「日本はコロナ禍のペットブーム終焉でペット放棄が増えている」という、大物愛誤浅田美代子氏の大嘘

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domestic/inländisch
日本はコロナ禍でのペットブームで衝動的にペットを購入する人が増え、コロナ禍が正常化してからはそれらのペットの放棄が増えている」と主張している動物愛護(誤)家らがいます。例えばデマの量産と拡散マシーンと言える浅田美代子氏です。さらには「動物愛護先進億ではペットショップでペットすら買えない。コロナでペットブームが起こり、それが終わればペットを安易に遺棄する飼主が多い日本は動物愛護後進国だ」という意見もあります。それは本当でしょうか。検証した限り、その傾向は確認できませんでした。対してドイツやイギリスではコロナ禍でのペットブームにより安易にペットを購入し正常化とともにペットの域が増え、動物保護施設の経営を圧迫しています。
まず「日本はコロナ禍によるペットブームで安易にペットを飼う人が増え、コロナ禍から正常化するに従いペットを遺棄する人が増えた」との報道から引用します。
・コロナ禍でペットブームも… 飼育放棄が増加「最期まで面倒見て」 2021年11月5日
コロナ禍でペットを飼う人が増えている一方、飼ってはみたものの世話が大変という理由で飼育放棄されるペットも増えています。
コロナ禍の影響で犬や猫を飼うペットブームが盛り上がりを見せていますが、その一方で飼育を放棄されるペットも後を絶ちません。
「テレワークが多くなったり家にいる時間も長くなり、子どもたちもいるし犬や猫でも飼ってみようという人がすごく多い。だからペットの値段は2倍になっている。それでも、すでに捨てられている現状がある。それはあまりにもひどいと思うし、軽々しく飼い過ぎだと思う。命のあるものだから病気にもなるしお金がかかることもあるが、一度その子(動物)と出会ったらちゃんと最期まで面倒を見てあげてほしい」と訴えました。
(動画)
コロナ禍でペットブームも… 飼育放棄が増加「最期まで面倒見て」 11ヶ月前
「コロナ禍でペットを飼う人が増えている一方、飼ってはみたものの世話が大変という理由で飼育放棄されるペットも増えています」ですが、統計の数字では、特に犬ではそれは否定されます。コロナが確認された2020年から2021年にかけては犬の飼育数は減っています。また自治体が引き受けた犬の数も減っています。その資料を示します。
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主要指標 時系列サマリー 純血種、雑種の割合、及び主な飼育場所(構成比) (一般社団法人 ペットフード協会)から
犬の飼育総数は一貫して減少しています。さらにコロナが日本で確認された2020年から2021年にかけての純血種犬(ペットブームでペットショップから「購入」するのは純血種犬です)の飼育数の減少数は、前年、前前年よりも多いのです。
2018年から2019年にかけての純血種犬の飼育数の減少数は109千頭、2019年から2020年にかけての減少数が232千頭であるのに対し、コロナ流行が始まった2020年から2021年にかけての純血種犬の減少数は305千頭と著しく増えています。コロナ流行前の2年前より、流行後の減少数は約3倍も多いのです。したがって「コロナ禍のペットブームにより犬を安易に買う人が増えた」は正反対の大嘘です。

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犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(動物愛護管理行政事務提要より作成) 対象期間:令和2年4月1日~令和3年3月31日(2020年4月1日~2021年3月31日)(環境省)から
次に自治体の犬の引取り数ですが、コロナ流行が始まった令和1年度から令和2年度にかけて33千頭から28千頭へ減少しています。安易にコロナ下でのペットブームで犬を購入した飼主がペットを遺棄したことは裏付けられません。

(画像)
主要指標 時系列サマリー 純血種、雑種の割合、及び主な飼育場所(構成比) (一般社団法人 ペットフード協会)から
次に猫ですが、微増という程度で飼育数は増加しています。増加の意内訳は、純血種(ペットショップ等で購入した猫)は2020年から2021年にかけては68千頭であるのに対して、雑種猫は251千頭です。資料の説明にも「20年から特に『雑種・わからない』の頭数が伸びた」とあり、コロナ流行後の猫の飼育数の増加に主に寄与したのは「ペットショップ等で購入した」猫以外です。つまり猫においても、「コロナ禍のペットブームにより安易に買う人が増えた」は正しいとは言えないのです。

