EUでは、現在犬猫の毛皮と肉の貿易が禁止されています。しかしドイツでは猫の毛皮がリウマチや神経痛に効くとの根強い信仰があります。その他にも謝肉祭で猫嫌いの一派が用いる仮装用などで猫の毛皮が用いられます。中国で生産された猫の毛皮の多くがドイツに密輸されているという、動物愛護団体の調査報告があります。 以下は、ドイツの動物愛護団体が作成した動画レポートです。
Wenn Haustiere verschwinden - Teil2.avi 「ペットが消えるとき vol.2」。
・冒頭~5分25秒 中国での、犬猫毛皮生産現場の録画。 明らかにドイツ輸出向けに加工した、猫毛皮毛布も制作されています。 ・5分25秒~6分15分 PETA広告塔のポールマッカートニー氏が証言。 この方も、今や愛誤JJI。 ・6分15秒~7分4秒 EUでは、犬猫の毛皮貿易は禁止されています。 ・7分4秒~7分25秒 ドイツでの、飼い猫行方不明のポスター。 ドイツ国内の飼い猫が行方不明になるのは毛皮目的の猫獲り業者の仕業でしょうか。 ・7分25秒~ ドイツ国内での、Fasnachtszünften oder von Katzenhassern「謝肉祭での猫嫌いの一派」。 謝肉祭で、猫の毛皮やはく製を身につけて、仮装しています。 EUでは、犬猫の毛皮と肉は貿易が禁止されています。しかし、ドイツでは先に述べた通り、猫の毛皮がリウマチや神経痛に効くという根強い信仰があり、今でも民間療法としての需要は多いのです。特に高齢者は、未だに猫毛皮の治療効果を信じている人が多いようです。猫の毛皮を毛布に加工したものは、かつてはドラッグストアなどで一般に売られていました。またガウンやベストなどの防寒着として加工したものも、治療効果があると信じられています。
私は、このような記事も書いています。
びっくり!世界の猫事情~ドイツでの猫毛皮によるリウマチ治療 。
またドイツでは、Fasnachtszünften oder von Katzenhassern「謝肉祭での猫嫌いの一派」と言われる人たちが存在します。彼らは謝肉祭で猫の毛皮やはく製をまとい、仮装する風習が古くからあります。かつては、祭りの行事で猫を殺害していました。
それらの行事にも、猫の毛皮の需要があることを、上記の動画では指摘しています。
EUでの貿易禁止後は、猫の毛皮製品は大変高価になりました。中国からの輸入では、ウサギの毛皮と偽って通関されることがあります。最近では、DNA鑑定での摘発を行うこともあります。ですから中国からドイツへの猫毛皮密輸は減りつつあります。
そのためにリンクの動画レポートでは、中国からの猫の毛皮の輸入が減少した分を補うためにの、ドイツ国内で猫獲り業者が存在している可能性を指摘しています。
この動画レポートは、動物愛護団体が制作したもので、多少の誇張や偏向はあるかもしれません。しかし猫の毛皮の需要は、多分日本よりドイツの方が文化的歴史的背景もあり旺盛でしょう。「プロの猫獲り業者」は、むしろ日本よりドイツに存在する可能性の方が高いかもしれません。
なお先に述べたとおりドイツ国内では、野生化した猫の毛皮の自家消費に対しての規制はありません。ドイツでは、飼い主のない犬猫(とみなされるものも含む)は狩猟対象です。民家から300mを離れれば、「飼い主がない」とみなされ狩猟は合法であり、そのような猫を原料とした毛皮は合法です。ドイツでこのような法律があるにもかかわらず、猫の放し飼いを続けるドイツの猫飼育者が理解できません。
ところでEUは、2008年に犬猫の毛皮貿易を禁じたのですが、それ以前に、アメリカでも犬猫の毛皮貿易を禁止しています。しかしアメリカでもEU諸国でも、殺処分された犬猫の死体をペットフード等の工業原料にすることは規制はなく、当たり前に行われています。
犬猫の毛皮はダメで、犬猫をペットフードの原料とすることはOKと言うのは理解できません。また犬猫以外の、ミンクやキツネなどの毛皮は合法で、犬猫はダメなのか理解に苦しみます。「動物愛護」というものは、いい加減だということです。
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まったくいい加減。
どうして猫だけ特別なんですかね。
猫糞被害者@名古屋様、コメントありがとうございます。
> まったくいい加減。
動物愛護(誤)を担っている人たちが客観的で科学的知見に基づいているのではなく、主観的で感情だからでしょう。
毛皮は見た目にリアルです。
