過去最悪の鳥インフルエンザ流行の福岡県でTNRを推進する亡国者たち~猫は鳥インフルエンザを拡散する

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(Domestic/inländisch)
現在日本では鳥インフルエンザが猛威を振るっています。福岡県など複数の県では、すでに鶏の殺処分数が過去最大となっています。鳥インフルエンザは非常に感染力が強く、感染しない動物であっても体に付着したウイルスにより伝搬します。さらに猫は鳥インフルエンザに感染し、猫から鳥への感染の可能性も指摘されています。そのためにドイツでは、鳥インフルエンザの流行地では猫を屋外に放すことが禁じられ、やむを得ず屋外に出す場合はリードを使用するか、クレートに密封しなければなりません。違反者は3万ユーロ(約420万円 1ユーロ=140円)以下の罰金に処されます。また外猫は行政が捕獲し、殺処分も行います。しかし日本では、鳥インフルエンザの深刻な流行地の福岡県で、野良猫のTNRに公費助成を求める団体があります。まさに亡国動物愛誤です。
サマリーで示した、福岡県等で過去最悪のペースで鳥インフルエンザの流行拡大が続いていることを報じるニュースソースから引用します。
・福岡、千葉で鳥インフル 過去最多、エミューも 2023年1月3日
福岡県は3日、古賀市のエミュー農場で致死率の高い高病原性鳥インフルエンザが発生したと発表した。
今季はこれで23道県54例目となり、2020~21年シーズンの52例を上回って過去最多となった。
殺処分数は約775万羽になるという。
(動画)
鳥インフルエンザ感染拡大 “過去最悪”に広がる警戒と困惑 2022年12月8日
鳥インフルエンザは非常に感染力が強く、感染した動物がウイルスを広げるばかりではなく、例えば人の衣服や苦痛らに付着したウイルスが養鶏場に持ち込まれ、それにより感染拡大もします。人以外でも、非感染の小動物が養鶏場に出入りすれば、鳥インフルエンザのウイルスを持ち込むこともあり得ます。小動物としては野生のイタチ、キツネなどもありますが、人社会に密着して人を恐れず、数が多いのは放飼い猫や野良猫です。さらに猫は鳥インフルエンザは他の野生動物に比較して感染しやすく、猫から鳥への感染の可能性も指摘されています。そのため、野生動物よりはるかに鳥インフルエンザの感染のリスク原因としては、外猫は高いと言えます。
「自由に徘徊する猫は鳥インフルエンザの感染拡大の要因である」。それは多くの論文で示されています。以下に、その一例から引用します。
・ 野生動物による高病原性鳥インフルエンザウイルス伝播の 可能性 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター 2016年
猫による HPAIV(高病原性鳥インフルエンザウイルス)伝播の可能性
調査を実施した多くの農場で 養鶏場内あるいは鶏舎内への猫の侵入が確認された。
HPAIVは,鳥類の他にも多様な動物での感染が知られている 。
特に猫科の動物は HPAIV感染に高い感受性を示すことが知られ,国外では HPAIV感染野鳥の補食による猫での自然感染例がある。
猫が HPAIV感染野鳥の捕食等により感染する可能性のあること,さらには HPAIV感染猫が鶏への感染源となる可能性のあることを示唆しており,猫についても鶏舎内への侵入対策が必要と考えられた。
(動画)
Highly pathogenic strain of bird flu found in 2 dead cats 「(韓国で)2匹の死んだ猫から高病原性鳥インフルエンザが発見された) 2016年12月31日
鳥インフルエンザは、かなり以前から猫が感染し、猫から人への感染も報道されています。また引用した論文にある通り、猫から鳥への感染の可能性も指摘されています。しかしこのリスクについては、日本のマスコミはほぼ報道しません。
A highly pathogenic strain of bird flu has been discovered in two dead cats.
Citing information from health authorities,... an official from the Gyeonggi-do provincial government said the H5N6 strain,... which has infected chickens across the country,... was found in the bodies of the cats in Pocheon.
