カナダには人口比で日本の2.1倍の生体販売ペットショップがある~「カナダには生体販売ペットショップが一つもない」という狂気の記事

Please send me your comments. dreieckeier@yahoo.de
Bitte senden Sie mir Ihre Kommentare. dreieckeier@yahoo.de
メールはこちらへお寄せください。 dreieckeier@yahoo.de
(Summary)
Pet Stores in Canada industry statistics(2022).
business Number of Businesses in: 3,139
「カナダのペットショップでは生体販売をしない」という、まさに狂った情報を拡散しているメディアがあります。しかしカナダは大変生体販売ペットショップの数は多く、3,139店舗あります。その数は人口比で日本の2.1倍です。カナダ、アメリカ合衆国は巨大生体販売ペットショップのチェーン店が国境を越えて多店舗展開しており、両国とも生体販売ペットショップが多い国です。アメリカは約35,000の生体販売ペットショップがあり、日本の7倍あります。なぜこれほどまでに真逆の狂った大嘘をマスメディアで拡散するのか、私には理解できません。
まず「カナダのペットショップでは生体販売をしない(「カナダ全土で全てのペットの種で生体販売を禁じる」との意味になる)という、まさに狂ったデマを報じたメディアの記事から引用します。
・「犬の殺処分」について学んだ高校生「自分たちに何ができるのか」京都で活動する彼らの思いを聞いた 2022年12月29日
繁殖引退犬で耳のところに識別番号みたいなタトゥーが入っていて…人間のビジネスのためにひどい目に遭っていたんだろうなと思う。(*)
カナダのペットショップは生体販売をしないと知り驚きました。
日本ではなぜショップで買う人が多くて保護犬を迎える人が少ない。(*1)
(*)
ドイツ等では、マイクロチップによる犬猫の個体識別が普及する前は、多くの州で刺青による個体識別が義務付けられていた。日本で義務付けられたことはない。
・Muss mein Hund gechipt werden?
(*1)
例えばドイツの保護犬の犬猫入手シェアに占める割合は1割程度で日本と変わりない。むしろ最近の推計では日本の方が高い。スイスでは、犬の入手シェアに占めるティアハイムの犬の譲渡は2%程度でほぼゼロ。
・「犬の大量生産販売とオークションは日本独特」という、太田匡彦氏の大嘘~イギリス、ドイツ編
結論から言えば、「カナダのペットショップでは生体販売をしない」は真っ赤な、真逆の大嘘です。カナダには2022年の資料によれば生体販売を行うペットショップが3,139あり、その数は人口比で日本の2.1倍です。
カナダ、アメリカは最も生体販売ペットショップチェーンの多店舗展開が進んだ国です。アメリカは生体販売ペットショップの数が35,000店舗あり、日本の7倍もあります。それを裏付ける資料から引用します。
・Pet Stores in Canada - Market Research Report 「カナダにおけるペットストア(生体販売ペットショップ) マーケットリサーチレポート」 2022年8月16日
Pet Stores in Canada industry statistics
business Number of Businesses in: 3,139
Industry Definition
The Pet Stores industry in Canada sells a variety of pets, including dogs, cats, fish and birds.
カナダのペット ショップの業界の統計
ペットショップの事業所数: 3,139
業界(ペットショップの)定義
カナダのペット ストア(ペットショップ)の業界では、犬、猫、魚、鳥など、さまざまなペット生体を販売しています。
カナダではごく一部の自治体条例では(例えばトロント市など)(*2)、犬猫に限りペットショップでの販売を制限しています。しかしそのような自治体においても、「保護犬猫はペットショップでも販売してもよい」という例外規定があります。そのためにアメリカの同様の法律がある州自治体と同じく、パピーミル生産の子犬であっても、保護団体を迂回させる(保護団体がパピーミルから子犬を仕入れて、それをペットショップに卸す)ことをしています。いわゆる「偽装保護犬」で、そのような自治体でも犬猫が実際には展示販売されているのが実情です。
しかし犬猫以外のペットの生体販売については、通常のペットとして飼育される動物ではカナダ全域では規制がありません。観賞用の鳥や、犬猫以外の小型哺乳類のモルモットや爬虫類などは大変盛んに販売されており、品ぞろえも多いです。
(*2)
・Dogs and cats not for sale at Toronto pet stores 2022年3月25日
(動画)
Going To PetSmart In Canada 🇨🇦 || Asmr Video || Exploring PetSmart || Shopping Vlog 「カナダのペッツマート(北米でチェーン展開する大手生体販売ペットショップチェーン)」 2022年12月15日
There are the biggest Pet store our there.