対して殺処分された犬猫を原料にしたペットフードは見た目に分からないです。
それと愛護(誤)家が接しているのは犬猫ばかりで、そのほかの飼育動物や家畜に思いがいたらないのです。
動物愛護(誤)なんていい加減なんですよ。
それでも愛護(誤)家たちは自分たたちのかなり偏っている愛護(誤)思想を普遍的正義のように振りかざし、テロも厭わず推し進めるのだから迷惑なのです。
動物愛護とは必要もないのに動物を虐げたり殺害したりしない様にしましょうという意味合いのもので、特定の動物(特に猫)だけ無闇矢鱈に保護しましょうという意味合いの言葉ではありません。
害獣化した猫の殺処分には異常な反発行動を行うが、多頭崩壊の様な異常な飼育によって猫が酷い死に方をしていてもその飼い主には好意的に接するのが猫愛護活動家です。
一見動物を護ろうとしている様で結果的には逆に護ると言っている動物をより悲惨な状況に追い込んでいる動物愛護ばかり見かけます。
猫の毛皮に需要があるのに猫が好きだから猫の毛皮が許せないという価値観を押し付けるのは全く不合理でしかありません。
レッドデータの様に自然から逸脱してしまった人類の所業で絶滅しかけている生物を保護するなら意味もわかりますが、猫は一部の人類のせいで活動範囲を異常に広げて尚肥大化している動物です。
個人の嗜好を押し付ける声がでかいだけの馬鹿は本当に始末におえませんね。
猫ボラ嫌い様、コメントありがとうございます。
> 動物愛護とは必要もないのに動物を虐げたり殺害したりしない様にしましょうという意味合いのもので、特定の動物(特に猫)だけ無闇矢鱈に保護しましょうという意味合いの言葉ではありません。
よくぞ言ってくださいました。
実は近々、その点について記事にしようと思ってたところです。
個人の好きで、特定の動物だけ偏向して殺さないのが動物愛護ではありません。
動物愛護とは、野生動物、飼育動物の全てを包含する概念だと思います。
ですから希少生物の生息地で、野良猫の餌やりを強行し、希少生物に被害を与える行為は動物愛護とは真逆の行為です。
> 害獣化した猫の殺処分には異常な反発行動を行うが、多頭崩壊の様な異常な飼育によって猫が酷い死に方をしていてもその飼い主には好意的に接するのが猫愛護活動家です。
愛誤のお得意のダブルスタンダードですね。
中途半端な黒ムツ氏より、猫ボラの方が、はるかに殺し、虐待している猫の数が多いのではないですか。
> 猫の毛皮に需要があるのに猫が好きだから猫の毛皮が許せないという価値観を押し付けるのは全く不合理でしかありません。
EUもアメリカも、犬猫愛誤の政治力って不思議とあるんですねぇ。
なお、スイスはEU不加入ですので、猫毛皮毛布が普通に売られています。
「リウマチ治療用」として。猫毛皮がリウマチに効くというのは、ドイツ文化圏だけの迷信でしょうか。
英語ではまず、このような情報にヒットしません(フランス語やイタリア語では検索していません)。
> 猫は一部の人類のせいで活動範囲を異常に広げて尚肥大化している動物です。
猫は悪性の外来種です。
日本生態学会で、侵略的外来種ワースト100に指定されています(哺乳類では10種だけ)。
ブラックバスやアライグマと同様、自然界に存在してはならないのです。
生態系維持のためには、野良猫は全て駆除が望ましいのです。
自然の状態で保護なんてとんでもない。
> 個人の嗜好を押し付ける声がでかいだけの馬鹿は本当に始末におえませんね。
はい、彼らはバカそのものです。
野良猫が可愛そうと思うのならば、自分が責任負える範囲で保護して室内飼い適正飼育すればよろしい。
それであれば、動物愛護にも適うでしょう。
悪性外来生物が、一匹でも自然界で減ることになるし、その猫にとっても良いことですから。
>害獣化した猫の殺処分には異常な反発行動を行うが、多頭崩壊の様な異常な飼育によって猫が酷い死に方をしていてもその飼い主には好意的に接するのが猫愛護活動家です。
愛誤と呼ばれる人たちの考え方の根底にあるのは
「猫好き(と言うか猫を可愛いと思う心)無罪」
なんだと思います。
多頭崩壊させようが餌付けして増えた野良が不幸になろうがそれは猫好きによる行動の結果なのだから責めないという事なんでしょう。
彼らが野良猫を見れば何の根拠もなくすぐに「捨て猫」と決めつけ、いるのかいないのかわからない捨てた人を非難するのが大好きな事が前から不思議だったんですが最近になって気づいたのはどうやら彼らは「猫を捨てる人」を猫嫌い側に分類してるんですよね、猫が好きなら捨てるわけがないとそういう考え方なんでしょうか?