(画像)
犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(動物愛護管理行政事務提要より作成) 対象期間:令和2年4月1日~令和3年3月31日(2020年4月1日~2021年3月31日)(環境省)から
次に自治体の猫の引取り数ですが、コロナ流行が始まった令和1年度から令和2年度にかけて53千頭から45千頭へ減少しています。安易にコロナ下でのペットブームで猫を購入した飼主がペットを遺棄したことは裏付けられません。

浅田美代子氏は聞く者が悶絶死しかねない、無責任なデマを大量生産しては拡散している問題人物です。この記事での発言も無責任な憶測とデマです。「環境省の最新データによりますと、2019年4月からの1年間に殺処分された犬と猫は3万2000匹以上にも上っています。動物愛護の活動をしている浅田さんはこの数字について氷山の一角だと指摘しています」。と、動画では「ペット業者が私的に犬猫を殺処分している」とも発言しています。これは日本は実は海外先進国と比べて殺処分数がきわめて少ないという情報が日本でも紹介されて来たことと、浅田美代子氏の過去のデマ発言に対する指摘への敵愾心の表れではないかと想像します。
「数字に表れない、水面下の可能性」は日本以外でも同じ条件です。しかし比較するには集計された数値や、学術団体等の科学的根拠がある推計値によらなければならないのです。「環境省の数字は氷山の一角」ならば、アメリカ、イギリス、ドイツの犬の死因の80%前後が人為的な致死処分という学術調査があります。例えばドイツは飼主が私的に犬を殺す数は、最大で年間100万頭近くになると思われます。屁理屈もいい加減にされたい。
過去には浅田美代子氏は、このような仰天デマ発言を量産してます。
・講演会報告6~浅田美代子さんとのトークショー~その3
~
ドイツは殺処分ゼロの国なんですね。
ティアハイムという凄いシェルターがあって、私はベルリンに行ってきました。
寄付と会費だけでなりたっています(註 ドイツのティアハイムは運営費に占める補助金の割合が高い。もちろんティアハイムベルリンも多くの補助金を受給している。また運営費は収益事業が大きな柱である)。
ドイツではペットショップに犬猫の生体を、いっさい置いていないんですね(世界最大のペットショップはドイツにあり、もちろん犬猫も売っています)。
本当に欲しい人は、ティアハイムかブリーダーの所で直接見て飼う形しかない(ドイツは非対面の犬などのネット販売に規制すらない国で、犬の入手で最も多いのが外国産の安い子犬をネットで買うこと。保護犬の入手は1割程度で日本と変わらない)。
デパート、レストランで、犬が人間と一緒に「普通に」(浅田さん、強調される)入っている(註 ドイツのデパートでは食品と繊維、ドラッグを扱う売場は犬は禁止。つまりほぼ禁止。ドイツでも多くのレストランは犬禁止。概ね半分以上は禁止)。
日本では電車に乗るにもゲージに入れなければならない(Cageをゲージという、動物愛誤の専門家w)。
やはりドイツでは殺処分がゼロだけでも素晴らしい(註 ドイツは狂犬病法に基づく強制殺処分の他、野良犬猫共行政が捕獲して公的施設での殺処分もある。日本にはない咬傷犬、禁止犬種、不適正飼育者の動物を行政が強制的に殺処分する制度があり、相当数ある)。
知能と精神状態が正常の域に達しているとは思えないです。もう、精神科を受診すべきレベルでしょう。
(動画)
Mega-Markt der Tiere (1): Nachschub für die Aquaristik | SPIEGEL TV 4ヶ月前 ドイツにある世界最大のペットショップ。もちろん犬猫の生体販売を行っています。
そのような浅田美代子氏が絶賛するドイツですが、コロナ流行以降は劇的にペットを新たに購入する人が増えました。犬はほぼ東独などで生産された格安なものを非対面のネット販売で購入されたものです。
2022年以降はコロナ禍でのロックダウンが解除され、コロナ下で購入された犬などのペットの遺棄が激増し、それらを収容しているティアハイムは多くが収容上限に達しています。新規受け入れを停止しているティアハイムも多くあります。コロナによるペットブームで購入されたペットの遺棄は、ドイツのティアハイムを破産ぎりぎりにまで追い詰めています。次回記事では、ドイツの事情について書きます。
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