ドイツには4,370の生体販売ペットショップがある。その数は人口比で日本の1.3倍(2020年)

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(Zusammenfassung)
Im Jahr 2020 gibt es in Deutschland insgesamt 4.370 Zoofachgeschäfte von Unternehmen und Einzelunternehmen.
私はドイツの生体販売ペットショップ数について「動物保護法11条の生体販売の認可を受けたペットショップは4,100店舗ある」としてきました。しかしその数値は若干古く、近年はドイツの生体販売ペットショップの数が増加しています。2020年の公表されているもので最も新しい統計では、ドイツには生体販売を行うペットショップの数は4,370店舗あります。この数は、日本の生体販売ペットショップの数の人口比で1.3倍です。今後は「ドイツの生体ペットショップ数」は、この数値を用います。
私が今まで引用してきた、ドイツおける生体販売ペットショップ(動物保護法11条に基づき、生体販売の認可を受けたペットショップ)の数が4,100との出典はこちらです。以下に引用します。
・Zoofachgeschäft 「(ドイツにおける)ペットショップ」
Nach § 11 des deutschen Tierschutzgesetzes ist für den Handel mit Heimtieren eine spezielle Genehmigung erforderlich.
In Deutschland gibt es über 4100 Fachhändler.
ドイツ連保動物保護法11条によると、ペットの商業取引には特別な許可が必要です。
ドイツには(その認可を受けた)4,100以上のペット生体販売の専門小売店があります。
しかし最近公表された最も新しい統計では、2020年時点でのドイツにおける生体販売ペットショップの数は、法人と個人事業主を合わせて4,370店舗あります。以下に、その資料から引用します。
・Anzahl der Unternehmen im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2010 bis 2020 2022年
Die Statistik zeigt die Entwicklung der Anzahl der Unternehmen im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2010 bis 2020 auf.
Im deutschen Tier- und Zoofachhandel gab es zum 31. Dezember 2020 insgesamt 2.825 Unternehmen.
この統計は2010年から2020年にかけての、ドイツでの動物用品およびペット動物の生体を販売する法人小売業の推移を示しています。
2020年12月31日の時点で、ドイツのペットおよびペット関連販売を行う合計2,825社の法人がありました。
・Entwicklung der Anzahl der Verkaufsstellen im Zoofachhandel in Deutschland in den Jahren 2011 bis 2021 「2011年から2021年にかけてのドイツにおけるペット販売の個人事業主の小売販売店数の推移」 2022年
Die Statistik bildet die Entwicklung der Anzahl der Verkaufsstellen im Zoofachhandel in Deutschland in den Jahren 2011 bis 2021 ab.
Zum 01. Januar 2020 gab es in Deutschland insgesamt 1.545 Einzelhandelsgeschäfte, die zoologischen Bedarf wie Tierfutter, Zubehör und Tiere anbieten.
この統計は、2011年から2021年にかけての、ドイツにおけるペット生体販売の小売店数の推移を示しています。
2020年1月1日の時点では、ペットフードなどの動物が必要とするものや動物に関する付随品や生きた動物を売る個人事業主の小売店は、ドイツに1,545店舗ありました。
つまり2020年には、ドイツには生体販売を行うペットショップ(小売店)は法人2,825社+個人事業主1,545店の、合計4,370店舗がありました。ちなみにこの数(4,370店舗)は、日本の生体販売ペットショップ数5,041店舗の、人口比で1.3倍です。
(画像)
経済センサス‐基礎調査 調査の結果 をもとに作成した、日本の「ペット小売業・ペット用品小売業 事業所数と年間販売学の推移」のグラフ。
ペットショップ数は2002年は5861件、2016年は5041件と約16%減少している。これほど店舗数売上とも減少している業種は日本では例外と言える。

しかし驚くべき真逆のデマを得意になって拡散している人物がいます。ペット法学会の渋谷寛弁護士です。以下にその記述がある文献から引用します。
・ペットをめぐる法律実務 渋 谷 寛
イギリス(*)やドイツなどでは,ペットショップそのものの存在が極めて少ない。
犬猫(*1)を販売する場合に関して,極めて厳しい規制を行っているからである。
(*)
イギリスの生体販売ペットショップの数は約3,000店舗で、人口比では日本の1.6倍です。この論文は2017年のものですが、イギリスでは当時は猫の販売週齢規制はなく、犬は8週齢以上であればペットショップで店頭販売できまし。この論文公表当時は、イギリスでは特段犬猫のペットショップ販売に関する厳しい規制があったとは言えません。
(*1)
ドイツは当時も現在も、猫の販売においては週齢規制はありません(日本は現在8週齢以上)。また猫に関しては、ペットショップでの展示販売での最小ケージサイズ等を規制する法令は一切ありません(日本では最小ケージサイズ等の法令の数値基準がある)。したがって「猫を販売する場合に関して極めて厳しい規制を(ドイツが)行っている」は真逆の真っ赤な嘘です。根拠となる法令を提示して戴きたいものです。
渋谷寛弁護士はこの論文以外でも、海外の動物愛護に関する記述や発言は私が知る限り全てが真逆のとんでもない、荒唐無稽の大嘘だけでした。この方は特にドイツが大好きで狂ったように「ドイツが~、ドイツが~」と二言目には言いますが、ドイツの法令原文や政府文書等の、原文の出典をただの一度も挙げたことはありません。そして奇妙奇天烈なデマ情報を拡散しています。何らかの精神疾患があるのではないかと、私は疑っています。
今回はドイツのペットショップ数を取り上げ、増加傾向にあることと、その数は人口比で日本の1.3倍であることを述べました。ドイツのペットショップ数の数は増加傾向ですが、店舗数以上に売り上げと従業員数の増加がきわめて著しいです。最近16年間で、ドイツ国内の生体販売ペットショップの売上総額は4倍も増加しています。店舗数の増加はそれほど増えてはいないものの、1店舗当たりの巨大化が進んでいることが要因です。次回記事では、ドイツの生体販売ペットショップの著しい成長と、特に2020年のコロナ禍以降の売上の激増について取り上げたいと思います。
(動画)
Mega-Markt der Tiere (1): Nachschub für die Aquaristik | SPIEGEL TV 「超巨大な生体販売店(1):アクアリウム・ホビー用品 | シュピーゲルテレビ ドキュメント」 5カ月前
世界最大のドイツの生体販売ペットショップ。タイトルに「アクアリウム・ホビー用品」とありますが、犬猫の生体販売の様子も写っています。概ね番組では、この店と経営者には好意的です。
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