Exploring we love pets!
Full inside walk through with Fish Cats Mice.
そこは(カナダでは)最大のペットショップです。
私たちはペットが大好きです!
店の中を歩けばを歩けば、魚や猫、マウスでいっぱいです。
(動画)
going to pet shop in canada | pet smart | petvalu | ren's pets | pet shop tour 「カナダのペットショップに行く | ペッツマート | ペットバリュー | レンのペット | ペットショップツアー」 2022年3月31日 こちらはカナダ、オタワ市の生体販売ペットショップです。
(動画)
Visiting pet shop in Canada Montreal | Aquatix Tech Life 「カナダ・モントリオールのペットショップの訪問 | アクアティックス テック ライフ」 2020年7月27日 こちtらはカナダ、モントリオール市の生体販売ペットショップです。
いずれにしても、人口比で日本の2.1倍も生体販売ペットショップがあるカナダを、「カナダのペットショップでは生体販売をしない」という、真逆も真逆の大嘘、デマを堂々と報道するとは、まさに狂気としか言いようがないです。悪質極まりない。
なぜこのような大嘘デマを、マスコミは必死になって拡散しているのか、私には理解できません。そのような嘘デマは、簡単なネット検索ですぐにばれるのです。意図的にデマを広げるマスコミの理由もわかりませんが、それがばれないとでも思っているのでしょうか。もしそうだとしたら、知能が正常に満たないでしょう。もしくは精神に異常をきたしているのでしょうか。
(参考資料)
・Retail pet stores
なお現時点で、カナダ国内でペットショップでの犬猫もしくはウサギを含めて販売を禁止(保護動物は除外)している自治体は、次の4自治体のみです。
・トロント市 ペットショップでの犬と猫の販売は2011年に禁止(保護犬猫は除外)。
・リッチモンド市 2010年にペットショップでの犬の販売を禁止。
・バンクーバー市 2017年に猫、犬、ウサギのペットショップの販売を禁止。
・モントリオール市 2020年にペットショップでの犬、猫、ウサギの販売を禁止。
片手で数えられる数の自治体で、犬猫もしくはウサギを含めてのみのペットショップでの販売禁止(保護犬猫を除外する自治体もある)条例があります。それを「カナダ(=カナダ全体という意味になる)のペットショップでは生体(=ペット全種という意味になる)販売をしない」とは、愛誤の嘘つき体質にはあきれ果てます。なおカナダの自治体の総数は約4,000です。
- 関連記事
-
- 「カナダでは生体販売が禁止されている」という、坂上忍氏の狂気の発言。カナダの生体販売ペットショップ数は人口比で日本の2.1倍
- カナダでは密輸された子犬がインターネットで販売されている~「カナダでは生体販売ペットショップがなく保護犬を入手する」という大嘘
- カナダでは犬猫に限ってもペットショップでの販売制限をしているのは4,000自治体中4自治体のみ~「カナダでは生体販売をしているペットショップがない」という狂気の報道
- カナダには人口比で日本の2.1倍の生体販売ペットショップがある~「カナダには生体販売ペットショップが一つもない」という狂気の記事
- カビ毒や病原菌で頻繁に汚染されるカナダのペットフード〜日本のペットフードは遅れているというデマ記事
- カナダ、ケベック州の保護犬入手シェアは11%〜ねこちゃんホンポの偏向記事
- カナダのペットショップで多数の子犬子猫が盗まれた~「カナダでは生体販売を行うペットショップは一切ない」って何(笑)