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日本の狂犬病政策は誤りー3





 記事、日本の狂犬病政策は誤りー2の続きです。今回は、アメリカでの猫飼育の厳しさについて書きます。アメリカではほとんどの自治体では、猫の飼育登録、ワクチン接種、野良猫への餌やりの禁止(野良猫に一定期間餌やりすれば飼い主責任が生じ、登録義やワクチン接種義務が生じます。それを怠ると刑事罰が科されます)などの猫飼育規制を条例で定めています。


 猫愛誤がよく主張している「欧米動物愛護先進国では、野良猫コントロールはTNRがスタンダード。野良猫に餌をやることに関しては寛容だ。野良猫に餌をやるぐらいでガタガタ言う日本は、動物愛護後進国だ」は大嘘です。日本ほど野良猫の餌やりが許されて、放し飼いが野放しなど猫の不適正飼育に寛容な先進国はまれでしょう。今回はアメリカの事情をご紹介しますが、猫に対しての厳しい飼育規制条例をもつ自治体がほとんどです。
 ほとんどの自治体で、猫の登録、狂犬病などのワクチン接種、事実上の野良猫への給餌禁止を条例で定めています。その罰則は日本では考えられないほど厳しいもので、高額な罰金や懲役刑が科されます。実際に逮捕有罪となるケースも珍しくありません。それは狂犬病予防という意味もあるからです。

 アメリカでの、猫飼育規制の厳しさについては、私は過去にいくつか記事にしています。

野良猫への餌やりは90日間の懲役か1,000.00ドルの罰金、もしくはその併科
米国では、無許可猫ボラ活動は懲役刑になりますぞ!ー1
71歳の女性が無許可TNRで刑務所行き~アメリカ サウスカロライナ州

 アメリカ連邦政府の、狂犬病に対する見解を以下にしまします。Centers for Disease Control and Prevention USA「疾病管理予防センター USA」のHPから引用。The Burden of Rabies「狂犬病の負担」(犬の狂犬病感染数は、ウィキペディアと異なります。しかし年間狂犬病感染個体数は、猫が犬より大幅に多いことには変わりありません)。


Rabies in Cats on the Rise
While dogs have historically been associated with rabies transmission to humans, cats are more likely to be reported rabid in the U.S. Cats are often in close contact with both humans and wild animals, including those that primarily transmit rabies. This creates a situation in which rabies may be more easilytransmitted from to humans from cats.
In 2009, rabies cases among cats increased for the second consecutive year.
One of the best ways to protect yourself and your family from rabies is to vaccinate your pets and avoid contact with wild animals.
Maintain control of your pets by keeping cats indoors.
Do not feed or water your pets outside.

These items may attract wild or stray animals.

猫の狂犬病は増加しています。
犬は歴史的に、ヒトへの狂犬病感染に関連してきましたが、アメリカでは猫がより多くの狂犬病感染が報告される可能性が高いです。
猫は、主な狂犬病感染源となることと同時に、ヒトおよび野生動物の両方に密着していることが多いからです。
このことは、狂犬病がより容易に、ネコからヒトへと感染する状況を作り出しています。
2009年には、猫において、狂犬病感染例が2年連続で増加しました。
狂犬病からあなた自身とあなたの家族を守るための最もよい方法の一つは、あなたのペットに予防接種を受けさせ、ペットと野生動物との接触を避けることです。
猫を室内で飼育することにより、管理飼育を保つこと。
ペットに、屋外で水や餌を与えないでください。

そのような行為は、、野生動物や徘徊している動物を引き付ける可能性があるからです。



 アメリカ連邦政府の狂犬病に対する見解では、・特に猫が感染数が増えていること、・猫は(放し飼いされることが多いため)ヒトと野生動物の両方に接触する機会が多いこと、・したがって猫はより、狂犬病感染源としての危険性が高い、という事が述べられています。さらに対策としては、・猫に対する予防接種、・猫の室内飼いなどの適正飼育、管理飼育の徹底、・屋外での給餌の禁止、が述べられています。
 アメリカでの猫飼育記性の厳しさは、これらの連邦政府の見解に基づくものでしょう。狂犬病の統計や、猫の現状の飼育状況(アメリカでも未だに放し飼いなどの不適正飼育は多い)からすれば、全く妥当な判断です。

 ひるがえって日本では、野良猫数抑制効果のない地域猫を新たに制度化する自治体があり、世界的な潮流である猫の管理飼育(登録、ワクチン、室内飼い義務、野良猫への給餌禁止。アメリカ以外でもドイツ、ベルギーなどヨーロッパでも猫の管理飼育化と法制化、厳罰化が流れです)から逆行しています。今のところ日本は狂犬病清浄国で、散発的に輸入ペットや海外感染者の発生はするものの、感染拡大には至っていません。
 しかし一度狂犬病が今の日本で再発すれば、最も危険なのは野良猫、放し飼い猫です。行政担当者は、ぜひ現状にそぐわない狂犬病政策を見直していただきたいです。欧米先進国に倣い、猫の適正飼育化を進めることは、狂犬病対策でもあるのです。地域猫は一種の猫の放し飼いであり、不適正飼育そのものです。なお猫愛誤は、行政にも「野良猫のコントロールは動物愛護先進国欧米ではTNRがスタンダード。野良猫餌やりに寛容で殺処分はしない」と行政にもねじ込んでいると思いますが、正反対の大嘘です。
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非公開コメント

