、過去の等に海外の動物愛護に関する発言は私が知る限り、すべてが大嘘誤りでした。口癖のように「ドイツでは犬が人と同様にどこにでも行ける」と喋り捲っています。おそらく松井市長の方針は、この方の嘘デマが元でしょう。ドイツはある面では、日本より犬を制限している場所が多いのです。それは連載記事で述べます。
(画像)
「おおさかワンニャン特別大使」の杉本彩氏。「ペットショップでの生体販売を行っている先進国は日本だけ」。このような動物愛護に関する知識の方を、動物愛護に関する公的立場に任命する大阪市は滑稽を通り越して醜悪です。さらに大阪市は(おそらくこの方の提言があると推測しますが)、万博で動物福祉に反することをしようとしています。
杉本彩氏には、デマ発言に対しては逐一出典を挙げて抗議のメールを送っています。しかしその後もさらにひどい、荒唐無稽なデマを機関銃のように連発しています。何らかの疾患でもあるのかと疑うレベルです。


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