The cats were found dead this week nearby a chicken farm where the strain was first reported in November.
(韓国で)鳥インフルエンザの高病原性株が 2 匹の死んだ猫から発見されました。
保健当局からの情報として、ギョンギドウ政府の当局者は、韓国全土の鶏に感染しているH5N6株が、ポチョンで猫の体から見つかったと述べました。
猫は11月に入った今週に、同じ系統の鳥インフルエンザが最初に報告された養鶏場の近くで死んでいるのが発見されたものです。
つまり野良猫の放置や猫の放飼いは養鶏場にとっては大変な鳥インフルエンザの感染リスクなのです。また連載で後に取り上げRますが、野良猫外猫は鳥インフルエンザのみならず、口蹄疫や豚コレラの感染拡大にも寄与しているとの学術研究が多数あります。ですから本来は野良猫は行政が捕獲し、猫は室内飼いを義務付けるのは正しいのです。
しかしそのような状況において、TNRの推進団体が福岡県知事及び県議会に「野良猫の不妊去勢手術の公費助成を求める」要望書を提出し、」さらに賛同の署名活動を行っています。しかしTNR少なくとも早急に野良猫の数を減らす効果はありません。さらに長期的にも野良猫の数を減らす効果はないとする学術研究が多数あり、それが定説になっています。それに関する資料から引用します。
・署名のお願い
公益財団法人どうぶつ基金と県下の12市町は、福岡県知事及び県議会に「野良猫の避妊・去勢手術の実施に関する要望」を
2023年2月の県議会で提議できるよう2022年12月22日、知事と県議会に本要望書を一次提出しました。
この要望書が2月の議会で承認されれば、令和5年から福岡県で8,000頭の野良猫の無料不妊手術を県民に提供できます。
さらに賛同者を増やして二次提出を行うため、引き続き署名と賛同団体を募集しています。
・【公益財団法人どうぶつ基金】◇緊急!署名募集中◇ 福岡県に野良猫8,000頭の無料不妊手術実施を求める要望を提出しました 2022年12月22日
この記事は、先の公益財団法人どうぶつ基金の、福岡県知事と県議会に提出された「野良猫の避妊・去勢手術の実施に関する要望」と、賛同の署名活動を報じています。
マスコミは、TNR団体が鳥インフルエンザが過去最悪で流行している福岡県に対して、事実上の野良猫の温存策であるTNR(野良猫の不妊・去勢)への公費助成の要望と署名活動の後押しとなる報道をしています。しかしTNRは、実際には野良猫の温存策です。福岡県の養鶏業を保護するためには、現在流行している鳥インフルエンザの感染拡大を少しでも防止する施策の方がはるかに重要度が高いのです。
猫が鳥インフルエンザの感染拡大に寄与しているとの学術研究はいくつもあります。日本は現在は行政は野良猫を捕獲するところはないと思いますが、かつては行っていた自治体がありました。猫は犬と異なり、行政に捕獲する義務はありませんが、禁止する法的根拠もありません。このような緊急時には、行政は本来野良猫対策は早急に猫を減らす効果がある捕獲と、飼猫の室内飼い飼育の義務の立法です。しかしこのような提言をしたマスコミやジャーナリストは皆無です。まさに日本は狂った愛誤亡国国家です。
一方海外に目を向けると、鳥インフルエンザ等の家畜の感染症発生時には「飼猫を屋外に出すことの禁止」や、「行政が屋外を徘徊する猫を捕獲して殺処分も行う」ドイツがあります。罰則は大変厳しく、「鳥インフルエンザ等の流行地で飼猫を放飼いにした、遁走させた場合は3万ユーロ(420万円 1ユーロ=140円)」以下の処罰があります。また行政が外を徘徊する猫を捕獲し、飼主不明の猫は公的動物収容所に収容し、殺処分も行われます。
次回記事では、ドイツの感染症対策での、猫に関する法令を取り上げます。いずれにしても日本ほど野良猫がもたらす感染症リスクにおいて無為無策、それどころか野良猫を温存するような野良猫愛誤な国は私は知りません。
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