野良猫愛誤は正にテロリスト

さんかくさんの記事からも解りますが、ホント潜在的脅威を
巷にバラマキ増殖させて動物愛護をホザく愛誤は犯罪者に等しいですね。
「確信犯でね」

未だ、余談を許さない鳥インフルエンザだって、最近は渡り鳥のカモにも
感染が確認されたし・・・。
「カモは特に野良猫に狙われやすいので」

なんにしたって

他人に迷惑のかかる自由なんて認められる訳がない、まして個人主義の発達してる白人圏じゃなおさらです。

日本は根本的に村社会で個々が依存しあってきた社会体制だから他人に迷惑をかける事に対する忌避感が薄いだけです。
そして猫が一時期ネズミ捕りに活用されて放されていた歴史もあるから、猫は放し飼いが当然なんていう馬鹿な思想が成立しちゃっただけです。

現在では猫がネズミ捕りに活用されるケースは一部の貧民街か僻地を除いて日本では一般的ではありません。
基本的に猫愛好家の猫に関する常識は1~10までほぼ間違いである事の方が多いですし、間違っているものを一々考慮する必要なんて皆無です。

No title

さんかく様、こんばんは^^

先日は、なんだか失礼をしてしまいまして…
寛容にご対処頂きまして、本当にありがとうございました<(__)>

>世界的な潮流である猫の管理飼育(登録、ワクチン、室内飼い義務、野良猫への給餌禁止。アメリカ以外でもドイツ、ベルギーなどヨーロッパでも猫の管理飼育化と法制化、厳罰化が流れです)

ぜひぜひ日本でも、愛護先進国を見習ってほしいです。

>しかし一度狂犬病が今の日本で再発すれば、最も危険なのは野良猫、放し飼い猫です。

一度、再発してしまってからでは、遅いですから…
現状では、かなりな被害がでそうですよね…
狂犬病だけでなく、他の伝染病においても、野良猫は恐ろしい存在と思います。

Re: 野良猫愛誤は正にテロリスト

只野乙三様、コメントありがとうございます。

> ホント潜在的脅威を
> 巷にバラマキ増殖させて動物愛護をホザく愛誤は犯罪者に等しいですね。

アメリカやドイツの自治体では、マジ、野良猫やりや猫の放し飼いは犯罪そのものですよ。


> 未だ、余談を許さない鳥インフルエンザだって、最近は渡り鳥のカモにも
> 感染が確認されたし・・・。

野良猫愛誤は、バイオテロリストです。

Re: なんにしたって

猫ボラ嫌い様、コメントありがとうございます。

> 他人に迷惑のかかる自由なんて認められる訳がない、まして個人主義の発達してる白人圏じゃなおさらです。

野良猫愛誤は勘違いしすぎです。
日本人に比べれば、アメリカなんて私権が強い国です。
権利侵害には力でもって(訴訟とか銃ですよ)対抗するお国柄です。
野良猫に餌やりし放題で迷惑をかけて、ニコヤカに許してくれるとでも思っているようですが。
ドイツでも、放し飼い猫野良猫餌やりによる損害賠償裁判は、日本より頻繁にあるように思います(結構確定判決がある)。


> 日本は根本的に村社会で個々が依存しあってきた社会体制だから他人に迷惑をかける事に対する忌避感が薄いだけです。

日本人は、結構近隣の迷惑には我慢しますし、どちらかといえば訴訟などで白黒つけるのを好まない国民性です。

> そして猫が一時期ネズミ捕りに活用されて放されていた歴史もあるから、

猫の放し飼いが一般的になったのは、綱吉の生類憐みの令からなんですけどね。


> 現在では猫がネズミ捕りに活用されるケースは一部の貧民街か僻地を除いて日本では一般的ではありません。

インドでもないでしょうよw

Re: No title

mmStrayCat様、コメントありがとうございます。
何もお気になさないように。

> ぜひぜひ日本でも、愛護先進国を見習ってほしいです。

猫飼育の規制が厳しい例を、アメリカの条例をいくつか記事にしました。
ドイツも、猫飼育の規制強化が流れです。
2998年に、パーダーボルン市が猫の登録、室内飼育、不妊去勢手術義務化(ワクチンもだったかな)、餌やりをすればその猫の飼い主とみなし、無登録、屋外飼育、不妊去勢未実施により刑事罰を受けます。
その後、同様の条例制定が、ドイツの自治体で急増しました。
ベルギーでは、2016年までに、法律で猫登録、繁殖目的以外の猫の不妊去勢義務が実施されます。
適正飼育して、無駄に殺される命を生ませないこと。
これがもっとも動物愛護にかないます。


> 一度、再発してしまってからでは、遅いですから…
> 現状では、かなりな被害がでそうですよね…
> 狂犬病だけでなく、他の伝染病においても、野良猫は恐ろしい存在と思います。

まったく厚生労働省は何を考えているのでしょうか。
猫による狂犬病のリスクに何一つ言及していません。
先進国では、放し飼い野良猫のほうが狂犬病(に限らず)感染症リスクが高いというのは定説です。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
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よろしくお願いします。

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