「飼猫の完全室内飼い」の法制化が進む海外

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(summary)
Several municipalities in Australia have enacted legislation requiring all cats to be kept indoors.
Cats to be forced indoors and only allowed outside on a LEASH - Canberra cracks down on felines to protect native animals.
海外先進国では猫の完全室内飼いの立法が進んでいます。オーストラリアは特異な生態系を持ち、より一層猫の在来生物の捕食を防止しなければならないこともあり、猫の室内飼い義務化では先進的な国です。しかしアメリカの州でも、猫の放飼いを禁止する立法の動きがあります。ドイツでは希少生物生息地や鳥インフルエンザ流行地などでは猫の放飼いが禁止されており、違反者は3万~5万ユーロ(~725万円 1ユーロ=145円)以下の罰金が科され、猫が捕獲されて強制殺処分されるなどの厳しい法令があります。日本では「猫の放飼い至上主義者」が嘘の「海外先進国では猫は放飼いが推奨されている」という情報を拡散していますが、悪質なデマです。
サマリーで示した、オーストラリアで「猫を常に(365日24時間)私有地内に保たなければならない」とする条例が可決されたオーストラリアの自治体のニュースから引用します。
・Australian council to BAN cats from roaming outside an owner's property at any hour - with huge fines for those who break the rules 「オーストラリアの自治体は猫が飼主の私有地の外を歩き回ることを常時禁止することとしました - 規則に違反する者には高額の罰金を科します」 2022年7月8日
・Bass Coast becomes the latest council in Victoria to introduce 24-7 cat curfew
・Aims to stop feline predators from killing wildlife and protect region's penguins
・Owners who don't keep their cats contained on their own property will face fines
Bass Coast Shire Council in Victoria's south-east has implemented a 24-7 cat containment order, which means cats must stay on their own property at all times.
It's part of a desperate move to protect local wildlife, including the region's world famous penguins at Phillip Island.
Owners who don't keep their cats contained will be fined $180 under the curfew, which has been welcomed by the local community.
Perth's City of Bayswater Council is currently consulting the community over a proposal to ban cats from 42 natural areas.
Cat owners would face a $250 fine and could have their cat seized or impounded if their moggy is found in a prohibited zone under the proposed laws.
It will also protect penguins on Phillip Island, one of Australia's most widely known tourist attractions.
Similar bans are already enforced by several Melbourne councils, including Knox, Manningham and the Yarra Ranges, amid calls for cat curfews to be rolled out nationwide.
・オーストラリアのバス・コースト自治体は、24時間365日、猫の外出禁止令を導入するビクトリア州で最初の自治体になります。
・捕食者である猫が野生生物を殺すのを止めさせ、地域のペンギンを保護することを目的としています。
・自分の自己所有地内で猫を保たない飼主は罰金を科されます。
ビクトリア州の南東部にあるバスコーストシャイア自治体は、24時間365日の、猫の閉じ込め命令を実施しました。
これはこの地域の世界的に有名なフィリップ島のペンギンを含む、地元の野生生物を保護するための苦肉の策の一部です。
猫を私有地内に閉じ込めておかない飼主は、猫放飼い禁止令の下で180ドルの罰金を科されますが、これは地元自治体から歓迎されています。
(オーストラリアでは他にも)パースのベイズウォーター市議会が現在、42の自然保護区での猫の立ち入りを禁止する議案について、自治体とと協議しています。
猫の飼主は法律の草案の下では、猫禁止区域で自分の飼猫が見つかった場合は250ドルの罰金を科され、猫を押収または没収される可能性があります。
またオーストラリアで最も広く知られている、観光名所の1つであるフィリップ島のペンギンも保護されます。
同様の禁止令は、ノックス、マニンガム、ヤラ山脈などメルボルンのいくつかの市町村によってすでに実施されており、猫の放飼い禁止令が全国的に展開されるよう求められています。
その他、オーストラリアの首都キャンベラでも「猫は完全室内飼い。猫を私有地外で散歩させるのはリードをつけた場合に限り許可される」という法律が可決されました。飼猫は登録義務があり、最初だけ手数料がかかります。毎年の更新が必要です。それを報じるニュースソースから引用します。
・Cats to be forced indoors and only allowed outside on a LEASH - Australian city cracks down on felines to protect native animals 「猫は室内飼いを強制され、外出する場合はリードをつけた場合に限り許されます - オーストラリアのキャンベラ市は在来動物を保護するために猫を厳しく取り締まっています」 2022年4月20日
The ACT policy means cats will be required to stay indoors from July 1
Canberra cat owners will be allowed walk their pets if they are leashed
Cats will only be allowed outside their homes in Canberra if they are on a leash in new rules to protect Australian native wildlife.
Owners will be fined up to $300 if their cat is found outdoors without a leash.
Allows owners living in a cat containment suburb to walk their cats on a lead or harness
Owners of a new cat will be required to pay a one-off fee when they first register their pet, and then update their details annually.
キャンベラ首都地域の政策は、猫が2022年7月1日から屋内にいなければならないことを意味します
キャンベラの猫の飼主は、リードででつながれている場合にかぎり、ペットの猫を散歩させることが許可されます
オーストラリアの野生生物を保護するための新しい規則では、猫はリードにつないでいる場合に限りキャンベラでは、家の外に出ることが許可されます。
飼猫がリードなしで屋外で発見された場合は、飼主は最高で300ドルの罰金が科されます。
猫の閉じ込めが行われている郊外に住んでいる猫の飼主は、猫をリードまたはハーネスで散歩できるようにしています。
(この法律では)新しい猫の飼主は、最初にペットを登録するときに1回限り手数料を支払う義務があり、その後毎年登録内容を更新しなければなりません。
オーストラリアは特異な生態系と有するという事情があり、猫の放飼いには厳しくせざるを得ないという面はあります。しかしオーストラリアに限らずアメリカでも同様の条例はすでにあり、現在ワシントン州で立法の動きがあります。海外先進国はけして猫の放飼いに寛容だとか、それが推奨されていることはありません(欧米等の先進国では猫の放飼いは多いですが、それが決して推奨されている、良いことととされているわけではありません)。
しかし日本では「海外先進国では猫の放飼いが常識。それが推奨されてる。猫がのびのびと生活できる環境が素晴らしい」という偏向もしくは嘘情報を個人のソーシャルメディアのみならず、マスコミも報道しています。はなはだしきは「ドイツやイギリスでは、保護猫の譲渡では放飼いをすることが譲渡条件」という、真逆の驚くべき悪質なデマ情報もあります。次回記事ではそれらについて述べようと思います。
(動画)
Canberra Bans Free Roaming Cats, Felines Must Be On Leads When Outdoors 「オーストラリア キャンベラでは外を自由に歩き回る猫を禁止し、猫は屋外ではリードをつけなければなりません」 2022年4月19日
(動画)
Australian state passes law forcing all new cats to be indoor-only 「オーストラリアの州(キャンベラ)では、新規ですべての猫を屋内のみで飼育する義務付ける法律を可決しました」 6ヶ月前
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