成長が著しいドイツの生体販売ペットショップ~ドイツはペットショップ大国である

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(Zusammenfassung)
Im Jahr 2020 gibt es in Deutschland insgesamt 4.370 Zoofachgeschäfte von Unternehmen und Einzelunternehmen.
記事、ドイツには4,370の生体販売ペットショップがある。その数は人口比で日本の1.3倍(2020年)、の続きです。
前回記事では、ドイツには2020年時点で4,370の生体販売ペットショップがあり、その数は人口比で日本の1.3倍であることを述べました。ドイツの生体販売ペットショップの数は増加傾向です。しかし店舗数の増加よりも売り上げの増加が著しいです。ドイツのペットショップの売上は16年間で、約4倍と激増しました。生体販売ペットショップは、ドイツ国内においては最も成長が著しい分野です。ペットの生体販売の規制が緩いこともあり世界最大の生体販売ペットショップの店舗や、世界3位の生体販売ペットショップチェーンもドイツにあり、ドイツはペットショップ大国と言えます。
ドイツの生体販売ペットショップの数は前回記事で述べた通り4,370店舗あり、その数は人口比で日本の1.3倍です。日本が生体販売ペットショップの売上、店舗数とも減らしているのに対し、ドイツは長期的に高成長を続けています。店舗数は増加傾向ですが、それ以上に売り上げの増加が著しいです。それは店舗の資本集約が進み、店舗が巨大化していることが要因です。まず、ドイツの生体販売ペットショップの売上の統計を示します。
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Nettoumsatz im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2003 bis 2019 「2003年から2019年にかけてのドイツにおけるペット生体の需要とペット生体販売も行う小売店(ペットショップ)の純売上高推移」 2021年
Die Statistik zeigt den Nettoumsatz im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2003 bis 2019.
Betrachtet wird der überwiegend stationäre Fachhandel, Internet- und Versandhändler sind nicht enthalten.
Im Jahr 2019setzten die Zoofachhändler in Deutschland netto rund 3,7 Milliarden Euro um.
本統計は2003年から2019年にかけてのドイツにおける、ペット生体の需要とペット生体販売も行う小売店の純売上高を示しています。
主にペットを専門に販売する固定型店舗で、インターネット販売、通信販売会社は含まれていません。
2019年、ドイツのペットショップ(生体販売専門店)の純売上高は約37億ユーロでした。
2003年には、ドイツのペット生体販売ペットショップ専門店の総売上高は10億ユーロに達しませんでしたが、2019年には37億ユーロに達しました。16年間で約4倍にペット生体販売ペットショップの売上が激増したのです。これほどまでに成長した業種はドイツでは稀で、国内総生産(GDP)の成長をはるかに上回ります。
ドイツの2003年から2017年にかけての国内総生産は1.5倍程度です(040 世界経済の長期推移からわかる事 小松製作所 2020年)。ドイツは先進国の中では、最も生体販売ペットショップという業種業態が成長した国の部類と言えます。

次に、個別のドイツ国内の生体販売ペットショップの大企業の売上推移を示します。特に2020年のコロナ禍以降はペットブームにより、ドイツの生体販売ペットショップチェーンは歴史的な売り上げ増を記録しました。以下は、ドイツ第1位(世界3位)の生体販売ペットショップチェーン、フレスナプフ社と、ドイツ第2位のズープラス社の売上推移を示します。
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Zooplus verliert auch 2021 weiter Marktanteile an Fressnapf 「ドイツ第2位の生体販売ペットショップチェーンのズープラス社(Zooplus) は、2021年も市場シェアを ドイツ第1位のフレスナプフ社(Fressnapf) に奪われ続ける」 2021年8月17日
Nach Fressnapf hat heute auch Zooplus seine Halbjahresergebnisse vorgelegt.
So hat Fressnapf im ersten Halbjahr 21% zugelegt, Zooplus 16%.
Operativ steht Zooplus weiter bestens da und wird wohl nach 2020 auch dieses Jahr ein Rekordergebnis abliefern.
フレスナプフ社(Fressnapf)の後に、ズープラス社(Zooplus)も本日、中間決算の結果を発表しました。
フレスナプフ社(Fressnapf) は上半期に売り上げが21%成長し、ズープラス社(Zooplus)は16%成長しました。
経営面ではズープラス社(Zooplus)は依然として良好な状態にあり、2020年以降では、今年も記録的な好決算を出す可能性があります。
日本円で換算すれば、3,000億円超の大企業が中間決算で21%も売り上げが増加するなどほぼあり得ないほどのことです。なお日本で最大の売り上げを誇るイオンペットは、年間の売上高は200億円程度です。いかにドイツの生体販売ペットショップチェーンが巨大で、市場規模が大きいかがご理解いただけると思います。ドイツは生体販売ペットショップ大国で、また成長が著しい分野です。

(動画)
Fressnapf XXL
ドイツ1位、世界3位の生体販売ペットショップ、フレスナプフ社の巨大店舗。ワニや巨大なニシキヘビも展示販売されています。ドイツは州によっては、日本では「特定動物」として飼養に厳しい制限が設けられている動物種でも、販売取得飼育が自由で規制もほぼありません。
ドイツではペットショップの生体の展示販売に関する最小ケージサイズ等の数値の法規例がなく(犬に限り厳しい飼養の数値基準の全般規制があり、ペットショップでの展示でもそれが適用されます)、生体販売に関する規制が緩いことも生体販売ペットショップの市場規模が大きく、成長が著しい要因だと思います。日本で禁止されている、ペットの移動仮設店舗での販売も合法です。
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