そもそも猫が嫌いなら飼うわけないんだからもし野良猫の大半が捨て猫ならそれは「猫飼ってる猫好きはかなりの確率で猫を捨てるいい加減な人間だ」という事になると思うんですが彼らの考え方だと「猫嫌いが猫を捨てるから不幸な野良猫が減らない!捨て猫に餌をやるのは猫好きな優しい人!」となるのでしょう、だから「捨てる人」叩きが大好きなんだと最近気づきました。
ダブルスタンダードというか単なるアホですね。
サンジュ様、コメントありがとうございます。
> 愛誤と呼ばれる人たちの考え方の根底にあるのは
> 「猫好き(と言うか猫を可愛いと思う心)無罪」
> なんだと思います。
それも以前指摘したことがあると思います。
「愛誤無罪」。
「猫が可愛い」が動機であれば、すべてが許される。
「TNR目的の猫捕獲は合法だが、保健所に届けるのが目的であれば違法(捕獲という行為はどちらも法的には同じです)」という屁理屈も同じ。
> 多頭崩壊させようが餌付けして増えた野良が不幸になろうがそれは猫好きによる行動の結果なのだから責めないという事なんでしょう。
話は変わりますが、近代刑法では、行為の客観的形態と結果が動機に優先します。
例えば、不治の病でその苦しさに見かねて、病人本人も望んで、好意であったとしても、殺せば殺人罪や嘱託殺人になります。
好意で人を送るためにクルマに同乗させ、ドライバーの過失でその人を交通事故で死なせたり怪我をさせたりしたら、道路交通法違反になります。
愛誤の思考は、ガラパゴス化(というか精神が幼児から発達していない)しています。
その思考を、現実社会で押し通そうとするのが愛誤です。
しかし周りは、愛誤のワガママをよく受け入れています。
> 彼らが野良猫を見れば何の根拠もなくすぐに「捨て猫」と決めつけ、いるのかいないのかわからない捨てた人を非難するのが大好きな事が前から不思議だったんですが最近になって気づいたのはどうやら彼らは「猫を捨てる人」を猫嫌い側に分類してるんですよね、猫が好きなら捨てるわけがないとそういう考え方なんでしょうか?
それもあるかもしれませんが。
猫を捨てる人=ペットショップで命をカネで衝動的に買い、すぐ飽きる人。冷酷で最低の人間w
野良猫に餌をやる人=小さな命を大切に守る、心が崇高で優しい、素晴らしい人w
という自己陶酔。
あー、バカバカしい。
構わない、正に唯猫思想「ネコナチズム」ですね。
害獣と共存なんて出来ないのに・・・。
行き過ぎた動物愛護は只の害悪にしかなりませんが
それに気づかないのが愛誤の特徴ってか
野良猫餌付けは動物愛護とは真逆の行為だけど
愛誤は盲目ですから・・・。
只野乙三様、コメントありがとうございます。
> 正に唯猫思想「ネコナチズム」ですね。
沖縄のネコナチNPO呆人、蹴る美無の代表者は、「希少生物だろうがなんだろうが絶滅しても構わない。しかし猫だけは一匹だって殺すことは許さない」と公言しています。
どこが「非営利団体」で公益性があるのでしょう。
まさに環境テロリストです。
> 行き過ぎた動物愛護は只の害悪にしかなりませんが
屋外での野良猫飼育なんて、最初から動物愛護じゃないですよ。
> 野良猫餌付けは動物愛護とは真逆の行為だけど
> 愛誤は盲目ですから・・・。
野良猫餌付けは、野良猫に捕食される小動物のみならず、猫に対しても動物虐待です。